「武尊神社」恐ろしい噂が絶えない群馬の心霊スポットをチェック！

近年では、寺社巡りを趣味にしている方も多いようですが、中には心霊スポットやいろいろな噂があるというところもあります。その一つが群馬県みどり市にある「武智神社」(ほたかじんじゃ)です。その武智神社に関する歴史や噂について紹介します。

「武尊神社」は群馬県みどり市の山の中にある神社です。神社と言えば一般的にはご利益や御朱印などで有名なところが多いのですが、武尊神社は「呪いの心霊スポット」として特に有名な神社の一つです。

なぜ武尊神社が心霊スポットとして知られるようになったのかというと、約10年前に某テレビ番組で取り上げられたことがきっかけです。あるカップルがたまたま夜に武尊神社を訪れ、お互いをビデオで撮影しました。

このビデオを見てみたところ、なんとそのビデオには幽霊のようなものが写っていたのです。このエピソードがテレビ番組で放送されたことで、武尊神社を心霊スポットとする噂が広がりました。

このテレビ番組をきっかけにして、武尊神社を呪いの心霊スポットだとする噂が広まり、多くの芸能人などがその様子を伝えようと訪れ、紹介するようになりました。

特に某芸能人の番組は肝試しのような内容だったこともあり、武尊神社を呪いの心霊スポットだとする噂は一気に広がりました。その番組では武尊神社で実際に起こったさまざまな心霊現象が記録されていると言われます。

この番組のシリーズの中でも武尊神社のものは一、二を争う怖さと言われており、人気も高いです。その結果実際に体験したいと多くの方が実際に武尊神社を訪れています。

今や武尊神社は群馬県だけではなく、全国的にも有名な呪いの心霊スポットの一つとして知られており、その廃墟のような姿と相まって、心霊スポットファンの多くの人がアクセスする場所ともなっています。

このように、武尊神社はメディアで取り上げられることによって、群馬県でも有数の呪いの心霊スポットとして知られる場所となっています。そのため山の中にありながら、実際に訪れる方も少なくありません。

しかし一口に心霊スポット、呪いの噂と言っても、その内容はさまざまです。歴史的に有名な人物が幽霊になって出てくる、幽霊がとりつくなどありますが、武尊神社の噂とはどのようなものでしょうか。

また、武尊神社が心霊スポットと言われるようになった理由が気になります。一般的に神社と言えばご利益などが知られますが、なぜ「心霊」なのでしょうか。

そこで次に、武尊神社の呪いの噂の内容について、具体的にどのようなものがあるのか、その点を紹介していきましょう。

武尊神社の呪いの心霊スポットの噂としてまず挙げられるのが、「帰りに事故に遭う」というものです。後で述べますが、武尊神社は車でアクセスする必要があるのですが、その帰りに事故に遭うという怖い噂があります。

実はこの噂が生まれたのには理由があります。先ほどこの武尊神社が心霊スポットだと言われるきっかけとなった、カップルが撮影したビデオの件がありましたが、そのカップルが帰りに交通事故に遭い亡くなったという噂があるのです。

このエピソードを紹介したテレビ番組では、二人が亡くなったというところまで出てきており、後で述べる老婆の霊が神社に近づく者を許さなかったのではという噂まで出てきていました。

心霊スポットと言えば心霊写真が写るというのはお約束のようなものではありますが、武尊神社でも心霊写真が写るという噂は多く見られます。そもそも先ほども述べたように、最初のカップルも心霊写真を写していました。

そのため、呪いの心霊スポットという噂が流れるようになってからは、心霊写真狙いで訪れる方も多くなっており、実際にSNSなどにアップしている方もいるようです。

後で触れる話とも関係がありますが、この心霊写真には武尊神社を管理していた人が写っているとも言われます。それが武尊神社に関係する「呪い」という噂にもつながっていくというわけです。

