フルーツバス停は長崎にあるインスタ映えスポット！場所やアクセス方法は？

幻想的な空の色と、イチゴとメロンのコラボレーション。なんてインスタ映えする景色でしょうか。ここは長崎県にある今話題のインスタ映えスポット。その名も「ときめきフルーツバス停通り」です。こんな可愛いフルーツバス停は全部で5種類、16基もあるんです。最近お色直しされ、フレッシュさを取り戻したフルーツバス停たちに会いに行きましょう!

1990年長崎旅博覧会がきっかけで設置されたフルーツバス停は、訪れる人々を和ませる目的と、この地域の特産品アピールの目的も果たしています。設置されて25年以上経つ間にすっかり熟してしまったフルーツたちは、2017年塗り直しされてフレッシュさを取り戻し、みずみずしい元気カラーで人気を博しています。

2018年3月には、国道207号線沿いに設置されているこのフルーツバス停一帯を「ときめきフルーツバス停通り」と命名されました。どのバス停にも違った味わい、良さがあり、インスタ映えする写真が撮りやすいと話題を呼んでおり、色々なおもしろ画像が続々インスタにアップされています。

インスタ映えを狙うのであれば、もちろんお天気の良い晴れた日が理想的に思われがちですが、このフルーツバス停に限っては、こんな雪の日でも素敵な1枚が撮れてしまうのです。うっすらと積もった雪が、パウダーシュガーをふりかけてあるかのようで、とても美味しそうです。ただし、雪の日のアクセスは、寒さ対策とタイヤチェーンなどもご注意ください。

フルーツバス停の設置場所は、長崎県諫早市の小長井地区(旧･小長井町)です。 佐賀県との県境に近い旧･小長井町の発案で誕生しました。長崎県の玄関口でもある場所で、訪れた人々を和ませる目的で設置されたものが、インスタ映えする写真が撮れる場所として再認識されて、今に至っています。

遠くに見える雲仙普賢岳を望むこの景色が目的で訪れる方もたくさんいらっしゃいますが、ちょうどこの風景に見えている有明海沿いの国道207号線にフルーツバス停ができたことで、バスの乗客だけでなく、インスタ目的で訪れる人が増加しました。素朴な素晴らしい景色の中に、可愛いフルーツたちがちょこんといるのですから、その人気にも納得です。

フルーツバス停へのアクセス方法をご紹介するのもなんだかおかしなものです。バス停なんだからバスだろう、とツッコミがあるかもしれません。もちろん、それもありです。長崎県営バスが運行しており、「県界-諌早営業所線」「みさかえの園-諌早営業所線」の２路線で見ることができます。ただし、本数は少ないので、綿密に計画を立てる必要があります。

フルーツバス停巡りをするなら、ぜひとも車やバイクなど、自由に動ける交通手段を持つことをおすすめします。時間的にも融通が利きますし、帰れなくなる心配もいりません。バス停の場所自体が、それぞれバスが運行する距離なので、歩くにはそれなりに体力を消耗します。しかも、全バス停がフルーツバス停になっているわけではないので、注意も必要です。

長崎県と佐賀県との県境近くから順にご紹介していきたいと思います。最初は、上下線ともフルーツバス停が設置されている「阿弥陀崎バス停」から。陸側にあるのがスイカのフルーツバス停です。切り口がスパッと全面じゃないんです。見晴らしの良い景色の中に佇むスイカ。ちゃんと柵で囲ってあるところがまた、箱に入っているかのようでかわいいです。

反対側、海側の場所にあるのがミカン。ぽっこりしたまぁるいフォルムが目にも癒しです。まだ枝や葉っぱがついている状態なのがいいですよね。枝もちゃんとデコボコした感じも表現されていて、枝の節なども描かれているのがリアリティあふれる感じで良いです。このまぁるい形が、冷たい海風からも守ってくれそうです。

次にフルーツバス停が見られる場所が、「阿弥陀崎」の次のバス停、「釜」です。一文字で「釜」なんて、珍しい地名としても人気が出そうです。こちらのフルーツバス停はメロン。メロンにできる美しい網目模様もきちんと再現されており、そのこだわりが垣間見えます。切り口もなんだかおしゃれに見えてくるから不思議です。

