プーケットは天気によって楽しむスポットが違う？ベストなシーズンと服装は?

タイには、乾季・暑季・雨季の3つの季節があるのはご存知でしょうか。また、タイの北部・中央部・南部でも若干のズレもあります。それぞれの季節で楽しみ方も注意することも変わります。また、季節ごとに楽しむスポットにも違いがあり、観光する時の服装も多少考える必要があるでしょう。プーケットのベストシーズンやそれぞれの天気で変わる観光スポットや服装についてご紹介します。

プーケットの乾季は、11月から3月でこの時期はカラッとした青空の天気が毎日続きます。雨はほとんど降らないと思って良いでしょう。日中の気温は、天気が良ければ32度ほどまで上がりますが、日陰で潮風を受ければ湿度も低いので、過ごしやすいでしょう。夜は、25度前後まで下がるので暑さに慣れている身体は、潮風に当たると肌寒く感じることもあります。天気の良い日が続くので、海も一段と綺麗に見える季節です。

プーケットの暑季は、読んで字のごとく、一年の中でももっとも暑い時期になります。4月から5月中旬あたりまでこの暑季は続いて、最高気温も35度を超す日もあります。肌を焼くような太陽が頭の天辺から降り注ぎ、日中はずっと外にいるのがきついかもしれません。夜は、25度前後まで下がりますが、乾季のときのような爽やかさはありません。日本のような熱帯夜の日もあり、夜のホテルのプールは気持ち良いシーズンです。

プーケットの雨季は、5月下旬から10月になります。この雨季の時期は、バケツを引っくり返したようなスコールに特徴があります。日本でいう台風みたいな大雨、強風が30分から1時間ほど続きます。スコールのあとの天気は、台風一過ののように青空がパッと広がることが多いです。日本の梅雨のように毎日ジメジメと長雨のような天気になることは少ないです。

プーケットの季節ごとの服装についてお話していきましょう。まずは、乾季の服装ですが日中こそ気温が32度前後まで上がりますが、カラッとしていますので日本でいう初夏の装いで良いでしょう。半袖・ショートパンツで十分です。夜は気温も落ちて肌寒い場合もあるので、上に羽織るものを用意しておくと良いでしょう。シューズは、ほとんど雨も降らないので、サンダルやスニーカーで大丈夫です。

プーケットの暑季は、とにかく日中は焼けるような日差しになるので、汗を吸収しやすく汗をすぐに乾かすような素材、例えばエアリズムのような服装が良いです。ポリエステル素材のような汗を吸収しにくい素材は、ほとばしる汗には不向きです。また、4月のソンクラン祭り(水掛祭り)のときにプーケットに行かれる方は、外出時には着替えを持っていくことをおすすめします。水がどこからともなく降ってきます。

プーケットの雨季の時の服装は、通常は半袖・ショートパンツで十分ですが、雨で服が濡れたままショッピングセンターなどに入ると、クーラーがかなり利いているため、寒くなって時には風邪を引いてしまうこともあるので、羽織モノを用意すると良いでしょう。なお、一日に何度かスコールがあるため、足元は濡れても良いサンダルなどが良いでしょう。

これまで、タイのプーケットの季節を見てきましたが、それではベストシーズンはいつなのでしょうか。これは、考え方にもよるのですが、一般的にマリンアクティビティを楽しむことに重点をおいているのであれば、迷わず乾季あるいは暑季がベストシーズンです。なお、ダイビングなどでスミラン諸島などへ遠征を考えている方は、乾季がベストシーズンとなります。

そして、イベント好きの方におすすめなのは、暑季である4月のソンクラン(水掛祭り)になります。無礼講でどこからともなく水をぶっかけられます。そんなイベント好きの方にとっては暑季ではないでしょうか。また、少しでもお得に旅を楽しみたい方には、雨季がおすすめです。オフシーズンはホテルの料金も下がる場合もあるので、お得に旅をしたい方には雨季もベストシーズンかもしれません。

