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2023年版の世界の治安ランキングを紹介!
海外旅行へ行く前に必ず確認してほしいのが現地の治安状況。世界の治安ランキングはその年によって変わっていき、平和に関して力を入れている国は常にランキングでも上位に君臨しています。
今回はそんな海外旅行に役立つ世界の治安状況をランキング形式でご紹介します。このランキングは「世界平和度指数(GPI)」2023年版を参考にしているので行く前にチェックしておきましょう。
出発の前にかならず外務省の海外安全ホームページをチェックしておこう
海外旅行に行く前に心配なのが現地の治安状況になりますが、現在は専用のホームページにて自分の行きたい国の治安情報を確認できます。平和に関する取り組み、そして日本ではなかなか無い犯罪のことについても記載。
現地に着く前に外務省の外務省 海外安全ホームページを確認しておくことで、より安全に旅行を楽しむことが可能です。同じ国内でも犯罪エリアを避けることで、初めての海外旅行でも安心。
旅行先+「外務省 海外安全ホームページ」で検索すると便利
治安や犯罪率、世界の治安ランキングなど世界的な社会情勢を学んでいくことは海外旅行に欠かせないこと。外務省の海外安全ホームページは世界の危険レベル・感染症危険レベルの2項目から提示しています。
レベルも4段階にわかれており、世界でも治安の良い国はレベル1もくしは2を取得。行きたい国の名前に外務省 海外安全ホームページを検索するだけでわかるので、時間の無い方にもおすすめです。
旅行先の状況や司法当局などもしっかり確認しよう!
初めて海外旅行へ行く方は、外務省 海外安全ホームページで治安状況を調べるのはもちろん各国の司法当局や国際刑事警察機構などの情報も調べましょう。平和に関する取り組みについても学べます。
世界の治安状況は常に変わっていくので、前に旅行に行ったことのある国でも再度調べなおしておくのがおすすめ。国によって起こっている犯罪情報や防犯対策も頭に入れておくことでより安全に海外旅行を体験できます。
世界の治安ランキング1位:アイスランド
世界の治安ランキング1位は、世界的にも治安が良いことで有名な「アイスランド」。アイスランドはランキングの常に上位に君臨しており、初めて海外旅行へ行く方にも人気のある国です。
世界平和度指数や犯罪調査統計においても最高の治安と位置づけられており、外務省からも一目置かれています。平和に関する取り組みも力を入れており、凶悪犯罪や財産犯罪もほとんどありません。
おすすめポイント
治安ランキング1位のアイスランドは住んでいる人々も穏やかな性格で知られています。海外の人を受け入れてくれ、毎日事件の少ない国は世界的に見てもアイスランドのみ。
アイスランドは火山・間欠泉・温泉・溶岩原に囲まれた大自然の絶景を楽しめる国です。首都のレイキャビクでは地熱発電など自然を守るための取り組みも行われており、安心してのんびりと過ごせる場所になります。
世界の治安ランキング2位:デンマーク
世界の治安ランキング2位はデンマーク。世界有数の治安を誇るデンマークは、何年も前からランキング上位に入っています。日本からデンマークへの直行便はありませんが、世界的にも人気の観光スポットです。
デンマークでは軽犯罪が報告されていますが、ここ何年も重犯罪はほとんど報告されていません。軽犯罪の中には賭博・麻薬に関する犯罪が行われていますが、日本人が被害にあった報告はないと言われています。
おすすめポイント
デンマークの観光名所「コペンハーゲン」は海外からの観光客に優しい国として知られています。人が親切なイメージがとても強く、作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの故郷でもあります。
デンマークでも夜中に出歩いたり、人通りの少ない場所では日本人は狙われやすいです。宿泊先にいれば安心して過ごせるので、夜の時間帯は出歩かないようにしましょう。
世界の治安ランキング3位:アイルランド
世界の治安ランキング3位はアイルランドになり、さまざまなデータから治安が良いことで人気があります。軽犯罪・重犯罪含めて滅多に起こることがなく、早朝や深夜の時間帯でも出歩けるほど平和とも。
治安の良い国ですが、首都では武装部隊の巡回など犯罪撲滅に力を入れています。平和かつ、安全に海外旅行を楽しめるので、初めて海外へ行く方も安心して過ごすことが可能です。
おすすめポイント