フルーツバス停3つ目は、「築切」です。つつきり、と読みます。実は、このまったく同じ漢字を使った地名が佐賀県内に存在しておりますので、カーナビ検索などでアクセスする際にはご注意ください。佐賀県内にあるほうが「ついきり」ですが、スイカのフルーツバス停なのは「つつきり」です。お間違えのないようにお願いします。

フルーツバス停4つ目の場所は、真っ赤に熟したトマトです。トマト…フルーツでしたっけ…。フルーツトマト、というのもありますし、問題なし、ということに致しましょう!これもまた、リアルな葉っぱもついていて、味があります。トマトのバス停背景には海が控えているので、街灯りがなく、このような美しい星空も見られるんです。

フルーツバス停の中でも、一番人気のインスタ映えスポットが、こちらの井崎バス停です。上下線のバス停間の距離が近めで、同じ1枚に収められるんです。この井崎バス停周辺もまた、周囲に大きな建物などがないため、雨風を防ぐぽっこりしたフォルムが、待合所としての機能的にも十分と言えます。

こちらは、イチゴの後ろ側から見た感じです。イチゴの色鮮やかな赤と空の青が素敵なコントラストです。メロンバス停の後ろは海なので、背景に余計な建造物も映らず、最高の1枚が撮れそうです。フルーツバス停の中でも一番のインスタ映えスポットとして話題にもなっているため、ここだけを目指してくる方もいるほどの人気です。

でも、井崎バス停を目指してのアクセスは道路のみ。道中にどうしても他の可愛いフルーツバス停も目に入りますし、結局何枚も撮影していくのです。ただ、何枚写真を撮ってみても、やはり天気の良い日のこの有明海の青と、映り込む普賢岳の素晴らしい景色は、インスタ映え最高の1枚、になってしまいます。

諌早市役所小長井支所前のバス停が、イチゴ。お堅いイメージの役場でも、その前にこんな可愛いイチゴがあればなんだか癒されます。長崎県というと、海のイメージの方が強い気がしてしまいがちですが、ここまでフルーツアピールされていれば、特産品もばっちり分かるというものです。

つぎは、枝葉付きのミカンです。長戸バス停にはミカンバス停があるのですが、ミカンと言えば、私たちの日常よく見られるミカン「温州ミカン」の祖となる品種が、この長崎県の中でも、大村湾沿岸を中心としてよく栽培されているのです。「伊木力みかん」と呼ばれ、皮が薄めで甘みが強いことで知られています。

次にご紹介する小深井バス停にも、上下線ともにフルーツバス停が設置されている希少スポットとなっています。ただ、ここは残念なことに、2つ一緒に撮影するのが難しい場所でもあります。上の写真、ミカンバス停の後ろには、すぐ近くまで木々がせまっており、後ろから撮影できる場所がありません。

また、反対側にあるトマトバス停は、バス停(道路)と、奥の土地との間に段差があり、トマトバス停自体が柵で囲われている状態です。ただ、ミカン側からトマトを撮影すると、絶妙に背景の海が映り込んで素敵な1枚になるかもしれません。このトマト、よく見ると上部が若干緑色に塗られていて、熟しきっていないトマトそっくりな色合いになっています。

長崎のフルーツバス停の中でも、インスタ映えスポットの一番人気先にすでにお伝えした「井崎」バス停ですが、実はここ、平原バス停でも上下線ともフルーツバス停が設置されているため、一緒に写真におさめることができるんです。井崎との違いは、地図上の場所がずれたことで、雲仙普賢岳まできれいに収めにくい点です。

フルーツバス停のご紹介をはじめてから10基目。久しぶりのスイカ登場です!ここは、住宅や道路、雑木林などに囲まれており、そんな中にポツンとある感じです。この場所でインスタ映えは難しそうに思われるかもしれませんが、スイカバス停の後方にちょっとした空き地があるので、後姿をバッチリ収めることができます。

