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諫早のうなぎ屋特集!有名な老舗からおすすめの人気店まで紹介!

諫早のうなぎ屋特集!有名な老舗からおすすめの人気店まで紹介!
投稿日: 2018年7月29日最終更新日: 2020年10月8日

長崎県諫早市は、古くから美味しいうなぎ処として有名です。市内中心部を流れる本明川では良質のうなぎが獲れ、楽焼きを使った独特の製法で作る諫早のうなぎの蒲焼きは、ふんわりとした絶品うなぎとして各地からわざわざ食べに訪れるほど人気を博しています。

長崎のうなぎ処は諫早のうなぎが有名見出し

Photo by Kasadera

長崎県のほぼ中央に位置する諫早市は、街中を流れる本明川と有明海の海で育った良質のうなぎを使った鰻料理が有名な街です。古くは江戸時代から鰻料理の美味しい処として親しまれ、今も老舗の鰻料理専門店があります。ここでは長崎の有名なうなぎ処、諫早のおすすめうなぎ屋を老舗から人気の有名店まで紹介していきます。

諫早市のうなぎの歴史見出し

諫早の中心部を流れる本明川と有明海の干拓で獲れる良質のうなぎは、江戸の頃から食されており、元々はそのまま塩焼きなどにしてましたが、現在のようなたれを使って焼く蒲焼が出てきたのは、17世紀終わりから18世紀のはじめの元禄の頃といわれます。その頃諫早は肥前佐賀藩の領土で三代目藩主鍋島綱茂が藩政を行っていた頃です。

華やかな元禄時代の食文化として広まった蒲焼きは、本明川で獲れる良質なうなぎと共に諫早における郷土料理として定着します。その後、江戸時代から明治時代にかけて、今も伝統の味を守り抜く老舗のうなぎ屋が出来ていきます。そして昭和に入り戦後なって、新しい調理法が生み出され「楽焼うなぎ」として諫早の名物うなぎが誕生しました。

諫早本明川の両側にはうなぎ割烹やうなぎ専門店が軒を連ねており、それぞれのお店が秘伝のタレを使って焼き上げます。その焼き上げたうなぎを最後まであつあつの状態で美味しく食べるにはどうしたらいいか。美味しいうなぎを食べるために知恵を絞った先人の努力の結果が、諫早の郷土料理「楽焼うなぎ」として地元で愛され続けています。

楽焼うなぎの美味しさの秘密とは見出し

昭和25年の初め頃、諫早のうなぎ店主らが商用で関西を訪れた際、京都のとある窯元で独特な色艶と形をした楽焼きに出合います。京都の楽焼きは、手とへらだけを使って作る陶器で、手捏ねによるわずかな歪みと厚みのある形状がその特徴です。中でも赤土を素焼きにして二重構造にした楽焼きに目が止まり、それが鰻の蒸し器として使われました。

さっそくその楽焼の器に焼いたうなぎを入れて蒸すことにしました。この楽焼の器は二重底になっており、そこに水を入れて蒸し上げると、ふっくらとした独特のうなぎが生まれることになったのです。以来、楽焼の器を使って蒸す料理法が諫早うなぎの主流となり、楽焼うなぎは、諫早うなぎの代名詞でもあり、全国ではここだけの諫早名物です。

諫早のおすすめ人気うなぎ屋その1:北御門見出し

諫早市八天町にあるうなぎ屋「北御門」は、佐賀藩士の家に生まれた初代北御門米吉によって1883年に創業され、以来135年もの歴史を積み重ね、現在は四代目北御門孝廣によって営業を続けている人気のうなぎ店です。以来、諫早の郷土料理「楽焼うなぎ」の伝統の味をしっかりと受け継ぎ守りながら、一客一亭のおもてなしの心を大切にしています。

北御門では、うなぎを背割りで蒸さずに生の状態から一気に焼き上げます。そして蒲焼をしたうなぎを楽焼の器に盛り付け、火にかけて軽く蒸します。うなぎの大きさは、脂とたれの乗りが一番いいといわれる5匹で1kgになるやや小さめのうなぎを使っています。おすすめは、うなぎ4切れとご飯、みそ汁、お漬物がついた「梅御膳」税抜2500円です。

行楽や手土産に最適なお持ち帰り用の「鰻まぶし弁当」も北御門人気の商品です。うなぎ4切れとご飯300g、それに専用のタレと漬物がついて税抜2500円。他にも3切れ入り2047円、5切れ入り3056円があります。北御門の前を流れる本明川を渡り600m徒歩7分のところには、国指定重要文化財の眼鏡橋があるので散歩しながらお弁当を持っていけます。

「楽焼うなぎおもてなし」と題された北御門のテレビCMで、2015年11月23日にYoutube上に公開された動画です。意外なことにうなぎそのものは地元で獲れるうなぎではなくて、宮崎、鹿児島産の良質のうなぎを使用しているということです。運搬費用をかけてでもより良質のうなぎを提供するという頑固なまでの味へのこだわりが伝わります。

