クレタ島はギリシャ最大の島！観光におすすめのスポット情報満載！

ギリシャのクレタ島といえば青銅器文明やミノス文明など歴史などを連想する方が多いですが、実際クレタ島は今どんなところか知っている方は少ないと思います。現在のクレタ島は古代の遺跡などの観光スポットも人気ですが、休日にバカンスをすごすリゾート地としての評価も高いものとなっています。そんなクレタ島の魅力をまとめていきます。

クレタ島のハニアは島内で2番目に大きな都市で人口は7万人ほどです。この都市はギリシャ人がキドニアと呼んだミノア文明が下にあるとされており、その考古学的な証拠となる出土品が見つかっているようです。さらに新石器時代から人が住んでいたといわれています。紀元前にまでさかのぼるほど非常に歴史のある都市なので観光スポットとしておすすめです。

ギリシャのハニア港は観光客だけではなくクレタ島に住んでいる住民も休日に訪れる程人気のスポットです。特に古い街並みのヴェネツィアン・ポートは人気のスポットで、綺麗な海とモスクのドームなどが特徴の港街となっています。さらに夕方になると涼しくなり散歩をしやすくなるので、昼だけではなく夕方の観光もおすすめです。

ハニア旧市街にあるFolklore Museumはクレタ人がどんな生活を送っているのか知ることのできる小さな博物館です。展示物は設立者やその生徒たちが手作りで作られたものを展示しており、展示数はそこまで多くはないですが手作りならではのリアルさを感じることが出来ます。あまり観光客に知られていない穴場スポットですからおすすめです。

ギリシャのクレタ島で有名な遺跡といえばクノッソス宮殿です。この遺跡はクレタ島のクラリオンからバスで30分ほどのところにあり、青銅器時代最大の遺跡として人気の観光スポットです。クノッソスは古代からクレタだけではなく海外にも強い影響力を持っており、新宮殿時代にはエジプトやシリアにまで影響下にあったとされています。今は遺跡の保存状態が良くありませんが、それでも見どころはたくさんあります。

クノッソス宮殿はあのギリシャ神話にも出てくる遺跡でもあります。神話ではミノス王や有名な怪物のミノタウロスなどの話が有名で、クノッソス宮殿は神話の中で迷宮という形で登場しています。実際にクノッソス宮殿が迷宮だったのかは意見が分かれるところですが、各部屋をつなぐ廊下などが入り組んでいて迷路のようになっている宮殿だそうです。

クレタ島のイラクリオン考古博物館はギリシャにある博物館の中でもトップクラスに評価の高い博物館です。クレタ島から出土した物を見物するならイラクリオン博物館が一番おすすめです。展示されている出土品はミノア文明の物が多く、レプリカではなくオリジナルの物を展示しているため見どころのある博物館として人気です。クレタ島の歴史に興味のある方なら一度は訪れてみたいところです。

イラクリオン考古博物館にはミノア文明に作られた様々な物が展示されており、カラフルな色彩の壁画やガラス製品など3000年以上前の物とは思えない品物が沢山あります。さらに黄金製品の展示物もあり、その製品の美しさも全く色あせることなく輝き続けています。エジプトやローマとも取引をしていたことから、その関連の品物も沢山展示されています。

イラクリオンはクレタ島の中で最も大きな都市です。この都市は古いヨーロッパ風の街並みやギリシャの歴史に残る有名な遺跡などおすすめの観光スポットが沢山あります。大きな都市のため色々な施設や建物が並んでいるため、迷ってしまう事があるので気を付けましょう。レストランだけではなく大きな建物の中にある十字型の市場なのもおすすめの観光スポットです。

クレタ島だけではなくギリシャでも4番目の都市といわれるイラクリオンですが、都市にある遺跡や博物館だけではなく近くにある海もおすすめのスポットです。海底まで透き通るようなエーゲ海を眺めながら港近くを歩いたり、レストランで食事をしたり出来るので景色を楽しみたい方におすすめします。