バス停の名前は「畜産センター前」ですが、現在はフルーツゼリーで有名な某メーカーの工場があります。フルーツバス停とうまくマッチする、素晴らしい組み合わせです。ここのミカンバス停は、これまでのフルーツバス停でご紹介したミカンとは色合いや枝葉の付き具合が少し違います。また、フォルムも異なるので、ぜひ比べてみてはいかがでしょうか。

「畜産センター前」バス停は、先程までのときめきフルーツバス停通りとは違う場所にあるため、アクセス方法も変わります。長崎県営バスをご利用の場合「小長井支所前」バス停で「みさかえの園」行きバスに乗り換えが必要です。自家用車等でアクセスする場合は、国道207号線から県道195号線へ入っていくY字路にご注意。「山茶花高原」の看板が目印です。

ラストにご紹介するフルーツバス停は、山茶花高原にあります。ただし、こちらは、長崎県営バスの路線バス用のバス停ではなく、山茶花高原ビクニックパーク内の移動のための目印的な役割、とでも言いましょう。山茶花高原内の広大な敷地の中に点在する、様々なレクリエーション施設間を結ぶモノレール駅の近くにあります。

広い芝生広場やアスレチック広場、パターゴルフ、ハーブ園など、老若男女問わず楽しめる場所となっています。レーザーガンを楽しめたり、ローラースケートをしてみたり、遊園地で遊んでみたり、と体を動かしてたっぷり遊べる場所となっています。そのため、お子様、お孫様連れのファミリーも多く訪れます。

また、山茶花高原周辺は街の灯りからも遠いことから、星空がキレイに見られる場所としても人気です。星空狙いだと夜間でバスの運行も終わってしまうため、アクセス方法は車やバイク、タクシー等になってしまいますが、それでも行く価値は十分ありです。闇と静寂の中に浮かぶ天の川、流星群など、たっぷり星空を楽しんでみるのもおすすめです。

長崎のインスタ映えスポットとしてここまで人気を呼ぶ、フルーツバス停です。やはり訪れた記念のグッズが欲しくなります。そんな時には、フルーツバス停ストラップなんていかがでしょうか。記念グッズとしては小さめですが、カップルやお友達同士でお揃いのグッズを身に着けて、楽しんでしまいましょう。

もちろん、フルーツバス停キーホルダーは、バス停の種類と同じ、5種類あります。しかもすべて一つ一つ、手作りなんです。山茶花高原ピクニックパークの物産販売所で売られているのですが、あまりの人気ですぐに売り切れてしまうそうです。人気の記念グッズ…そう聞くと、よけいに欲しくなってしまいますね。見つけた方は、ぜひお手に取ってみて下さい。

次のおすすめ記念グッズは、「クッキー」です。甘くておいしくて、そのままでももちろん人気のお土産ですが、そのクッキーが、フルーツバス停の形になっていて最高に可愛いんです!記念グッズ、というか、食べ物なのですが、食べるのがもったいなくなってしまうのは問題です。少しの間だけ記念グッズとして飾り、そのあとに美味しく頂きましょう。

おすすめ記念グッズのフルーツバス停クッキーは、こちら、お菓子のいえCoCoLoさんで販売しています。国道207号線沿いにありますのでアクセス方法は簡単です。フルーツバス停の「殿崎」よりも諌早市街地寄りです。諫早湾干拓のための堤防道路のすぐ近くに位置しますので、対岸の雲仙市へのアクセスも容易です。

住所:長崎県諫早市高来町溝口84-1
電話番号:0957-32-6161

記念グッズが人気になるのであれば、バス停戦隊も生まれます。お子様に人気のご当地戦隊で、もちろんバス停の種類と同じ5人です。フルーツレンジャーグッズ、なんていうのも探してみるといいかもしれません。各地に出没する神出鬼没のヒーロー。街の平和を守ってくれることでしょう。(各種イベントで会えそうです。ご確認ください。)

長崎の人気インスタ映えスポット、フルーツバス停はいかがでしたか?国道沿いのバス停がほとんどなので、アクセスも比較的簡単ですし、休日のお出かけにも最適です。最高の1枚が撮れるといいですね。長崎のフルーツバス停で「いいね」いっぱいもらっちゃいましょう。素敵なお出かけを楽しんでください!