神々の国ネパールが気になる!
アジアの列強国にはさまれて、日本ではあまりメジャーになっていないネパール。そんなネパールですが、知れば知るほど歴史と伝統のあふれる魅力的な国なのです。今回は、ネパールについて、生活文化とともに街中の名所から、自然あふれる世界遺産までご紹介していきます。ネパール観光の際の参考にしてみてくださいね。
ネパールはどこにあるの?
In Nepal, a chance encounter showed me the value of trusting strangers - The Globe and Mail https://t.co/9Ug2F1XgYy pic.twitter.com/jq0o15Gdk2
— Neprican (@nepricans) March 2, 2017
ネパールは、アジアの南の方に位置しています。インドの右上、中国の左下にあり、正式名称は「ネパール連邦民主共和国」。面積は約14万7200平方キロメートルで、北海道の約1.8倍の大きさです。人口は2017年現在で約2900万人ほど。インドと中国に挟まれたネパールは、アジアの小規模な国です。
ネパールってどんな国?
南アジア内陸の国ネパールは、多民族多言語国家です。多くの民族の人が生活するネパールでは、仏教やヒンドゥー教などそれぞれの宗教に関係した名所がたくさんあります。ネパールは、インドと中国に四方を挟まれた南アジアの小規模な国ですが、有名なヒマラヤ山脈や世界遺産が多くあり、観光にもおすすめ国なのです。
ネパールの首都はカトマンズ。ネパールの中で一番の都市です。主に使われる言語は、ネパール語。日本人にとってメジャーではないネパール語での観光は大変!と思いがちですが、観光業も栄えているネパールでは、英語が通じる場所も多くなってきています。また、1年中暖かい気候で日本のように四季はありません。
旅行でネパールに行くときに気になるのが、現地の通貨と物価。ネパールは現在、発展途上の国なので、物価はそれほど高くありません。物にもよりますが、一般的な生活用品や現地の食事は、日本の物価の半分から3分の1くらいのお値段です。ネパール通貨の名称はルピー。1ルピー約1円なので、日本人にはとってもわかりやすいですね!
ネパールの生活文化は?
ネパールでは多くのお店が露店型のバザール形式です。お買い物などは、高級店などの店舗でない限り、定価や値段がついていることはありません。お買い物の際、小銭が生じるときは、値切り交渉している姿も多く見られます。無理のない範囲で、上手に交渉してみるのもネパール観光の醍醐味で面白いかもしれませんね。
The Plate made by Green Leaf, each & every different taste of dish #Culinary from #Nepal #TopChef #cooking #food pic.twitter.com/IMgBMytTMl
— Ram's (@ChefDhungel) April 13, 2016
食文化は、隣接する中国やインドの影響を受けながら、独自に進化したネパール料理になっています。味付けは、インド料理に似たカレー風の味が多くあります。主食はバートと呼ばれるお米で、日本と同じ穀物系がメイン。ナンや麺類のお食事もあり、日本人でも食べやすいお食事が多いので安心!
ネパールの食生活で、気になるのが衛生面。バザールで食材を多く売っているネパールでは、市場内の飲食も気になりますが、お腹が慣れないうちはカフェやレストランに入ることを、おすすめします。少し高めのレストランから地元の人も多く訪れるお店まで、市内にはたくさんあります。カトマンズ市内の「Western Tandoori」は地元の人にも観光客にも人気のお店。安くて美味しいネパール料理が食べられると評判です。
ネパールへのおすすめの行き方
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— KaliTravel (@KaliTravel) June 12, 2017
ここからは、日本からネパールへ行くおすすめの行き方をご紹介します。以前は、関西国際空港からネパールへ直行便が通っていましたが、現在は日本からネパールへの直通の行き方はありません。しかし、隣接するアジアの国を経由する行き方はたくさんあるので、それぞれの魅力別にご案内していきます。
安くネパールへ到着する行き方
LCCエアアジアを利用した行き方が、ネパールへの格安な行き方です。羽田からマレーシアのクアラルンプールを経由して、首都カトマンズへ到着します。料金は、時期やセール時で異なってきますが、往復4万円から5万円ほどと安めのお値段で行くことができます。就航していない曜日もあるので、旅行のタイミングが合う方にはおすすめ!
