そもそもペルーってどんな国?
海外から多くの観光客が訪れるペルーは、観光名所も豊富な点が魅力です。様々な人が訪れるために、現地では色んな言語が飛び交っています。では、ペルーの公用語はなんなのでしょうか。
ペルーに関する言語を知る前に、まずはペルーがどんな国なのか、魅了などを紹介しながら基本的な知識を身に付けていきましょう。
ペルーの魅力
ペルーの正式名称は「ペルー共和国」になります。首都となるリマの旧市街には、大聖堂やサンフランシスコ修道院、ラ・メルセー教会など数多くの観光地があるスポットです。ペルーの面積は日本の3倍以上と言われており、約3000万人が暮らしています。
そんなペルーの魅力は、知名度が高い観光地が豊富な点にあります。そのため、海外旅行先としても人気が高い国のひとつです。
ペルーの治安
ペルーに限らず海外を旅行するうえで共通することですが、日本と比べるとペルーも治安がいいわけではありません。しかし他国よりも、比較的治安がいい国に分類されます。特に観光地などは定期的に警察官が巡回しているので、犯罪に遭遇する確率は低いと言えるでしょう。
観光するときの注意点
海外のなかでもペルーは比較的治安がいいと言っても、犯罪がゼロと言うわけではありません。観光する際に遭遇しやすい犯罪は、置き引きやスリ・ひったくりや強盗・ぼったくりなどが挙げられます。
特に観光客をターゲットにした犯罪は、他国と同じく横行しているので、貴重品など大切なものの管理を徹底する必要があるでしょう。
日本からのアクセス
日本からペルーへアクセスする場合は、飛行機を利用する必要があります。ただし、ペルーへの直行便が出ていないので、途中で乗り継いで移動しなければいけません。
乗り継ぎが可能な国としては、アメリカのロサンゼルス・アトランタ・ダラスになります。各空港からペルー首都のリマ行きの直行便が出ているので、それに搭乗してください。
ペルーで使われている言語
ペルーを含めた南アメリカでは、英語やスペイン語など地域によって様々な種類の言語が公用語として使用されています。では、ペルーの公用語はなんでしょうか。公用語の解説を通して、ペルーへの理解を深めていきましょう。
公用語はスペイン語
ペルーが公用語として指定している言語はスペイン語になります。スペイン語は主にインド・ヨーロッパ系に属する言語で、実はネイティブの割合は世界2位と言われています。そのため、ペルーで使われているスペイン語は、世界で多く使われている言語のひとつです。
正確に言うと「ペルー・スペイン語」
公用語はスペイン語とされるペルーですが、厳密にいうとスペインとペルーで使用されているスペイン語は同一の言語ではありません。
スペインで使用される言語はカステジャーノ(Castellano)、ペルーで使用される言語はカステジャーノまたはカスティヤーノ(Castellano)と異なる名称を持ちます。
そのため日本語で公用語を説明するのであれば、正式には「ペルー・スペイン語」になります。ただ日本にも方言があるように、ペルーでも地域によっては必ずしも「ペルー・スペイン語」を使用しているわけではないことも理解していおきましょう。
ペルー・スペイン語以外の言語は?
ペルー・スペイン語以外の言語として挙げられるのが、ケチュア語です。ペルー内ではスペイン語に次ぐポピュラーな言語で、主に山岳地帯で使っている人が多い傾向にあります。
また、南米の先住民言語として三番目にポピュラーとされるアイマラ語は、チチカカ湖周辺で使われる言語として挙げられます。
ペルーでは英語は使える?
