Seven Magic Mountainsはカラフルな巨石！砂漠の絶景！

Seven Magic Mountainsは、アメリカネバダ州の人気観光地であるラスベガスから近い場所にある、今や世界中のインスタグラマーたちからの注目を集める話題の観光スポットです。著名な芸術家によって造られたフォトジェニックな7つの巨石の柱は、期間限定のアート作品。出来ることなら今すぐ見に行きたい、Seven Magic Mountainsについてご紹介します。

Seven Magic Mountainsがある場所は、アメリカの広大な砂漠「モハーベ砂漠」の中です。カリフォルニア州ロサンゼルスとネバダ州ラスベガスをつなぐ州間高速道路15号はこの砂漠の中を通っています。15号線を走っていると見えてくるのが、カラフルなネオンカラーでペイントされた、巨石を積み上げた現代アートのSeven Magic Mountainsです。

車で通り過ぎながら、アメリカ西部らしい風景をバックに眺めるのも良いですが、ここまで来たらやはり車から降りてそばまで行ってみたいもの。アメリカの砂漠の中を歩くという珍しい経験もすることが出来ます。Seven Magic Mountainsは、ただ砂漠の中に造られた巨石の柱のオブジェであって、特別な施設ではないので、駐車も鑑賞も無料です。

このフォトジェニックな巨石アートの製作者は、ニューヨークで活動するUgo Rondinone（ウーゴ・ロンディーノ）。1964年生まれの、世界的に有名なスイス人アーティストです。ただ、Seven Magic Mountainsは、彼が思いつきでこの地に造り上げたものではなく、ニューヨークのアートプロダクションファンドと、レノ市のネバダ美術館のプロデュースによるものです。

ウーゴ・ロンディーノにより約5年の歳月をかけて造られたSeven Magic Mountainsは、米国国内だけでなく今や国際的にも知られる人気のスポットになっていますが、実は2年間のみの期間限定アートです。公開がスタートしたのは2016年5月11日。終了は2018年5月11日と予定されています。この公開期間の短さがよりSeven Magic Mountainsの話題性を高めています。

大きくカラフルでフォトジェニックなSeven Magic Mountainsは、遠くからもよく見えます。巨石を積み上げて作られている7つの岩の柱の平均の高さは約10メートル。巨石はネバダ州の地元で採れたものを使用しています。近くまで寄ってみると、巨石の柱の高さにも驚きますが、1つ1つの岩の大きさにも驚くことでしょう。

ウーゴ・ロンディーノによると「Seven Magic Mountainsを造った場所は、自然と人工の中間点」ということです。荒涼とした砂漠のやその奥に連なる山並みの中に、絶えることなく続くロサンゼルスとラスベガス間を行き交う人工物である車たち。制作者のそのような考えを知ってSeven Magic Mountainsを訪れると、アートとしての面白さをより深く感じられることでしょう。

Seven Magic Mountainsを訪れてただアート鑑賞するのも良いですが、フォトジェニックな巨石アートはいろいろな角度から写真におさめたくなってしまうもの。実際、Seven Magic Mountainsが世界的に人気になったのは、インスタグラムを始めとするSNSでの投稿がとても多いためです。Seven Magic Mountainsを訪れたら是非たくさん写真を撮って帰りましょう。

巨石のそばに立って写真を撮ってもらうのはもちろんですが、柱のそばに立っている写真ではどれだけ大きいかよくわかりません。巨石の柱が全部入るところまで同行者に離れてもらい、そこから巨石の柱と自分を撮ってもらうと、あとで写真を見てくれる人たちにオブジェの大きさを伝えることが出来ます。

同行者に更にオブジェから離れてもらい、7つの柱が全部入るところから写真を撮ってもらう方法も人気です。自分が柱の近くに立てば、より巨石の柱の大きさが引き立つユニークな1枚が撮れます。撮影者寄りに立てば自分もはっきりと写るので、オブジェ全体をバックに記念に残る1枚を撮ることが出来ます。

Seven Magic Mountainsで人気の撮影方法が、アイスクリームコーンを利用した撮り方です。持参したアイスクリームコーンを巨石の柱の下に合わせて写真を撮れば、まるで段重ねのカラフルなアイスクリームを持っているかのような仕上がりに。Seven Magic Mountains周辺ではコーンは売っていないので、このような写真が撮りたい人はコーンの持参を忘れないようにして下さい。

