「おこん」は代々木上原で美味しいと評判の和食屋！本格土鍋ごはんがおすすめ

代々木上原にある土鍋で炊き上げた本格的なご飯を堪能できる和食料理店「おこん」をご存知でしょうか。「おこん」土鍋で日本食の象徴ともいえるお米をどれだけ美味しくいただけるかということを追求した料理店です。ここでは人気和食料理店「おこん」の歴史や店主、おすすめメニューやお酒、「おこん」へのアクセスについて紹介します。

美味しいお店、おしゃれなお店が多いといわれる代々木上原ですが、土鍋で炊いたご飯を中心とした和食の料理店「おこん」は落ち着いた雰囲気の内観で、隠れ家のような落ち着いた佇まいは大人に人気が高いです。小栁津大介さんが炊きあげるご飯を軸にした和食のコース料理は、グルメな人の多い代々木上原でも名高いものとなっています。

和食の料理店「おこん」は小栁津大介さんによって、日本全国から厳選されたお米を、特殊な精米方法を使用し、土鍋で炊き上げたご飯がメインとなっています。その手間をかけたご飯をどうやってさらにおいしく食べてもらうかを考えて他のメニューも作られており、刺身や肉料理、丼ものなどのメニューが多く用意されています。

土鍋で炊き上げるこだわりのご飯を食べられる和食料理店「おこん」ですが、その店主である小栁津大介さんはどのような人なのでしょうか。小栁津さんは元々は別の居酒屋を営んでおり、過去に7年間、下北沢の鎌倉通りにカウンター10席の大人の和食を中心とした居酒屋「魚料理小松」を営業していました。店舗の老朽化を原因に移転を計りました。

小栁津大介さんは和食居酒屋「魚料理小松」を営業したのちに、さらに7年間東北沢の北口徒歩3分の場所に「和の丸寅」という和食居酒屋を営業していました。広めのカウンターと8人程度のテーブル席で、「気軽に日本料理」を楽しんでいただきながら、お酒を味わっていただくというコンセプトのお店でした。

「魚料理小松」「和の丸寅」という和食居酒屋の営業を経て、広いところで営業を行いたいと考え代々木上原の住宅街に「おこん」として開店しました。土鍋ご飯が主流となり、静かな雰囲気とくつろげる個室を用意されましたが、「日本料理のお店でありながらお客様の身近でありたい」という小栁津さんの思いは変わることはありませんでした。

日本の主食はお米であり、日本のお米は今や世界中で評価され食べられています。しかし日本人はお米を食べなくなったといわれています。現に日本国内のお米の消費量は減少、そしてお米の価格が下降傾向にあるため、その双方の効果で米の消費金額が減少しています。そこで小栁津さんはお米の人気を回復させたいと考えました。

今の日本ではお米ではなく、パンや麺を主流にしている人は少なくなく、お米を食べないという人も多いのが現状です。最近では炭水化物を避けるダイエットもあるため、お米の消費量はさらに減少を続けています。そんな現状を知って小栁津さんが思ったことは、もっとおいしいお米を食べてもらえば、お米の人気が戻るのではないかということでした。

小栁津さんは日本でどれだけパンや麺が人気になろうとも、お米がその2つよりも用意するのに時間がかかるとしても、美味しいお米を食べた時の幸福感に勝るものはないのではないかと考えています。小栁津さんはたくさんの人にお米が愛されるように日々、お米に合う食べ物やお酒、お米をどうやっておいしく味わえるかを研究しています。

お米を土鍋で炊き上げ、ご飯の旨さと土鍋ならではの食感で色々な人を魅了してきた「おこん」では、もちろんお米に対しても並々ならぬ厳選、それに加え精米方法にもこだわりがあります。2010年からはお米の仕入れルートも全国から取り寄せていたものも錦糸町の亀太商店に絞り、産地から品種も様々で、色々なお米が堪能できます。

小栁津さんがお米を美味しく食べるために、まずは土鍋を使用しガスを使ってお米を炊き上げることにこだわっていました。次にはお米の購入先を全国から亀太商店の1つに絞り、より土鍋に合うご飯の厳選を行いました。さらにお米の仕上がりに関わるため、お米の精米方法にまでこだわりを見せるようになり、お米を食べるまでの工程全てに注目しました。

