雲仙地獄めぐりの楽しみ方
雲仙観光のハイライトといえば雲仙地獄めぐり。地獄なんて恐ろしい場所のようですが、そこは自然のパワーあふれる見どころたっぷりの場所。自然のパワーを全身に感じて、温泉に癒される、そんな休日を過ごせること間違いなしです。ほかにも、ランチ情報、あわせて行きたい観光スポットや、話題のナイトツアーもご紹介します。
自然ゆたかな雲仙天草国立公園
日本ではじめて国立公園に指定された雲仙。昔から大切にされてきた雲仙の自然は表情ゆたか。春はミヤマキリシマ、夏はまぶしい緑、秋は紅葉、冬は霧氷が一帯を覆い、訪れる人を魅了しています。いつ訪れても素晴らしい表情を見せてくれる、それが雲仙が愛され続ける理由なのかもしれません。
雲仙温泉の泉質と効能
雲仙温泉の泉質は酸性硫黄泉。強い酸味と独特の硫黄臭が特徴です。硫黄の強い酸性には殺菌効果あるため、湿疹、しもやけ、切り傷などあらゆる皮膚病に効果があるとされています。もちろん、女性にうれしい美肌効果も。そのほか、慢性のリウマチや神経痛、筋肉痛にも効果があり、疲労回復にはうってつけの温泉といえるでしょう。
雲仙地獄めぐりの見どころとは?
いよいよ雲仙地獄めぐりに出発!地獄とは、噴出したガスと温泉で白く変色した岩石が広がる一帯のこと。周囲には大小30以上もの地獄が点在しています。その中でも特に見どころの地獄を4つご紹介します。
大叫喚(だいきょうかん)地獄
大叫喚(だいきょうかん)地獄は雲仙地獄の中で、今最も活発な地獄です。勢いよく噴きあがるガスは30から40メートルにも達するとか。ゴウゴウという噴気音は地獄へ落ちていく者の絶叫にも聞こえることから、この名前がつきました。ナイトツアーで聞くこの噴気音は迫力満点です。
お糸地獄
明治のころ噴出した、雲仙地獄のなかでは比較的新しい地獄です。そのころ、不義密通の上に夫を殺した罪で処刑された女にちなんで名づけられました。「家庭を乱すと地獄に落ちるぞ」という戒めがこめられているそうです。
清七(せいしち)地獄
キリシタン禁制により処刑された清七という男の名にちなんでつけられました。清七地獄前の遊歩道は湯けむり橋と呼ばれ、強い硫黄臭とともに、風向きによっては水蒸気が視界を遮ることもあります。この辺りは夜間にライトアップされていますので、ナイトツアーに参加して雰囲気の違いを比べてみるとおもしろいでしょう。
八万(はちまん)地獄
八万とは人の煩悩の数だとか。煩悩によってなされた悪行のすえ、落ちる地獄のことを八万(はちまん)地獄というのだそうです。雲仙の各旅館へ温泉を引くためのパイプが縦横に走っているのも、この地獄の特徴です。
キリシタン殉教碑と聖火燃ゆ之碑
地獄を見下ろせる場所にキリシタン殉教碑と聖火燃ゆ之碑があります。キリシタン禁制の頃、この雲仙地獄でひどい拷問を受け殉教したものは数十人といわれています。彼らの強い信仰心と尊厳を重んじて、今もこの地に十字架が建てられています。その脇にあるのは彼らのことを描いた小説「聖火燃ゆ」の作者が建てた碑。雲仙地獄の悲しい歴史にひととき、思いをはせてみましょう。
雲仙地獄めぐりで足蒸しを体験
長崎県島原にある温泉地「雲仙地獄」
— TABEENA-旅の写真を簡単に記録 (@good_tabeena) November 21, 2016
