地域

地域から探す

  • 日本
  • 北米
  • 中南米
  • アフリカ
  • 中東
  • アジア
  • ヨーロッパ
  • オセアニア
キーワード

キーワードから探す

妻籠宿観光見どころ11選!駐車場情報も!名物栗きんとんから宿泊スポットまで

妻籠宿観光見どころ11選!駐車場情報も!名物栗きんとんから宿泊スポットまで
投稿日: 2017年6月21日最終更新日: 2020年10月7日

長野県南木曽町(なぎそまち)にある妻籠宿は、古い町並みをそのまま保存し、江戸時代の宿場町の面影を残した木曽路を代表する観光地です。今回はこの妻籠宿のおすすめや見どころををご紹介します!車で観光に来られる方のための駐車場情報もお知らせしますよ。

懐かしさと郷愁を感じる観光地ー妻籠宿見出し

「妻籠宿(つまごじゅく)」は長野県の南部、岐阜県との県境にあり、隣接する馬篭宿(岐阜県中津川市)、馬篭峠を越える旧中山道史蹟と合わせて木曽路を代表する観光名所です。今回は国内第一号の「重要伝統的建造物群保存地区」、ノスタルジーあふれる観光地、妻籠宿についてご紹介します。

妻籠宿観光のおすすめ:1見出し

古い町並み

なんと言っても妻籠宿で一番の見どころは町並みでしょう。江戸時代の日本さながらの美しい町並みは「生きた博物館」と言われるほどです。妻籠の人たちは町並みを守るために家や土地を「売らない」「貸さない」「壊さない」という3原則をつくり、ここで生活しながら、江戸時代の町並みという貴重な財産を後世に伝えています。

枡形(街道を二度直角に曲げ、外敵の進入に備えたもの)から北へ歩を進めていくと、宿場町のメインとも言える商家の連なりです。江戸時代の風情を残した甘味処やそば屋などが建ち並び観光客を迎えてくれます。店主さんに往時の妻籠宿の話を聞くのも楽しいかも。軒下にさりげなく飾られた花も旅人を歓迎してくれている様ですね。

2月には町並みをアイスキャンドルで照らす幻想的な「木曽路氷雪の灯祭り」が妻籠をはじめとする木曽路全体で行われます。そのほかの妻籠宿のイベントとしては、5月「妻籠花祭り」、7月「和智埜神社祭礼」、8月「妻籠宿火まつり」、11月「文化文政風俗絵巻之行列」などがあります。この時期に合わせて観光に行くのもおすすめですね。

妻籠宿観光のおすすめ:2見出し

妻籠宿本陣

妻籠宿の本陣(大名などの宿泊所)は島崎氏が明治に至るまで庄屋も兼ね勤めていました(ここは島崎藤村の母の生家でもあります)が、藤村の実兄でもある最後の当主、広助(ひろすけ)が明治20年代に東京へ出た事によって取り壊されれました。その後、町に払い戻されたのを機に、島崎家所蔵の江戸後期の絵図をもとに、平成7年4月に復元されました。

江戸時代の間取りを忠実に再現していますので、大名が宿泊したという豪壮な間に感嘆したり、また囲炉裏などの当時の庄屋の生活を垣間見ることもでき、観光客にとって大変興味深い建物になっています。

妻籠宿観光のおすすめ:3 見出し

脇本陣奥谷(わきほんじんおくや)〔林家住宅〕

脇本陣奥谷は、江戸時代、脇本陣(本陣の補助的役割をする宿泊所)を代々勤めていた林家(屋号は「奥谷」)が、明治10年に総檜造りで建て替えた建物で、旧家の堂々たる造りを見ることができます。昔の生活道具、皇女和宮よりの拝領品など歴史を語る品々や、脇本陣民族資料や藤村文学資料なども展示されています。平成13年には国の重要文化財にも指定され、妻籠宿観光には外せない施設となっています。

脇本陣奥谷で有名なのが高窓から差し込む「斜光」でしょう。この斜光は陽が低くなる秋から冬にかけて見られるもので、最も長くなる冬至が近づくとそれを目当てにしてたくさんの観光客が訪れます。信州の冬は寒く「観光はちょっと…」と思われる方も多いかもしれませんが、こんな素敵な写真を撮りに出掛けてみてはいかがですか?