ネパールへ早く到着する行き方
飛行機に乗っている時間を短く、早くネパールへ行きたい方には、タイのバンコクを経由してネパールへ入る行き方がおすすめ。羽田からタイ航空のバンコク行きに乗り、バンコクから首都カトマンズに到着します。飛行機に乗っている時間も他と比べ短い上、曜日を問わず就航しているので、利便性が良い行き方です。
乗り継ぎ時間を短縮したい行き方
羽田発の飛行機だと、夜遅くに出発して朝の乗り継ぎになる便が多いです。乗り継ぎで何時間も時間を取られたくないという方には、成田発の大韓航空を利用する行き方がおすすめです。大韓航空の成田発ですと、朝9時ごと出発してお昼ごろに仁川で乗り継ぎ、夕方18時ごろには首都カトマンズへ到着します。カトマンズ到着後、夕飯を食べてゆっくりもできるのは魅力的!
ネパールの魅力あふれる名所1
アジアの列強国に挟まれていて、まだ日本ではそれほど知名度のないネパールですが、実はネパールには魅力あふれる名所がたくさんあるのです。観光に行った際、絶対に見ておきたい世界遺産など、ここからはネパールのおすすめ名所をご紹介していきます。ぜひ、旅行の際の参考にして見てくださいね。
サガルマータ国立公園
ネパールの北東部、ヒマラヤ山脈にある国立公園。自然遺産として、ユネスコ世界遺産に登録されています。1148平方キロメートルもある巨大な国立公園で、世界最高峰のエベレストもサガルマータ国立公園内に位置しています。エベレストの他にも8000メートルクラスの巨大な山々が連なっていて圧巻の景色!
そびえ立つ山々に豊かな渓谷と、手入れされていない自然そのままを堪能できるサガルマータ国立公園。空気も澄んでいて、山好きの方もそうでない方も、荘厳な気分になること間違いなしの世界遺産です。高山植物や野生動物もたくさん見られます。ヒマラヤヤギなどは、多く見かけることができ、もしかしたら希少なオオヤマネコに遭遇することができるかも。
ネパールの魅力あふれる名所2
世界遺産ボダナート・ストゥーパ
首都カトマンズにある、チベット仏教の仏塔、「ボダナート・ストゥーパ」。高さ約36メートルもあり、ネパール最大の仏塔で、ユネスコ世界遺産に登録されています。ネパールに行った際は絶対見てほしい、おすすめの場所でもあるボダナート・ストゥーパ。大きなストゥーパの周りには、お土産屋さんや商店も並んでいます。チベット仏教の文化に触れながら、お買い物なども楽しめます。
ネパールにある巨大仏塔「ボダナート ストゥーパ」は世界のチベット仏教の中心地で、中心には仏陀のお骨が埋められているそうです。【みんなの旅をTABEENAでみてみよう!→ http://t.co/zB8wU5t9Px 】 pic.twitter.com/ts7r51bwVe
— TABEENA-旅の写真を簡単に記録 (@good_tabeena) February 20, 2015
世界遺産のボダナート・ストゥーパ。チベット仏教の中心地と言われ、ブッダのお骨(仏舎利)も埋められています。ドーム状の塔の上には、すべてを見通すと言われるブッダの目が描かれています。塔の先端近くからは、四方にタルチョという旗のようなものが広がっていて、それぞれの色が5大エレメントを表していると言われています。
チベット仏教の寺院ボダナート。
— きのコ (@kinoko1027) December 30, 2015
建物は地震の影響で修復中だったけど、目に付いたマニ車はひとつ残らず回したので個人的にはちゃんと参詣できて満足。
「来年はまともな人とまともな恋愛できますように!」とめっちゃ気合入れてお祈りしました pic.twitter.com/d8q20k6NCT
ストゥーパ(仏塔)のまわりには、仏教寺院やお経の書かれたマニ車と言われるものもあります。仏教徒たちは、このマニ車を毎日108回まわすのだとか。ちなみに、チベット仏教の文化では、すべて右回りに回っていくのが基本になります。この地を訪れた際は、文化に習って右回りにストゥーパを見て回りましょうね。
