能登のランプの宿はパワースポット
能登半島最北端のランプの宿
— yoshihara/能登グラファー (@mojicamera) November 13, 2016
よしが浦温泉
ここで星を撮りたかったが厚い雲に覆われて見えませんでした(涙)#珠洲 #珠洲市#能登の絶景#能登#北陸写真部#ファインダー越しの私の世界 pic.twitter.com/y68aEzx2ks
石川県能登半島の先端の珠洲市にある「ランプの宿」は、類まれなロケーションと昔ながらのランプが灯る宿として人気です。宿の周辺は「聖域の岬」と言われ、日本3大パワースポットの一つとしても有名で、アクセスは良くないながらたくさんの観光客が訪れます。今回は予約のとりにくい「ランプの宿」についてアクセス情報や口コミと共にご紹介します。
全国にある「ランプの宿」
実は「ランプの宿」と呼ばれる宿泊所は全国に何か所かあります。長野県小諸市の「高峰温泉」、北海道網走郡の「森つべつ」、青森県黒岩市の「青荷温泉」などで、どこもランプの灯が旅行者を温かく迎えています。その中でも石川県能登半島の珠洲市にあるこの高級旅館は、宿名そのものが「ランプの宿」で、数ある「ランプの宿」の代表格といえます。
能登のランプの宿はどんな宿?
石川県「よしが浦温泉」
— 生きている間に一度は観ておきたい風景 (@grobalseason) April 21, 2017
ランプの宿
奥能登先端の秘湯。450年ほど前から続き、海辺のぎりぎりに建てられているため、絶景が望めます。
アクセス:石川県珠洲市三崎町10-11 pic.twitter.com/Wae5oQ9pyT
石川県の「ランプの宿」は他と区別するために「よしが浦ランプの宿」と称しています。宿とその周辺は様々な特色を有し、国内外から問い合わせが殺到する、予約の取りにくい宿として有名です。季節を問わず日本海の絶景が楽しめることが第一の理由です。厳しい冬でさえ、その美しさを求めて訪れる人が後を絶ちません。特に温かい国から来る外国人観光客に人気だそうです。
パワースポットといわれるゆえん
「ランプの宿」が位置する能登半島の先端の「聖域の岬」付近は、長野県の分杭峠、山梨県の富士山と並んで日本3大パワースポットの一つに数えられています。沖でぶつかる「暖流の気」と「寒流の気」、そして「大地の気」の3つがぶつかる場所だからです。3つの気が融合されることにより類まれな波動集積があるというのです。
能登のランプの宿へのアクセス
自家用車の場合
パワースポット「ランプの宿」への道のりは容易ではありません。金沢から車の場合は、金沢インターから能登有料道路を通り、珠洲道路へ。距離は約180キロ、時間は3時間ほどかかります。能登空港(のと里山空港)からなら県道57号線から287号線、そして28号線で「聖域の岬」へ。距離52キロ、時間は1時間ほどです。
宿は崖の下にあり、自家用車でアクセスすることはできません。車は崖の上の「聖域の岬」に止め、宿までは送迎車を利用します。ランプの宿に行くためだけに舗装された細い道をスイッチバックのようにジグザクに下りていきます。バックで下って行く区間もあり、ドライバーさんの運転技術に感嘆する人が多いそうです。
自家用車がない場合
車がない場合はバスかタクシーを利用します。JR金沢駅から珠洲特急バスで珠洲鉢ヶ崎下車、そこからタクシーで約15分です。この場合、特急バスは本数も少なく、3時間以上の時間がかかる上に珠洲鉢ヶ崎まで行かない便もあるのでおすすめできません。能登空港からなら「ふるさとタクシー」で定額1300円になります。「ふるささとタクシー」は乗合制で予約が必要です。
能登のランプの宿の館内案内
ランプ
ようやくの思いでたどり着く人が多い「ランプの宿」の館内をご紹介します。宿の名前にもなっているランプですが、部屋や廊下にたくさん吊り下がっています。が、残念ながら光源は電気です。消防法によるものなので安全面を考えれば仕方ないでしょう。無粋なことは考えずに全体の雰囲気を楽しむのが通です。
室内
