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銀山温泉の観光スポット!おすすめグルメ・散策コース・周辺情報などご紹介!

銀山温泉の観光スポット!おすすめグルメ・散策コース・周辺情報などご紹介!
投稿日: 2017年11月28日最終更新日: 2020年10月8日

山形県尾花沢市の山間にある銀山温泉は、そのノスタルジックな町並みで人気の観光地です。大正ロマンの雰囲気を味わいながら日帰り温泉や足湯、地元グルメを楽しめます。また散策路も整備されており、自然の中でリフレッシュも。今回はそんな銀山温泉の観光案内です。

大正浪漫が薫る銀山温泉見出し

山形県の銀山温泉は川の両側に特徴的な木造建築が立ち並ぶ、趣のある温泉街です。街並みは大正時代風で、夕方街灯に灯がともると一層の風情を増します。冬の雪景色もまた絵になります。この銀山温泉は日帰りでも充実した時間を過ごせる散策路やグルメスポットがたくさんあります。今回は銀山温泉をご紹介します。

銀山温泉の町並みはこうしてつくられた見出し

「銀山温泉」の地は江戸時代に「延沢銀山」があったことから名づけられました。交通の便が悪い山奥なので、延沢銀山の衰退と共に人口が激減。それでも地元の人々は湯治客相手の細々としたなりわいを営んでいましたが、大正時代はじめの大洪水で温泉宿はほとんどが流され、温泉街は衰退していってしまいます。

1925年にボーリングを行ったところ多量の高温の温泉が噴出し、これを足がかりに一斉に旅館が多層木造建築に建て替えられていきました。周辺道路や橋も整えられ、尾花沢の町から30分でアクセスできるようになりました。1985年には延沢銀山が国の史跡に、1986年には「銀山温泉家並保存条例」が制定されて歴史ある町並みを保存、観光に活かしていくことが決まりました。

「銀山温泉」が観光地として有名になったのは、何といっても1983年から84年以かけて放送されたNHK朝の連続テレビ小説「おしん」のヒットによるところが多いでしょう。主人公おしんの母の出稼ぎ先がこの銀山温泉だったのです。テレビに風情ある町並みが映し出され、銀山温泉は一気に全国区になりました。

銀山温泉へのアクセス!東京から新幹線・バス・車で!行き方まとめ! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
銀山温泉へのアクセス!東京から新幹線・バス・車で!行き方まとめ! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
山形県尾花沢市にある「銀山温泉」はレトロな木造旅館が建ち並ぶ風情が魅力の温泉街。一度訪れたいと思っている方も多いのではないでしょうか?今回は東京や仙台からの銀山温泉へのアクセス方法を紹介します。新幹線、バス、車など色々な方法がありますので、参考にしてください。

銀山温泉の散策見出し

銀山温泉はさほど広いエリアではないので、日帰りでも充分に観光や散策を楽しむことができます。温泉街中心部には食事処や土産物店をはじめ、足湯や日帰り温泉があります。町並みを見ながら食べ歩きや食事が楽しいでしょう。温泉街から少し足を延ばせば滝や銀山の坑道、渓流の美しい自然もあり、時間と好みに応じて過ごすことができます。

温泉街からは散策路が伸びており、3つの散策コースが設定されています。「滝見コース」は一番短い散策路で、籟音の滝、白銀の滝などを見る約20分のコースです。「銀鉱洞直行コース」は「滝見コース」に坑道見学などをプラスして約60分のコース、「ゆったり散策コース」はさらに神社見学を入れた約90分の散策コースになっています。

銀山温泉のおすすめ観光スポット1:能登屋旅館見出し

銀山温泉では立ち並ぶ木造建築自体も観光に値するものです。「能登屋旅館」は銀山温泉の中にある老舗旅館ですが、現在の建物は1925年ごろの大正期に建てられたものです。木造3階建てですが、その上に建てられた塔が特徴的で、数ある銀山温泉の木造建築の中でもひときわ印象的なものです。バルコニーや柱の装飾など、和風の中に洋風のテイストが見られます。

「能登屋旅館」の看板にある「木戸佐左ェ門」は銀山の開発に貢献した人の名前です。斎藤茂吉も銀山温泉に湯治に来た際、この旅館に滞在しています。「能登屋旅館」の建物は国登録有形文化財にもなっています。たくさんの素晴らしい建物が並んでいる銀山温泉ですが、この建物は足を止めてじっくりと見て下さい。