ネパールの魅力あふれる名所3
世界遺産スワヤンブナート
スワヤンブナート(ネパール)-カトマンズ盆地にあるネパール仏教寺院。「カトマンズの渓谷」の一部としてユネスコ世界遺産に登録されている。画像は、スワヤンブナートの巨大ストゥーパ。 pic.twitter.com/dom47r3BCI
— 綺麗すぎる世界遺産 (@_world_bestview) June 11, 2017
カトマンズ盆地にある、ネパール最古の仏教寺院「スワヤンブナート」。カトマンズ渓谷の一部としてユネスコ世界遺産に登録されています。高台に位置する寺院で、丘の上に複数の仏塔が並んでいます。400段ほどの急な石階段を登りきった場所にあり、この高台からカトマンズ盆地を一望することができ、眺望もおすすめ!
ネパール、カトマンズ pic.twitter.com/tlbdfkd6T4
— 世界絶景・名所 (@sekairyokohe) June 21, 2017
ドーム状の寺院の中央には金色に輝く仏塔がそびえ立ち、四面にブッダアイが描かれていて豪華!ボダナートストゥーパと同様、四方にタルチョがカラフルに広がっています。黄色は大地、青色は空、赤色は火緑色が水、白色は風のエレメントを象徴していると言われています。
ネパールの魅力あふれる名所4
世界遺産ルンビニ
「ルンビニ」は、タライ平原というネパールの南部方面にある小さな村。1997年に世界遺産になりました。ルンビニが世界遺産として世界中で有名なのは、ブッダの生誕地と言われているから。ブッダが産湯に浸かったとされる池があり、ルンビニは、仏教の八大聖地の一つとも言われています。
ネパールの魅力あふれる名所5
ネパールの文化溢れるインドラチョーク
中世アジアの街並みを残す市場「インドラチョーク」。古くから続くこのバザールは、市民の生活や買い物に欠かせない場となっています。カトマンズ旧市街のメインストリートで、毎日多くの地元の人と観光客で賑わっています。通りに並ぶ商店も見どころですが、中世の面影を残す建物と街並みそのものが美しくおすすめ!
インドラチョークで飲んだラッシーが、想像以上に冷えてて、本気で美味しかったです(≧∇≦) pic.twitter.com/AhpUjjT2fR
— 伊藤美月/Mitsuki Ito (@coneejjr) March 31, 2015
インドラチョークには、アカシュバイラヴ寺院やシヴァ寺院、ガネーシュ寺院などが集まっています。カトマンズの街中で、気軽に宗教文化に触れられるおすすめの場所。厳かな寺院が佇む中、販売されている布類は色鮮やか!コントラストが美しく、異国情緒溢れる景観です。また、インドラチョークで人気なのがラッシー。スッキリとした甘さで、乾いた喉を潤してくれます。
ネパールの魅力あふれる名所6
パシュパティナート
ネパール最大のヒンドゥー教寺院が「パシュパティナート」。シヴァ神が祀られています。多民族国家のネパールですが、一番信仰されているのがヒンドゥー教であり、ネパール人にとって聖なる地と言われるほどの名所。パシュパティナート寺院に面してバグマティ川が通っており、川沿いに火葬場があることでも有名な地。
パシュパティナート #ネパール #世界遺産 pic.twitter.com/nUBS48rabM
— Mitsuya Hideto (@hideto328) February 7, 2017
インドのガンジス川へと通じているバグマティ川は、ヒンドゥー教徒にとって欠かせない場所。日常の洗濯や身体をこの聖なる川で清める文化とともに、火葬された遺灰をバグマティ川へ流す風習もあります。お墓を作らず遺灰を川に流すのは、輪廻転生の考えによるものと言われています。日本と文化の違いを実体験できる名所で、おすすめです!
