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高野山へのアクセス一覧!電車・バス・駐車場情報を一挙ご紹介

高野山へのアクセス一覧!電車・バス・駐車場情報を一挙ご紹介
投稿日: 2017年6月29日最終更新日: 2020年10月7日

高野山は世界遺産リストにも登録されたお寺で、全国から訪問する人が増えています。しかし高野山は文字通り山の中!バスは?駐車場は?とアクセスに困って躊躇する人も多いはず。そんな高野山へのアクセス方法やバスの乗り方、駐車場、格安情報をまとめました!

高野山へのアクセスはややこしい?見出し

Photo by nobu3withfoxy

高野山は2004年にユネスコ世界遺産リストにも登録された、日本が誇るお寺の1つです。もともと高野山は信仰の対象であると同時に観光客にも人気がありましたが、世界遺産登録後は一層人気が高まり、全国から訪問する人が増えています。しかし高野山は文字通り山の中!どうやって行くの?と躊躇する人も多いはず。そんな高野山へのアクセスや格安に済ませる方法をまとめました!

高野山の立地と事情見出し

実は「高野山」と言う名前の山はありません。「高野山」は地名で、「八葉の峰」と呼ばれる標高1,000メートル級の山に囲まれた盆地状の平地の地域を高野山と呼びます。高い山に囲まれているだけでなく、高野山でも標高800メートルに位置しているため、古来よりアクセスは困難で、冬は雪に閉ざされることもあります。その立地の難しさも高野山の信仰と魅力の理由でしょう。

高野山の見どころはここ!世界遺産を巡る観光コースなどご紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
高野山の見どころはここ!世界遺産を巡る観光コースなどご紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
和歌山県にある高野山は、平安時代に弘法大師が開いた由緒ある仏教の聖地です。仏教というと気軽に行きづらいという人もいるかもしれませんが、和歌山県の観光スポットとしてとても人気なんです。全国から参拝客が途絶えない高野山にぜひ観光に行ってみませんか?

電車でのアクセス!在来線を利用する場合見出し

まずは「極楽橋駅」へ

電車なら、南海電鉄の高野線で「極楽橋駅」まで行くのが、最も早くて効率も良い手段です。南海電鉄高野線に乗るには、伊丹空港や新大阪からならなんば駅、関西国際空港からなら天下茶屋駅で乗ることができます。極楽橋駅には特急「こうや」や快速電車、急行電車が停まります。

特急「りんかん」や区間急行などは極楽橋より手前の駅で停まってしまうこともあるので注意して下さい。なお、なんば駅から高野山駅まですべて南海電鉄で行く場合、高野山までの区間の切符は1枚で済みます(後述の「天空」利用を除く)。鉄道会社の乗り換えが無くて格安で済むのが電車の魅力ですね。

和歌山や奈良方面から電車でアクセスする場合はJR和歌山線で「橋本駅」を目指してください。橋本駅はJR西日本の和歌山線と、南海電鉄の高野線両方が停まる接続駅です。この橋本駅で南海電鉄高野線の電車にアクセスすることができます。

極楽橋駅から「高野山駅」へ

極楽橋駅から高野山駅へは急勾配になるため、ここからはケーブルカーに乗り換えます。ケーブルカーは1時間に2本から4本程度の出発ですが、極楽橋駅からの乗り継ぎに合わせて運行されているので、駅で長時間待つことはありません。ケーブルカーの乗車時間は5分ほどですが、これで標高500メートル付近から800メートルへ一気に上がります。ケーブルカーは自然いっぱいの山の中を進みますよ。

高野山駅からは路線バスで

高野山駅前には、高野山内を走る各路線バスが停車するようになっています。有名な奥の院や金剛峯寺へ行く路線も、高野山駅前に発着します。どこに行っていいかわからない!と言う方は、とりあえず金剛峯寺へ行くバスに乗りましょう。金剛峯寺は高野山の街並みの中で中央付近に位置しており、ほとんどのお寺や宿泊施設は徒歩で行ける範囲内にあります。

高野山奥の院!お守りや御朱印・アクセス情報・見どころなどもご紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
高野山奥の院!お守りや御朱印・アクセス情報・見どころなどもご紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
高野山といえば弘法大師によって開かれた真言宗の総本山であり、日本の仏教では聖地とされています。その中でも高野山奥の院は弘法大師の入定の地、そして弘法大師が今でも禅定を続けているとされる御廟があり、聖地の中の聖地とされているのが奥の院です。

電車でのアクセス「天空」を利用する場合見出し

「天空」とは?