クレタ島のイラクリオンの港には要塞のような建造物があります。この建造物はヴェネツィアの砦といわれており、イラクリオンの名物観光スポットの一つです。1540年にオスマン・トルコ対策に作られたとされる要塞で、ヴェネツィアの支配下にあった名残でもあります。入場料を払うと内部がどうなっているかを見学することが出来ます。

ディクテオン洞窟はクレタ島のラシティにあるディクテオン山脈の洞窟です。古代のミノア文明から神聖な場所として崇められていた信仰の深い洞窟で、ミノア文明滅亡後の古代ギリシャでもその信仰は受け継がれてきました。ライトに照らされた洞窟の中は神秘的な雰囲気のある空間となっており、観光客からも人気のスポットとなっています。

ディクテオン洞窟はギリシャ神話でゼウスの誕生地として語られています。洞窟からはミノア文明やアルカイック期の物が出土しており、その出土品は陶器や神酒を置くテーブルや崩れかけた祭壇などその当時の信仰の名残となる物が発見されました。他にも様々な出土品が発見されており、ディクテオン洞窟が当時どれだけ大切な聖域だったのかが分かります。

クレタ島にはハニアとイラクリオンという大都市がありますが、レティムノ旧市街はこの二つの大都市の間に位置する街です。レティムノ旧市街は歴史が古くクレタ島がヴェネツィアによって侵略されたときに作られた街となっています。クレタ島にある都市の中でも中世に建てられた建築物などが多く保存されているので、観光スポットとしておすすめします。

レティムノ旧市街は商業都市ですからクレタ島関連のお土産など買うことが出来ます。値段も安かったりするのでおすすめです。他にも中世の建築物の観光だけではなく、夕方の街の景色なども美しいことで有名ですので是非海沿いの散歩などしてみてください。もちろんクレタ島の料理などを楽しめるレストランもありますから、景色を楽しみながらの食事も出来ます。

クレタ島のビーチは海が透けており美しいことで有名ですが、そのビーチの中でもエラフォニシビーチは島民や観光客からかなり人気です。トリップアドバイザーが選出した2013年ギリシャ最高の10のビーチでは、このエラフォニシビーチが堂々の一位となりました。夏の時期は特にエラフォニシビーチの美しさが際立つので、遊泳目的で行くのもおすすめします。

エラフォニシビーチは水の透明度が高く、浅瀬の域が広いのが特徴です。泳ぎ目的でなくとも浅瀬で足だけ水につかることも出来るビーチです。もちろん深いところもあり、水深が深くても変わらず透けているので潜ったりするのもおすすめです。エラフォニシビーチから約800メートルのところにホテルがあるので、泊まってバカンスを楽しむこともできます。

アルカディ修道院はクレタ島のレティムノから南東に23キロのところにあるギリシャ正教徒の教会です。この教会は16世紀に建設され、回廊の2階には色とりどりの花が咲いています。ヴェネツィア・バロック様式の建築となっており、均整のとれた優美なデザインが特徴です。長い歴史のある教会ですからレティムノに来ているときに行ってみるのもおすすめです。

クレタ島には野菜や肉、魚などたくさんの食材を使った伝統的なギリシャ料理を味わうことが出来ます。数ある料理の中でもダコスという料理が人気で、トマトやフェタチーズをパンの上にのせてオリーブオイルをかけた前菜は観光客からも人気です。本場でしか味わうことのできない料理がたくさんあるので、クレタ島のレストランで食べてみるのをおすすめします。

いかがでしたでしょうか。ギリシャのクレタ島は海が透けている美しい島で、街並みも高層ビルが立ち並ぶ大都会とまでいかなくとも活気溢れる市場などがありそれがクレタ島の良さを表しています。建物も古びた建築物が立ち並んでいますが、その長い歴史を感じさせる雰囲気もこの島の魅力の一つと言えるでしょう。まだまだクレタ島には魅力のある観光スポットがありますので是非バカンスなどで行ってみてください。