ペルー・スペイン語が公用語のペルーですが、観光客が多く訪れる観光地が多いので公用語以外の言語が多く飛び交う場所も見受けられます。では、ペルーではペルー・スペイン語以外の言語として、英語で会話は可能なのかについて、解説していきましょう。
観光名所なら使えるところが多い
基本的にペルーでは、観光名所であれば英語で会話できる可能性が高いです。理由としては多くの人々が訪れるスポットなので、英語に対応できる人が雇われている店舗が多く見受けられます。
しかしペルー人の多くはペルー・スペイン語を使用しているため、英語がわからない人が多いでしょう。そのため、英語で会話するのであれば、ローカルな場所を避けるか、現地の言語を習得しましょう。
ペルーで使われている言語①挨拶
ペルーでは英語よりもペルー・スペイン語を使う人が多いので、簡単なフレーズを覚えておくとよいでしょう。そのなかでもおすすめなのが、会話のとっかかりにもなりやすい挨拶に関する言葉です。それでは誰に対しても使える簡単な挨拶のフレーズから紹介していましょう。
Buenos días(ブエノス ディアス)
「Buenos días(ブエノス ディアス)」は「おはよう」になります。「Buenos」は日本語で「良い」と言うポジティブな意味合いを持つ言語で、「こんにちは」や「こんばんは」などのフレーズにも用いられています。
Buenas tardes(ブエナス タルデス)
「Buenas tardes(ブエナス タルデス)」は、「こんにちは」になります。「tardes」は日本語で「午後」と言う意味を持つ言語なので、直訳すると「Buenas tardes(ブエナス タルデス)」は「良い午後」となります。
Buenas noches(ブエナス ノーチェス)
「Buenas noches(ブエナス ノーチェス)」は「こんばんは」です。「noches」は日本語で夜と言う意味で、日本語に直訳すると「良い夜」です。そのため、就寝前の挨拶として「おやすみなさい」と言う意味として使われる場合もあります。
Adiós(アディオス)
「Adiós(アディオス)」は「さようなら」です。日本語と同じく、別れの挨拶として用いられるフレーズですが、かしこまった表現になる特徴を持つ言語です。
砕けた表現として使用する言語としては、「Hasta mañana.(アスタ マニャーナ)」や「Hasta luego.(アスタ ルエゴ)」があります。
¡Mucho gusto!(ムーチョ グスト)
「¡Mucho gusto!(ムーチョ グスト)」は、スペイン語で「はじめまして」になります。日本語と同じく、初対面の人と挨拶をする際に用いられる言葉です。直訳すると「大きな喜び」と言う意味になりますが、「会えて嬉しい」と言う気持ちを表現する言語です。
Me llamo △△(メジャーモ △△)
「Me llamo △△(メジャーモ △△)」は「私は△△です」と言う定型文の挨拶になります。英語で言うところの「My name is」に近い意味合つ言語です。そのため、「△△」は自分の名前を入れるようにしてください。
Perdón (ペルドン)
「Perdón (ペルドン)」はスペインの言語で「すいません」という意味です。謝罪を意味するフレーズにはその他にもありますが、「Perdón (ペルドン)」は比較的カジュアルな部類に入ります。
また、「残念です」という意味もあり、挨拶だけでなく気持ちを表現する時に用いられる場合があります。
ペルーで使われている言語②基本フレーズ
ペルーで使われる言葉には、基本となるフレーズがあります。基本フレーズは応用力が高いので、英語が通じない場所でも使いやすいでしょう。観光にも使える基本的なフレーズをピックアップしているので、活用してください。
Sí・No(スィ・ノ)
挨拶以外にも便利で使えるペルーの言語として、「Sí・No(スィ・ノ)」があります。これは、英語で言うところの「イエス・ノー」の意味を持つ言葉です。応用力が高い言語なので、ペルーへ旅行に行く際は覚えておくと会話がスムーズに進みやすいでしょう。
¿Aceptan tarjeta de crédito?(アセプタン タルヘタ デ クレディート?)
支払いが必要な際に使える言語が「¿Aceptan tarjeta de crédito?(アセプタン タルヘタ デ クレディート?)」です。
意味は、「クレジットカードは使えますか」になります。ペルーに限らず海外への旅行へはクレジットカードを使用する機会が多いので、覚えておくと便利です。
Muchas gracias(ムーチャス グラシアス)
「Muchas gracias(ムーチャス グラシアス)」は「本当にありがとう」という意味になります。スペイン言語では、「gracias(グラシアス)」が「ありがとう」と言う意味を持ち、その前に「Muchas(ムーチャス)」をつけるとより丁寧な感謝の言葉になります。
De nada(デ ナーダ)
「De nada(デ ナーダ)」は、「どういたしまして」になります。ペルー・スペイン語では直訳すると「大した事はありません」と言う意味になります。そのため、「Muchas gracias(ムーチャス グラシアス)」に対する答えとして使われるのがペルーでは一般的です。
Lo siento(ロ シエント)
「Lo siento(ロ シエント)」は、「ごめんなさい」になります。ペルーで使われている言語では、「Perdón (ペルドン)」など謝る時に用いるフレーズが幾つかあります。「Lo siento(ロ シエント)」は謝罪を意味する言葉のため、真剣に謝りたい時に用いられるケースが多いです。
Tengo alergia de △△(テンゴ アレルヒア デ △△)
「Tengo alergia de △△(テンゴ アレルヒア デ △△)」は、「私はアレルギーを持っています」です。「Tengo」はスペイン言語で「持つ」で、「alergia」は「アレルギー」になります。主に食事の場で使われる言語です。ペルーでは「Tengo alergia」と略しても伝わる場合があります。
Tiene△△(ティエネ △△)
「Tiene△△(ティエネ △△)」は、「△△はありますか」という疑問形の言語になります。ペルー・スペイン語では「Tiene」は後に続く言葉によって意味が異なります。
有無を確認する際は、「これ」の意味を持つ「Esto」を用いて「Tiene Esto?」と尋ねるとペルーでは伝わりやすいでしょう。
Qué me recomiendan?(ケ・メ・レコミエンダン?)
