夏はベルギービールで乾杯!
日本でも沢山の銘柄が販売されている人気のベルギービール。独特の味わいが楽しめるベルギービールはクラフトビールが好きな方にはぜひおすすめのビールです。フルーティーな味わいやスパイシーな味わいのビールは夏の夜を盛り上げるのにはぴったり!お土産としてもよろこばれるベルギービールをたっぷり特集します!
ベルギービールの特徴
ビール好きならすぐに反応してしまうベルギーのビール!日本でもあちこちでベルギービールが飲めるようになっている昨今ですが、ベルギービールの特徴とは一体どこにあるのでしょうか。お土産でも喜ばれる日本人も魅了するベルギービールの特徴について3つのポイントでご紹介しましょう。
銘柄は800を越えるほど種類が多く個性的
日本でも人気、お土産にもぴったりのベルギーのビールは800種類を超えるといわれています。とにかく種類が多く、全部を飲んでみようと欲を出すと大変なことに!そのどれもがとても個性的なのもクラフトビールファンにとっては嬉しいポイントで、多種多様です。
ブドウが収穫できないのでワインでなくビールが発達
ベルギーではかつてフランスやイタリアなどと同じようにさかんにワイン製造がおこなわれていました。汚染された水の代わりにワイン製造を行い常用していたという話もあるほどです。
しかし、15世紀になるとヨーロッパが寒冷期に突入。ぶどう栽培が難しい気候条件が続き、ワインづくりは徐々に衰退していったのです。そして、その代わりにビール製造へと力がそそがれることになるのです。
ほかの土地にはない多種多様さ
地ビール王国としても知られるベルギーでは国のあちらこちらで個性豊かなビールが製造されています。
原料もシンプルで単純なものではなく、スパイスや原産地の異なる数種類のホップをミッくクスさせるなど独自の製法で作られているのもつベルギービールの魅力の一つです。それぞれのビールにしっかりとした主張が感じられ、他の土地にはない多様性です。
ベルギービールには専用のグラスがある
日本でも人気、お土産にもピッタリのベルギービールの特徴としてビールのタイプや種類に合わせた専用のグラスやコースターがあるということが挙げられます。ビールの原料や味だけではなく、飲む人の口に入る最後の瞬間までこだわりを持って作られているのはさすがビール大国、ベルギー!
銘柄ごとにロゴが入っている
日本でも人気、お土産にもおすすめの人気のベルギービールの専用のグラスには銘柄ごとにロゴが入っています。ワインと同じようにグラスひとつでビールの味わいも変わります。オリジナルのグラスという徹底したこだわりは、それぞれの銘柄の裏にある製造者のプライドの証のような存在です。
ベストな状態で味わう目的
日本でも人気があり、お土産にもぴったりのベルギービールの銘柄それぞれのグラスは、ベルギービールの種類と同様に多種多様です。それぞれのグラスには香りを楽しむ目的であったり、のど越しを楽しむ形であったり、泡を消さない形であったりといったビールをベストな状態で味わうという目的があります。
デザインもおしゃれでお土産にもおすすめ
ベルギービールのグラスのデザインや形やロゴを含めてとてもおしゃれでベルギーのお土産にもぴったりです。
ベルギービールと一緒に買ってしゃれたお土産にしてみてはいかがでしょう。ビール好きの方へのお土産なら喜ばれることは間違いありません。
ベルギービールのおいしいおすすめの種類と特徴
日本でも人気、お土産にもピッタリのベルギービールについて大まかな全体像が分かったところで早速ベルギービールのおいしいおすすめの種類とその特徴についてご紹介していきましょう。
ベルギー観光の夜にバーやパブなどでビールを注文する時は日本とは違い、しっかりと銘柄を指定しなければなりません。ぜひ覚えておくと良いでしょう。
ロシュフォール・10
ロシュフォール・10はベルギー南部のナミュール州ロシュフォールにあるサン=ミレ修道院で造られているベルギービールです。
上面発酵で造られるロシュフォール・10はバナナ、干しブドウ、イチジクのようなフルーティーな香りとカラメル、チョコレート、はちみつのような甘い香りなど複雑な香りが特徴です。濃厚で甘みと苦みのバランスが素晴らしい濃いダークブラウンビールは寝る前にゆっくり飲むのに最適です。
デリリウム・トレメンス
デリリウム・トレメンスは2種類のホップと発酵させた3種類の酵母を使って醸造しているベルギービールです。独特な色合いのラベルは幸せのシンボルであるピンクの象が描かれていて、女性に人気があります。
