イスラエルの治安を調査!
イスラエルの観光といえば、宗教の聖地であるエルサレム、死海などが思い浮かびますよね。しかしながら近年では、ISなどのテロの脅威があり、治安は大丈夫なのか、無事に観光ができるのかという不安から、観光客が減少しているのが現状です。そんなイスラエルのテロを含めた治安について、物価やビザ、通貨など、イスラエル旅行へ行く際にきっと役に立つ、治安を中心にイスラエルの基本情報をお伝え致します。
イスラエルの現在の治安について
2017年7月現在の治安
トランプ大統領 イスラエル訪問
— 菜根譚 (@mizunoaji) May 23, 2017
紀元前の頃の気候は分かりませんが、エルサレムは暑くて植物も少ない不毛な土地に見えました。なぜこの地がいろいろな宗教の聖地になっているのか不思議でした。旧市街は散策できましたが、当時はパレスチナ内戦のため治安上の問題から「嘆きの壁」には行けず。 pic.twitter.com/CxNoVgRmKi
イスラエルの治安について2017年7月現在、イスラエル全域で外務省より危険情報が発出しています。地域によってレベルが異なりますが、ガザ地区及び同地区との境界周辺と、ヨルダン川西岸地区、レバノン国境地帯は、レベル3の渡航中止勧告が出ています。その他の地域に関しても、レベル1の十分注意してくださいという情報が出ています。レベル3の地域はいずれも、イスラム過激派組織のテロ集団が支配しているためです。
上記の通り、国境沿いなどの一部の箇所では、テロの関係で危険度情報が出ておりますが、エルサレムやティベリアなどの都市については、現時点で治安は問題なく観光が可能です。しかしながら、日本ほど治安は良くないので、スリや置き引きなど、貴重品の管理をしっかりして、自分の身を守るようにしましょう。イスラエル人はフレンドリーに話しかけてくる方も多いので、安全かどうか見極めることも大切です。
イスラエルの治安テロは大丈夫?
テルアビブから見た、エメラルド・グリーンの地中海。トルコ石(トゥルキーズ)を思い出させる。この美しい海に面したガザ地区や、レバノンではイスラエルと他民族との血で血を洗う抗争が続いている。美しい自然と人間の憎悪のコントラスト。そしてこの地域の憎悪は当分終わることがない。 pic.twitter.com/CsdokXhv56
— 熊谷 徹 (@ToruKumagai) June 29, 2017
上記で述べた通り、イスラエルの一部の地域、ガザ地区及び同地区との境界周辺と、ヨルダン川西岸地区、レバノン国境地帯は、イスラム過激派組織によるテロの脅威があるため、外務省より渡航中止勧告が出ています。その他の地域に関しては、現在のところ問題なく、各旅行会社でもツアーが出ていたり、個人旅行で渡航することも可能です。しかしながら完全に安全とは言い切れないので、十分に注意が必要です。
イスラエル国内でテロが起きている地域もあるため、危険情報が出ていないからといって、テロや拉致が起きないとは限りません。基本的なこととして、危険地域とされている所は絶対に近寄らない、治安が悪そうな所へ行かない、観光客が行かないような所には行かない、夜に一人で歩き回らないなど、周囲を確認し、注意しながら行動することをおすすめします。命に関わることなので、油断をしないようにしましょう。
イスラエルにはビザが必要?
ヨルダンへ行った時のスタンプ
— futa.lzh (@futa972) January 25, 2017
次にイスラエルへ入国したがスタンプは押されない pic.twitter.com/3jukdwiEN0
イスラエルの基本情報であるビザについてご紹介させていただきます。イスラエルは、90日以内の滞在であれば、ビザを発行する必要はありません。そのため、短期間の旅行などであれば、パスポートだけあればOKということになります。ビザは不要でも注意していただきたいのは、イスラエルと敵対している国のスタンプ、もしくはビザがパスポートに押されている場合です。
イスラエルと敵対している国とは、イラク・レバノン・サウジアラビア・リビア・シリア・スーダン・イエメン・イラン・ソマリアです。中東系の多くの国が該当しているので、注意してください。これらの国のスタンプが押されている方は、入国審査が大変厳しくなります。逆にイスラエルのスタンプがパスポートに押されていると、他の国への入国を拒否される場合があるので、不安な方はスタンプを断りましょう。
イスラエルの物価について
Day7
— 秋田陸 (@gg_ssica22) June 16, 2017
Jerusalem, Israel
ユダヤ教、キリスト教、イスラーム、世界中の信者にとっての聖地
旧市街には約220もの歴史的建造物が世界遺産に登録されていて、新市街は想像を遥かに超えて綺麗でモダンな街、まるでヨーロッパのよう
ただ物価は鬼高くて長期滞在は無理 pic.twitter.com/uPtAH2SfXg
イスラエルの基本情報として、物価についてご紹介させていただきます。イスラエルの物価は、安くはありません。イメージ的に日本よりも安そうなイメージがありますが、東京の物価と同じくらいか、それよりも少し高いと言えるでしょう。例えると、ヨーロッパ並みの物価の高さです。例えばレストランにランチへ行くと、大体が1000円以上します。そう考えると、イスラエルの物価が高いことが分かりますね。
イスラエルの物価の例として、ジュース1本200円以上、宿に関しても格安のドミトリータイプで1泊2000円からになります。交通費もお安くないので、イスラエルへ行くときは、十分な現金と、クレジットカードを持参することをおすすめします。日本よりも物価が高いだなんて、意外ではないでしょうか。
イスラエルの通貨は何?
