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鳴子こけしをお土産に!鳴子伝統の工芸品を絵付け体験もできてお土産にも!

鳴子こけしをお土産に!鳴子伝統の工芸品を絵付け体験もできてお土産にも!
投稿日: 2017年5月12日最終更新日: 2020年10月7日

鳴子温泉郷の代表的なお土産の一つに「鳴子こけし」があります。お土産にするには少し地味とお思いかもしれませんが、実はひそかなブームにもなっているのを知っていますか?今回はそんな鳴子こけしについてお土産情報や絵付け体験できる場所など、詳しくご紹介します。

鳴子が誇る伝統こけし「鳴子こけし」見出し

鳴子こけしは宮城県鳴子温泉のお土産の一つとして売られています。「お土産にするには地味」とお思いかもしれませんが「こけしブーム」や「こけし女子」なんて言葉も生まれるくらいこけしが注目されている事をご存知でしょうか?今回は鳴子温泉のお土産として売られる「鳴子こけし」について、歴史やお土産情報、絵付け体験ができる場所など詳しくご紹介します。

こけしの歴史見出し

こけしは江戸時代末期頃に東北地方の温泉地のお土産の一つとして誕生したと言われています。寒冷な気候の中で農作業を行う東北の人々にとって「湯治」は大切なイベントとして定着していました。そんな中「天然痘」から守るとされていた「赤色」が使われたこけしはお土産として大人気で、こけしをもらった子供達はままごとの相手にこけしを利用していたと言われています。

明治時代の終わりまではおもちゃとしての役割を持っていましたが、大正時代になるとおもちゃのバリエーションが増えた事もあり、徐々にその役割から外れていくようになります。しかし今度は大人達が「鑑賞用」としてこけしを収集しはじめ、歴史の波に呑まれる事無く伝統工芸として現代に伝わっています。

こけしの由来と種類見出し

江戸時代からの歴史があるこけしですが、各地で様々な呼ばれ方をされており「木形子」「木削子」など様々な当て字での漢字表記がされていました。現代でも使われる「こけし」という名前になったのは、昭和15年に開催された「全国こけし大会」からと言われています。

こけしは大きく2つに分類されます。1つ目は従来の形式を守って作られる「伝統こけし」、2つ目は伝統こけしを基本としつつ独自の道を歩んだ「新型こけし」です。伝統こけしは産地によってさらに10系統程に分類されており、その全ての産地は東北地方となっています。宮城県は数種類の伝統こけしの系統があるこけしの産地であり、鳴子こけしは伝統こけしの一つとして今なお作り続けられています。

鳴子こけしの特徴見出し

鳴子こけしはその名の通り宮城県の鳴子温泉が主な産地の歴史ある伝統的なこけしです。他のこけしと違う大きな特徴は「首が回る」という点です。「頭部を胴体にはめ込む」という独特の技法が用いられているため「キュッキュッ」と音を立てながら首が回ります。

胴体はレンズのように中央が細く、肩と裾の部分が幅広くなっているのも特徴の一つで、安定感のあるシルエットになっています。胴体の模様は横から見た菊の花を重ねたような「重ね菊」が代表的で、正面から見た菊の大輪を描く「菱菊(ひしぎく)」をはじめ、「楓(かえで)」や「牡丹(ぼたん)」なども好んで描かれます。

鳴子こけしの作り方見出し

鳴子こけしはどのように作られているのでしょうか?鳴子こけしは1つ1つ手作りのため非常に手間のかかる工芸品となっています。まずは原木となる木の皮をむき、6か月~1年程自然乾燥させる必要があります。乾燥が終わったら「玉切り」「木取り」と呼ばれる作業で原木をこけしの寸法に合わせて切り取ります。

次にろくろを回転させて木取りした原木を鉋で削る「荒挽き」「頭挽き」「胴挽き」をします。この作業の後、サンドペーパー等で磨きの作業を行い、胴や頭を叩き込んだら顔や胴体の絵柄を描き、最後にロウを引けば鳴子こけしの完成となります。

鳴子こけしの絵付け体験をしよう!見出し

歴史ある伝統工芸品「鳴子こけし」ですが、鳴子温泉郷には鳴子こけしの絵付け体験できる場所が存在します。そんな絵付け体験ができる場所を3か所ご紹介します。歴史だけでなく実際に作ってみる事でこけしの奥深さを味わってみてはいかがでしょうか。

