呉市のおすすめランチ15選！人気の名店から定食・お肉の有名なお店など！

広島県の中心部から南東、瀬戸内海に面した呉市は戦時中は軍港として栄え有名な戦艦の「大和」を建造しました。その歴史や技術を集めた博物館として「大和ミュージアム」は有名ですが、現在でもその造船技術や鉄鋼・機械の技術で栄える街です。今回はそんな呉市の人気店から地元の有名店までおいしいグルメを紹介します。

まず最初にご紹介するのは呉のご当地グルメといえる「呉冷麺」の発祥となった人気店「珍来軒」です。呉冷麺（小650円、大800円）は平打ちの中華麺と甘いピリ辛のタレが絶妙に絡み合います。さらに唐辛子を漬け込んだ「酢からし」をかける事で味が引き締まり、ピリ辛でおいしいです。麺好きの方におすすめします。

「珍来軒」は1955年、戦後の呉市の中通という場所に広がる屋台の1件から始まっています。2016年に店舗改装を施し、新しく清潔感のある印象のあるお店となっています。

「珍来軒」はJR呉駅から徒歩15分、本通4丁目「和庄中学校入口交差点」の角にあります。

もう一つおすすめの呉冷麺が食べられる店は地元の方に古くから愛されている人気店「呉龍」です。こちらの呉冷麺（並700円、ワンタン入または大900円、ワンタン入大1000円）は「珍来軒」と比較してタレの量が多く、辛味が少し強い事。辛いものが好きな方におすすめです。また、甘みの強いワンタンが入っている事も特徴の一つです。

「呉龍」も珍来軒と同じく呉冷麺の発祥の店と云われていますが実際はご主人が「珍来軒」で修行していた経験がある事からのれん分けで出来たお店です。繫華街からは少し離れた町のお店という事もあり、売り切れ次第閉店してしまう事もあるようですのでお越しの際は早めにどうぞ。

呉冷麺でのランチにおすすめの人気店「呉龍」はJR呉駅を出て真っ直ぐ伸びる「今西通り」に沿って徒歩15分の位置にあります。

呉市のラーメン店で一番人気の「麺処 いつか」の鶏そば（700円）。2種類の肉トッピングが特徴的で、それぞれ鶏ハムと豚肩ロースのコンフィ（低温長時間加熱調理）となっています。

「麺処 いつか」は2015年にオープンした店で、比較的新しい店ながら広島ではまだ珍しさのあった「鶏白湯系」のおいしいラーメンを出す店として一躍人気店となりました。

「麺処 いつか」はJR呉駅から徒歩7分、呉市文化ホールの近くにあるビルの1階にあります。

ラーメン店としてもう一つランチにおすすめしたいのは「味の店 モリス」の中華そば（630円）。魚介ベースのスープはあっさりとして出汁の効いた薄味ながらもしっかりとしたおいしい塩ラーメンです。

「モリス」は昭和22年に創業し、古くから呉市民に愛されてきました。歴史の長い店である事から店員や店のあらゆる点が変わっていますが、セルフサービスで並んでいるいなりやゆで卵を買って食べられる保温棚や、中華そばの味など古くからある物が変わらず残っています。

「味の店 モリス」は呉駅から徒歩15分、本通り沿いに進み「和庄中学校入口」交差点近く、「珍来軒」から道路を挟んで斜め向かいにあります。

呉市のグルメとして「呉冷麺」はよく登場しますが、もう一つの名物麺がこの「細うどん」です。「一心」の「うどん」（450円）はコシを大事にする通常のうどんとは異なり、柔らかいのですが、甘い味付けのスープとの相性がとても良くおいしい一品です。安い価格やサッと頂ける食べやすさが人気です。

「一心」は造船や鉄鋼など工場で働く人が早く食べられるよう作られた「細うどん」の代表的なお店の一つです。朝の早い海の仕事の人に向けて商売をしていた事の名残か、午前7時から店を開けているため今でも朝の早い仕事の人やタクシーの運転手に愛されています。

「一心」はJR呉駅から今西通り沿いに左側を進み、裁判所前の交差点を過ぎると小さな駐車場の隅にのぼりが出ていますので、その脇の細い路地に入り進むとあります。少し奥まった場所にありますので注意が必要です。