ここ数ヶ月はどれだけ国境を越えてもユーロだけで生きていけたのにっ…!!
— しゅん@商大生ときどき旅行者 (@Shun_Murakami96) June 26, 2017
これから国境を越えるたびに通貨が増える恐怖が分かるかっ!?
イスラエルシュケル
ヨルダンディナール
エジプトポンド
エチオピアブル
ケニアシリング
南アフリカランド…
その他諸々っ!! pic.twitter.com/8xtYwo1MDj
イスラエルの基本情報である通貨についてご紹介させていただきます。イスラエルの通貨の単位は、現地通貨の「新シェケル」です。2017年7月現在、1新シェケル=32円です。ちなみに補助通貨単位はアゴラです。
イスラエルでは現地通貨だけではなく、米ドルも通用する場所が多いので、日本で事前に米ドルに両替をしてから渡航すれば便利です。またレストラン・ホテル・お土産やさんなど、多くの場所でクレジットカードの使用が可能です。しかしJCBカードは使用不可のお店が多いので、VISAやMASTERなど、他のカードを持参することがおすすめです。
イスラエルの気候について
イスラエルの基本情報として、気候についてご紹介させていただきます。イスラエルは、乾期と雨期に分かれており、乾期は5月から10月まで、雨期は11月から4月までです。乾期の間は殆ど雨が降らず、10月に入ってから少しずつ降り出す天気です。7月、8月の夏の気温は大変暑く、日中は40度を超える日もあるので、夏場に観光へ行く方は、日焼け止めや帽子、サングラスなど、日よけ対策をおすすめします。
雨季の時期、冬場、特に1月は1年を通して最も降水量が高い時期なので、雨具を必ず持参しましょう。またイスラエルはとても乾燥している地域なので、肌が乾燥しないよう保湿クリーム、マスクの持参をおすすめします。
イスラエルの食事・水について
イスラエルの食事。
— K (@ToxjjjSuisse) May 29, 2017
大量のお皿は前菜(メゼ)!メインディッシュが入らなくなる!
とかいいつつ、後にシシュリック(肉の串焼き)を注文。
何度も旅行中に登場するピタパンはサンドイッチにもなってて、シュワルマ(削いだ肉)やファラフェル(コロッケ)、フムスなどのメゼが一緒に入ってたり。 pic.twitter.com/z3vVpqXQIO
イスラエルの基本情報として、イスラエルの食事と、お水についてご紹介させていただきます。あまりイメージのつかないイスラエルの飲食に関して、不安に思う方も多いかと思います。イスラエルでは様々な宗教の人々が住んでいる土地なので、食事のバリエーションが豊かで、実は日本人の口にも合うと好評なのです。様々な食事があるので、選べるという利点もあります。
水道水に関しては、うがい・歯磨きでの使用に関して問題はありません。しかしながら飲料水としては適していないので、必ずミネラルウォーターを購入して飲むようにしましょう。イスラエルの食事は、想像するよりも美味しく、安全なことが多いようです。
イスラエルの治安その他注意事項
夜間の治安に注意!
他の海外旅行でも同じことが言えますが、夜間での一人歩きは危険なので避けましょう。特に人通りが少ない場所や、危険区域と言われているところは、絶対に行かないことをおすすめします。エルサレムなどでは、あちらこちらに兵士が立っているので、夜間出かける際でも、常にパスポートを持っていった方が良いでしょう。
スリ・強盗に注意!
イスラエルは、日本と比べると治安は良くありません。日中でも注意していただきたいことは、スリや置き引きなどの軽犯罪です。軽犯罪とは言っても、実際に大切なパスポートやお財布などを奪われてしまったら大変なことになります。人が多い場所であっても、油断はせずに、貴重品はウエストポーチなどに入れて、十分に注意をしながら歩きましょう。フレンドリーに話しかけてきながら、お金を貰おうとしてくる人もいるので注意を!
イスラエルの治安と安全対策について
イスラエルの治安について述べて参りましたが、安全に旅行を楽しむためには、基本的なこととして、危険区域の周辺には近寄らない、歩いているときは、財布や携帯、宝石など、高価と思われるものを見せないようにする、できる限り、複数の人と行動するように心掛ける、貴重品はウエスポーチなどに入れるなど、最低限のガードをするようにしてください。
またイスラエルはイスラム教徒の国です。軽はずみな気持ちで宗教の話をするとトラブルになりかねないため、気を付けてください。イスラム教徒の女性は肌の露出を禁じられているため、旅行者であっても、女性はなるべく過度な露出、ミニスカートやノースリーブなどは避けた方が賢明です。
治安に注意しイスラエルで過ごそう
いかがでしたか?今回は、イスラエルの治安、物価やビザ、通貨、テロについてなど、イスラエルの基本情報をご紹介させていただきました。イスラエルの一部の地域では、残念ながら治安が悪く渡航が禁じられていますが、安全とされている地域もあるので、事前に外務省の安全情報を確認した上、旅行へ行くようにしましょう。イスラエルは、日本とは全く違う魅力がある国なので、一生の思い出に残る異文化体験をしてきてください。

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