日本こけし館

日本こけし館では様々な系統のこけしを取り揃えており、こけしの出来る工程が詳しく紹介されていたり、こけし職人によるロクロ実演コーナー、玩具ふれあいコーナーなどが設けられています。絵付け体験も可能で、1080円で自分だけのオリジナルこけしを作成できます。絵付けしたこけしはその日のうちに持ち帰りできるのもありがたい所です。

日本こけし館の開館期間は4月1日~12月31日までで無休です。入館料は大人320円で、20名以上の団体の場合250円になります。アクセスは車の場合、東北自動車道「古川インターチェンジ」から40分程で到着します。電車の場合は陸羽東線「鳴子温泉駅」から徒歩25分程で到着します。

岩下こけし資料館

「こけし資料展示数東北一」を名乗る岩下こけし資料館は、江戸時代の貴重な文献をはじめ、こけしに関する資料が多く展示されています。こちらも絵付け体験を開いており、1050円~1300円でこけしやペン立て、ストラップなどの絵付けができます。こけし職人の方が丁寧に指導してくれるため、安心して作成できます。

岩下こけし資料館は入館料無料となっています。お土産コーナーもありますので低コストでこけしと触れ合う事ができるのもポイントの一つです。アクセスは電車の場合、陸羽本線「鳴子温泉駅」から徒歩15分、タクシーで3分程で到着します。

松田工房「匠の館」

松田工房匠の館はこけしの制作過程を間近で見る事ができ、100円~絵付け体験が可能という所がポイントです。こけしも従来の物だけでなく「こけし鯉のぼり」や「こけし雛人形」「こけし印鑑」など一風変わった物もあり必見です。

松田工房匠の館は入館料無料となっています。営業時間は8時30分~16時30分でアクセスは、車の場合、東北自動車道「古川インターチェンジ」から3分程で到着します。無料駐車場が50台程あるので安心して来館できます。

鳴子こけしの「ロクロ体験」をしよう!見出し

鳴子こけしは絵付けだけでなく、ロクロを回して木地を作成する体験ができる場所も存在します。「こけしの菅原屋」では1050円でロクロを回して木地を作る体験ができます。かんな棒を当てて削ったり、磨きあげたりするのは集中力が必要で大変ではありますが、苦労した分だけ達成感を得られますし、商品で出回っているこけしを見る目が変わりますよ。

こけしの菅原屋は年中無休で営業時間は8時~17時30分となっています。アクセスは車の場合、東北自動車道「古川インターチェンジ」から45分程で到着します。こけしの菅原屋には無料駐車場が10台程あります。

鳴子こけしの面白商品見出し

鳴子こけしはこけしの枠に収まらず、様々な面白商品が生まれています。そこでお土産の候補の一つになりうる鳴子こけし面白商品をいくつかご紹介します。こけしそのものと一緒に面白商品を添えて購入すれば喜ばれる事間違いなしです!

鳴子こけしクリップ

鳴子こけしクリップは「ファイバー紙」という強度のある紙でできたクリップです。強度ある素材のため何度も使えて経済的ですし、挟む部分には美しい鳴子こけしが描かれているオシャレなクリップとなっています。

こけしマッチ

マッチの火が付く部分にこけしの顔が書いてある「こけしマッチ」です。「人生のともしび」という哀愁溢れる文字の書かれた箱の中に、顔が描かれたマッチが所狭しと入っています。愛嬌溢れる顔なので使うのをためらってしまいそうですね。

鳴子こけしを綺麗に保存するためには?見出し

せっかく旅のお土産に買ったこけしですから、ずっと大切に保存したいですよね。しかしこけしにも正しい保存方法があるのをご存知でしょうか?保存方法を間違うとせっかくの美しい模様が色あせてしまったり、カビが生えてしまったりしてしまいます。最後にこけしを長年綺麗に保存するための方法をご紹介します。

こけしは木の工芸品ですので、湿気や乾燥の影響が少ない場所で保存するのがベストです。特に色あせの原因になるのは直射日光で、木の劣化も進みやすいため注意が必要です。また屋内の光も色あせの原因になります。蛍光灯は一番退色が進みやすく、次いで白熱光、LEDの順で色あせが進みやすいとされています。

鳴子温泉のお土産は「鳴子こけし」で!見出し

鳴子こけしの歴史やお土産の紹介、絵付け体験場所と幅広くご紹介しました。子供のおもちゃから大人の鑑賞用アイテムへと変化を遂げたこけしですが、実際に絵付け体験をしてみればその難しさと奥深さ、さらにはこけしに対する愛着が沸くのではないでしょうか。鳴子温泉へ訪れたお土産にはぜひ「鳴子こけし」をチョイスしてみてください。

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投稿日: 2017年5月12日最終更新日: 2020年10月7日

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