ランキング3位のアイルランドは旅行中、最低限の警戒で過ごせるのでゆっくりと景色を楽しむことができます。日本人相手のスリ事件など軽犯罪は起こっているので、防犯対策は行いましょう。
アイルランドは別名「エメラルドの島」と呼ばれるほど美しい自然に囲まれ、中世に造られたケアー城をはじめとした歴史ある城が点在。日本では見られない景色が広がっているので、ワクワクします。
世界の治安ランキング4位:ニュージーランド
世界の治安ランキング4位は手つかずの自然が残るニュージーランド。ニュージーランドは主に2つの島から出来ている国になり、人種差別へのプロジェクトも行っていることから治安が良い国です。
世界的に見ても犯罪率が圧倒的に低く、重犯罪に関してはほとんど起こりません。賭博や麻薬に関する事件もほとんど起こっていないので、学生の留学先にも選ばれているほど安心できる国になります。
おすすめポイント
ニュージーランドは静かに波打つ湾のあるビーチや、空まで届きそうな大きな山に囲まれた自然豊かな国です。治安の良い国で平和に関する取り組みも行っているので、子供連れの海外旅行にも人気があります。
日本にはない文化を学べるニュージーランドでは、学生たちの留学できるホストファミリーや受け入れ先の学校も充実。海外旅行だけでなく治安の良い国で英語を学びたいという方にもおすすめの国です。
世界の治安ランキング5位:オーストリア
世界の治安ランキング5位は最近、平和な国・安全な国のイメージが浸透し始めているオーストリア。残念ながらスリなどの軽犯罪は行われていますが、重犯罪はほとんど起こっていません。
オーストリアは治安を強化し、ここ数十年は軽犯罪の数も減少。世界治安ランキングでもどんどん上位に君臨しています。朝、昼の時間帯は警戒を最小限にし、ゆっくりと散策できるほど安心して過ごせます。
おすすめポイント
オーストリアはツーリストを狙った軽犯罪が多発しているため、事前の防犯対策をしっかりと行いましょう。貴重品は肌身離さず持ち歩くようにし、夜の時間帯はなるべく人の多い道路を通るようにしてください。
アルペンの険しい山岳地域やバロック建築、帝国の歴史など日本にはない文化を体感することができます。ボヘミアの森、トラウンゼー湖など膨大な大自然を楽しめるエリアも人気があります。
世界の治安ランキング6位:シンガポール
世界の治安ランキング6位は世界有数のグローバルな都市国家「シンガポール」。アジアで最も治安の良い国として知られており、年間犯罪件数としては日本よりも優れています。
都市国家なので犯罪に関する逮捕率・検挙率も高く、町に防犯カメラを設置することで犯罪の抑制にも繋がっています。シンガポールで犯罪を起こすと逃げ場がないことから、犯罪率もぐっと減少。
おすすめポイント
治安ランキング上位であるシンガポールは、日本人観光客から人気のある海外旅行先です。多様な文化をシンガポールで学ぶことができ、1820年ころ創立されたチャイナタウンは観光名所としても有名。
イギリスの植民地時代の名残が今でも残っていますが、アジアでも急速に成長し続けている国になります。夜出歩いても安全と言われていますが、最低限の防犯対策は行うようにしてください。
世界の治安ランキング7位:ポルトガル
世界の治安ランキング7位は歴史的にも日本との繋がりがある「ポルトガル」。世界的に見ても治安の良い国として印象が強く、危険な地域もありますが1人で行動しない限り重犯罪はほとんど起こっていません。
現地の人も温厚なイメージが強いですが、日本人に関するスリなど軽犯罪は起こっています。人通りの少ない場所や、現地の人でもあまり近づかない場所は行かないようにして防犯対策もしっかりと行いましょう。
おすすめポイント
ユーラシア大陸の最西端に位置するポルトガルは、世界的に有名なジブリ作品「魔女の宅急便」の舞台として有名です。海に浮かぶ町は幻想的な景色を生み出し、多くの観光客を魅了しています。
開放的なテラス席ではランチ・ディナーを味わうことができ、現地の人も温かいです。旧市街地ではポルトガルの歴史・文化を体感することができ、アートな世界が広がっている人気の観光スポットになります。
世界の治安ランキング8位:スロベニア
世界の治安ランキング8位は中央ヨーロッパのスキーで有名なリゾート地「スロベニア」。治安状況はここ数十年で平和に関する取り組みを行っており、軽犯罪は起こっているものの重犯罪はだいぶ減少しています。
人の少ない通りだと海外からの旅行者をターゲットにスリが多発。また、賭博・麻薬や知能事件も発生しています。徐々に治安が良くなっていますが、行く前には危険な地域など確認しておくのがおすすめです。
