ザキントス島観光へGO！綺麗な海が広がる絶景！紅の豚の隠れ家がある？

ザキントス島は、ギリシャの首都アテネから西に約320km離れたイオニア海に浮かぶ島で、種子島とほぼ同じ大きさです。綺麗な海と空、絶景が堪能できる断崖や洞窟、ウミガメの産卵場所としても有名です。ジブリ映画「紅の豚」のシーンのモデルになったと言われている、ザキントス島のおすすめ観光スポットについて、ご紹介します。

ナヴァイオビーチ(Navagio Beach)は、ザキントス島で一番有名な観光スポットで、断崖絶壁に囲まれた入り江です。船でしか辿り着けない、まさに隠れ家と言えるスポットで、ジブリ映画「紅の豚」の主人公ポルコ・ロッソ(イタリア語で「紅の豚」の意味)の隠れ家のモデルになったと言われています。

ナヴァイオビーチには、1983年に難破した「パナギオティス号」が放置されているので、シップレイクビーチ(Shipwreck Beach)とも呼ばれています。パナギオティス号は、トルコからタバコを密輸しようとしたイタリアの船で、ギリシャ海軍に追われて、ナヴァイオビーチに逃げ座礁したそうです。

紅の豚の舞台とされ、難破船が放置されているナヴァイオビーチは、白砂ではなく砂利のビーチですが、信じられないほど綺麗なブルーの海が広がっています。ナヴァイオビーチの海の色は、太陽の光や時間、気温、気候によって変化し、1日に数度も絶景が堪能でき、夕暮れ時の風景も見逃せません。

ナヴァイオビーチへは、陸路と海路でアクセスができます。陸路の場合は、ザキントス・タウンから約1時間の所要時間になり、レンタカー・レンタバイク・レンタバキー、タクシーや現地ツアーを利用します。陸路からだとビーチに降りる事はできませんが、柵で囲まれた展望台からビーチを見渡すことができます。

海路の場合は、ザキントス港から約1時間半から2時間の所要時間になり、現地のボートツアーを利用します。様々なツアーがり、ナヴァイオビーチに上陸したり、青の洞窟の観光が付いているツアーもあります。ツアー内容により料金も異なりますので、ツアー内容を良く確認して、目的に合ったツアーを選ぶことをおすすめします。

ザキントス島には、いくつかの洞窟があり、ナヴァイオビーチへ行く途中にある「青の洞窟」は人気の観光スポットの1つです。青の洞窟の穴は、それほど大きくないので、小型のボートを利用したツアーがおすすめです。断崖に空いた洞窟や穴のトンネルを小型ボートで通り抜けるのでスリル満点です。

青の洞窟のツアーによっては、ボートから綺麗な海へ飛び込んだり、泳いだりします。青の洞窟やナヴァイオビーチへボートツアーで行く場合は、濡れても良い服装で、洋服の下には水着を着用して、ビーチサンダルを履いて行ってください。イオニア海は日差しが強いので、日焼け止め対策にもご注意ください。

マラソニシ島(Marathonisi Island)は、ザキントス島の南1マイル沖に浮かぶ無人島で「タートル・アイランド」とも呼ばれています。マラソニシ島には、砂浜と砂利の2つのビーチがあり、砂浜のビーチにはウミガメが産卵に来ることで有名です。砂利のビーチではシュノーケリングが楽しめます。

マラソニシ島へは、ケリビーチ(Keri Beach)、ラガナスビーチ(Laganas Beach)から色々な種類のボートツアーがあります。基本的には、ウミガメを見てから、マラソニシ島へ上陸します。マラソニシ島には2つの洞窟があり、シュノーケリングで探検するのも楽しいです。マラソニシ島は、ウミガメに遭遇できる人気の観光スポットです。

アギオス・ディオニシオス教会(Church of Saint Dionysios)は、ザキントス港から徒歩約5分の海辺に位置する、ギリシャ正教会です。聖ディオニシオスは、1546年にザキントス島で生まれた司教で島の守護聖人だそうです。1953年に起きたイオニア諸島の大地震で、この教会も被害を受けましたが、修復されたそうです。