武尊神社に行くと心霊写真が撮影されるなどの噂があるせいか、それと共に言われている噂にはさらに怖いものもあります。特に危険な噂として挙げられるのが、精神的な病気になり、自殺しそうになったというものです。

一般的に心霊スポットと言えば、事故があった場所や廃病院など、そうなる「理由」があるところが多いです。しかし武尊神社が怖いのは、そういった理由が特に見いだせない点にあります。

特に好奇心や肝試しで武尊神社に行った時、本殿にあがると、かなりの確率で身体的、精神的に不調をきたすと言います。行ってはいけないと言われると気になるという方も多いのではないでしょうか。

武尊神社の心霊写真に写る「心霊」候補として挙げられるのが「老婆」です。実はこの武尊神社には管理人がいたのですが、その方がこの老婆であるというものです。

最初に紹介したカップルが写したビデオに写っていた幽霊はこの老婆だったと言われています。そのためカップルがその後事故死したのは、この老婆が神社に近づくのをよしとしなかったからなどの噂が立っているわけです。

ちなみにそのカップルが事故を起こした場所はその老婆が亡くなったところだという噂もあるなど、呪いの心霊スポットとしての噂には事欠きません。

さらにこの武尊神社はその噂のために多くの方が肝試しや心霊写真を狙って訪れていることから、バリケードやガラスなどが壊されることも多くなっており、それがさらに廃墟化に拍車をかけているという面もあります。

このように武尊神社は、群馬県内にとどまらず、全国的にも心霊スポットファンの方によく知られた場所となっています。しかしそもそも、なぜ武尊神社が心霊スポットとなったのか、その理由が気になります。

先ほども述べたように、一見しただけでは、武尊神社はこのような心霊スポットになる理由が見当たりません。実は武尊神社が心霊スポットと言われるようになった背景には、この神社が持つ歴史が大きく関係している可能性があります。

そこで、武尊神社が持つ歴史と、それが心霊スポットと言われるに至った理由について次に紹介していきましょう。

武尊神社の歴史について紹介する前に、まず、「武尊神社」というのはどのような神社なのかという点から紹介していきます。

武尊神社というのは「ヤマトタケルノミコト」(日本武尊)をご祭神とする神社です。「古事記」や「日本書紀」と言った歴史書によると、ヤマトタケルノミコトは神武東征などの際、現在の群馬県あたりを通って行ったと言われます。

このヤマトタケルノミコトが東征などで通ったところにはさまざまな歴史的な伝承やゆかりを持つ遺跡があるのですが、この武尊神社もその一つです。

ですから実は武尊神社という神社は、群馬県の、それも利根川沿いにたくさんある神社の名前でもあります。一説によるとなんと30ほどもあるのだそうです。この武尊神社はその30ほどもある神社のうちの一つです。

しかしいくらヤマトタケルノミコトの歴史に関係すると言っても、この歴史があるというだけでは、心霊スポットになるとは言えません。実はこの武尊神社はもともとこの場所にあったものではないのです。

心霊スポットとなっている武尊神社は、古くからこの地にあったものではありません。実は武尊神社がもともとあった場所というのは、群馬県みどり市にある「草木ダム」の底なのです。

この草木ダムというのは首都圏への利水と渡良瀬川、利根川の治水のために1977年に作られました。しかしこの場所は群馬県の足尾と桐生の中間点で人口も比較的多かったことから、反対運動なども起こったと言われます。

このダムのために、現在のわたらせ渓谷鉄道が付け替えられたりしたこともあったのですが、実はこのダムに沈んだところに「武尊神社」があったと言われます。

今の武尊神社はこの武尊神社を移設したという歴史があるのですが、それが廃神社となったのにはどんな理由があったのでしょうか。その明確な理由は不明のようです。

このように、「武尊神社」は草木ダムの底に沈んだ神社を移設してできたという歴史を持つのですが、今述べたように現在は心霊スポットと言われています。つまり神社としては廃されているのです。

