モロッコはじわじわ人気があがる今注目の海外旅行地!
モロッコという国をご存じですか?日本に住んでいるとなかなか聞きなれない国名ですが、今海外旅行先としてじわじわと人気があがってきている穴場観光地なのです。モロッコでしか見られない神秘的な絶景や、グルメ、独特の文化など、モロッコに行く前に知っておきたい関連情報を余すことなくお伝えしていきます。
モロッコの基本情報
モロッコという国名は聞いたことがあっても、実際に地球上のいったいどの辺りにあるどんな国なのか、実際に行ってみたことや、関わったことがある人でなければわかりません。日本とは馴染みの薄いモロッコですが、まずは、モロッコに行く前に知っておきたい、国の場所や文化など基本的な情報からご紹介していきます。
モロッコの位置・場所
海外旅行先としてじわじわと人気があがっているモロッコ。モロッコは一体どこにあるのかというと、アフリカ大陸の北部。ちょうど海に面した位置にある国で、大きさは日本の約1,2倍と言われています。モロッコにはサハラ砂漠や青い街シャウエンなどがあり、学生さんのバックパッカーなどからも大人気の国です。
モロッコの気候・気温
アフリカ大陸にあるモロッコ。場所柄、さぞや暑い国なのかと思いきや、モロッコにも日本と同じように四季があり、モロッコ国内のどこを行くかによっても、気候や感じる気温に大きな差があります。大西洋海岸沿いは比較的穏やかな温暖な気候、アトラス山脈の高地などは内陸性の気候となっています。
モロッコの民族
アフリカ大陸にあるモロッコにはどのような人々が住んでいるのでしょうか。モロッコの人口は約3200万人以上となっていて、主な民族構成はアラブ人が65%、ベルベル人が30%、その他が5%という内訳で構成されています。ちなみにモロッコで一般的な宗教はイスラム教となっています。
モロッコの言語
モロッコで主に使われている言語は3種類あります。1つ目は正式なアラビア語で、モロッコの人々は学校で習ったりする公用語として使用しています。2つ目はアラビア語モロッコ方言で「ダリジャ」と呼ばれている日常語です。そして3つ目がベルベル語。これは砂漠地方で主に使われている言語となっています。
モロッコの治安
海外旅行に行くうえで気になるのが、その国の治安状況。モロッコはアフリカ大陸の中では比較的治安が良い方だと言われていますが、とはいえ軽犯罪は日常的に起こっています。買い物をしている間の窃盗や、現地の人についていったら現金を要求されたなどありますので、充分に気をつけて旅行するのをおすすめいたします。
モロッコの時差
海外旅行に行くと気になるのが時差。ちょっとした時間のずれならば気にならない程度で済みますが、数時間単位で時差が大きなものになると、体調などにも変化をきたします。せっかく楽しみに来た海外旅行を時差ボケによる体調不良で過ごしてはもったいない!日本とモロッコの時差がどれくらいあるのかについてなどご紹介します。
日本とモロッコの時差は8時間
海外旅行に行く際に気になるのが時差。日本とモロッコにはどれくらいの時差があるのでしょうか。日本のほうがモロッコより8時間分進んでいるとなっているため、時差は約8時間程度。日本が朝6時ならモロッコは大体夜の10時頃という感じでしょうか。ちなみにフランスやスペインからは1時間遅れの時差となっています。
モロッコは国内に時差がある?
海外旅行に行くと気になるのが時差。大きな国だと、同じ国にも関わらず時差があることも。アフリカ大陸にあるモロッコ国内の時差はどうなのかというと、国内での時差はありません。というのも、モロッコの国土の大きさは日本の約1,2倍程度なので、時差が発生するほど広くはないからです。
モロッコにサマータイムはある?
海外旅行に行くと関係してくる「サマータイム」。日本から遠く離れたモロッコにはサマータイムはあるのでしょうか?海外旅行に行く前にしっかりと事前の基礎知識を把握しておけば、現地に行った時も、慌てずに体調良好で楽しむことができます。ここからはモロッコのサマータイムについて触れていきます。
サマータイムとは
そもそもサマータイムとは何なのか?はっきりと分からない方もおおいことでしょう。サマータイムとは、太陽の出ている時間を有効活用するために設けられた制度で、日の出時刻が早まる時期、大体3月から11月頃に、時計の針を1時間進めることを行います。国によってサマータイムのある国とない国が存在しています。
2018年よりサマータイムを通年適用!
モロッコにもサマータイムが導入されていて、日の出の早まる時期は1時間ほど時間の進みが早くなります。そして、モロッコ政府も2018年より通年サマータイムを実施するとし、時差にもやや変更がありました。これにより、日本との時差が本来9時間であったものが、約8時間へと変更になったのです。
サマータイム通年適用によって生じた混乱
モロッコ政府が行った通年サマータイム制度の導入。これで落ち着いたのかと思いきや、2018年の10月に今度はサマータイムが廃止になりました。これにより今度は通年で冬時間が適用されています。時差の変更もあり、また突然の変更により多くの人にまだ情報が浸透していないこともあり、国内外で大きな混乱が生じました。
モロッコではラマダン期間の時差に注意!
