世界最高峰への登山に挑戦しよう
エベレストは外観からも分かるように、その光景は大変美しくその場に居るだけで大自然の雄大さを肌で感じ取ることができるでしょう。エベレストへの登山については徹底した事前の準備が必要になります。初心者であっても世界最高峰を制覇するために必要な事柄や登山方法を説明していきましょう。
世界最高峰エベレストとは
ネパールサガルマタ県と中国チベット自治区にまたがる全長2400kmに及ぶヒマラヤ山脈の世界最高峰がこのエベレストになります。その標高は地殻変動や氷河等の事情により諸説ありますが8848mとされています。ネパールではサガルマータ、中国ではチョモランマとそれぞれの呼び方があります。
エベレストの登山の歴史
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— 世界の絶景・秘境画像~地球は広かった~ (@zekei83) March 31, 2017
世界最高峰エベレストへの登山の歴史は古く1920年頃から始まり、1953年にイギリス探検隊のメンバーにより初めてその頂上への到達に成功しました。その後も多くの登山家によって登頂を成し遂げることになる反面に、その過酷さから命を落とした登山家も多いのも事実です。しかしながら現在ではあらゆるルートや設備が整ってきています。
エベレスト近郊で登山の準備をしよう
エベレストへの登山においてはネパールもしくは中国チベット経由でのルートを辿ることになりますが、エベレストの周辺地域には宿泊施設や登山に備えるためのお店等があります。ここネパールのカトマンズにあるホテルマナスルもその一つで落ち着いた部屋や浴室、共用施設のプール等設備の整った宿泊施設となっています。
ネパールのカトマンズを出発しエベレストのベースキャンプに向かうわけですが、その道中がエベレスト街道と呼ばれるもので、ドゥード・コシの吊橋を何本か渡っていくことになります。多くの登山客や物資の運搬等往来が激しい上に標高差がありますので初心者は特に注意して渡る必要があります。
エベレストの登山ルート
エベレストへの登山と言ってもその方法には幾つかのルートが存在し、まずは大きく分けてネパール側から登るのか、それとも中国チベット側から挑戦するのかという2通りの方法です。どちらも標高5000m程の場所にあるベースキャンプがスタートとなり、中国からでは車で行けるのですが、ネパール側では徒歩で数日を要します。
【エベレスト】世界最高峰。標高8,850m。1953年5月29日、エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイによって初登頂。7,900m地点のサウスコルから頂上に向けて“デスゾーン”と呼ばれ、幾度となく登山家を苦しめてきた。 pic.twitter.com/9NQLbbYquc
— (さ・ω・)っ (@stsxxx0301) June 14, 2017
エベレストの登山ではネパールからのルートを利用する登山者が多く、実際に頂上までたどり着く成功率も比較的に高いようです。5300mのベースキャンプを出発し途中のキャンプ設営場所を経て頂上を目指します。もちろん成功率が高いノーマルコースといっても標高が高くなるにつれて登山の難易度は上がっていきます。
エベレストでは近年の登山ルートの開拓によって、あらかじめハシゴやロープが設置してある箇所があります。初心者であっても登山に挑戦する方は年々増えてきていますが、高度が高くなるにつれて大きなクレパスやアイスフォールによって過酷な道のりであることに変わりはありません。
エベレスト登山にかかる入山料と費用
エベレスト入山料は破格の250万円。(^з^)-☆ #ntv #イッテQ pic.twitter.com/KzBeis8LGs
— nagaken@放送作家 (@nagaken0911) May 18, 2014
エベレストへの登山においては、必ず入山料をネパール政府に支払う必要があります。以前と比較するとその金額は値下げ傾向にあるものの、それでも一人につき100万円以上を支払わなければならない決まりになっています。観光による収入源の確保と自然保護の観点といった名目ですが、他の山への登山と比較しても割高になっています。
エベレスト登山にかかる費用は入山料だけではありません。現地へ赴くまでの渡航費はもちろんのこと滞在費や登山ガイドとして高地での生活に慣れているシェルパやスタッフを雇うとなればかなり高額になっていきます。その他にも登山用の機材等も必要になっていきますので、滞在期間が長ければそれに伴って費用が多くなっていきます。
エベレストのキャンプと登山装備
エベレストの登山を始める前にとどまるベースキャンプでは、通常は数週間をここで滞在することになります。この場所での暮らしで徐々に体を高地に順応させることを目的としています。いくつものテントが設けられ、数人で生活を共にするのですが、高地故の寒暖差や天候の具合によって生活は左右されます。