「Qué me recomiendan?(ケ・メ・レコミエンダン?)」は「おすすめはなんですか?」になります。「recomiendan」は「推奨する・推薦する」といった意味を持つ言葉です。そのため、ペルーではお店などで迷った時に店員に尋ねる際に用いるフレーズです。
¡Qué rico!(ケ・リコ)
「¡Qué rico!(ケ・リコ)」は「美味しい」と言う意味になります。ペルー・スペイン言語では「Qué」は様々な言葉に使われる機会の多いフレーズです。「rico」は単体では「豊かな」など幾つかの意味を持つ言葉です。
「Qué」と組み合わさることによって、意味合いが変化するのがポイントで、主に食事の場面で使えるフレーズのひとつです。
ペルーで使われている言語③旅行中によく使うフレーズ
挨拶や基本フレーズなど応用力のあるスペイン語は数多くありますが、ペルーに行くなら旅行で使えるフレーズも覚えておきましょう。特にローカルな場所へ足を運ぶ際は英語が通じない場合があるので、困った時に使いやすいフレーズを覚えておくと便利です。
Esto, por favor(エスト・ポル・ファボール)
「Esto, por favor(エスト・ポル・ファボール)」は「これをください」と言う意味になります。「Esto」は「これ」の意味を持つ言語で、「por favor」は丁寧な表現をする際に用いられるフレーズです。
「Esto, por favor(エスト・ポル・ファボール)」に限らず、「por favor」は他のフレーズを丁寧に表現にしたい時に使える言語です。
¿Dónde está el servicio?(ドンデ・エスタ・エル・セルビシオ)
「¿Dónde está el servicio?(ドンデ・エスタ・エル・セルビシオ)」は「トイレはどこですか」という疑問文になります。本来「servicio」は「サービス」や「公共事業」などを意味する言葉です。
「便器」を意味する言語は「Retrete」がありますが、「servicio」は同義語とされるのでペルーではよく用いられるフレーズです。
La cuenta por favor(ラ・クエンタ・ポル・ファボール)
「La cuenta por favor(ラ・クエンタ・ポル・ファボール)」は「お会計をお願いします」と言う意味です。
「cuenta」は「勘定」などを意味する言語で、「por favor」は丁寧な表現に用いるフレーズです。主にお買い物などで使えるので、ペルーに旅行に行く際に便利なフレーズとしておすすめです。
Quiero ir △△(キエロ・イール・△△)
「Quiero ir △△(キエロ・イール・△△)」は「△△へ行きたいです」になります。「Quiero」は「~したい」などの欲求を意味する言語になります。そのため、ペルーで使用する際は「△△」の部分に行き先を入れましょう。
Dónde está la información(ドンデ エスタ ラ インフォルマスィオーン?)
「Dónde está la información(ドンデ エスタ ラ インフォルマスィオーン?)」は「インフォメーションはどこですか?」という疑問文になります。「información」は日本でいうところの観光案内などを指す言語で、主に飛行機のロビーなどで使われる機会が多いフレーズです。
Tengo objeto que declarar(テンゴ オブヘト ケ デクララール)
「Tengo objeto que declarar(テンゴ オブヘト ケ デクララール)」は「税関申告するものがあります」になります。ペルーに限らず、海外では税関申告が必要となる場合があります。もし申告しなければならないものがある際に使えるフレーズです。
Cuánto cuesta ir a △△?(クアント クエスタ イル ア △△?)
「Cuánto cuesta ir a △△?(クアント クエスタ イル ア △△?)」は「△△までいくらかかりますか?」と尋ねるフレーズになります。「ir」は「行く」という意味を持つ言語で、「△△」の部分は目的地が入ります。ペルーではタクシーに乗った際に料金を訪ねる際に用いられます。
ペルーの言語をチェックして快適に旅行しよう♪
ペルーの公用語はペルー・スペイン語となりますが、地方によってはケチュア語・アイマラ語などのペルーなどを中心に使用されている独特の言語を使用しているエリアもあります。公用語を身に付けておけば安全ですが、観光名所では英語でも通じるので最低限学んでおくとよいでしょう。
また、今回紹介した言語は現地で使用しやすいフレーズになっているので、挨拶や宿泊の際に積極的に活用してみてください。
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