南海電鉄高野線の「橋本駅」から「極楽橋駅」の区間は、特別車両「天空」が運行されています。天空は「こうや花鉄道・天空」のことで、観光列車として平成21年に導入されました。ゆったりしたレトロな車内と景色を見るための広い窓が魅力的な車両で、とても人気があります。完全予約制(電話予約のみ)なので、利用したい場合は事前に天空予約センターに電話しましょう。

天空を利用する場合のアクセス方法

天空は、在来線と同じ南海電鉄の高野線に乗車し、極楽橋駅より手前の「橋本駅」で降りて下さい。極楽橋に行く便は、すべて橋本駅にも停車します。橋本駅で天空に乗り換え、極楽橋からは在来線と同じ、ケーブルカーを利用して高野山駅へ行きます。高野山駅前からは路線バスで街中へ移動しましょう。

バスでアクセスする見出し

関西国際空港からはリムジンバスで

2016年に関西国際空港から高野山への直通リムジンバスが出るようになりました。毎日1往復(関空10時10分発、高野山13時30分発)のみの運行ですが、乗り換えもなく非常に便利です!料金は当日券で2000円、前日までの購入で1800円と格安!所要時間は1時間45分ほどです。同じ区間を電車移動だと2時間30分かかるので、大幅に楽ですね。冬期やゴールデンウィークは運休していますのでご注意下さい。

熊野や奈良から路線バスでアクセス可能

橋本方面から高野山へ至る路線バスはありませんが、高野山内を走る路線バス、南海りんかんバスに「護摩壇山」を発着する路線があるので、熊野や紀伊田辺方面から龍神バスを利用して護摩壇山前まで行き、南海りんかんバスに乗り換える方法があります。また、奈良の野迫川村立里に発着する急行バスも出ています(予約制)。

いずれも便数に限りがあり時間がかかるので、観光客にとってはあまり一般的なルートではありませんが、熊野本宮大社から高野山へ行けるとして、熊野・高野山巡礼者がしばしば利用するルートでもあります。

車でアクセスする!駐車場情報など見出し

高野山に繋がっている国道は何本かありますが、中でも国道480号線がおすすめです。橋本市からだと国道371号線の方が近いように見えますが、こちらは急カーブが多く道が狭い箇所もあるため、交通渋滞が発生することもしばしば。少し遠回りでも国道480号線の方が楽に行くことができます。

おすすめ!高野山の無料駐車場見出し

高野山には無料駐車場がある!

高野山内には10ヶ所ほどの無料駐車場があり、さらに土日祝日には臨時駐車場も設けられます。ほとんどの駐車場の近くに高野山内をまわる路線バスの停留所があるので、目的地から少々離れていても不便する事はありません。また、トイレが整備されている駐車場も多く、非常に快適です。ハイシーズンを避けて車と徒歩で高野山内を観光すると、格安で済むのでおすすめですよ。

おすすめ駐車場「金剛峯寺前駐車場」

高野山の中心部、金剛峯寺前にあってとてもアクセスの良い駐車場です。人気がありますが収容台数が多く、ゴールデンウィークやお盆などハイシーズンでなければ空いていることもおおいです。金剛峯寺でイベントがある際などは使用できませんので注意して下さい。

おすすめ駐車場「大門南駐車場」

市街地から離れていますが、収容台数が多く混雑期でも空いている可能性が高いのがこの駐車場です。バス停やきれいに整備されたトイレも近くにあるので、ここに停めてもさほど不便はしません。足に自信がある方なら歩いて市街地へ行くことも十分可能です。

歩いてアクセス!駐車場は?見出し

古の人に習い歩いて登ろう

Photo by nobu3withfoxy

バスや電車、ケーブルカーとありとあらゆる楽な手段でアクセスできるようになった高野山ですが、古の人にならい今でも歩いて登る人は多くいます。一般的には高野山麓の九度山町「慈尊院」から登り始めます。所要時間は約10時間程度。けっこう長い道のりで、途中は険しい未舗装路の区間もあります。登山する場合は万全の準備をして登るようにして下さい。

歩いて登る場合の無料駐車場

登山口となる九度山町には4ヶ所の無料駐車場があります。中でも慈尊院に一番近くておすすめなのが「旧体育館跡地駐車場」です。慈尊院までは徒歩3分でアクセスが良く、24時間開いているので帰りが遅くなっても安心です。その次に近いのが道の駅「柿の駅九度山」です。かなり広々した駐車場で、トイレもあるので早朝や深夜の到着にも便利です。

高野山内はバスでまわろう!見出し

高野山内の移動は南海りんかんバスで決まり

高野山内は「南海りんかんバス」と言う名称の路線バスが運行しています。南海りんかんバスは高野山内の主要な観光スポット及び駐車場にアクセスできて非常に便利です。区間にもよりますが、ほとんどの場所へ200円台の格安価格で行けるのもうれしいですね。

バスの乗り方

一部の急行バスを除き、普通の路線バス同様、区間ごとに決められた運賃を支払う路線バスです。スルッとKANSAI対応カードを利用することができます。また、高野山をバスで観光するなら1日乗り放題のフリーパスを先に購入するのが格安でお得です。

セットがお得なバスのフリーパス

高野山へは電車とバスのチケットがセット販売されています。セット内容は南海電鉄の駅から高野山までの往復切符と、高野山内でのバスフリーパス(2日間有効)です。販売価格は発着駅や特急の使用有無にもよりますが、なんばから特急を使わない場合は2860円で、バラバラに購入した場合の3440円と比較して格安で購入する事ができます。

いろんな行き方がある高野山!見出し

高野山へのアクセス方法をまとめました。高野山への行き方は様々ですが、どれもしっかり整備されていてとてもアクセスしやすくなっています。行き方がよくわからないとためらっていた方も、この機会にぜひ高野山へ足を運んでみて下さいね!

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投稿日: 2017年6月29日最終更新日: 2020年10月7日

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