ベースキャンプには個々のテント以外にも簡易トイレやシャワー専用のテントが設置されています。更には現地シェルパにより食事を提供してくれるテントもあります。主にネパール等の郷土料理がメインになりますが、それぞれ登山者の国籍に合わせた食事も準備されていますので英気を養うことができるでしょう。
エベレストに限らず標高の高い登山においては絶対に欠かすことができない装備があります。まずは身に着ける衣服について、季節によって用意するものは若干異なりますが防水加工を施したダウンジャケットやUV加工のサングラスやゴーグル、高度が上がるに連れ寒さ対策として防寒具の調節が必要ですが、荷物は必要最低限にしましょう。
エベレストは雪で覆われ道中に様々な難所が存在します。登山においてその助けとなるのがピッケル等の装備になります。足には12本の爪が付いたアイゼンやザイル、ヘッドランプ、背負うザックには寝袋や常備薬、無線機等の最低限の持ち物は所持しましょう。万が一にも備える必要がありますが事前にチェックした上で出発しましょう。
エベレスト登山における心構え
世界最高峰エベレストには多くの登山家がその登頂に成功しています。しかしながらその反面に雪崩や遭難、滑落といった事故に見舞われて命を落としてしまった登山家がいることも事実であり、経験豊富な登山家やシェルパでさえ、予想もしなかった場面に遭遇することもありますので、特に初心者は難しさを認識しておかなければなりません。
エベレスト登山の注意事項
エベレストのように標高の高い山への登山において注意しなければならないことの一つとして、体の管理を注意することが重要になります。標高が上がるにつれて酸素が薄くなってきますのでその際に高山病にかかってしまう恐れがありますので、特に初心者は時間をかけて徐々に登山するかやむを得ず下山する選択をしなければなりません。
BBCニュース - エベレストで酸素ボンベの盗難相次ぐ 登山者に命の危険も https://t.co/XytPn6LuQU
— ぱらさいとう (@parasaitoh) June 14, 2017
エベレストには実に多くの登山者が訪れるものです。もちろん年齢はさることながら国籍も異なります。そういった中では様々な問題も起こっています。その一つがゴミや排泄物の問題で、現地ではその多さから環境面において深刻な状況であるようです。また酸素ボンベ等の盗難も起こっていますので注意が必要です。
エベレストの下山は要注意
プロ下山家、七度目のエベレスト下山へ
— 居残り佐平次 (@inokori_3814) April 6, 2017
の間違いやろ
指を9本失っても… 栗城史多、7度目のエベレスト挑戦へ(AbemaTIMES) - Yahoo!ニュース https://t.co/PMXXJof1Oy
エベレストの登頂に成功した登山者や途中でやむなく断念した方等必ず自力で下山しなければなりません。特別な方法があるわけではないので、登山同様にやはり危険な箇所を下山することになり、登り同様慎重に行動することが必要になります。また登山における体力の消耗も考慮しなければならないので個々の状況を見極める必要があります。
エベレスト登山ツアーを利用する方法
最も尊敬するアーティストの一人である先輩主催のネパールツアーに参加する事になったよ!
— ずんだ餅 フン太郎 (@z_funtarou) November 6, 2016
異国の地でのインスパイアをアウトプットしたいな!
まずはドキュメント映像を作成予定なのでお楽しみに!
言い訳にシンパシーを感じたあの方と行き先まで同じだなんて、運命を感じずにはいられないね! pic.twitter.com/oNzB8C2Mxi
エベレストの登山と聞くとその過酷さをまずは想像するでしょう。そういった初心者でも挑戦できるように現在では各旅行会社の企画や登山経験者によるツアーや公募登山隊等を利用することで比較的に登山し易い環境が整っています。ただしあくまでも高所での危険度に変わりはありませんので注意が必要です。
エベレストへのアクセス
エベレストを中国チベット側のルートで行く場合には、ベースキャンプまで車でアクセスすることが可能です。まずチベットのラサまでは中国成都から飛行機もしくは青蔵鉄道を利用する方法があります。道路周辺は特に建物もなく広いので、車での移動の際には遠くに世界最高峰エベレストの山並みを眺めることができます。
ネパールのカトマンズまではマレーシア、タイ、シンガポールなどから飛行機でおよそ4時間から5時間のフライトで到着します。エベレストへの登山目的ではよく利用される方法で、あらかじめビザ発給の手続きをしておくことでこちらの空港でビザを取得することができます。
「まとめ」エベレストの登山は慎重に
エベレスト登山の紹介はいかがでしたでしょうか。現在では初心者から熟練した方まで非常に多くの登山者が挑戦しています。時代と共に道具や設備も進化し、またこれまでの経験からあらゆる情報等で比較的に登山し易くなっています。ですがエベレスト登山は危険と隣り合わせであることを認識した上で一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
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