亀太商店で厳選され、土鍋ご飯のための米一粒、薄皮一枚残す三段飴色精米という特殊な精米方法によって作られたお米は、土鍋で炊き上げることでシャリ立ちの良さが増し、口の中ではとろけるようでありながらも、しっかりと輪郭を感じ取れるといった不思議な食感です。冷めてからも美味しく食べれて、むしろ甘みが増します。

お米の厳選から精米方法までのこだわりがあると紹介しましたが、どのようなお米を使用しているのかというと、昭和天皇穀物献上農家が栽培する山形県産「ミルキークイーン」はじめ、富山県「てんたかく」や佐賀県「七夕コヒシカリ」などが使用されています。もちろんこれらお米も亀太商店で特殊な精米がされ、お米の味を引き出します。

厳選されたお米を最高の精米方法と調理によって堪能できる「おこん」ですが、こちらで注文できるのはほとんどがコースメニューで堪能するものです。5000円コース、7000円コース、10000円コースと分けられており、その内容は白飯、先付け、刺身、土鍋ご飯(ローストビーフ土鍋ご飯)は同じで、それぞれ違った一品が追加で用意されています。

「おこん」では5000円コース、7000円コース、10000円コースと用意されていますが、どのコースメニューが1番人気が高いかというと、7000円のコースが人気なようです。7000円コースでは白飯、先付け、刺身、土鍋ご飯(ローストビーフ土鍋ご飯)に加えて肉料理が追加されます。食べごたえを求める人はこのコースを選ぶことが多いので人気が高いです。

先ずは1番値段の控えめな5000円コースですが、白飯、先付け、刺身、土鍋ご飯(ローストビーフ土鍋ご飯)に焼物が付いたコースです。ローストビーフ土鍋ご飯の他にも季節によって変わる焼き魚も堪能することができ、丼ものとはまた違ったご飯の味わい方ができます。こちらは比較的あっさりいただきたい人におすすめのコースとなっています。

値段のランクでは2番目に位置する7000円コースでは、白飯、先付け、刺身、土鍋ご飯(ローストビーフ土鍋ご飯)に肉料理がメニューとして追加されたコースです。この肉料理が「おこん」の中では人気が高く、「おこん」に訪れる人はローストビーフ土鍋ご飯目当ての人が多く、肉を好む人が多いので、食べごたえを求めるなら、このコースがおすすめです。

「おこん」のコース料理の中では最も高いこのコースでは、白飯、先付け、刺身、土鍋ご飯(ローストビーフ土鍋ご飯)に、さらにすき焼きが付いたコースです。丼ものであるローストビーフ土鍋ご飯丼がある中で鍋ものであるすき焼きも入ってくるという贅沢で食べごたえ抜群なコースです。このコースは宴会や祝いなどの大きな席でおすすめです。

基本的には上記で紹介した5000円コース、7000円コース、10000円コースの3種からの選択となっていましたが、実は4000円コースというものも存在しています。この4000円コースとはローストビーフ土鍋ご飯のみというもので、ローストビーフ土鍋ご飯目的の人が多く、単品で食べたいという声があったため、後から追加したものです。

「おこん」の看板メニューはこのローストビーフ土鍋ご飯です。「おこん」が厳選したお米を、特殊な方法で精米し、土鍋で炊き上げた最高のご飯の上に、ご飯が見えなくなるほどのローストビーフ、その上にはウニ、イクラが乗せられた贅沢の極みともいえるほどの豪華な一品となっています。生きているうちにぜひ1度は口にしたい一品です。

このローストビーフ土鍋ご飯は、ローストビーフの柔らかく噛みしめるほど出てくる旨味に、新鮮なうにといくらのプリプリとした食感、そして昭和天皇穀物献上農家が栽培する山形県産「ミルキークイーン」というもっちりした食感と甘みのあるお米が合うことで、例えられないほどの幸福感に包まれる逸品です。このメニューは全てのコースで堪能できます。