居心地の良い部屋にはテレビ、冷蔵庫、時計はありません。時間を忘れ、波の音を聞き、刻々と移り変わる日本海の様子を見て過ごすのがこの宿に宿泊する醍醐味です。宿は東に向いているので、夕日ではなく朝日が昇って来るのを楽しめます。月の出も見えます。夜空の満点の星に感動をしたという人もたくさんいます。
貸切露天風呂
【一度は泊まってみたい日本の旅館シリーズ】
— 世界最安値でお得に旅行! (@ryokou_tokuiku) February 9, 2017
ランプの宿 よしが浦温泉 (石川県・能登)https://t.co/Rt2J0ID4Ey
海際の露天風呂、露天風呂付き客室、日本料理、絶景の聖域の岬、青の洞窟、空中展望台。pic.twitter.com/JETLLlSt7e
「ランプの宿」にはプールがあり、その中に貸切露天「波の湯」があります。あたかもプールの上に浮いているようで、夜はライトアップされてとても幻想的です。利用には3000円(50分)の料金がかかりますが、2階には展望台も設けられ、くつろぎながら日本海の絶景を高い位置から独り占めできます。宿到着後に予約が入れられます。
食事
食事には石川県の山海の恵みが美味しい一皿一皿になって提供されます。ステーキなど能登牛の料理、ズワイガニや天然磯アワビなどの特別料理を注文することもできますので、お腹とお財布の具合と相談してください。冬場限定で「幻の黄金ズワイガニ」の特別料理も予約ができます。カニ好きの人はぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
能登のランプの宿の周辺案内
青の洞窟
「青の洞窟」は聖域の岬から容易にアクセスできる場所にある洞窟で、500万年の歳月をかけて形成されたドーム形状内の中心地点です。縁結び、金運、学問等多くの願いが叶うパワースポットと言われ、シーズンは入場制限がされるほど賑わいました。入場料は1200円、後述の展望台「スカイバード」へは500円がかかりますが、2つを合わせたチケットは1500円です。
連絡通路
「青の洞窟」へアクセスするための約30メートルのトンネルが新しく塗り直されました。着色までには4年の歳月を要したそうですが、日本伝統の漆色と黒色のアートな仕上がりになりました。パワースポットとしてだけでなく、写真撮影の場所としても人気が高まりつつあります。洞窟に行くまでの道も楽しんでください。
スカイバード
#ランプの宿
— Tekito- (@SaltRacing) April 29, 2016
#石川県#よしが浦温泉#能登#温泉#秘湯#海辺#パワースポット#聖域の岬#空中展望台#スカイバード#日本海#リゾート#景色#絶景#lampnoyado#onsen#… https://t.co/uKrt4jFMyR pic.twitter.com/8NImhiCpBU
「スカイバード」は聖域の岬にある展望台です。崖から9.5メートル飛び出しており、少し揺れる造りになっているので、迫力満点です。空中浮遊感を楽しみながら珠洲岬を一望できる場所です。「ランプの宿」の全景も眼下に見え、宿自体が絶景の一部になっているのが分かります。大きく深呼吸をしてパワースポットの気を取り込んでください。
フレームストーン
「夢の扉」と命名されたフレームストーンも聖域の岬の中にあります。このフレームから眺める景色は、714年日本書紀・古事記の「国引きの神話」に登場する場所で、古代と現代をつなぐ夢の扉なのだそうです。青い海、青い空を背景にしたストーン自体も芸術的ですが、この場所で記念撮影をするのも楽しい旅の思い出になることでしょう。
能登のランプの宿の宿泊料金
奥能登名物ランプの宿 pic.twitter.com/NQuwZtDUbS
— PhotographerWw@石川 (@PhotographerWww) April 4, 2017
「ランプの宿」は合計13室しかありません。一般客室は2から4名が泊まれ、一人当たりの料金は1万8000円から3万円(人数により異なる)。2から5名泊まれる露天風呂付客室は3万3000円、同じく2から5名泊まれる露天風呂付離れは4万から7万円となっています。いずれも税抜き、通常のシーズンの値段です。オンシーズンの値段は宿に要確認です。
能登のランプの宿の口コミは?