イスラム教徒が多いモロッコ。2018年にサマータイムの変更があってから混乱が生じたモロッコですが、さらに注意をしたいのがイスラム教に関連するラマダンの期間。この時期は例外があって、また時差等に変更が生じます。モロッコに海外旅行に行く予定があるのなら、ぜひこの注意点は把握しておいたほうがおすすめです。
ラマダンとは
そもそもラマダンとは何を行う期間なのかご存知ですか?ラマダンとはイスラム教の人々は断食を行う期間のことです。ラマダンの期間は約1か月あり、その期間中は日の出から日没まで一切食べ物を食べることができません。モロッコの街中の飲食店もしまってしまうので、ラマダンを知らない観光客の中には、ご飯が食べれず困ってしまう人も。
ラマダン期間は時差が1時間変わる!
モロッコがラマダンの期間中は、日本との時差が9時間に変わります。これは、モロッコの日中の時間を1時間短くして断食している時間を短くする目的のためと言われています。ラマダンの期間は毎年一定ではなく、大体5月~6月頃の時期に行われるので、海外旅行先として考えている方は事前に詳しい日程をご確認ください。
ラマダン期間中のモロッコ観光の注意点
ラマダンの期間中にモロッコに海外旅行に行く予定のある方は注意が必要です。ラマダンの期間中は、日中モロッコ国内の飲食店はほぼ閉まってしまいます。またラマダンの期間に切り替わるタイミングの日や、ラマダンの期間から通常期に戻る時などは、交通機関の時刻表にもずれが生じますので、しっかりと確認するようにしましょう。
人前での飲食はなるべく避ける
ラマダンの期間に入るとモロッコの生活スタイルは一変します。銀行やオフィスなどは15時には閉まり、町のお店も16時には閉店してしまいます。観光客などの旅行者はラマダンを免除され、通常通り食事をすることができますが、モロッコの人の前で飲食をするのをなるべく避けるように注意しましょう。
交通事故に巻き込まれないように注意
ラマダンの期間中は交通事故が増えると言われています。空腹によるいらだちや判断能力の欠如などにより、運転が荒くなりがちのためと言われています。特に日没前の時間は自宅に急ぐ人が多く事故の量もさらに増します。ラマダンの期間中にモロッコに行く予定のある方は、くれぐれも事故に巻き込まれないようにご注意ください。
女性の服装への配慮
近年のモロッコでは若い女性の服装もかなり自由になり、Tシャツやジーンズといったラフな格好をしたりするようになりましたが、このラマダンの期間中だけは、しっかりと肌を隠すような恰好をしています。観光客の方はラマダンには関係ありませんが、女性の方はなるべく肌の露出を避けた服装にしたほうが無難といえます。
日本からモロッコ各都市への飛行時間は?経由地の時差もチェック
日本からモロッコへ旅行をする際に気になるのが、飛行時間。日本からモロッコへ直行便いくとどれくらいの飛行時間がかかるのか、また、直行便ではなく経由して向かう場合にはどれくらいの時間がかかるのか、旅行に行く前にあらかじめ調べておきたいところです。モロッコへ向かう際のルートや経由地別に飛行時間をご紹介します。
モロッコへの直行便はある?