透明感のある金色のビールでほのかな甘みと共に強烈なアルコールの辛さを感じるビールです。デリリウム・トレメンスという名前は「アルコール中毒による震え」という意味があり、アルコール度数は8.5%です。
レフ ブロンド
ベルギーの南にあるディナンという町のレフ修道院で製造されている修道院ビール、レフブロンド。13世紀には醸造を始めたといわれているレフ修道院では数百年という年月にわたって受け継がれている製法でビールが作られていて、豊かな香りと濃厚な味わいが特徴です。
アベイビールといわれる種類のベルギービールは専用のグラスでゆっくりと味わうのがベストです。アルコール度数は6.5%あります。
ボンヴー デュポン
ボンヴー デュポンはほんのり濁りのある明るいゴールド色のベルギービールでイーストからのフルーティーで香ばしい香りとホップのスパイシーでさわやかな香りが特徴です。甘みも酸味も苦みも渋みもすべてがたっぷりバランスよくつまっていてアルコール度数は9.5%もあります。
ベルギーピルスナー
日本でもなじみのあるピルスナービールは8~15℃の低温で発酵させる下面発酵といわれる製法で作られるビールです。
世界でも流通量の多い人気のビールでベルギーでは麦芽を多く使っているものが多く、きめ細かい泡とホップの苦みがしっかりと効いているのが特徴です。気分爽快にビールを飲みたい時の一杯としては最高です。ラガービールに慣れている日本人にも親しみやすいベルギービールの種類です。
ゴールデンエール
ゴールデンエールは淡く美しい金色をしたベルギービールです。シンプルな見た目ですがコクがありフルーティーな香りと穏やかで軽快な苦みが特徴です。ビールの原料であるホップの魅力が凝縮されたようなゴールデンエールはクラフトビールを苦手とする方にもおすすめのベルギービールで口当たりもまろやかです。
ホワイトビール
ベルギービールのホワイトビールはビールの主原料である大麦にさらに小麦と大麦麦芽を大量に加えてオレンジピールや果実、スパイスなどで風味付けしたビールです。酸味や甘み、苦み、辛みのバランスが整ったビールで種類も豊富なのが特徴です。
種類によって製法や風味、アルコール度数が違ってくるのもポイントです。名前の通り白く濁った薄い黄色をしています。
レッドビール
レッドビールはベルギービールを代表する伝統的なスタイルで作られている上面発酵のビールです。
西フランダース州という限られた地域で造られていて、茶色がかかった深みのある赤色は赤大麦を麦芽として使っていて、独特な酸味とフルーツを漬け込んだような甘みがあります。オーク樽でじっくりと熟成されている独特の味わいが魅力のベルギービールです。
リーフマンス
リーフマンスはチェリーを漬け込んで18か月熟成させた後にチェリー、ビルベリー、エルダーベリーなどのフレッシュジュースをブレンドして作られているベルギービールです。
鮮やかなルビーレッドの色合いが特徴的でグラスに注ぐとチェリーやプラムの香りが口いっぱいに広がります。アルコール度数は4.2%と低めなのでアルコールの苦手な方にもぴったりです。
ヴェデット・ホワイトエクストラ
ヴェデット・ホワイトエクストラはシロクマのロゴが可愛いお土産にもおすすめのベルギービールです。白く濁ったきれいな明るい黄色でオレンジやバナナのようなフルーティーな香りが特徴。
オレンジピールとコリアンダーがアクセントで効かせてあり、さわやかな酸味とすっきりとした後味が最高です。アルコール度数は4.7%です。オランダ語とフランス語でスターや有名人という意味があるヴェデット・ホワイトエクストラ。
若者向けに新しく開発されたベルギービールで裏ラベルにはカフェなどでヴェデット・ホワイトエクストラを飲んでいる消費者の顔写真が突然撮られ、ラベルになるというユニークな仕掛けも話題になっています。
デ・コーニンク
デ・コーニンクはオレンジのようなフルーティーな香りとクローブのようなスパイシーな香りが特徴的なベルギービールです。麦芽とホップのみを原料としていて、麦芽からの香ばしさとふくよかさが感じられます。
ベルギーの港町として有名なアントワープを代表する地ビールで。元ベルギーでは普段飲みの定番として親しまれています。グラスの名称でビールを注文するとデ・コーニンクが出てくるほど一般的なビールでアルコール度数は5.2%です。
ベルギービールの人気銘柄