満足という口コミ
能登半島の最先端に位置する「よしが浦温泉 ランプの宿」。夜はライトUPされて海がなんとも幻想的なふんいき。 pic.twitter.com/si0Yv1wyk5
— Toshiko ISE:honeybee: (@toshikoise) December 17, 2013
「ランプの宿」の口コミをまとめてみると、満足したというものの多くがロケーションに関するものです。400年以上前の創業で、今では建築許可が下りないであろう場所で波の音を聞き、青い海と空の月や星をただ眺める。心の休養にこれ以上の場所はない、というコメントです。海がすぐそこに見える露天風呂も口コミで高評価です。
ライトアップやレトロな部屋のしつらえ、開放的な造りなど、施設の美しさ、居心地の良さを評価する人も少なくありません。また、料理の美味しさや、スタッフの温かさに癒された人も多くいます。特に冬場はカニ中心の料理に感動したというコメントが目立ちました。
不満な点があるという口コミ
反対に満足できなかったというコメントの大半はコストパフォーマンスに関することです。中でも食事内容をもう少しと期待する声が多く見受けられました。素材は良いので調理法をもう少し工夫して欲しい、カニの身が少なかった、などです。不慣れなスタッフに当たり、満足感を得られなかった人もいるようでした。
奥能登ランプの宿葦が浦温泉到着、洞窟露天風呂へ、波静かな日本海を眺め過ぎ去りし日々に想いを馳せるこの時 pic.twitter.com/DHuMJ7d0I2
— 那須野 圭子 (@lekter914) November 27, 2016
設備がシンプル過ぎて不便を感じた、という意見も見受けられましたが、これは自然を満喫して欲しいという宿のポリシーもあり、賛否両論分かれるところです。また、海に近い場所のため露天風呂にフナ虫がいて怖かったというコメントもありましたが、これも自然保護との兼ね合いで仕方のないことなのかもしれません。
能登のランプの宿に行ってみよう
いかがでしたか。石川県能登半島の「ランプの宿」についての概要が伝わったでしょうか。アクセスが不便なこの宿に、年間40万人を超える宿泊希望があるそうです。口コミを見ると、感じ方は人それぞれのところもありますが、宿から見る日本海の絶景は誰もが口を揃える素晴らしさです。やはり一度は泊まってみたい宿、という方が多いのではないでしょうか。
住所:石川県珠洲市三崎町寺家10−11 電話番号:0768ー86-8000
RELATED
関連記事
RELATED
- 輪島観光の見どころ!人気スポットや寿司や海鮮丼のおすすめグルメが満載!
おすすめの観光スポットが多い北陸の中でも最もディープな魅力を放つ輪島市。自然の美しさや海鮮グルメに伝統工芸、さらには日本三...
sk.shop
- 能登半島のおすすめ観光地!絶品グルメも人気!パワースポットもあり!
能登半島は北陸地方の中央付近から日本海へ北に向けて突き出した半島で、海岸線は能登国定公園に指定されており、自然から生み出さ...
maboo1014
- 石川県珠洲市の観光スポット!グルメなランチに舌鼓!宿泊先は?
石川県珠洲市で是非おすすめしたい観光スポットの情報を、詳しくまとめてご紹介していきます。石川県の珠洲市には大人の落ち着いた...
kazuki.svsvsv
- 「二三味(にざみ)珈琲」は珈琲豆専門店!人気メニューを紹介【能登半島】
二三味珈琲は石川県能登半島にある珈琲専門店です。こだわり抜いた珈琲を提供するお店として、今や地元の方はもちろん全国の珈琲好...
mameco
- 見附島(軍艦島)は能登半島のシンボル!周辺のおすすめスポットもまとめてご紹介
見附島は石川県珠洲市の鵜飼海岸の沖合に浮かぶ能登を代表する風景の一つです。別名を軍艦島と呼ばれ、海面から30m近く立ち上が...
墨の住人
- 聖域の岬は日本三大パワースポットの一つ!神秘のパワーホールとは?
能登半島にある珠洲岬は、別名「聖域の岬」と呼ばれるパワースポット!美しい海が織り成す景色は絶景のひと言に尽きます。「聖域の...
ナカジマ
- 「世界一長いベンチ」で日本海へ沈む夕日を見よう!ギネス認定のベンチの長さは?
石川県羽咋郡志賀町にはギネスブックに登録されている世界一長いベンチが存在しています。世界一長いベンチってどの位の長さで、ど...
neko master
- 輪島のランチ店人気ランキングTOP13!海鮮丼が美味しいおすすめ店も!
輪島にはランチにぴったりの人気のお店が沢山あります。朝市に立ち寄りながら美味しい海鮮丼を楽しんだり、安い値段でボリューミー...
nyaokaka
- 【安い!美味しい!】輪島で人気のランチ店をランキングで紹介〈TOP9〉
豊かな海に囲まれている石川県の輪島市には、美味しい海鮮ランチを楽しめるお店が充実しています。今回は輪島の海鮮をはじめとする...
erierieri1