「たいちゃんⅢ」のお好み焼きはキャベツを蒸し焼く時間が長めな事と注文を受けてから生麺を茹でる事が特徴です。キャベツの甘みと生麺のもちもち感をしっかりと感じられる「肉玉そば」（740円）がおいしいと人気です。また、ネギトッピングを多めにしてくれる事も特徴の一つ。サービス精神旺盛です。

店先には「海軍さんのお好み焼き」という特徴的なキャッチコピーの「たいちゃんⅢ」はご夫婦で営んでいます。鉄板席に座れる機会があれば気さくなご主人とのトークを楽しむ事ができるでしょう。また繫華街の近くに店がある事から肉や海鮮等の鉄板焼、50種以上のお酒を置いています。ランチからお酒を飲みたい方にもおすすめです。

「たいちゃんⅢ」は呉駅から約700m、本通り沿いに進んでから「本通二丁目交番前」交差点を左に入ります。次の交差点を右へ曲がると細い路地に入ってすぐの所にお店があります。

「みっちゃん」という名前の店は数多くあり、中には多店舗展開する「みっちゃん」もありますが、ここで紹介するのは呉市のローカル店の「みっちゃん」。ここの「お好み肉玉」（650円）は魚粉と塩コショウがたっぷりと入ったしっかりとした味が特徴的です。プラス100円でそばかうどんを加える事もでき、麺にもしっかり味が付きます。

「お好み焼みっちゃん」はJR広駅から北方面へ1.5km、国道375号線沿いにあります。ローカル店である事や、呉市中心部と比べると生活の拠点となっているため目印が少なく見つけづらいかもしれませんが隠れた名店としておすすめいたします。

明るい応対とパリパリに焼かれたそばとキャベツが特徴的な「お好み焼きそば入り」（税抜740円）が定番メニューとして人気です。その他TVで紹介された「ウニホーレン」等の鉄板焼や、チェーン店ならではの店舗限定メニュー等もあります。

駅ナカや空港内、商業施設のグルメ街等広島県内9か所に店舗を出している「五エ門」は比較的新しいチェーン店ながら人気店に成長しました。そのためか、一部店舗では時間帯によって事前予約がないと約30分～1時間ほど待つことになる場合もありますので注意が必要です。

「五エ門 呉レクレ店」はJR呉駅南側の商業ビル「レクレ」の3階にあります。

呉市内30か所で食べる事ができる新しい呉グルメの「呉海自カレー」。こちらの「りゅう」さんで食べる事が出来るのは潜水艦「けんりゅう」で食べられている「ソードドラゴンカレー」（850円）。エビ、イカ、タコ、ホタテ等海鮮のうま味が詰まったシーフードカレーです。

海上自衛隊の調理員に指導を受け正式に艦長に認められたものだけが名乗れる呉海自カレーを提供している「りゅう」ですが、細うどんの元祖といわれているお店「山乃家」の姉妹店でおいしい細うどんや呉冷麺を食べる事もでき、呉グルメを網羅しているお店となっています。

「りゅう」はJR呉駅から徒歩1分、呉駅北口から出てすぐ右側の道を進んでいくと右手側に見えてきます。店の前に「呉海自カレー」ののぼりが上がっていますので見つけやすくなっています。

呉の観光名所として有名な「大和ミュージアム」の横に併設されているシーサイドカフェ「ビーコン」。護衛艦「さみだれ」の呉海自カレーを頂ける店の内の一つです。こちらでおすすめのグルメは「士官の海軍カレー」（サラダ付、1450円）です。お値段は張りますが、柔らかい肉のトッピングが口の中でとろけます。

大和ミュージアムの横に店がある事から、「呉海自カレー」や「海軍カレー」がフォーカスされがちですが、ディナータイムには本格派フレンチコースを楽しめるお店に変わります。また、ランチタイムとディナータイムの間にはおいしいコーヒーと特製デザートを頂けるカフェとしても賑わいます。

「シーサイドカフェ ビーコン」は「大和ミュージアム」横裏手側の遊歩道沿いにあります。観光スポットのすぐ近くにあるという事もあり時間と曜日によっては混み合う事もありますので注意が必要です。

