長門おすすめ観光スポット厳選10選！人気の絶景や有名な鳥居をご紹介！

山口県には二種類の海があります。波の穏やかな山陽側と冬は激しい風に荒れる山陰側。長門市は山陰の都市であり、豊かな自然に恵まれた観光地です。場所によってはその時期しか見られない絶景もあります。有名なところ、穴場なところ、長門のおすすめの観光地をご紹介します。

ダイビングと聞くと沖縄のイメージですが、長門でもダイビングができるのです。その観光スポットは「青島」。日本屈指のダイビングスポットです。砂が巻き上がりにくい海のため、海の透明度は最高。自然の水族館を楽しむことができます。すぐ近くに温泉や宿泊施設もあるので、ダイビングを楽しんだ後に移動でくたくたになることもありません。

青海島の周りは浅瀬で穏やかな流れになっているので沖まで船で出たりする必要なく、初めての人でも安心して楽しめます。なかなか見ることができない水中洞窟は絶景。長門近辺の魚やタコ、ウミウシの美しさは潜ってみないと分からない、長門の豊かな自然の海を感じることができます。ベテランのダイバーにも人気の観光スポットです。

住所：山口県長門市仙崎2059-1

「棚田」は急傾斜地に階段状に作られた水田です。 中山間地域が県面積の約７割になる山口でも多くの棚田があります。 長門市の油谷(ゆや)も棚田が多く、向津具半島を中心に棚田が広がってます。真っ青な空と緑の棚田は長門の隠れた絶景スポットです。

1999年に農水省が発表した「日本の棚田百選」に油谷の東後畑地区にある棚田が選ばれました。 棚田のほとんどは山間部にあるため、緑の木々に囲まれた青々とした水田を眺めることができるのですが、この地区は半島部分の丘陵地が海岸近くまで迫っているため、棚田の先には日本海を見ることができます。日が暮れてからの棚田の先にイカ釣り漁船の灯りが見え、幻想的な光景が広がります。夜にデートでくるのがおすすめです。

住所：山口県長門市油谷後畑

山口県を代表する戦国武将、大内義隆ゆかりの地である大寧寺は、紅葉狩りの場所として人気のある観光スポットです。鳥居をくぐると、緑に包まれた境内が広がっています。春は桜も見ることができますが一番のおすすめはやはり秋です。赤、紅、朱、様々な色が折り重なって深い色合いを出します。

江戸時代前期に作られた大寧寺川に架かる磐石橋は山口県の三奇橋の一つ。真っ赤に燃え上がったような紅葉と一緒に見る磐石橋は歴史情緒あふれ、当時の絶景をそのまま体験しているような気持ちになります。橋についた苔や朱色の変色も趣深く、日本の美しい自然を感じることができます。

住所：山口県長門市深川湯本1074 電話： 0837-25-3469

2000年11月3日に開通した角島大橋。離島にかかる橋としては日本で二番目に長い橋となっています。エメラルドグリーンの海にまっすぐ伸びた白い橋の絶景はこれを見たいがため日本だけでなく海外からも観光客がやってきます。自然が作り出した美しい絵画のような光景には誰もが写真を撮らずにはいられません。

人口では真似できない自然の鮮やかな色合いは見ているだけで癒されます。発展しなかったからこそ保たれた自然の絶景は長門の人々によって今も守られています。夏の晴れた日にも人気がありますが、黄昏時のオレンジ色に染まった海も美しい絶景です。

住所：山口県下関市豊北町大字神田~角島

磯釣りの絶好のスポットとしても知られ、イシダイやヤズなどが釣れる場所として多くの人が訪れます。観光地というよりは自然により近く、一部道は整備がされずヒールの高い靴では行けない場所もあるので露出の高い服装は避けたほうが良いです。

晴れた日や風が穏やかな日に行くと明るく美しい海が見えるのですが、冬のうす曇りの風の強い日に行くと、攫われそうなほどの激しい波を感じます。自然は美しいだけでなく力強く容赦しない、そんな一面を見せてくれる海を眺めることができます。また、磯は急に波が高くなってくることがあるので、覗いて見るときには用心しないとそのまま流されてしまう、ということもあります。