さらにこのローストビーフ土鍋ご飯は季節によって内容が少し変わります。土鍋で炊き上げたご飯の上に、ご飯が見えなくなるほどのローストビーフ、その上にはウニ、イクラというのが普通の並びですが、このご飯とローストビーフの間に旬の食材が入り、またはご飯と一緒に混ぜられることもあります。季節によって味と姿が変わります。

ローストビーフ土鍋ご飯に使用される旬の食材はきのこ、とうもろこし、根菜類などが使用されます。春には春キャベツが使用されることもあるようで、季節ごとによって姿が変わり、そしてとうもろこしや春キャベツによってまた新たな甘みが追加され、さらに味わい深いものになるので季節ごとに訪れてみるのも良いでしょう。

ローストビーフ土鍋ご飯は季節ごとによって姿を変えて、味も変化すると紹介しましたが、ローストビーフ土鍋ご飯にはまだほかの楽しみ方があります。1度ローストビーフを他の場所に移動させて、ワサビやアボカドなど調味料や薬味、トッピングがテーブルに用意されているので、それを使用することでまた違った味が堪能できます。

「おこん」のもう1つ看板メニューとおすすめされるのがこの牛カツです。この牛カツに使われている牛肉は山形県産の庄内牛ヒレの一番いい芯の部分のみを使用しているもので、その牛肉の良さを存分に味わえるように衣は薄く、そして中に火を入れすぎないように気を付けて揚げています。この一品は7000円コースでしか味わえません。

この人気の高い牛カツは薄く作られた衣に、レアな部分を残した揚げすぎない微妙な加減を職人技によって揚げられており、食べてみると口の中で肉質がほどけていくような食感で、柔らかいと形容することすら違和感を感じてしまうほどです。最初は何もつけずに食べてみて、その後に塩やレモンをかけていただきましょう。

「おこん」を営業している小栁津さんですが、元々は和風の居酒屋を営業をしていただけあって、日本酒や焼酎も豊富に取り揃えてあります。「おこん」ではご飯が主役とされていますが、そのご飯に合わせるおかずである焼物やローストビーフ、牛カツなどお酒に合う料理も多くあるため、お酒による人気もあります。

「おこん」には日本酒は限定品の黒龍や初孫、季節によっては季節に応じて「あらばしり」「ひやおろし」「しぼりたて」も用意されています。焼酎は吉兆宝山、洟垂爆弾など種類豊富で芋焼酎、麦焼酎、米焼酎、黒糖焼酎と揃えているので、自分の好きな、自分に合ったお酒を堪能できるのも「おこん」の魅力の1つです。

「おこん」の内装は黒を基調とした落ち着いた雰囲気なものとなっていて、ところどころの金の模様も高級感が演出されています。壁面には大谷石を、テーブル席の足もとにはスペイン産の石を敷きつめられています。テーブル16席となっていて、さらに個室も用意されているので、宴会に接待、グループでの利用や記念日の利用を考えている人におすすめです。

「おこん」へのアクセスについてですが、代々木上原と幡ヶ谷の2つの駅から近い位置にあるのでアクセスは容易です。代々木上原駅より北口1番から徒歩7分程度、幡ヶ谷駅より南口からも徒歩7分程度となっています。代々木上原と幡ヶ谷の2つの駅から徒歩圏内にあるので、気軽に「おこん」へ訪れましょう。利用する際には予約を忘れないようにしましょう。

「おこん」へのアクセスは代々木上原と幡ヶ谷の2つの駅から近い位置にあるためアクセスは容易だと紹介しましたが、天候が優れない場合もあると思います。そのときは代々木上原駅からタクシーで向かいましょう。道が分かりにくかったら「西原保育園」が目印です。雨の日は代々木上原と幡ヶ谷の駅からタクシーで訪れた人にはタクシー代の割引があります。

代々木上原にある本格的にお米のすばらしさを堪能できる和食料理店「おこん」について紹介してきましたがいかがでしょうか。厳選され、精米方法にまでこだわられ作られたご飯は、家庭で食べるものとはまた違った味わいを感じさせてくれるためおすすめです。代々木上原駅と幡ヶ谷駅から近いので、ぜひ立ち寄ってみてください。