九州でも現役!SL人吉をご紹介!
熊本県を走る、肥薩線の100周年となる2009年にあわせて運転を再開したSL人吉。蒸気機関車が列車を牽引して走っているそうです。もともと大正時代に作られた蒸気機関車は、とても歴史があるもので、その当時は「ハチクロ」という名前で親しまれていたようです。存在感溢れる外観がなんとも印象的な蒸気機関車、SL人吉です。
SL人吉って?
カッコ良すぎる熊本のSL!日本最古の蒸気機関車「SL人吉」が旅情を豊かにノスタルジックに演出してくれるぞ https://t.co/RLlpMZ5THW
— くまきゅー熊本観光旅行・地域密着メディア (@KumaQ61) March 31, 2017
何度か運転を再開しては、また運転終了を繰り返してきたSL人吉ですが、1988年には「SLあそBOY」として復元され、運転していたこともあるようです。その後蒸気機関車が使えなかったため、かわりにディーゼル機関車が牽引し、走っていた時期もあるようですが、こちらも2005年に運転を終了しています。現在は再び蒸気機関車として走っているようです。
SL人吉の走りを見てみたい方は、こちらの動画も一緒に見てみると良いかもしれません。蒸気機関車とだけあって、黒い煙に巻かれながら走るのが印象的です。普通の電車にはない、蒸気機関車ならではの、味わい深い走りを見せています。実際に乗っても楽しめる、眺めても楽しめるのがSL人吉の魅力となっているようです。
SL人吉の魅力とは?
日本全国には、実に様々な種類の蒸気機関車が走っています。北海道を走る「SLオホーツク号」、埼玉県秩父を走る「パレオエクスプレス」、静岡県では、「機関車トーマス号」なども活躍しているようです。各地方で走っているSLから、蒸気機関車に対する根強い人気が感じられます。ではここで、SL人吉の魅力を少しだけ見てみましょう。
オシャレな車内
SL人吉の車内は、2009年に運転が再開された際、リニューアルされたことでも知られています。内装が統一され、和モダンの雰囲気をいい感じに漂わせています。そんな新しいスタートを切ったSL人吉ですが、こちらは三号車の様子となっています。展望ラウンジもあり落ち着いた雰囲気の中、外の美しい自然の景色を楽しむことができるようです。
こちらは、二号車にあるビュッフェとなっています。食事やドリンク各種、スナックなどを提供している場所のようです。のれんと木のカウンターが親しみやすい雰囲気を作り出しています。お店ではグッズを買うこともできるようです。SL人吉に乗った際は、お土産探しも兼ねて立ち寄るのを忘れないようにしたいですね。
また、この列車にはSL文庫と呼ばれるコーナーが設けられていて、列車の魅力の一つとなっています。列車に乗りながら本を読む事が出来る、なんとも贅沢な感じです。本を持って行くのを忘れてしまった方も、こちらで借りて読むことができるので安心ですよね。SL人吉には、車内でゆったりとした時間を過ごせるような工夫がいくつもあるようです。
人吉駅の見どころとは?
さて次はそんな魅力たっぷりの、SL人吉の名前の由来となっている人吉駅を少し見ていきましょう。終点であり、折り返し地点となっているこちらの駅は、人吉温泉駅としても知られているようです。駅の作りも、歴史が感じられる作りとなっています。周辺を散歩してみたり、写真を撮ったりして時間を過ごしてみるのも良いかもしれません。
こちらは人吉駅前にある、「からくり時計」だそうです。人吉城をイメージして作った時計で、デザインが凝ったものとなっています。人吉市のシンボル的な時計として、時を刻むとともに、一定の時間になると、からくり時計が作動するようです。人吉駅を訪れた際は、人吉のシンボル的な時計の事を覚えておきたいですね。
人吉駅名物の駅弁
人吉駅で買うことができる駅弁もまた、この駅ならではの魅力が詰まったものとなっています。こちらは、おいしそうな栗がのった栗めしと鮎弁当だそうです。色鮮やかに盛り付けられている駅弁は、列車に乗りながら食べれる、楽しみが詰まったお弁当です。また人吉駅の駅弁は、40年以上働いているベテランの方が販売していることでも知られているようです。
人吉駅の鉄道ミュージアム
SLの魅力を発信するためのミュージアム。SL人吉の車内にもミニSLライブラリーと言われる、ミニチュアの列車が展示されているコーナーもあるようです。また、2015年には人吉駅に「人吉鉄道ミュージアムMOZOCA(モゾカ)」もできました。こちらにはミニトレインが走っていたり、展望デッキがあったりと家族みんなで楽しめる場所となっています。