おすすめポイント
治安が良くなってきているスロベニアは、石造りの街並みや美しい自然が広がる観光名所です。首都リュブリャーナにはシンボルであるリュブリャーナ城があり、旧市街地は歴史や文化を感じられます。
朝や昼間の時間帯は1人で出歩いていても、重犯罪に巻き込まれる心配は少ないです。ですが、夜の1人歩きは危険なので注意しましょう。アルプスの瞳と称されるブレッド湖は必見。
世界の治安ランキング9位:日本
世界の治安ランキング9位は、アジアではもちろん世界的にも治安の良い国「日本」。年間犯罪件数としてはシンガポールよりランキングが下位になりますが、日本は平和な国としてのイメージが強いです。
日本は世界的にも珍しく絶海孤島になり、社会的な構造が犯罪抑制に繋がっています。警察や自衛隊の活躍により重犯罪はほとんど起こっておらず、海外から訪れる観光客は安心して過ごせるとの声も多く寄せられています。
おすすめポイント
日本は今後も治安向上が見込まれている国になり、シンガポールと並んで世界的にも模範となる平和主義。日本には東京や京都、大阪など世界的に有名な観光名所も多く、夜でも比較的安心して過ごせます。
日本は罪人に甘い国とも言われていますが、検挙率は抜群。絶海孤島の国だからこそ、日本で犯罪を起こした人は逃げづらいのも関係しています。
世界の治安ランキング10位:スイス
世界の治安ランキング10位はアルプスの高峰を有するスイス。スイスは田舎町が点在しており、温厚な性格の人が多いことから軽犯罪はもちろん重犯罪もそうそう発生しない国です。
スイスは国民に何不自由なく暮らしてもらうために、所得の高さや社会保障の手厚さが目立ちます。ストレスのない社会を築いているスイスだからこそ、犯罪が少ない傾向があると言われています。
おすすめポイント
スイスには多くの湖や田舎町が点在しており、美しい風景を楽しめる場所です。アルプス山脈の山々はプロが挑戦する登山コースはもちろん、初心者に人気のハイキングコースも設置されています。
また、レマン湖やベルンの旧市街など見どころもたくさん。治安の良い国だからこそただのんびりと絶景を眺めることができるので、スイスは日本人からも人気の国です。
世界の治安ランキング11位~20位
世界の治安ランキングはまだまだ続きます。今はランキング下位に位置する国でも平和に関する考えや取り組みが行われており、数年後にはランキング上位になっていることも。
犯罪率によってランキングは変わっていくので、必ず旅行に行く前に治安ランキングはチェックしておきましょう。治安は経済的な影響も関係しているので、世界に目を向けて確認しておくことがおすすめです。
11位:カナダ
世界の治安ランキング11位はカナダ。カナダは移民国にも関わらず、他社に対して寛容な国民性があります。そのため、平和・安全の維持に繋がっており、今でも治安の良さをキープしています。
ですが、スリや窃盗など軽犯罪は多発している国です。カナダは誰にでも寛容な国なので海外からの観光客もすんなり受け入れてくれますが、詐欺の事件もあるのであまり簡単に信じるのは避けましょう。
12位:チェコ
世界の治安ランキング12位はチェコ。治安情報として犯罪件数は減少しつつあり、ランキング上位に入ってきています。ですが、日本と比べるとまだまだ犯罪率は高いので観光客は注意が必要です。
ですが、社会情勢としては安定性のある国なので急激に犯罪が起こっているわけではありません。チェコでも場所によっては危険なところもあるので、事前にホームページにて確認しておきましょう。
13位:フィンランド
世界の治安ランキング13位はフィンランド。ヨーロッパの中でも比較的治安の良い国として知られており、フィンランドでも田舎町は人も温厚なので軽犯罪・重犯罪ともにそうそう起こりません。
世界一幸せな国とも言われており、社会情勢が安定していることからストレスの少ない国でもあります。手つかずの自然が残されているエリアではのんびりと過ごすことができ、子供連れの旅行者にもおすすめ。
14位:クロアチア
世界の治安ランキング14位はクロアチア。クロアチアは地域によって治安のレベルが変わりますが、比較的平和だと言われています。観光の主要スポットは軽犯罪が多発しているので、防犯対策を行いましょう。
ザダル・スプリト・リエカは比較的治安の良いエリアとして人気があります。ですが、クロアチアの言語はクロアチア語になるので、トラブルに巻き込まれた際の対処法を確認しておくのがおすすめです。
15位:ドイツ