今述べたように、神社が廃神社となった理由に関しては明確なものはわからないのですが、いずれにしても現在武尊神社がどのような状態になっているのかは気になるところです。現在の状況について紹介します。

武尊神社の現在なのですが、先ほど紹介した老婆により管理されていたのですが、その老婆が亡くなった後は廃墟となっています。後で述べますが、バリケードなどが張られ、立ち入りできないようになっているのです。

しかし、先ほど述べたようにテレビ番組などで紹介されたことから、武尊神社は心霊スポット巡りをする方や肝試しをする方が訪れ、バリケードなどを破り侵入され、すっかり荒れ果ててしまっています。

近年、その状況を知ったユーチューバーなどにより、バリケードや防犯カメラなどの設置が行われ、武尊神社がこれ以上廃墟化しないような手立てが講じられつつあります。

特に先ほど述べたように、中に絶対に入ってはいけないと言われる本堂に関しては、厳重に鍵がかけられ、中に入ることができないようになっています。

しかし、実はその内部には謎の和太鼓が置かれていると言われます。先ほど紹介した芸能人が肝試しをする番組では、この和太鼓が誰もいないはずなのに鳴ったと言われており、これもまた心霊体験ではないかと言われています。

武尊神社はここまで述べてきたように、もともと管理していた人は亡くなったと言われてます。しかし管理というほどではありませんが、一応は見回っている方がいるとも言われています。

ですから、この武尊神社は一応は誰かの所有地となっているわけで、そこに入ることは不法侵入に当たります。もちろんガラスやバリケードなどを壊したり、そこで騒いだりしてはいけません。

それでは次に、武尊神社へのアクセスについて紹介していきましょう。ここまで述べてきたように、武尊神社は群馬県みどり市にあります。ところが武尊神社という名前の神社は群馬県内に数多く、アクセスには十分注意が必要です。

では、アクセスの際には何を目印にしたらよいのでしょうか。武尊神社へのアクセスで目印にできるものとして、「富弘美術館」があります。武尊神社はこの美術館の裏手にあるからです。

アクセスに公共交通機関を使う場合は、この「富弘美術館」のバス停が最寄りとなります。「沢入」駅、もしくは「神戸」駅からバスが出ているので、それを利用してアクセスしましょう。

武尊神社へアクセスする場合、やはり車を使うという方が多いでしょう。その場合は国道122号線沿いに進むのがおすすめです。

今述べたように、武尊神社は富弘美術館の裏手にあります。そのため車でアクセスする際にもこちらを目印にするのがおすすめとなります。

遠方からアクセスするという方の場合は、関越自動車道の「水上」ICが最寄りです。こちらを降りてから国道122号線沿いに進んでいき、富弘美術館を目指しましょう。そうすれば迷うことなく、こちらの武尊神社にアクセスすることができます。

なお、こちらの富弘美術館ですが、この美術館の場所自体が「道の駅」にもなっていますし、近くには草木ドライブインがあるため、こちらで休憩を取ることもできます。一休みして行くのもおすすめです。

なお、武尊神社にアクセスする場合の駐車場ですが、今述べたように近くに道の駅とドライブインがあるため、こちらを利用するのがおすすめです。やはりそれだけ多くの台数を停めることができるからです。

近くには草木ダムにより作られた草木湖などもありますし、美術館そのものも現在の群馬県みどり市出身の有名な画家の方のものということで、見ごたえもあります。ぜひこちらにも立ち寄ってみてください。

なお、武尊神社を検索した際に出てくる「裏見の滝」ですが、これは群馬県みなかみ町にあります。こちらは心霊スポットと言われる武尊神社ではないようなので、注意してください。

群馬県みどり市にある「武尊神社」は呪いの心霊スポットとして、いろいろ怖い噂があるところです。今では立ち入り禁止になっていますので、行くならば不法侵入などないように注意して、外から見学してみてください。