佐伯のおすすめ観光スポットをご紹介
佐伯(さいき)市は大分県の南東端にあります。佐伯市の東部は日豊海岸国定公園の豊後水道に面する日本有数のリアス式海岸です。内陸部は祖母傾(そぼかたむき)国定公園の山々に囲まれています。また、佐伯市街には佐伯藩2万石の城下町の歴史を感じさせる観光スポットがあります。魅力たっぷりの大分県佐伯市をご紹介していきます。
佐伯の絶景観光スポット1:豊後二見ヶ浦
豊後二見ヶ浦は佐伯のシンボルのひとつです。日の出の絶景スポットとして人気があり、元旦には初日の出を見る人々でにぎわいます。初日の出だけでなく、夫婦岩のちょうど真ん中から日が昇る3月3日前後と10月10日前後もおすすめです。また、年末年始の夫婦岩のライトアップも人気があります。
夫婦岩を結ぶ大しめ縄は、長さ約65m、重さ約2トン、最大直径約75cmで、1994年にはギネスブックにも掲載されました。大しめ縄の張り替えは、毎年12月中旬に主に地元の方々によって行われます。大しめ縄づくりには4トントラックいっぱいのワラが使われ、願い事の書かれた「願い事札」をしめ縄に編み込んでいきます。大しめ縄張り替えには一般の方も参加できます。
住所:大分県佐伯市上浦大字浅海井浦2
佐伯の絶景観光スポット2:空の公園
「空の公園」は佐伯市米氷津(よのうず)から蒲江を結ぶ「豊後くろしおライン」の峠にある観光スポット。青い空を映した青い海が眼下に広がります。よく晴れた日には四国まで見えるそう。思わず息を飲む美しい景色を堪能できます。
空の公園には、空の展望台と空の地蔵尊、二つを結ぶ遊歩道の間にアンテナ塔があります。アンテナ塔からは360度見渡せます。場所を変えてお気に入りの風景を探すのも楽しいかもしれませんね。季節・天気・時間によって様々な表情を見ることができます。春には空の展望台周辺にシバザクラが咲き、空や海の青とシバザクラのピンクのコントラストが楽しめます。
住所:大分県佐伯市米水津色利浦
佐伯の川の観光スポット!藤河内渓谷
藤河内(ふじがわち)渓谷は宮崎県との県境・佐伯市宇目地域にある観光スポット。祖母傾国定公園内に位置します。巨大な花崗岩の一枚岩が桑原川に浸食されて出来上がった渓谷で、観音滝を起点に約8㎞続きます。春は新緑、秋は紅葉、冬は山水画のような風景をながめながら、トレッキングが楽しめます。
キャニオニングin藤河内渓谷
— のぞみ (@0504030) August 20, 2016
川遊びスリリングランキング暫定1位
夏休み楽しんだ:relaxed:️:heartbeat: pic.twitter.com/5nj5ybRB1g
藤河内渓谷で夏におすすめといえば「キャニオニング」です。キャニオニングは、自分の身ひとつで渓谷を下る人気のアウトドアアクティビティ。自然が作ったウォータースライダーを滑り降りたり、高い岩の上から滝つぼに飛び込んだり、大自然との一体感とスリルを味わえます。
住所:大分県佐伯市宇目大字木浦内
佐伯の島の観光スポット!深島
深島は大分の最南端、佐伯市蒲江港から1日に3便しかない連絡船で約25分のところにあります。島の周囲は約4㎞。島にはコンビニも自動販売機もありません。美しい海とかわいい猫たちが迎えてくれる小さな小さな島で、日常を忘れてみませんか。
深島周辺にはテーブルサンゴが群生しており、サンゴ生息の北限といわれています。透き通ったコバルトブルーの海でシュノーケリングやシーカヤックが楽しめます。シュノーケリングやシーカヤックの器材は島でレンタルできます。透明度バツグンの海とカラフルなサンゴや熱帯魚に、ここは南国?と錯覚するような体験ができますよ。
今日行った所は佐伯市の深島ってところです。
— なかにし。 (@last0727re) May 7, 2017
本当にここ大分か?って言うような不思議な場所で人より猫の方が多く住んでます。
猫が人を全く警戒してないから近付いても逃げないし歩いてるとついてくるし。
海もめっちゃ綺麗で居るだけで嫌なことも忘れられるようなそんな場所です。また行こう。 pic.twitter.com/lHDyMboF8P
島民18人に対し約100匹の猫が暮らすことから、最近では「猫島」としても知られるようになりました。ただ猫が多いだけの猫島ではなく、島民と猫が仲良くゆったりと暮らしている、まさに猫の楽園。猫好きな方たちの間で大人気で、わざわざ東京から来る方もいるそうです。
住所:大分県佐伯市蒲江大字蒲江浦
佐伯の海の観光スポット!瀬会海水浴場
瀬会海水浴場(ぜあいかいすいよくじょう)は「日本の快水浴場100選(2006年)」にも選ばれた透明度の高い水質と美しい砂浜の海水浴場です。夏だけでなく、四季折々の美しい海を満喫できます。
周辺は瀬会公園として瀬会海水浴場とかみうら天界展望台を遊歩道でつないでおり、海水浴場前には瀬会キャンプ場(バンガロー)も整備されています。バンガローは6人用と12人用があり、全部で8棟。トイレ・シャワー・キッチン・冷蔵庫・エアコンなど設備も充実しています。海から昇る朝日で目覚められますよ。
住所:大分県佐伯市上浦津井浦
佐伯の城下町の観光スポット1:城山