住所:長崎県諫早市八天町4-3
電話番号:0957-22-0167

諫早のおすすめ人気うなぎ屋その2:福田屋見出し

諫早でうなぎ屋といえば、福田屋というぐらい有名な人気のうなぎ屋、福田屋。創業が幕末文久三年の1863年ですから150年以上前の老舗うなぎ屋です。現在の店舗は諫早栄町アーケード内に昭和4年に建てられ、幾多の戦争や水害といった困難を乗り越えてきた歴史の重みと伝統ある風格を感じさせる重厚な雰囲気を醸し出しています。

福田屋はアーケード側の表入口とは別に、駐車場がある裏側からも入れるようになっています。特に裏側から入ると鯉が泳ぐ池があり、暖簾をくぐると左手に調理場が見え、ちょっと薄暗い廊下を抜けてテーブル席に辿りつくという、実にしっとりと落ち着きのある風情を感じさせ、郷土料理「楽焼うなぎ」を食するに相応しい空間が広がっています。

福田屋おすすめのメニューは、極上のうなぎの蒲焼を手軽に食べられる「うなぎ定食」。楽焼の器に入ったうなぎの蒲焼4切れと肝吸、サラダ、ご飯、漬物がついて税抜2990円です。ふくよかさ、艶やかな照り、香ばしさが漂う蒲焼と滋養豊かな肝吸、それに炊き立てあつあつのご飯と一緒に、その美味しさを存分に楽しむことができます。

住所:長崎県諫早市栄町1-13
電話番号:0957-22-0101

諫早のおすすめ人気うなぎ屋その3:割烹井手見出し

うなぎ割烹井手は、うなぎ処諫早でも人気の有名うなぎ専門店です。店主は、福田屋とホテルオークラで10年間日本料理を学び、さらに4年間、福岡にある老舗のうなぎ専門店「吉塚うなぎ屋本家」で修行を積むという筋金入りの経歴の持ち主。有名うなぎ屋の良いとこ取りをしながらも秘伝のタレを使った独自の「楽焼うなぎ」が人気のお店です。

うなぎ割烹井手の「楽焼うなぎ」は、創業昭和44年からの50年近く磨き上げてきた熟練の技により、注文毎に丁寧に焼き上げられます。蒲焼7切れ入りの特定食は、ふっくらとし、香ばしさが残りとろけるような食感をした蒲焼に、肝吸、ご飯、漬物がついて税抜3800円です。器のおかげで最後の一切れまで温かくいただくことができます。

シンプルにうなぎの蒲焼とご飯だけを食べたい人にとっては、うなぎ丼がおすすめです。蒲焼6切れの特丼は、肝吸と漬物がついて税抜3300円。ボリュームたっぷりの蒲焼と秘伝のタレが染み込んだご飯を一緒に頬張ると口一杯に芳醇な味わいが広がります。他にも4切れ税抜2300円、3切れ税抜1850円、2切れ税抜1400円のミニ丼などがあります。

住所:長崎県諫早市福田町23-10
電話番号:0957-22-5653

諫早のおすすめ人気うなぎ屋その4:魚荘見出し

諫早市宇都町の本明川のほとりにある魚荘は、うなぎと天ぷらがメインの大人数での利用も可能な食事処です。特に床の間と舞台を備えた部屋は、仕切りも可能な最大160名まで収容できる大広間です。他にも囲炉裏を備えた落ち着いた雰囲気の個室も完備していて、家族や旅行の際の友人グループなどの少人数で利用できる部屋も完備しています。

魚荘のうなぎは、創業以来、霧島山系の自然水で育ったうなぎを使い腹割りして焼き上げ蒲焼にします。そして諫早名物の楽焼の器に入れ蒸し上げます。香りが高く味にコクがある江戸前風な仕上がりが特徴です。おすすめは、蒲焼5切れと吸い物、ご飯、漬物がついた梅定食が税抜3200円です。本明川の流れを眺めながらゆったりとした食事を楽しめます。

う巻は職人技の美しさを持つ逸品料理

江戸前仕立てのあっさりとしたうなぎの蒲焼きを卵で巻いた「うまき」は、うなぎと卵の絶妙な味が楽しめる見た目も美しい逸品料理です。薄く巻いた卵を焦げないように幾重にも巻いていき、しっかりとうなぎが真ん中に来るようにする職人技がお見事。切り口を見ているだけで惚れ惚れとする出来上がりです。一皿税抜1300円です。

住所:長崎県諫早市宇都町3-41
電話番号:0957-22-0039

諫早うなぎ一品料理その1:骨せんべい見出し

うなぎの骨を油でサッと揚げてある読んで字の如く「うなぎの骨せんべい」は、ビールのおつまみに最高の一品料理です。パリパリ、ポリポリと何もつけずに食べるのもよし、ちょっと塩をまぶして食べるのもよし、本格的にうなぎの蒲焼を食べるまでの待ち時間に、まずはビールとこのうなぎの骨せんべいが食欲を高めてくれます。

諫早うなぎ一品料理その2:切り出し見出し

切り出しは、うなぎの端っこを集めたものを焦げ目がつくまでしっかりと焼き上げた一品料理です。骨といい、この切り出しといい、捨てるものを出さないという先人の調理法には頭が下がります。切り出しは、形がバラバラなのが逆にいろんな食感が楽しめ、味もしっかりと染みていて、これまたビールのお供に最高の一品料理です。