銀山温泉のおすすめ宿ランキング!大正ロマンの世界にタイムトリップ! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
銀山温泉のおすすめ宿ランキング!大正ロマンの世界にタイムトリップ! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
テレビ「おしん」の舞台となったことで、一躍有名になった銀山温泉は、連日予約が取れないほど人気のある温泉地です。一度銀山温泉を訪れたら、また来たくなるほどレトロ感にひたれる温泉は、大変魅力的です。今回は、銀山温泉でおすすめの宿をランキング形式で紹介します。

銀山温泉のおすすめ観光スポット2:鏝絵(こてえ)見出し

鏝絵(こてえ)とは、漆喰を素材に作られたレリーフのことです。左官職人の道具である鏝を使って仕上げられるので付けられた名称です。外壁を飾るのに利用されることが多く、色が付けられた漆喰を使って色鮮やかに描かれます。モチーフは花鳥風月をはじめ、福を呼ぶとされる物語の場面が多いようです。

銀山温泉では至る所で鏝絵を見ることができます。全国的にもこれだけ狭い範囲にたくさんの鏝絵がある場所は珍しいそうです。雨から保護するためでしょうか、中には屋根付きの立派な鏝絵もあります。前出の「能登屋旅館」の看板も鏝絵で仕上げられているものです。銀山温泉観光の折には、大正ロマンを盛り上げる芸術である鏝絵にも注目です。

銀山温泉のおすすめ観光スポット3:寺社見出し

山の神神社

「山の神神社」は温泉街入口近くの山にある神社で、古くから延沢銀山の鎮守だったようです。安産にご利益があるとされ、神社から枕を借りて出産すると必ず安産になると言われています。素朴で力強い感じの神社ですが、この神社は「延沢銀山遺跡」の一つとして国指定史跡になっています。時間のある方は是非観光してみてください。

正楽寺

「正楽寺」は16世紀後半に創建された古い寺院です。銀山の衰退と共に8つあったと言われる寺院もなくなっていってしまいましたが、この正楽寺だけはしっかりと残っています。商売繁盛、無病息災、学業成就、家内安全、交通安全などのご利益があると言われていますので、観光と共に参拝はいかがでしょうか。

銀山温泉のおすすめ観光スポット4:日帰り温泉見出し

しろがね湯

宿泊する時間的ゆとりのない方は、観光と一緒に日帰り入浴などはいかがでしょうか。銀山温泉にはいくつもの日帰り入浴施設があります。「しろがね湯」は隈研吾氏デザインの洒落た共同浴場です。1階から3階まで各階に浴槽がありますが、男女交代制で時間により使える浴槽が変わります。

おもかげ湯

公衆浴場の「おもかげ湯」は貸切の温泉です。さほど広くはありませんがひなびた風情は情緒抜群、家族やグループで遠慮なく浸かるにはもってこいです。50分2000円でひと味もふた味も違った観光の思い出ができます。その他、旅館で日帰り入浴を受け付けているところもありますので、お好みのところをどうぞ。

銀山温泉のおすすめ観光スポット5:足湯見出し

和楽足湯

銀山温泉の足湯は「和楽足湯(わらしゆ)」という名が付いており、温泉街の真ん中に位置しています。無料で誰でも利用することができますが、タオルは持参になります。足を浸すとほのかに硫黄が香り、手軽に銀山温泉の湯が楽しめます。温度はやや熱めのことが多いようです。

足湯「和楽足湯」の特長は何といってもそのロケーションの良さです。温泉街の中心部にあり、足湯に浸りながら銀山温泉の町並みを眺められます。また、周辺にテイクアウトができるお店もあるので、地元グルメを楽しみながら時間を過ごすこともできるのです。暑い夏は尾花沢らしい「西瓜サイダー」や「ラフランスサイダー」もおすすめです。

銀山温泉のおすすめ観光スポット6:滝見出し

白銀の滝

Photo by ume-y

銀山温泉周辺には2つの滝があり、散策路で容易にアクセスできます。「白銀の滝」は落差20メートル、上部で2つに分かれて落ちています。向かって左側は水量が少なく白糸のよう、右は水量が多く豪快と、2つの雰囲気の違う滝が見られる面白いスポットです。滝周辺には鬼子母神、不動尊などがあります。