佐伯城は1606年毛利高政によって築かれましたが、本丸や天守閣は築城後ほどなく火災によって消失。3代毛利高尚は麓に三の丸を築き、以後三の丸が城の中心施設となりました。明治以降、城に残る建物のほとんどが移築されたり取り壊され、今日では三の丸の櫓門(やぐらもん)と山頂付近に創建当初の石垣が残るだけとなっています。
城山は佐伯市街のほぼ中心にあり、佐伯市街のシンボルになっています。頂上までの登山道は「独歩碑の道」「登城の道」「翠明の道」「若宮の道」の4つで、それぞれ四季折々の風景が楽しめます。頂上からは佐伯市街やホタルの住む清流として知られる番匠川、日本百名山の元越山、佐伯湾などが見渡せます。
住所:大分県佐伯市大手町1丁目
佐伯の城下町の観光スポット2:歴史と文学の道
歴史と文学の道は、佐伯市街の大手前から養賢寺までの山際通りを含むおよそ700m。静寂で武家屋敷の風情を感じさせる山際通りは、佐伯城の建物を移築した「薬師門」や武家屋敷だった「城下町佐伯国木田独歩館」、佐伯城藩主の菩提寺「養賢寺」など文学的・歴史的建築物が建ち並ぶおすすめの観光スポットです。
佐伯城観光の目玉!佐伯城三の丸櫓門
佐伯の城下町観光で最もおすすめなのが佐伯城の櫓門(やぐらもん)。佐伯の歴史的シンボルです。江戸時代に建てられた佐伯城の現存する唯一の遺構です。3代毛利高尚によって1637年に建てられました。「佐伯城三ノ丸櫓門」として、大分県有形文化財に指定されています。
城下町佐伯 国木田独歩館
城下町佐伯国木田独歩館は、明治時代を代表する文豪・国木田独歩の資料館。この建物は佐伯で教師をしていた時に独歩が下宿していた坂本永年の邸宅を整備したものです。独歩は「春の鳥」「源おぢ」「鹿狩」など、佐伯を舞台とする作品を残しました。
城下町観光交流館
佐伯市城下町観光交流館に行ってきました!昭和11年建築のつたや旅館を改装した建物は落ち着いた素敵な空間でした。コーヒーを縁側に座っていただいたんですが、最高でした♡スタッフさんの対応もすごく良くて、ちょっとした休憩にオススメです♪ pic.twitter.com/Bi6iCQDWns
— とみー (@tomiiiiiko) March 8, 2016
城下町観光交流館は、昭和初期に建てられた旅館を改装した施設です。散策や休憩ができる開放的な庭園があります。屋内には、「ギャラリー(洋室)」や「観光情報コーナー(和室)」があり、城下町観光の途中で足を休めるのにぴったりです。
養賢寺
養賢寺は臨済宗妙心寺派の寺院で、佐伯藩初代藩主毛利高政が毛利家の菩提寺として創建しました。修行寺のため拝観はできませんが、銅瓦ぶきの立派な本堂は外から見るだけでも価値があります。
佐伯でおすすめのランチ
海の幸、山の幸に恵まれた佐伯にはおすすめしたいグルメが満載!佐伯市が観光の目玉として力を入れている「佐伯寿司」をはじめ、他の九州ラーメンとは一味違うと言われる「佐伯ラーメン」、昔から地元民に愛され人気の出てきた「ごまだしうどん」などランチにおすすめのグルメを紹介していきます。
佐伯寿司
佐伯のランチといえば何といっても佐伯寿司がおすすめ!佐伯の海である豊後水道は太平洋からの暖流と瀬戸内海からの寒流がぶつかる、全国でも屈指の漁場です。佐伯寿司の特徴はネタの新鮮さとネタの大きさ!佐伯寿司が初めての方はその見た目に驚きます。目も舌もお腹も大満足できること間違いなしです。
「佐伯寿司海道」は、技を磨いた佐伯寿司職人が佐伯でとれた食材を使った寿司を提供するもので、現在12店舗が加盟しています。12店舗の職人たちは、佐伯の新鮮なネタを使うこと、職人が腕を磨くこと、お客様をおもてなす心を大切にすること、などの「匠の契り」を交わしています。職人たちの個性が光る地産地消メニューはランチでも楽しむことができます。
海鮮丼
海鮮丼は、海の幸をお寿司よりもリーズナブルに楽しめるランチメニュー。お店によってお魚の種類は様々ですが、新鮮な大ぶりのネタがごはんが見えないほど盛られているのは佐伯の海鮮丼に共通です。
佐伯ラーメン
海の幸はディナーで、という方にはランチに佐伯ラーメンはいかがでしょう。佐伯ラーメンといえば、濃い目の豚骨スープに中太麺が特徴です。今ほど交通網が発達していなかったころ他地域のラーメン情報が入ってこず、独自の変化を遂げたと言われています。なぜかまた食べたくなる、クセになる味わいです。
ごまだしうどん
軽めのランチとして人気なのが、ごまだしうどん。佐伯のご当地B級グルメです。農林水産省の「農山漁村の郷土料理百選」にも選定されました。ごまだしとは、魚のすり身に醤油・みりん・ごまなどを混ぜて作るもので、佐伯の海辺の町で昔から食べられてきた家庭の味。魚はエソが一般的ですが、アジやイワシ、タイを使ったものなど様々です。魚の旨味と栄養たっぷりで、臭みが少なく、魚が苦手な方にもおすすめです。
佐伯の観光スポットまとめ
佐伯は自然・歴史・グルメと観光の魅力がそろった都市です。今回は、海の絶景スポットや大自然を満喫できる観光スポット、風情ある城下町の観光スポット、ランチにおすすめのグルメをご紹介しました。大分・佐伯への楽しい旅のご参考にしていただければ幸いです。
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