諫早うなぎ一品料理その3:肝てり見出し

うなぎの肝てりは、うなぎの肝を照り焼きにしたものです。当然ながらうなぎ1匹から1個しか取れない肝を丁寧にタレをたっぷりと使って焼き上げた貴重な一品料理です。またタンパク質、ビタミンA、鉄分、葉酸など栄養価が高いことでも知られ、うなぎの身そのものよりも優れています。美味しいだけでなく体力増強におすすめの一品です。

諫早うなぎ一品料理に合うお酒見出し

諫早ではうなぎ料理が美味しいことで知られていますが、うなぎだけでなくうなぎ料理に最適な美味しいお酒もあります。「諫早うなぎ上り」は、地元諫早の清酒会社「株式会社杵の川」が出している、うなぎのこってりした味によく合うお酒です。ただし限定品として地元諫早のうなぎ専門店にしか置いてないのでぜひお店でお試しください、

その「諫早うなぎ上り」を作っている「株式会社杵の川」は、諫早市土師野尾町に天保10年の1839年に創業し、以来175年の歴史と伝統を持ち長崎県内への出荷が90%を占めるという地元長崎県諫早の酒蔵です。九州産の米と軽くて柔らかい口当たりの多良岳系の水にこだわり、地下100mから汲み上げた名水により酒造りをしています。

諫早の居酒屋は人気の個室でくつろぐ!おすすめは焼き鳥で飲み放題! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
諫早の居酒屋は人気の個室でくつろぐ!おすすめは焼き鳥で飲み放題! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
諫早には美味しい焼き鳥を食べさせてくれる居酒屋がたくさんあります。諫早市は大村湾、有明湾、橘湾の3つの海に囲まれているので新鮮な魚介類も豊富です。グルメには見逃せない街です。たくさんある居酒屋の中から、特に魚料理と焼き鳥の美味しいお店をまとめました。

他にもある諫早おすすめグルメその1:小長井の牡蠣見出し

諫早市小長井町は有明海に面し、おだやかな潮の流れと降り注ぐ太陽の恵みの下で育てられた「牡蠣」で有名な町です。特に、牡蠣日本一にもなった華漣は、50gの小さいサイズですが、独特の食感とクリーミーさのバランスがとっても良い絶品の生牡蠣です。有明海に面した国道207号線沿いには牡蠣小屋が数多く建ち並んでいます。

新鮮獲れたて牡蠣を買える小長井漁協直売所

有明海で獲れる牡蠣やあさりなどの新鮮な海の幸を販売する小長井漁協直売所へは、JR諫早駅から国道207号線を東の佐賀方面へ真っすぐに直進し、約18km、車で約30分のところにあります。国道を走っていてイチゴやメロン、ミカンにスイカなどのフルーツの形をしたフォトジェニックなバス停を見つけたら、そこはもう牡蠣で有名な小長井町です。

他にもある諫早おすすめグルメその2:伊木力みかん見出し

長崎県諫早市多良見町の佐瀬地区は、大村湾の南奥部沿岸に位置し、みかん栽培が盛んな地域です。ここで獲れる「伊木力みかん」は、太陽と海と大地に育まれ、皮が薄く甘味が強いのが特徴です。300年以上もの歴史があり、皇室にも献上され、ロシアの一部富裕層向けに輸出された実績もある高級みかんです。諫早を訪れたらぜひ一度ご賞味ください。

他にもある諫早おすすめグルメその3:唐比レンコン見出し

諫早市森山町は、島原半島入口付近に位置していて、泥炭層の湿地を有する唐比地区は、幻の蓮根と呼ばれる唐比レンコンの生産地です。奈良時代からの歴史があり、その味は、シャキシャキとした食感の中にも、噛むほどに出てくる粘りと、甘みが特徴です。現在は生産者が10名ほどしかおらず圧倒的な品薄状態ですが、森山町の直売所で購入可能です。

国道251号線を諫早市飯盛町から雲仙市愛野町へ向かう途中に、九州でも有数の蓮園「唐比ハス園」があり、約2.5haもの広大な湿地に、13種類のハスと12種類のスイレンが植えられています。このあたりは、諫早市の中でも飯森、有喜、森山といったのんびりとした静かな田園風景が広がる地域です。ドライブがてら出かけるのに絶好の観光スポットです。

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絶品うなぎ料理を諫早で食べよう見出し

Photo by is_kyoto_jp

長崎の有名なうなぎ処、諫早。その諫早のうなぎは、ふっくらふわふわな食感の「楽焼うなぎ」です。そしてその「楽焼うなぎ」が食べられるのは、ここ諫早だけです。旅行などで長崎を訪れた際には、絶品ふっくらふわふわの楽焼うなぎのグルメ旅に、ちょっと足を延ばして、ここ長崎県諫早市を訪れて見てはいかがでしょうか。

投稿日: 2018年7月29日最終更新日: 2020年10月8日

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