妻籠宿観光のおすすめ:4 見出し

一石栃(いちこくとち)白木改番所跡

江戸時代、木曽五木をはじめとする伐採禁止木の出荷統制を行う事を「白木改」と呼びました。当時は無断で木曽の木を持ち出すと「木一本首一つ」といわれるほど罰則が厳しかったそうです。こちらはそれを行うための番所の跡になります。妻籠宿と馬篭宿の中間あたりに位置し、現在は木の柵が復元され、標示板が掲げられています。

白木改番所跡の横には一石栃立場(たてば)茶屋があります。立場茶屋とは宿と宿の中間にある休息所のことで、この茶屋は江戸中期の建物だそうです。現在は無料休憩所になっていて、囲炉裏や昔ながらのダルマストーブなどで当時の生活を垣間見ることができます。またゴールデンウイークあたりには茶屋の前にある枝垂れ桜が見事です。

妻籠宿観光のおすすめ:5 見出し

光徳寺

臨済宗の古刹で高台にあり、妻籠宿の全体が見渡せます。本堂は、うぐいす張りの廊下や山岡鉄舟の扁額、尾張徳川家の籠などがあり、本堂横の庫裏(くり)には、天保年間に住職によって考案されたという車付きの籠を収蔵しています。中部49薬師第21番札所でもありますので御朱印帳など持って訪れてみてはいかがでしょう。

妻籠宿観光のおすすめ:6 見出し

上嵯峨屋&下嵯峨屋

上嵯峨屋は江戸時代中期に建てられた町屋建築の遺構で、妻籠宿の中でも最も古い建造物の一つであり、昭和44年に解体復元されたものです。建造当初の形式をよくとどめ、庶民の旅籠(木賃宿)としての雰囲気をうかがうことができます。妻籠宿の町並み景観に大きく寄与している事から昭和49年に南木曽町指定有形文化財に指定されています。

下嵯峨屋は三軒長屋だった建物の一軒分だけを解体し建造当初の姿に復元されたもので、町指定有形文化財です。石置き屋根の民家で、片土間に並列二間取の形式をそのまま留めた、妻籠における庶民の典型的な家屋になります。内部には「蓑」や「籠」などの生活用具が置かれ、江戸時代の庶民の暮らしをうかがい知ることができます。

妻籠宿観光のおすすめ:7 見出し

南木曽町博物館〔歴史資料館〕

歴史資料館は脇本陣奥谷に隣接しており、原始から近現代までの南木曽町や木曽路の歴史、町並み保存運動、全国の町並みなどの資料を模型や映像を用いてわかりやすく展示しています。エアコン完備ですので町並み観光でちょっと疲れた方は歴史資料館で少し休憩してみてもいいかもしれませんね。

妻籠宿観光のおすすめ:8 見出し

妻籠宿高札場

高札場(こうさつば)は江戸時代、庶民が守らなければならない禁令を掲示したもので、現在でいう官報掲示板に当たります。妻籠宿の江戸方面の端にあり、人々を見下ろすような形で高札が掲げられています。現在のものは復元されたもので、現物は南木曽町博物館に収蔵展示されています。

妻籠宿観光のおすすめ:9 見出し

鯉岩

鯉岩は妻籠の恋野地区にあります。以前は、鯉が口を開けて天を仰ぎ見るような形をしていたそうですが、明治の濃尾大地震によって鯉の頭の部分が崩れてしまい、現在の様な形になってしまいました。中山道三名石と言われていた当時の鯉岩の形を見てみたかったものです。

この岩には昔、木曽義昌の家臣が恋物語をささやいたというロマンチックな伝説もあるとか。(鯉と恋のダシャレ!?)なお、ゴールデンウイークには岩が見えなくなるほどの藤の花が咲き、鯉岩付近に甘い香りが漂うそうです。鯉岩を観光するならゴールデンウイークがいいかもしれませんね。

妻籠宿観光のおすすめ:10見出し

昔の風情を感じられる宿

妻籠宿内にある宿泊施設は、江戸時代からの建物をそのまま利用しているものや、昔の風情を残している宿などが多いです。お部屋にバス・トイレがなかったり、襖で仕切られていたりと、他の旅館とは異なる設備の宿が多いですが、妻籠ならではの雰囲気が味わえる…そんな妻籠宿の宿をいくつかご紹介します。

旅館藤乙(ふじおと)

妻籠宿にある宿泊施設の中では大規模な方で美しい庭園が自慢の宿です。外にも中庭にも鯉が泳ぐ池のある日本庭園が配されています。1階は食事処になっており、昼食だけでも立ち寄ることができます。

旅館藤乙 住所:長野県木曽郡南木曽町妻籠 電話番号:0264-57-3009

松代屋旅館

松代屋は妻籠宿の中程にあり、1804年創業の約200年以上前の旅館だそうです。建物は当時の面影を残しているため客室は基本的に襖で仕切られ、TVや時計などはあえて置いてありません。宿泊して江戸時代の旅籠体験をしてみてはいかがでしょうか。

松代屋旅館 住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻 妻籠807 電話番号:0264-57-3022

波奈屋旅館

創業300年の歴史を誇る宿。総檜造りの快適な新館と情緒溢れる別館があります。外国人宿泊客も多く、グローバルにお客様をお迎えするインターナショナルな家族経営の宿泊施設です。24時間使用できるプライベートシャワールームが完備され、昼食を召し上がれる食事処もあります。