駅前のホテルの1階にある「コーヒーハウス イルマーレ」でも呉海自カレーが提供されています。ここで提供されているのは護衛艦「うみぎり」のカレー（1200円）。フルーツとしっかりした玉ねぎが出す甘みと強いトロみとコクが特徴的なカレーです。

呉海自カレーを目当てに来る方が増えているようですが、お昼時は1500円で90分食べ放題のランチビュッフェでにぎわいます。目の前でシェフが焼き上げるステーキ肉や、ティータイムに人気のケーキ等ホテルの高いクオリティの料理の数々を安い価格で頂く事ができます。

「コーヒーハウス イルマーレ」はJR呉駅前に出てすぐの所にある「呉阪急ホテル」1階にあります。宿泊客でなくても呉海自カレーやランチバイキングを頂く事ができますので気軽に行けるのも良いですね。

呉市の洋食屋の中でも最も古く、呉市民に馴染みの深い「田舎洋食いせ屋」でのおすすめグルメは特製かつ丼（1200円）です。薄めにカットされサクサクに揚げられた牛肉カツにドミグラスソースがたっぷりとかかっています。グリンピースが載せてあったりとどこか昔ながらの洋食店ならではの懐かしさを感じさせる一品です。

「田舎洋食 いせ屋」の創業は大正10年（1921年）とかなり古く、創業者はかつて軍艦「浅間」の料理長を務めていました。その縁もあってかいせ屋では当時の海軍のレシピ通り水を使わずに炊き上げる「海軍さんの肉じゃが」（450円）が頂けます。

「田舎洋食 いせ屋」はJR呉駅から徒歩約15分、本通り沿いに進み「和庄中学校入口」交差点を左に曲がった所にあるパルス通りという通りの中にあります。

サラサラとしていながらもしっかりと煮込まれた肉と野菜の旨味が溶け込んだ「オムカレー」（650円）がグルメな人達の間でおいしいと人気です。

「サントス」の創業は1955年です。店内には古いスピーカーやピアノが置かれ、ほの暗く落ち着いた印象。呉出身であるアーティストの浜田省吾さんが高校時代に来ていたそうです。

「サントス」はJR呉駅から国道31号線沿いに本通り方面へ進み、「中通1丁目」交差点を左に曲がり「れんが通り」に入り、4つ目の交差点を右に曲がり小さい路地に入ってすぐの所にあります。

金曜日・土曜日限定で刺身盛り合わせに揚げ物、漬け物とご飯味噌汁がセットの刺身定食（850円）。日替わりでおいしい魚料理を頂ける日替わり定食（650円）もあり、どちらもコスパ抜群です。

「鮮魚 さかい」は元々店名の通り鮮魚店として営んでいましたが、2014年頃にイートインスペースを設け飲食店としてもスタートしたようです。お店は小さいながらも、おいしい定食を求める客足は絶えません。

「鮮魚 さかい」は本通りを北上し、国道185号線から県道174号線へ切り替わる地点である「休山トンネル西口」交差点を左に曲がり一つ目の交差点カドにあります。駐車場スペースが2台分しかありませんので、車でお越しになる場合は注意が必要です。

ウナギよりも淡泊ですが厚みがあり程よい硬さの肉質と焼きたての香ばしさがたまらない「あなごめし」（1512円）はおすすめの瀬戸内グルメの一つです。

瀬戸内の島の一つ、大崎下島にある御手洗は江戸時代から明治･大正時代にかけての古い建物が多く残っています。その街並みは、国の保存地区に指定され現在もその形をとどめています。「なごみ亭」は、築200年の船宿を活用しているお店でゆったりとした時間を過ごす事ができます。

「なごみ亭」は大崎下島にある為、広島市内から呉を経由し御手洗港に向かう高速バス（約2時間20分）や、広島呉道路(クレアライン) 呉ICから安芸灘大橋有料道路を通り御手洗へ車で向かう（約1時間10分）方法などがありますが、アクセスは決して楽とは言えませんが気になった方は「呉市豊町観光協会」で情報を確認してみてください。

有名なお店から見つかりにくい穴場まで15店舗をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。呉市にお越しの際には是非こちらの記事でご紹介した呉グルメのお店に遊びに行ってみてくださいね。