世界の治安ランキング15位はドイツ。ヨーロッパでは比較的治安の良い国として知られていますが、ドイツの犯罪発生件数は日本の約10倍。軽犯罪が多発しているので、貴重品は肌身離さず持ち歩きましょう。
現時点でドイツからの危険情報は発信されていませんが、夜の1人歩きはなるべく避けるようにしてください。重犯罪は起こっていないものの、近年ヨーロッパはテロの脅威にさらされているので注意が必要です。
16位:オランダ
世界の治安ランキング16位はオランダ。日本人からも人気のある観光スポットになり、世界的に見ても治安は良いです。ですが、スリや窃盗など軽犯罪率は高いので、貴重品は肌身離さず持ち歩くようにしてください。
2019年には刺傷事件が起きていますが、近年は大きな事件や犯罪は起こっていません。夜に1人で出歩いたり、ホテル以外のバーなどで過ごしていると犯罪に巻き込まれてしまう可能性もあります。
17位:ブータン
世界の治安ランキング17位はブータン。ブータンは敬虔な仏教の国なので世界的に見ても治安が良い国になり、油断は禁物ですが過去にはテロも起こっておらず日本と同様平穏な国になります。
ブータンに住んでいる人々は温厚な性格をしていますが、場所によっては軽犯罪に巻き込まれてしまうことも。ホームページにて危険な地域を提示しているので旅行に行く前に確認しておきましょう。
一般犯罪は増加傾向なので注意
治安の良い国のイメージが強いブータンですが、一般犯罪は増加傾向にあります。最近では農村部から都心部へ若者が流れており、職に就けない若者が増えています。
そのため、旅行者を狙ったスリや窃盗、暴行、空き巣など犯罪が増加傾向に。現時点での治安はまだ良好ですが、今後はホームページにて確認してから旅行へ行きましょう。
18位:ハンガリー
世界の治安ランキング18位はハンガリー。夜景の美しい都会がメインのハンガリーですが、軽犯罪はともかく重犯罪はそうそう起こりません。犯罪件数はここ数年で減少傾向にあります。
ですが、ハンガリーと日本の人口比で比べると犯罪率は日本よりも高いです。夜の出歩きや貴重品を机に置くなど油断をしなければ安全に観光を楽しめる国になります。
19位:マレーシア
世界の治安ランキング19位はマレーシア。マレーシアは日本人による観光客も多い国ですが、毎日のように軽犯罪が起こっています。
軽犯罪のほとんどが海外の観光客を狙ったものになるので、防犯対策は必ず行うようにしましょう。念のため、予めパスポートのコピーを持っておくのがおすすめです。
一部地域に渡航中止勧告が発令中
治安の良い国として有名なマレーシアですが、現在一部の地域は渡航中止勧告が出されています。マレーシアのサバ州東側・サンダカン、ラハ・ダトゥ、クナ及びセンポルナ周辺地域です。
この地域では最近、海賊事件や身代金目的の外国人誘拐等が多発。街中を武装集団が出歩いていることから、安心して観光できない場所になります。
20位:ベルギー
世界の治安ランキング20位はベルギー。穏やかな環境の印象が強いベルギーは世界的に見ても治安が良く、重犯罪の発生率は近年徐々に減少しています。
ですが、人通りの多い場所ではスリや窃盗など軽犯罪は多発。過去にもテロの事件が起きていることから、旅行中も治安情報は確認しておくのがおすすめです。
治安が悪くて危険な国7選
世界には治安の良い国がある一方で、今でも旅行者が行くと危険な治安の悪い国もあります。治安の悪い国では重犯罪も起きており、旅行者が巻き込まれてしまうことも。
治安の悪い国にはなるべく足を運ばないようにし、現地では目立たないようにするのが鉄則。海外安全ホームページを確認して、事件の起こった地域や町へは行かないようにしましょう。
ソマリア
未だ秩序のない危険な国「ソマリア」。国内では近代兵器を片手に暴れまわる海賊がおり、国を統治する組織が存在しないため爆破や自爆テロなど日常的に起こります。
無法地帯の国なので、ソマリアの国内はどの町も危険。食料や水不足など国民の生活も脅かされている状態なので、観光客は狙われやすいです。
ソマリアで多い犯罪
ソマリアで目立つ犯罪は海賊による略奪行為。最近は減少傾向にありますが、未だ海賊による略奪行為は国民をも不安にさせている犯罪になります。
イランの違法漁業が行われていたり、どこへ行っても犯罪が多発しています。自動車の爆破テロでは周りの人も巻き込まれており、死者が出ているほど。
アフガニスタン
世界的にも治安の悪い国として有名なのが「アフガニスタン」。アフガニスタンは不安定な政治状況から過去数十年にわたる紛争が勃発しており、いつ、どこで事件に巻き込まれるかわかりません。