波奈屋旅館 住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻1811 電話番号:0264-57-3106

妻籠宿観光のおすすめ:11 見出し

名物栗きんとん

五平餅、そばなどと並んで「栗きんとん」も木曽路の名物です。栗きんとんは最高級の栗に少しの砂糖を加えて炊き上げ、栗の形に茶巾で絞ったお菓子です。栗の自然な甘みを感じられる素朴なお菓子ですね。

妻籠宿で栗きんとんを味わえるお店

「澤田屋」は妻籠宿の他に2店舗を構えるお菓子屋さん。ここの栗きんとんは柔らかめでしっとりとした触感が特徴です。「えびや」は中津川市の「松葉」というお菓子屋さんで製造された栗きんとんを販売しています。少しパラパラしていて甘みが強いようです。「えのき坂萬寿庵」は妻籠宿内で唯一栗きんとんを製造直販しているお店です。甘みが少なく、栗の風味が強いです。

上の写真は「澤田屋」で販売している「つまごの秋柿と栗」というお菓子です。干し柿の中をくりぬいて栗きんとんを詰めてあるもので、秋の味覚を存分に味わえそうですね。それぞれのお店の栗きんとんを食べ比べてお土産を選んだりするのも妻籠宿観光の楽しみ方かもしれません。

妻籠宿までのアクセス見出し

電車を使用した場合、名古屋を経由して東京から約2時間40分、大阪から約2時間で行くことが出来ます。最寄り駅はJR「南木曽駅」で、そこからバスで10分ほど。車の場合は中央自動車道中津川ICから木曽福島方面へ約30分、東京、大阪どちらからも4時間ほどで到着します。東京新宿・大阪梅田から馬篭までの高速バスも出ています。

妻籠宿を観光する時の駐車場は?見出し

妻籠の宿場内は10:00から16:00の間は歩行者専用道路になる為、車で訪れた場合は駐車場を使用して観光することになります。そこで妻籠宿近辺の駐車場について調べてみました。

町営駐車場は4つ

第一駐車場はバス・マイクロ専用で収容台数は24台。第二駐車場と第三駐車場は乗用車用で、収容台数はそれぞれ179台、123台です。町並みに一番スムーズに入れるのが中央駐車場で収容台数は75台。車椅子を使用して観光される方はこの中央駐車場に駐車するのがいいですね。駐車料金は共通で、大型バス2000円、マイクロバス1500円、乗用車500円、単車200円(1日につき)です。

いにしえに想いをはせて過ごしませんか見出し

妻籠宿には心を穏やかにしてくれる物がたくさんあります。江戸時代に生きていたわけではありませんが、とても懐かしい気持ちになれる場所。慌ただしい毎日を過ごしている私達、温かい心に触れ美味しいものを食べ、のんびりほっこり、妻籠宿で心の洗濯をしませんか?

奈良井宿観光を楽しむ!アクセスや駐車場は?見どころやカフェなどご紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
奈良井宿観光を楽しむ!アクセスや駐車場は?見どころやカフェなどご紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
長野県塩尻市の奈良井川上流に、かつての奈良井宿の面影を残す宿場の街並みが残されています。今では中山道の観光名所としてカフェや宿が点在し、季節のイベントに多くの観光客が足を運ぶ人気スポットです。そんな奈良井宿の歴史や見どころ、アクセス・駐車場情報をまとめました。
木曽福島おすすめ観光スポット11選!福島宿から温泉まで中山道を網羅! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
木曽福島おすすめ観光スポット11選!福島宿から温泉まで中山道を網羅! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
現在木曽福島町は平成17年に日義村・開田村・三岳村の4町村が合併し、木曽町になりました。木曽町は町の面積の90%が森林に覆われている自然豊かなところです。また中山道の福島宿があり自然と歴史豊かなところです。木曽福島のおすすめの観光スポットを紹介します。
中津川の観光おすすめは?人気の馬籠宿(まごめじゅく)などを紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
中津川の観光おすすめは?人気の馬籠宿(まごめじゅく)などを紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
岐阜県中津川と言えば、昔の面影をそのまま残す「馬籠宿」などがある大人気観光スポットが有名です。そして自然豊かな土地としても知られています。しかし掘り下げれば、まだまだたくさんの訪れたい場所があるのも事実です。中津川で絶対観光しておきたい10選をご紹介します!
投稿日: 2017年6月21日最終更新日: 2020年10月7日

アイコン

RELATED

関連記事

アイコン

人気記事ランキング

アイコン

公式アカウントをフォローして最新の旅行情報をチェックしよう!


  • instagram
  • line

公式アカウントをフォローして
最新の旅行情報をチェックしよう!

旅行や観光スポット・グルメ・おでかけに関する情報発信メディア

©TravelNote