日没前に夕日に染まる巨石の柱の撮影も、Seven Magic Mountainsでは人気の撮影方法です。日の入り前の砂漠の中に浮かび上がる柱たちは日中よりもダイナミックに見え、更にフォトジェニックな姿に。ただ、撮影は早めに切り上げましょう。Seven Magic Mountainsは日の出から日没までの鑑賞が許されたアートスポット。照明がないので日が落ちたら真っ暗です。

ネバダ州の砂漠にあるSeven Magic Mountainsには、レンタカーを借りて自分で運転して行くか、もしくはツアーに申し込む以外に訪れる手段はありません。上の項でお伝えしましたが、Seven Magic Mountainsは州間高速道路の15号線から見える場所にあるので迷うことなく到着出来ますし、また15号線は砂漠の中をまっすぐ進む道路なので、運転も難しくありません。

Seven Magic Mountainsではすでにお伝えしている通り、鑑賞料金・駐車場料金は無料です。全ての車は駐車場に車を停めることになっており、ちょっとの間だけだから、と勝手に道路の脇などに路駐することは厳禁です。また、Seven Magic Mountainsが設置されている場所には、乗り物は使わず徒歩で入ることになっています。

Seven Magic Mountainsには、15号線を使ってネバダ州ラスベガスからもカリフォルニア州ロサンゼルスからもアクセスが可能です。おすすめは30分ほどのドライブで到着出来るラスベガスからのアクセス方法。ラスベガスから15号線を走り、出口25のSloan Rdで高速を出ます。左折してLas Vegas Boulevardに入り、そのまま11キロほど走ると、Seven Magic Mountainsが左手に見えてきます。

ロサンゼルスからは15号線を走り、出口12のJeanで高速を降ります。右折してNV161からLas Vegas Blvdに入り、そのまま8キロほど走るとSeven Magic Mountainsが右手に見えてきます。ロサンゼルスからSeven Magic Mountainsまでは遠く、またロサンゼルス市街から15号線に出るまでは混雑している上に複雑です。運転に自信がない場合は、ラスベガスから向かったほうが良いでしょう。

Seven Magic Mountainsに到着するとそのフォトジェニックな姿にワクワクしてきますが、管理人はいなくてもいくつかの注意事項があります。Seven Magic Mountainsは鑑賞して楽しむために造られたアートです。インスタグラムの投稿で時々見られるような、巨石の柱に登るという行為は安全のために禁止されています。柱を動かそうとする行為も禁止です。

Seven Magic Mountainsは、自然の中に造られたアート。周囲には貴重な植物や陸ガメなどの生物が生息しています。現地では決められた範囲内を歩き、植物や生物を傷つけることなく過ごしましょう。またSeven Magic Mountainsは危険な場所ではありませんが、観光スポットであってもやはりそこは自然の中。ヘビがいる可能性があるので注意しましょう。

Seven Magic Mountainsは砂漠の中にあるので、日中は直射日光が強く、暑い時期は気温が40度まで上がります。水をたくさん持っていくほかに、サングラスや帽子、日焼け止めなどを必ず持参しましょう。またSeven Magic Mountainsの周囲にはお店がありません。トイレもなく、一番近いトイレは8キロ先のJeanという町になります。

Seven Magic Mountainsは、1日中訪れる人が絶えない人気の観光スポットですが、すでにお伝えした通り、鑑賞出来る時間は日の出から日没までだけです。近くにキャンプして星明かりの下のSeven Magic Mountainsを見たい、と思ってもキャンプは禁止されています。また訪れる際は事前に天気をチェックしましょう。モハーベ砂漠は季節によってモンスーンが発生することがあります。

フォトジェニックな巨石アートが鑑賞出来るネバダ州の人気観光スポットSeven Magic Mountainsのご紹介、いかがでしたか。絶好の写真撮影スポットですが、撮った写真は商用は不可。SNSなどで個人で楽しむために撮りましょう。Seven Magic Mountainsを見ることが出来るのはあと数ヶ月です。目の前で見てみたい方はお早目に！