社会の経済的な問題もあり、アフガニスタンの子供たちは満足に教育を受ける機会がないのが現状。治安の回復には時間がかかると言われており、旅行に行くのはおすすめしません。
アフガニスタンで多い犯罪
アフガニスタンの事件は重犯罪が多いですが、中でも過激派組織タリバンの活動が目立ちます。過激派組織タリバンによって戦闘やテロ行為が行われています。
そのため、市民の生活も毎日が危険にさらされており、ストレスの多い国としても有名。世界一治安の悪い国とも呼ばれています。
リビア
北アフリカに位置するリビアは、カダフィ政権崩壊以後治安の悪い国として知られています。今でも政府の統制力の欠如が目立ち、日々軽犯罪や重犯罪が起こっています。
とくに首都トリポリ付近は治安の悪い場所として世界的にも有名です。市民の生活安全も不安定なため、子供たちにもストレスがかかっています。
リビアで多い犯罪
リビアは現在、首都にて複数の武装勢力が戦闘を行っています。それぞれ領土と権力を巡って対立しており、いつ、どこで暴動が起きるか分かりません。
また、リビアは不法移民の経路として利用されています。そのことも治安を悪くしている傾向があり、政府は対策におわれている状況です。
シリア
イスラム過激派組織「イスラム国」から一部開放されたものの、未だに治安の悪い場所が多い「シリア」。2011年より続く内戦は今でも治安を悪化させており、市民を脅かしています。
シリアは単に治安が悪いだけでは片づけられない悲劇の歴史があり、治安が良くなるのは時間がかかるとも言われています。水や食料、医療など生活に必要なサービスも提供されていません。
シリアで多い犯罪
シリアでは重犯罪が多発しています。中でもクルド勢力と政府軍による戦いは市民をも巻き込んでおり、一般市民への砲撃による死傷者も出ている状況です。
住宅地や路地裏での爆破、急に始まる銃撃戦など命の保証ができません。安易な気持ちでシリアの国境をまたがないようにしてください。
ベネズエラ
軽犯罪・重犯罪ともに発生しない日はないと言われるほど治安の悪い国「ベネズエラ」。経済崩壊と政治的な混乱により、治安は悪くなる一方です。
観光客は軽犯罪のターゲットになりやすい場所でもあります。金品目的の強奪や窃取が多発しているので、日本人は要注意。
ベネズエラで多い犯罪
ベネズエラで多い犯罪は殺人・強盗や暴行・傷害・脅迫など重犯罪がほとんど。詐欺や横領など金品の絡んだ犯罪も多く、日本人はターゲットにされやすい傾向があります。
最近では反政府デモ隊と治安維持部隊の衝突も起こっており、治安はさらに悪くなっています。いつ、どこで銃撃戦が起こるかわからない状況です。
南スーダン
未だに危険レベルが継続している治安の悪い国「南スーダン」。南スーダンは国内で全国的な内戦が行われており、今でも危険な場所や殺人事件が起こっています。
南スーダン全土で危険レベル4になっており、観光客の渡航は辞めるよう勧告されています。安易な気持ちで南スーダンへ踏み入れないようにしましょう。
南スーダンで多い犯罪
南スーダンは現在、一般犯罪が多発しています。殺人・強盗・強姦・誘拐が日常的に発生しているような状況で、観光客はターゲットになりやすいです。
南スーダン各地で部族間、共同体間の武力衝突が多発。どの町でも安全とは言えない状況なので、どのような目的でも渡航は控えるようにしましょう。
マリ
マリは現在、首都バマコ以外の全地域が危険レベル4になっています。首都バマコでもレベル3に指定されており、マリ全土が危険な場所として知られています。
とくに北部・中部では治安は崩壊。緊急時でも早急な対応ができない状況にあるため、非常に危険だと言われています。
マリで多い犯罪
マリ全土で現在、テロ・誘拐事件等の不測の事態に巻き込まれる高いと言われています。また、首都でもイスラム過激派組織によるテロが多発。
徐々に治安の悪くなっていることから、首都もレベル4になるのは時間の問題とも。一般犯罪も日常的に行われており、安全な場所はないと認識しておきましょう。
情勢をしっかり確認して平和な国で海外旅行を楽しもう!
海外旅行を計画している方は、まずその国の治安状況を確認しましょう。ランキングに関してはその年によっても異なるので、なるべくランキング上位にある国から旅行するのがおすすめです。
治安の良い国でも不測の事態に巻き込まれることがあるので、事前に対処法を調べておくと冷静に判断できます。ぜひ、海外旅行へ行く前に世界の治安ランキングに目を通してみてください。