ベルギービールで人気のある銘柄をご紹介しましょう。ベルギービールの定番を知りたい場合は一度は飲んでおくと良いビールです。どれもとてもメジャーで日本でも手に入りやすいものばかりなので気になる方はぜひ通販サイトなどでチェックしてみてはいかがでしょう。スペシャルなベルギービールも飲んでみる価値ありです。
デュベル
デュベルは世界一魔性を秘めたビールといわれるベルギービールです。瓶詰後に温度差のある2酢類の貯蔵庫で2か月ほど熟成と瓶内発酵を繰り返すという独特の醸造過程によって生まれれるわずかな苦みとすっきりとした味わいが魅力です。
輝きのある明るいゴールドでオレンジやレモンのような柑橘系の香りとクローブやコショウ、これアンダーなどのスパイシーな香りも感じるバランスの良いベルギービールです。温度によって味わいが変わり、アルコール度数は8.5%あります。
ヒューガルデン ホワイト
世界各国で愛されているベルギービールのヒューガルデンホワイト。程よい苦みと口当たらいがさわやかで、ビールとは思えないほどフルーティーで飲みやすいビールです。オレンジピールを使用していて酸味は控えめでアルコール度数も低めなので初めてベルギービールを飲む方にもおすすめです。
シメイ グランドレザーブ マグナム
シメイ グランドレザーブ マグナムはまるで重厚な赤ワインのようなベルギービールです。1948年にクリスマスビールとして初登場したシメイ グランドレザーブ マグナムは重厚な味わいとコクが瞬く間に評判となりました。ベルギーのスクールモン修道院醸造所で地下水と麦芽、ホップ酵母で上面発酵させて作られています。
熱処理やろ過をせず、瓶内で二次発酵させた自然熟成のベルギービール。真っ黒の大型のの瓶ですが柔らかな味の広がりは甘みと苦みのバランスがよく、飲んだ瞬間に口いっぱいに深みが広がります。
ビールファンの間では世界最高ヒント称されているベルギービールです。お土産にもおすすめです。
ベルギービールのオリジナルグラス
ベルギービールを楽しむために知っておきたいオリジナルグラスをご紹介します。日本で販売されているグラスやビールとセットで販売されているものもあるのでぜひ試してみてください。こだわって作られたベルギービールの味わいを最高の状態で味わうことができるアイテムです。
ヒューガルデングラス:聖杯型
ヒューガルデングラスは由緒正しい修道院で造られ知恵るトラピストビールに使われているグラスです。キリスト教では大切な聖杯の形をしています。グラスはしっかりとした重みがあり、アルコール度数の高いベルギービールやトラピストビールなどゆっくりとビールを味わって楽しむのに最適です。
ゴブレット:タンブラー型
ゴブレットといわれるタンブラー型のグラスは4~5mmの分厚い厚みのあるグラスでずっしりとした重みを感じます。ホワイトビールやセゾンビールなどの色が薄く低い温度で楽しむタイプのビールに適しています。保冷効果が高く、泡と一緒にさっぱりとした口当たりを楽しむことが出来ます。
チューリップ型
チューリップの花の形をしたグラスはスコットランドエールやベーレーワインのような香りをじっくり味わいながら楽しむビールに最適です。くびれがあるため泡が外にあふれ出すのを防いでくれて、泡のもちがよくなります。
人気銘柄のベルギービールでご紹介したデュベルにはチューリップ型の専用グラスがあり、底にわざと傷をつけて美しい泡が立ち上がるように仕掛けがしてあり、ゆっくりと時間をかけて楽しむための工夫が詰まっています。
特殊型
ベルギービールを楽しむ特殊型のグラスで最も特徴的なのが木のとおり絵がついたフラスコ型やジョッキ型、木製の台のついたグラスなどです。パウエル・クワックというベルギービールを飲むためのグラスは馬の上でもビールを飲めるようにと開発されたグラスとしてあまりにも有名です。
フルート型
フルート型はシャンパングラスのような細長い形をしていて、ブロンドビールやフルーツビールなどの酸味のあるビールに適しています。グラスの底から立ち上がる泡立ちやビールの色合いが楽しめるグラスで、のど越しや香りを楽しんでさらっと飲みたい時におすすめの形です。
複合型
複合型は聖杯型とチューリップ型の間をとったような形のグラスで2種類のいいところを併せ持っています。
フルート型とチューリップ型やワイングラスのような長い脚のタイプが多く、ビールのタイプによるグラスの偏りはそれほどないのも特徴です。
ベルギービールにあう料理