ネパールの魅力あふれる名所7
ダルバール広場
カトマンズの中心地とも言われる「ダルバール広場」。観光地としても人気の名所。13世紀に栄えたマッラ王朝の旧王宮跡地があるダルバール広場は、ネパールの歴史を感じられるおすすめの街並み。ダルバール広場の東側ニューロード門のある地帯は、近代的な建物が並んでいます。ダルバール広場からインドラチョークへ。中世の街並みから近代的な建物へと、景観の変化を楽しめます。
Today I finished the last bit of the Himalayan Java Coffee that I got from Nepal. Today I am sad. Must go back. pic.twitter.com/iq2K9SkYmx
— Jugal Mistry (@holy_photon) September 13, 2016
ネパール観光で歩き疲れたら、ダルバール広場近くにある「Himalayan Java Coffee」が休憩に最適。衛生面もしっかりとしているカフェで、安心して休憩できます。おしゃれな店内で、カトマンズの喧騒から離れてゆっくりとするのにおすすめの場所。無料のWiFiも通っているので、旅行者にはうれしいですね!
ネパールの魅力あふれる名所8
コパン僧院
カトマンズ盆地 (ネパール)
— 気ままに旅行しよう♪ (@Disneyland1237) June 18, 2017
めちゃくちゃ綺麗すぎる♪pic.twitter.com/DnO7X4wPqC
カトマンズにある優雅なたたずまいの「コパン僧院」。高台に位置しているので、カトマンズ盆地を見渡すこともできます。寺院内は、まさに曼荼羅で見るような色鮮やかで豪華な造り!チベット仏教の僧院で、一般客でも1週間ほどから体験できる瞑想コースがあります。コパン僧院の瞑想コースで自分を見つめる、なんていうのも面白いかもしれません。
ネパールの魅力あふれる名所9
アサンチョーク
ネパールの市場でなんでも買えると言われている「アサンチョーク」。ダルバール広場から北東方向に歩いていくと市場が広がっています。ネパールの食文化で欠かせないスパイスや野菜に、お土産でも喜ばれる雑貨の商店が多く並び、お買い物を楽しめる一帯です。寺院を見て回ったあとに、アサンチョークでネパールの人々の日常生活を感じられるおすすめ地!
ネパールでは、街の通りの中に小さな寺院や祠堂が点々とあり、アサンチョーク内にも小ぶりながら、精巧な建築が美しい寺院を見られます。街中にある小さな寺院や祠堂でよく見られるのが、ガネーシュやシヴァ神が祀られたもの。獅子の像も多くあります。仏教の世界観や神話好きな方にはたまらない街。歩いているだけで、多くの神様に出会えます。
ネパールの魅力あふれる名所10
世界遺産チトワン国立公園
チトワン公園は、ネパールの南部方面、インドに近いタライ平原にある自然保護公園です。自然遺産としてユネスコ世界遺産に登録されています。首都カトマンズから少し離れたタライ平原は、ジャングルのような緑豊かな地。公園内に川が通っていて自然の中で生活しているワニなども見れます。
貴重な動物や野鳥が多く生息しているチトワン公園。運が良ければ、ベンガルトラやコウノトリなど珍しい動物たちに出会えるおすすめの場所です。象の背中に乗れるエレファントサファリは観光におすすめのプラン!また、チトワン国立公園の近くには、タルー族の村もあります。先住民の生活や文化に触れてみるのも素晴らしい経験になりそう!
今度の旅行は魅力的なネパールへ!
神々を感じられる国、ネパールはいかがでしたでしょうか?中世アジアの街並みと、古くから続く風習に文化。普段の日本では感じられないような、魅力的な経験ができるかもしれません。ネパールへ行く際は、現地の文化を堪能しながら、おすすめの観光名所や世界遺産をぜひ満喫してくださいね。
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