SL人吉の予約方法
次に、SL人吉に乗ってみたいという方のために予約方法を簡単にご紹介いたします。まず電話での予約は、JR九州案内センターを通して行うのがスムーズです。また、インターネットを通して予約したいという方は、JR九州の列車予約サービスを利用するのが便利です。こちらは、SL人吉をしっかりと探し出し予約することが必要となっています。
SL人吉の運転日
列車の予約を入れる際、気を付けておきたいのが運転日です。特に蒸気機関車は運転日が毎日というわけではないので注意したいところです。SL人吉の一日の運転は1往復となっているようです。運転日は、金・土・日がメインとなっているようで、3月から11月の間のみとなっているようです。月・火・木も一応運転日となていますが、こちらは不定期となっています。
SL人吉の料金
一日かけて楽しめるSL人吉の気になる料金は、熊本から人吉駅までの区間を走る片道で2640円となっています。こちらの料金は、乗車券が1820円、座席指定券が820円となっているようです。また子どもは大人の半額の料金となり、1320円となっているようです。予約する際、運転日と合わせて料金の方もしっかりと確認しておきたいところです。
SL人吉のおすすめ撮影ポイント1.石造車庫
機関車に実際に乗らなくても、眺めて見るのが好き!そんな方のために、いくつかSL人吉の撮影ポイントを紹介したいと思います。まず始めに紹介するのは人吉駅構内にあるこちらの石造車庫です。こちらは1911年に作られたものが、復元されたもののようです。石造車庫は2007年に、近代化産業遺産にも選ばれたようです。
車庫に止められた蒸気機関車。こちらは、SL人吉を前から撮れるのがポイントのようです。またSL人吉が走り出す瞬間などを撮影できるのも魅力の一つとなっています。石で作られた車庫が蒸気機関車とマッチしている、おすすめのスポットとなっています。列車が停車している時間を狙って撮影するのがポイントとなっています。
人吉駅石造車庫 住所:熊本県人吉市中青井町326-1
SL人吉のおすすめ撮影ポイント2.四季の花と一緒に撮影する
菜の花畑とSL人吉
次にお勧めの撮影ポイントは、季節感あふれる撮影スポットとなっています。SL人吉を撮影する際、季節によって見頃となる場所がいくつかあります。まず、黄色い花がきれいな菜の花畑と一緒に撮影したい場合、肥薩線沿いのこのような撮影ポイントがおすすめです。黒い蒸気機関車と、鮮やかな黄色のコントラストが美しいですね。
桜の木とSL人吉
また、こちらは桜の季節に撮影するのにおすすめのポイントとなっています。蒸気機関車ならではの煙と、鮮やかなピンクの花びらが印象的な桜の木を一緒に撮れる場所となっています。季節を感じる撮影ポイントには、他にはない魅力があるようです。桜は球磨川沿いに咲いているようですが、肥薩線の瀬戸石駅や、回路駅付近からの撮影も良さそうです。
SL人吉のおすすめ撮影ポイント3.第二球磨川橋梁
最後に紹介するのは、第二球磨川橋梁です。こちらは石造車庫同様、近代化産業遺産としても知られている橋です。斬新な赤い橋が印象的ですが、バックの緑色の山に蒸気機関車の黒が際立っています。付近には駐車場もあるようなので、車でも行くことができそうです。人吉駅からは車で15分ほどだそうです。
九州の鉄道は、ドイツ式のものが多いようですが、こちらはアメリカ式だそうです。トランケート式といわれるものは、全国に2つだけとなり、この第二球磨川橋梁と、第一球磨川橋梁のみのようです。人吉駅から車で15分となっていますが、JR肥薩線渡駅からは3分ほどとなっていますので、渡駅から行くのも良いでしょう。
第二球磨川橋梁 住所:熊本県球磨郡球磨村大字三ケ浦-渡
SL人吉のまとめ
いかがでしたか?SL人吉は、たくさんの魅力が詰まった蒸気機関車となっています。実際に熊本を訪ねる際は、SL人吉の運転日や料金などをしっかり確認していきましょう。また、電話かインターネットで予約をすることで、「乗れなかった!」ということがないようにに気をつけたいところです。
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