ベルギーはドイツとフランスに囲まれた国ですが、フランス料理やドイツのソーセージのように特にベルギー料理といって思い浮かぶような日本でメジャーな料理は思い浮かばないでしょう。ところが、実はベルギーは知る人ぞ知る美食の国。
魚料理はもちろん、フランスよりもフランス料理が美味しいとさえ言われているほど美味しい料理が沢山ある国なのです。ベルギー料理にピッタリのおすすめの料理をご紹介しましょう。
フリッツ
フリッツは日本のフライドポテトです。実はフライドポテトの発祥の地がベルギーといわれていて日本のフライドポテトよりもポテトが厚めで芋のホクホク感が楽しめます。二度揚げすることで外はカリカリ中はホクホクとした美味しいフリッツになります。
マヨネーズやサムライソースといわれるマヨネーズにアリッサといわれる唐辛子ペースト、油、レモン果汁、塩コショウを合わせたピリ辛のソースをつけて食べるのがおすすめです。
カルボナード・フラマンド
カルボナード・フラマンドは牛肉のビール煮込み料理です。炒めた玉ねぎやバター、ブーケガルニなどと一緒にビールで煮込みます。ブラウンビールを使うことが多いようで、ベルギーではぐーずビールを用いるのが本式とされています。
完成品が使うビールの種類で決まってくるのも魅力的です。自宅で作る時には一晩寝かせるとさらに美味しく食べられるのでおすすめです。
ブレ・ア・ラ・リエジョワーズ
ブレ・ア・ラ・リエジョワーズはフリッツを付け合わせとしていただく肉団子に甘酸っぱいラパンソースというソースをかけたベルギー料理です。ラパンソースは玉ねぎ、ビネガー、黒砂糖、セージ、リンゴのシロップなどで作られるソースでリエージュ地方の郷土料理です。
ムール貝
日本でもメジャーなムール貝はベルギーを代表する食材です。香草と白ワインのマリニエール、ビール煮、ブロヴァンサル、クリームソースなど味付けは多種多様に楽しめます。
ベルギーのお店では季節限定の味付けなどで提供していることもあるようです。貝殻にへばりついた身は他のムール貝の端をナイフのように使って外すのが通な食べ方でおすすめです。
ワーテルゾーイ
ワーテルゾーイは魚と野菜をクリームにハーブで煮て、仕上げにバターと卵黄を加えたゲントの名物料理です。元来はゲント名産のカワメンタイという淡水魚を使った料理なのですが、今日ではカワメンタイの減少で鶏を用いるのが一般的です。
日本のクリームシチューに近い料理ですがシチューよりもさらっとしていてバケットをワーテルゾーイに浸して食べるのがベルギー流の食べ方です。
アスパラガス・ア・ラ・フラマンド
アスパラガス・ア・ラ・フラマンドはベルギーの春の野菜の代表であるホワイトアスパラガスの料理。日にあてずに作られるホワイトアスパラガスは柔らかく、ゆで卵を砕いてバターやパセリを混ぜたソースでいただきます。
ベルギーの春の風物詩ともいえるようなベルギー料理の定番でベルギービールとの相性も抜群!ぜひ美味しそうなホワイトアスパラが手に入った時にはおすすめです。
ベルギービールが飲める東京のおすすめ店
昨今はあちこちにあるベルギー料理とベルギービールを楽しめるお店ですが、東京都心でおすすめのベルギービールのお店をご紹介しましょう。
ベルギービールにはまっている方もベルギービール初心者の方もぜひ足を延ばしてみてください。
デリリウムカフェ トーキョー
直輸入の人気の樽生ベルギービール70種類の銘柄の中から常に10種類の銘柄が常設してあるベルギービールの聖地ともいわれるお店、デリリウムカフェ トーキョー。
120席ほどの広々としたアンティーク調の店内は落ち着いた雰囲気です。国産黒毛和牛入りの肉盛りはお店の名物でベルギーフラフとビールとの相性も抜群です。ムール貝の白ワイン蒸しなどもぜひおすすめ。
営業時間は月曜から木曜が11時半から13時半、17時から23時で金曜日は閉店が24時。土曜祝日は15時から23時まで通し営業で日曜が定休です。アクセスは地下鉄銀座線の虎ノ門駅から徒歩3分ほどです。
ベルギービールを飲もう!
いかがでしたでしょうか。日本でも人気のベルギービールは原料や作り方などにこだわった沢山銘柄があり、ベルギー旅行のお土産にもぴったり。人気の銘柄はお土産として喜ばれること間違いなし。おすすめのベルギー料理と一緒に美味しいベルギービールを味わってみてはいかがでしょう。ちなみにベルギーで乾杯はプロースト!もしくはサンテ!です。
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