籟音の滝

「籟音の滝」は「白銀の滝」の近くにある高さは3メートルほどの滝です。高さがさほどでないので、滝の迫力を楽しむというよりは周囲の景観を含めて鑑賞すると良いでしょう。温泉街で買ったテイクアウトグルメを滝の周辺で食べるのも観光の良い思い出になりそうです。

銀山温泉のおすすめ観光スポット7:延沢銀山見出し

夏しらず坑

銀山温泉の散策路には「延沢銀山」の抗口や坑道が残っており「夏しらず坑」もその一つです。入口には柵が設置されていて中に入れるわけではありませんが、抗口から冷たい風が吹いて来て夏でもクーラーのように涼しく感じます。脇に「夏しらず」の標石が立っているので見落とさないように訪問してください。

銀鉱洞

「銀鉱洞」は内部が見学できる坑道で、入口は南口と北口の2か所があります。「延沢銀山」は1689年の坑道崩落で事実上閉山してしまいましたが、国の史跡に登録されている跡地で、島根県の石見銀山、福島県の半田銀山と共に日本三大銀山に数えられています。ひんやり薄暗い坑道は昔を偲ぶのに十分な雰囲気があります。

銀山温泉のおすすめ観光スポット8:渓谷見出し

長蛇渓

「長蛇渓」は温泉街から「籟音の滝」周辺までをいい、銀山川が蛇のように曲がりくねっている様子から名づけられました。川の水深は浅く、所々に甌穴のような丸い穴が見られます。春の新緑と秋の紅葉の頃は格別な風情で、散策路をそぞろ歩く観光客の数も多くなります。

洗心峡

Photo by sweetscented

「籟音の滝」周辺から上流は「洗心峡」という名が付いていて、川に侵食された岩の景観を見ることができます。1945年に銀山温泉を訪れた歌人の斎藤茂吉は周辺の渓谷を歩き歌を詠みました。それが次項でご紹介する歌碑に彫られているのですが、皆さんも茂吉に倣って散策をしながら一句詠んでみてはいかがでしょうか。

銀山温泉のおすすめ観光スポット9:歌碑・像見出し

斎藤茂吉歌碑

短歌誌『アララギ』の中心人物であった斎藤茂吉は銀山温泉で「蝉のこゑ ひびかふころに 文殊谷 吾もわたりて 古へおもほゆ」の歌を詠みました。洗心峡散策路にこの歌を刻んだ歌碑が建っています。「蝉の声が響くころに文殊谷(洗心峡と長蛇渓)を訪れると(銀山として繁栄していた)昔が思い起こされる」という意味です。

儀賀市朗左ェ門像

儀賀市朗左ェ門は金沢の出身ですが、延沢銀山を発見したと言われている人です。伝承によると彼が出羽三山に参拝した折、夢に立派な身なりをした老人が出てきて銀の採れる山を教えてくれたそうです。そのお告げに従い今の銀山温泉周辺にくると銀を含んだ黒い石が見つかったというわけです。彼の像が銀鉱洞の近くに建っています。

銀山温泉のおすすめ観光スポット10:伊豆の華見出し

銀山温泉周辺のグルメスポットをご紹介します。「伊豆の華」は蕎麦が自慢の食事処で、おすすめは「揚げ茄子おろし蕎麦」です。温かいものと冷たいものの両方がありますのでお好みでどうぞ。量がたっぷりで2人でもシェアできそうな「板蕎麦」もシンプルに蕎麦の旨みを味わえるおすすめメニューの一つです。

「伊豆の華」の2階席からは温泉街が眺められます。蕎麦メニューの他に「おしん」で一躍有名になった歴史グルメの「大根めし」も味わうことができます。銀山温泉周辺では「おしん飯」と名が付いているようですが。その他、フォトジェニックなパフェなどの甘味メニューもありますので観光の合間のティータイムにもどうぞ。

銀山温泉のおすすめ観光スポット11:古勢起屋別館スワローネ見出し

旅館である「古勢起屋別館」は1階が「スワローネ」という、宿泊客でなくても利用できる食事処になっています。堂々たる木造建築は一見の価値がありますので、食事の前にじっくり建物を見るのも忘れないでください。ここでは山形の牛肉を使ったグルメがおすすめです。せっかく観光に来たので贅沢ランチはいかがでしょうか。

外観同様「スワローネ」の中も落ち着いた雰囲気です。「古勢起屋ビーフカリー」は山形県産のA4 黒毛和牛を使った、贅沢ながらも懐かしい風味のグルメカレーです。「ハンバーグ」の肉も山形県産の牛肉100パーセントで、温泉卵としょうゆベースのソースがかかっています。どちらのメニューにも山形特産のベニバナで黄色く色付けたライスが添えられています。