プーケットの乾季は、過ごしやすいとは言っても、やはり南国の太陽は紫外線が強いです。日差しも強いことからサングラスの着用や日焼け止め対策をしっかりとしましょう。海でシュノーケリングしているときは、あまり暑さを感じませんが、海から上がると背中が真っ赤ということがよくあります。お子様が海で遊ぶときには、薄いウエットスーツを着せてあげると良いでしょう。

プーケットの暑季での注意事項は、乾季にも増して日差しはより強くなり気温も上昇します。この暑季には、特に熱中症や日射病に注意する必要があります。水分をしっかりと摂取して予防することを心がけましょう。また、ソンクラン(水掛祭り)のときには、水をかけられ身体が冷え切って、そのままの状態で冷房の利いた場所にいると風邪を引くこともあるので注意しましょう。

プーケットの雨季には、バケツを引っくり返したような大雨で、排水の悪い道路では冠水することもあります。足元が滑りやすくなりますので、注意してください。また、洪水時は衛生上も良いとは言えないので、特に食事なども屋台などでの食事は控えたほうが良いこともあります。また、蚊も雨季の時期には多くなる傾向にありますので、虫よけの対策を講じるようにしてください。

プーケットの雨季の時期は、偏西風の影響で風が強くビーチでは波が高くなり、遊泳禁止になることもあります。雨で泳げないというよりもこの偏西風の風が影響して泳げないことが多いです。遊泳禁止のときには、間違っても海で泳ぐようなことはしないようにしましょう。ただし、サーフスポットでサーフィンを楽しむサーファーはこの限りではありません。

プーケットの乾季は、海のアクティビティを楽しむにはベストシーズンですので、どこのスポットに行くのも問題ありません。海も穏やかで、日差しも強いので海が一番美しく見られる季節でもあります。パトンビーチでパラセーリングやジェットスキーを楽しむのもいいでしょう。また、潮風も爽やかですので、ビーチの木陰で読書でもしながらのんびり過ごすのもいいのではないでしょうか。

プーケットの乾季を楽しむスポットとして、ピピ島やスミラン諸島への日帰りツアーが人気です。海況も天気も安定する乾季には、乾季の時期にしかいけないスミラン諸島へシュノーケリングを楽しむスポットがおすすめです。また、ピピ島にあるマヤベイでは、映画「ザ・ビーチ」の舞台ともなった美しいビーチを楽しむこともできます。

プーケットの暑季では、あちこちでフレッシュジュースの屋台やフルーツの屋台でマンゴーを楽しむことができます。マンゴーはこの暑季の4月から5月がもっとも美味しく食べることができます。しかも、かなりお安いです。1kgで300円と日本では考えられない安さでマンゴーを食べられます。

プーケットの暑季は、何と言ってもこのソンクラン(水掛祭り)ではないでしょうか。ただでさえ、暑い暑季にさらにヒートアップする水掛祭りはいかがでしょうか。ビーチロード沿いでは、バケツに氷水を入れた極上の冷水が頭の上から降ってきます。ドキッとするくらいの冷水なので、ご注意ください。プーケットだけでなく、タイ全土がこのソンクランで盛り上がります。

プーケットの雨季は、雨が降って楽しめないのではないかと思っているそこのあなた、プーケットの雨季でも楽しむスポットはたくさんありますのでご安心ください。まずは、雨季ということは、レイニーシーズンということでホテル代金が下がることが多いです。普通では手の届かない高級リゾートホテルにも宿泊できるチャンスがあります。夢の高級リゾートで一度はセレブ体験をしてみませんか。

その他にも雨季だからこそ楽しむことのできるものもあります。マンゴスチンやフルーツの王様「ドリアン」などは、この雨季でしか食べられないフルーツです。また、雨季のときに楽しむスポットとして、エステ三昧の旅をしてみてはいかがでしょうか。トップシーズンよりも空いていて、快適に楽しむことができます。

プーケットでは、天気や季節によって様々な楽しむ方があることはお分かりいただけたでしょうか。プーケットでは、いつでも極上のリゾートライフが送れる準備があります。ぜひとも、季節による様々な楽しみ方をプーケットで体感してはいかがでしょうか。