マグマ溜まりから発生したという、高温高圧のガスを利用した温泉なんです。地熱を利用した足蒸しができる休憩所もあるんですよ♪
〜TABEENA〜写真でチェックイン旅とお出かけ記録サービス
https://t.co/Hn76ms1i1r pic.twitter.com/mRQn97JWcE
雲仙地獄内では足蒸しが無料で楽しめます。自然のパワーは調節が効かないため、熱くて足を入れられないこともあるそうです。自然のパワーを感じながら、地獄めぐりで歩き疲れた足を癒しましょう。
雲仙地獄めぐりのグルメ情報
温泉たまご
雲仙地獄めぐりグルメといえば温泉たまご!雲仙地獄で蒸した、できたてアツアツの温泉たまごが味わえます。営業時間は午前9時から、4月から10月までは午後6時まで、11月から3月までは午後5時まで、年中無休で利用できます。たまごは税込み価格で1個100円、5個で400円です。ご家族やグループで味わうとお得です。
レモネード
温泉たまごと一緒に買えるレモネード。ラベルもレトロでかわいいですね。さわやかな飲み口は地獄めぐりで乾いた喉に最適です。ご家族、お友達とみんなで味わいたいですね。1本200円です。
雲仙地獄めぐりのナイトツアー
今日は雲仙温泉に宿泊。地獄めぐりナイトツアーに参加しました。すごい蒸気、轟音、硫黄のにおい、足元ご注意!一寸先は地獄! pic.twitter.com/0HtIhZcU6P
— 真奈 (@mana_arashiyama) February 16, 2016
夜はナイトツアーが人気です。懐中電灯を持ってめぐる雲仙地獄は、明るい昼間の時間と違って噴気の音を敏感に感じ取ることができると好評です。ガイドさんから雲仙地獄の秘密を聞くことができるのもナイトツアーならではの楽しみです。
雲仙ガイドさるふぁの「雲仙地獄のナイトツアー」は予約(電話番号0957-73-2626)が必要です。20時15分に清七地獄駐車場に集合してから出発します。料金は大人500円、小人300円、幼児100円です。
雲仙地獄めぐりのランチにちゃんぽん
『長崎ちゃんぽん』
— mocco (@mocco_company) April 26, 2017
雲仙にある【龍】のちゃんぽん。
うまかっちゃん❣️#長崎ちゃんぽん #龍 #雲仙 pic.twitter.com/ZEg7K6LY3j
長崎名物ちゃんぽんは雲仙地獄の周辺でも食べることができます。雲仙地獄めぐりの後は、ランチに本場のちゃんぽんはいかがでしょう。野菜たっぷり、だしの効いたスープに心も体も大満足間違いなしです。
雲仙地獄めぐりのランチも味わえる宿泊施設
雲仙観光ホテル
雲仙が国立公園になったのを機に、外国人観光客の誘致を目的に創業された老舗観光ホテルのひとつです。スイスシャレー様式を取り入れた山小屋風建築は、雲仙の自然とあいまって西洋と東洋を見事に調和しています。ランチではワンランク上のコースメニューのほか、伝統のビーフカレーや復刻メニューが味わえます。
富貴屋
「湯治のお宿」として自炊キッチンやランドリールームも完備、湯治目的の滞在も提案しています。雲仙温泉でも乳白の湯を提供する富貴屋。雲仙・島原の食材を使った料理自慢のお宿です。雲仙地獄を眺めながらのランチは格別です。
民芸モダンの宿雲仙福田屋
地獄とはこんなに旨いものだったのか!