銀山温泉 古勢起屋別館 

住所:
山形県尾花沢市大字銀山新畑417
アクセス:
車/東北自動車道から山形自動車道へ入り、山形方面へ~東根IC~国道13号線を新庄方面へ、尾花沢に入ったら右折し、国道347号線 車以外/JR大石田駅下車 市バス40分 タクシー30分
料金の目安:
サイトでご確認ください
宿泊時間:
宿泊時間: 15:00 (IN) 〜 10:00 (OUT)
提供:

銀山温泉のおすすめ観光スポット12:瀧見館見出し

高台に位置する「瀧見館」は滝が見られる絶好のロケーションです。リーズナブルな値段で美味しい十割蕎麦が食べられると評判の店です。蕎麦は細いけどコシがあり、つゆとの相性も抜群です。蕎麦を注文すると煮物や酢の物、甘味まで入った小鉢が同時に付くのもグルメには高ポイントです。

「瀧見館」では一口分の「水蕎麦」が出されます。慣れないと戸惑いますが、これは蕎麦の旨みだけをストレートに味わうもので、麺に自信がある証拠です。「瀧見館」ではセルフで頂ける香り高いそば茶も忘れずに味わってください。また、観光客用に日帰り入浴と食事がセットになったプランもあります(要予約)ので、時間のある方はどうぞ。

銀山温泉のおすすめ観光スポット13:野川とうふや見出し

「野川とうふや」は家庭的な豆腐店です。基本的には立ち食いですが店舗前に椅子もありますし、こちらで購入したものを近くにある足湯に浸かりながら食べる人も少なくないようです。看板商品の「立ち食い豆腐」は豆腐にタレをかけたシンプルなものですが、ふわふわの豆腐からは上質な大豆と水からできている旨みを存分に感じられます。

「野川とうふや」のもう一つの売れ筋である「厚揚げ」はザクッという歯ごたえの表面の中に柔らかな豆腐、甘辛のタレと相まってとても美味です。早い時間に売り切れてしまうこともある人気店なので、人出の多い日はなるべく早く買いに行くことをおすすめします。

銀山温泉のおすすめ観光スポット14:酒茶房クリエ見出し

「酒茶房クリエ」は店の前の赤ポストが目印のお洒落なカフェです。「クリエ」はフランス語で「手紙」のことだそうです。ここは夜10時まで営業しており、夜はカクテルが豊富なバーにもなります。こちらで評判のメニューは「焼きココア」。甘さ控えめのココアの上に焼いたマシュマロが乗っており、見た目もインパクトがあります。

「酒茶房クリエ」のチーズケーキのファンもたくさんいます。レモンの風味が爽やかな逸品です。食事メニューもあり、カレーライス、レバーペースト付きバゲットなどが頂けます。2階席からは温泉街が見えてとても風情があります。宿泊の方は夕食後の一杯にも利用できるお店です。

銀山温泉のおすすめ観光スポット15:はいからさん見出し

「はいからさん」の店先には休日ともなると長い列ができます。観光客のお目当ては「はいからさんのカリーパン」と名付けられたカレーパンで、一日に数百個も売れるそうです。外側はカリッ、中はもっちりの食感が人気なのですが、もちろん中のカレーも評判。はじめは甘く感じますが後からスパイスの刺激が広がり、グルメも納得の美味しさです。

「はいからさん」ではテイクアウトのカレーパンに目が奪われてしまいますが、イートインもでき、ラーメンやそばの他にずんだ餅や山形名物の「くじら餅」、あんみつなども頂けます。面白い名称の「くじら餅」ですが、鯨は全く入っていません。どんなものかお試しを。カレーパンもイートインスペースで食べることができます。

銀山温泉でレトロ気分を満喫しよう見出し

Photo by INABA Tomoaki

いかがでしたか。ロマンあふれる街並みに美味しい地元グルメ、手軽にできる周辺散策など観光の要素が揃った銀山温泉。首都圏や関西圏からはかなり距離がありますが、訪問するに値する場所です。銀山温泉から車で1時間半ほどのところに有名な観光地の山寺(立石寺)もあり、そことセットで観光する人も多くいます。山形に行く機会があったら是非銀山温泉に足を運んでみて下さい。

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投稿日: 2017年11月28日最終更新日: 2020年10月8日

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