住所：山口県長門市油谷向津具下

長門の絶景の中でも最もダイナミックなのが千畳敷です。緑の芝生が広がり、頭上には真っ青な空、見渡す限りの海。波のざわめきと風が心地よく、広大な自然の美しさの前では悩みがあっても吹き飛んでしまいます。国外からも観光客がやってくる人気のスポットです。

近隣にもキャンプ地やカフェがあるので、のんびりすることができます。ドライブでの疲れをいやす場所としてもおすすめです。おすすめなのが早朝の時間帯です。澄んだ空気の中、徐々に明るくなる海を眺めることができ、一人占め気分を味わえます。

住所：山口県長門市日置中1138-1

海を眺めていると真っ赤な鳥居がずらりとならんだ異様な光景が見えてきます。木々に囲まれ海沿いにドミノ倒しのように並んだ123基の鳥居の先にあるのはなんと賽銭箱。日本で最も入れにくい賽銭箱として有名になった、元乃隅稲成神社です。建立当初は鳥居は１基でしたが1987年ごろから寄付金や奉納でだんだん増えていき、今の数にまでのぼりました。

鳥居が導くように続いている先には、龍宮の潮吹きと呼ばれる崖っぷちがあります。長門の海が作り出した独特の地形と海岸、そこに潮が入りこみ吹き出す潮の柱は最長で30ｍにもなることがあります。冬の風の強い日には、鳥居の周りまで潮がかかることも。時には鳥居と虹という珍しい光景もみることができます。

住所：山口県長門市油谷津黄

中国風の庭園で有名な楊貴妃の里は、入るとすぐに真っ白な楊貴妃像が出てきます。青々とした山の中に突然出てきた異国情緒にあふれる建物に、海を渡ってしまったのかと錯覚してしまいます。長門の山奥に中華風の建物があるというミスマッチさから、珍スポットにもなっています。

ドライブをしていると突然出て来る楊貴妃の里、という看板に驚く人も多いです。何故長門で楊貴妃？　という疑問が浮かぶかもしれませんが、処刑されたと思われていた楊貴妃が生き延びて、日本にやってきたという伝説があちこちに残っています。長門も同じく、楊貴妃と思われる女性が長門に逃げ延びてきたものの、ほどなくして無くなってしまったとのこと。楊貴妃の象は自分の故郷を見つめるように建てられています。庭園の中は山の四季折々の景色が楽しめるため、森林浴にもおすすめな観光地です。

住所：山口県長門市油谷向津具下3539

俵山温泉から長門湯本温泉への県道沿いに、木津川に落ちる滝を見ることができます。遊歩道もあるため、夏場は涼しい滝のしぶきを感じることもできます。車の通りも少ないので、深呼吸すると澄み切った心地よい空気を感じます。パワースポットという噂もあり、ご利益にあやかろうという人もやってきます。

道路建設がされる前は今までよりも長く横幅が広いものではありましたが、現在は形が変わりやや細くなっています。それでも近くで見ると迫力があり、力強さを感じます。暑い夏にいくのがおすすめの絶景スポットです。

住所：山口県長門市俵山小原

角島、青海島、そして俵島。向津具半島の突端にある小さな小島で、地図で見るときも拡大しないと気づかないほど。俵島の向こうには角島を見ることもできます。玄武岩の柱状節理からできているため、地質学上とても貴重なため天然記念物にも指定されています。

長門観光の穴場中の穴場で、島に行くまでの道も細く大変ですが、潮が満ちると島への道も隠れてしまい行くことができなくなります。潮の満ち引きも気を付けていかねばならないのですが、探検しているようなわくわくとした気分になってきます。

住所：山口県長門市油谷向津具下

長門の絶景スポットのご紹介はいかがでしたか？　長門の絶景は人の手が加わったものと加わっていないものがまざりあった場所が多いです。元々あるものを活用し、見事な絶景となっています。一つ一つの観光名所が晴れの日や雨の日、春や夏でそれぞれ雰囲気が変わってきて、その時見れなかったものが現れます。ぜひ、一度とならず季節をずらしてまた観に来てみてください。長門にお越しの際はぜにご参考にしていただけると幸いです。