— ちゃんぽん番長 (@chanponbanchou) June 13, 2012
雲仙福田屋の噴火ちゃんぽん! pic.twitter.com/11gSf3oB
心あたたまる古民家風なつくりと、和モダンなインテリアが個性的な雲仙福田屋。八つのお風呂が楽しめる源泉かけ流しのにごり湯が自慢です。ランチ付きの日帰りプランにも注目です。アツアツの噴火ちゃんぽんはランチにおすすめです。
雲仙地獄めぐりの周辺観光スポット
おもちゃ博物館
雲仙のおもちゃ博物館、平成生まれの自分はピンと来なかった笑
— ワイ@エストレv(・∀・)yaeh!! (@ce75250) February 26, 2017
数十年後に平成のおもちゃとして遊戯王カードとかベイブレードとか展示されてたらテンション上がるだろうけどね pic.twitter.com/lWDosg4fop
むかし懐かしいおもちゃや駄菓子がところ狭しと並んでいます。お子さんより、お父さん、お母さんのほうがあれもこれもと夢中になってしまうかもしれません。博物館の営業は9時から18時30分まで。入館に200円が必要です。電話番号は0957-73-3441。不定休のため、絶対に外せない方は事前に確認していったほうがいいかもしれません。
ビードロ美術館
素晴らしいガラス作品を鑑賞し、自分でも手作り体験ができるのが雲仙ビードロ美術館です。カラフルなガラスパーツに心が躍ります。女性どうしのご旅行におすすめ。営業時間は9時から18時。入館は17時30分までです。不定休のため、こちらも、絶対に外せない方は事前に確認したほうがよさそうですね。電話番号は0957-73-3133。
雲仙地獄めぐりのおみやげ
雲仙湯せんぺいと手焼き体験
雲仙名物雲仙湯せんぺいは雲仙地獄めぐりの定番おみやげです。「せんべい」ではありません。「せんぺい」ですよ。期間限定で手焼き体験もできます。おひとり様(小学校高学年以上)1000円で所要時間は30分ほど、気軽に体験してみてください。
雲仙焼きと陶芸体験
雲仙焼きは大正時代に繁田百鑒済(はんだひゃっかんさい)が窯を開いたのが始まりです。手づくり体験(ひとり3000円送料別)もできます。完成品は後日、自宅へ送ってもらえます。営業時間は8時から18時まで。不定休のため事前に確認してください(電話番号050-3424-2465)。
雲仙地獄めぐりへのアクセス
長崎空港からのアクセスと所要時間
長崎空港から、島鉄バス(所要時間約30分)または県営バス(所要時間約45分)にて諫早行きリムジンバスで、「諫早ターミナル」まで。「諫早ターミナル」を経由して、島鉄バス(所要時間約80分)にて「島鉄バス雲仙営業所」下車。
JR諫早(いさはや)駅からのアクセスと所要時間
本日撮影した島鉄バス。元三重交通2002年式のエルガミオ(KK-LR233F1)。諫早駅前にて #島鉄バス #元三重交通 #エルガミオ pic.twitter.com/0mAlShbeOg
— 祐 (@yu_iceman) March 14, 2016
JR諫早駅前「諫早ターミナル」から島鉄バス(所要約80分)にて「島鉄バス雲仙営業所」下車。ここでしか乗れないご当地バスを楽しむのも旅の醍醐味のひとつです。バスを降りたら記念写真を撮っておきましょう。
JR長崎駅からのアクセスと所要時間
【長崎県営バス】
— SHOWA@2099 (@showa2099) December 3, 2016
LED幕の特急雲仙行き pic.twitter.com/ld1zVrs2zr
JR長崎駅前「長崎ターミナル」から長崎県営バス観光特急(所要時間約100分 直行便は1日3便のみ)にて「島鉄バス雲仙営業所」下車。長崎方面からバスで雲仙に向かう場合は本数が少ないので、必ず発車時刻を確認しておいてください。
乗用車でのアクセスと所要時間
福岡方面からは九州自動車道鳥栖JCTを経由、長崎自動車道諫早ICから国道57号線を約60分です。長崎方面からは国道34号線矢上大橋を経由、国道251号線から国道57号線を雲仙方面へ進みます。島原港からは国道57号線を約30分です。
船でのアクセスと所要時間
熊本新港から熊本フェリー(約30分)または九商フェリー(約60分)で島原外港、車で約30分です。長洲港(熊本)からは有明フェリー(約40分)で多比良港まで、国道57号を車で約40分です。鬼池港(熊本)からは島鉄フェリー(約30分)で口之津まで、国道57号を車で約45分です。三池港(福岡)からは島鉄高速船(約40分)で島原外港まで、島鉄バスにて約45分です。
雲仙地獄めぐりで自然からパワーをもらおう
雲仙地獄⇒吹き出る蒸気、強烈な臭い。しかも散策コースとしても一級品 https://t.co/fDz0FfgzB7 pic.twitter.com/gsR9nTyFBm
— amiens international (@amiens) May 8, 2017
雲仙地獄めぐりのいちばんの魅力は何といっても自然のパワーを感じられること。日常では見ることのできない光景のなかで、勢いよく噴きだすガスや、効能ゆたかな温泉にふれて、自然のパワーをわけてもらいに行きましょう。
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