アギオス・ディオニシオス教会の入口にある黄金のモザイク画が非常に美しく、内部は青を基調とした天井のフレスコ画、ステンドグラス、銀のシャンデリアがあり、巧みに金と銀が使用されています。残念なことに内部の写真撮影は禁止されているので、実際に訪れて素晴らしさを見学することをおすすめします。

リムニオナスビーチ(Limnionas Beach)は、ザキントス島の西側にある隠れ家のような穴場の観光スポットです。リムニオナスビーチは、砂浜ではなく岩場が続いているビーチで、海の透明度が抜群に良く、抜けるような青い綺麗な海を堪能できます。魚は少ないのですが、海に浮かんでいるだけで幸せな気分になれます。

リムニオナスビーチへのアクセス方法は、レンタカーやレンタバイクなどになり、ビーチへの道路標識も少ないので、辿り着くのが少し大変かもしれません。舗装がされてない、急な坂道がある細く曲がりくなった道を信じて進むと、目の前に隠れ家のような絶景が広りますので、是非訪れてみてください。

アリステオン・エコロジカル・オリーブ・プレス(Aristeon Ecological Olive Press)は、ザキントス港から約10km、ラガナスビーチから約3.5km離れた場所にあります。ザキントス島はオリーブの生産が盛んで、島で収穫したオリーブからオリーブオイルが作られる全製造工程が見学できる工場で、博物館も併設されています。

見学の後には、作りたてのオリーブオイルのテイスティングがあり、味が気に入ればお土産に購入することもできます。アリステオン・エコロジカル・オリーブ・プレスの見学時間は約1時間程度になります。普段、見る事ができないオリーブオイルの工場見学に行かれるのも、おすすめです。

ケリ洞窟(Keri Cave)は、ザキントス島の南端に位置するケリ村にある洞窟です。ケリ洞窟は、波が静かで石がゴロゴロしているケリビーチ(Keri Beach)から約11km離れており、ケリビーチからケリ洞窟へ行く色々なボートツアーがあります。青の洞窟も素敵ですがが、ケリ洞窟のボートツアー観光もおすすめです。

ボートで洞窟内に入ると、太陽の光が洞窟内に届き、幻想的な絶景空間を演出してくれます。洞窟内には水深1m程度の場所もあるので、泳げなくても綺麗なブルーの海と洞窟内を満喫できるので、人気の観光スポットです。シュノーケリングで洞窟探検をしていると隠れ家の中を探検している気分になります。

ケリ灯台(Keri Lighthouse)は、ザキントス島の絶景スポットの1つです。ケリビーチから約7km離れた西側の沿岸の高台に「ケリ・ライトハウス・レストラン」があり、大きなギリシャ国旗が目印です。この場所から眺めるザキントス島の綺麗な青い海、空と太陽は、息を呑むほど美しく感動すら覚えます。

ケリ・ライトハウス・レストランは、人気の観光スポットだけあり、値段が高めですが、ギリシャ料理やシーフード料理、ワインが堪能できます。ドリンクだけでも問題はないので、ザキントス島観光の途中に休憩がてら立寄って、絶景を楽しむのもおすすめです。

カラマキビーチ(Kalamaki Beach)は、ラガナスビーチの東側約7kmに広がっており、カレッタ・カレッタと呼ばれるウミガメの産卵場所の1つとなっています。カラマキビーチはラガナスビーチより、静かで落ち着いているのでファミリーやカップルで、のんびりとザキントス島のリゾートを満喫するのにおすすめです。

カラマキビーチは泳いだりマリンスポーツを楽しむよりも、シーカヤックやペダルボートで綺麗な海や沖合に浮かぶマラソニシ島の絶景を楽しんだり、日光浴をするのに最適です。シーズンによっては、ウミガメの赤ちゃんがヨチヨチ歩く姿を見かけることが出来るかもしれません。

ギリシャ・アテネから飛行機で約1時間でアクセスできるザキントス島には、一度は訪れてみたい自然の絶景スポットや、ジブリ映画「紅の豚」の隠れ家のモデルになったビーチがあります。観光でアテネを訪れたら、ザキントス島まで足を延ばし、絶景スポットを堪能することをおすすめします。