まずは、日本からモロッコへの直行便はあるのかという点からご紹介していきます。モロッコへ行くには残念ながら直行便はありません。なので、中東やヨーロッパなど第三国で飛行機を乗り継いでいく必要があります。モロッコまで乗り継いでいける都市は、アブダビ、ドバイ、カタール、パリなどがあり、モロッコまでの到着時間も変わります。
カサブランカまでの飛行時間&経由地の時差
カサブランカは、モロッコの中でも1番の大都市と言われるほどの都市。モロッコの首都であるラバトからは南西に約90km、マラケシュからは北に250kmほど離れた位置にあります。日本からカサブランカまでの直行便もありませんので、ヨーロッパの主要都市まで10~13時間、そこからさらにカサブランカまでが約3時間程度の飛行時間となっています。
経由するヨーロッパ各国の都市はミュンヘンやフランクフルト、ロンドンなど多岐にわたります。日本とヨーロッパ間の時差は約7時間程、ヨーロッパからカサブランカ間では約1~2時間の時差が発生しています。
マラケシュまでの飛行時間&経由地の時差
日本からマラケシュへ旅行したい場合も、直行便はなく第三国での乗り継ぎが必要になってきます。マラケシュまでどのルートでいくかにより異なりますが、一般的にはマラケシュまで約18時間以上かかるとされています。よくあるルートとしては、日本からドバイまで約12時間。さらにドバイからモロッコのカサブランカまでが約8時間となっています。
日本からドバイまでの時差はマイナス5時間となっています。カサブランカの街からマラケシュまでは、マラケシュエクスプレスという列車にのり3時間の所要時間がかかります。なのでドバイ経由でマラケシュに向かう場合はほぼ丸1日必要という計算になります。
フェスまでの飛行時間&経由地の時差
日本からモロッコの都市の1つであるフェスまでいくには、ヨーロッパの空港を経由して向かうルートが一般的となります。おおよその飛行時間は18~19時間ほどとなっており、経由地はミュンヘン、フランクフルト、ロンドンなど様々な都市があります。ヨーロッパ各国は日本より約7~8時間ほど進んでいるので時差に注意が必要です。
日本からヨーロッパの各都市を経由したあとは、モロッコの大都会でもあるカサブランカへ飛行機を乗り継ぎ、その際の所要時間は約3~4時間ほど。その後はカサブランカからモロッコの国鉄ONCFに乗り換え3~4時間となっています。
ウジュダまでの飛行時間&経由地の時差
日本からモロッコの都市であるウジュダまでの向かうには、やはりヨーロッパや中東の都市を経由してカサブランカまで行かなくてはなりません。さらにそこからウジュダ・L・アンガデス空港へ向かう便に乗り継ぐので、多い時には乗り継ぎが約3回にものぼります。便数も少ないので事前の確認が重要です。
日本からカサブランカまでの平均飛行時間が約17時間、カサブランカからウジュダの空港までは1日2便ほどで所要時間は約1時間20分程度となっています。ヨーロッパ各国からカサブランカまでの時差は約1時間ほど、カサブランカとウジュダ間の時差はありません。
ワルザザートまでの飛行時間&経由地の時差
日本からワルザザートまで向かうには、やはりヨーロッパや中東などの第三国を経由する必要があります。また第三国からは一度同じモロッコ国内のカサブランカまで行く必要があります。日本からカサブランカまでまでの飛行時間は、平均で約17時間程度となっており、カサブランカからワルザザートまでは約1時間30分程度となっています。
同じモロッコ国内のカサブランカとワルザザート間の時差はありません。日本とヨーロッパ間の時差は約7時間程となっており、ヨーロッパからカサブランカ間では約1~2時間の時差が発生していますので、時差ボケには十分に注意したいところです。
時差ボケ防止のおすすめ対策
海外旅行に行く際によくあるトラブルが、時差ボケによる体調不良。ひどい人だと、旅先で歩けないほど体調を崩してしまい、せっかく旅行に来たのに何1つ楽しむことができなかったなんていうエピソードも。せっかくの旅行を満喫するためにも、時差ボケ防止の対策をあらかじめ知っておくことが重要です。
出発の2、3日前から現地時間に合わせた生活リズムで過ごす
時差ボケによる体調不良を防ぐためにおすすめの方法1つめは、出発の2~3日前の日から、旅先の現地時間に合わせた生活リズムに体を慣らしておくことがポイントです。旅行に行く数日前になったら、少しづつ現地時間の生活リズムで過ごせるように生活全体をシフトしていくようにしましょう。
夜間のフライトで映画を観て徹夜をしない
日本からモロッコの各都市まではかなりの時間、飛行機内にいることになります。時間がたくさんあるし暇だからといって、飛行機内で時間を気にせず徹夜をしてしまうと、後々ひどい時差ボケに苦しむことになってしまいます。夜間のフライト時間も、体のことを考えぜひ早めに休憩をとることをおすすめします。
食事のコントロールで体内時計を調整する
海外旅行に行く際に、時差ボケで体調を崩さないためにも、食事のコントロールは重要です。人は毎日の食事を同じ時間にすることで体内時計を調整しています。時差のある国に行く前にも、旅行の数日前から現地時間にあわせた過ごし方をして、食事も現地時間に沿った時間に食べるように変えていくと、旅行当日も体調良く過ごすことができます。
スマホの時計を現地時間に合わせる
時差ボケに悩まされないためにも、事前に時差を知り、現地時間に合わせるように過ごしながら体を慣らしておくのがとても大事なことですが、その時に便利なのが、スマホの時計。スマホの時計は、世界各国の時刻を表示できるようになっています。海外旅行に行く数日前から現地の時間も表示するよう設定しておくととても便利です。
時差対策をしてモロッコ旅行を快適に楽しもう!
日本からもかなりの距離がある上に、直行便などがなく、第三国を経由しながらでないと行くことができないモロッコ。独特の文化や美しい景色のある魅力的な街でもあるので、ぜひ1度は行ってみたいところです。大きな時差も事前にしっかり対策をしていけば大丈夫。ぜひ魅力的なモロッコの国を快適に心行くまで楽しんできてください。
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