この記事の目次
フィンランドで快適な旅行も可能
スカンジナビア半島に位置するフィンランドはまだ日本に馴染みがない部分、紹介されていない部分も多いですよね。けれど国民性は教育や福祉に熱心で日本人に近い部分があったり、地理的に「日本に一番近いヨーロッパ」と言われている国なんです。スカンジナビアは遠いと思われていた方のためにフィンランドがより身近になるよう詳しく説明していきます!
フィンランドってそもそもどんな国?
大昔はロシアの支配下にあり東側はロシアに隣接。そのため他のヨーロッパ諸国よりも日本に近い国です。公用語はフィンランド語とスウェーデン語。フィンランドの人口は547万人と日本の北海道と同じくらいなのに対し、面積は日本が377900㎢フィンランドが338400㎢なので日本の方がやや大きいですが、アジアの人口のがどれだけ多いかよくわかりますね。
人口や経済規模こそ小さいものの、アメリカや日本に比べ国民1人1人が生活や人生に満足して暮らす、豊かで幸福な社会民主主義国家として知られています。ラップランドに住む先住民族は「サーミ」とよばれ「スオミ」の語源にもなりました。スオミとはフィンランドに住むフィン人のことで、フィンランドとはフィン人の国を表しています。
飛行機でフィンランド!時差ボケや夏時間対策1:日本との時差
そのフィンランドにも時差はもちろん存在し、ヨーロッパ国内のそれぞれの大陸間でも時差が発生します。タイムゾーンは3つに分かれていて日本との時差が9時間と最も離れているのはイギリスとポルトガルです。フランス、スペイン、ドイツ、オーストリアは8時間時差がありますがフィンランドであれば7時間しかありません。
つまり、時差を求める場合は日本の現地時間から7時間マイナスした時間がフィンランドの現地時間になります。もし日本が午前7時であればフィンランドでは前日の午前12時になり、日本のほうが時間がすすんでいるという事になります。北欧の国々ではUTC±0の西ヨーロッパ時間、UTC+1の中央ヨーロッパ時間、UTC+2東ヨーロッパ時間を採用する国があります。
飛行機でフィンランド!時差ボケや夏時間対策2:北欧との時差
#Liminka #Liminganlahti #northern #nature #summertime #finland #suomi #luonto #luontoonfi https://t.co/V76mNjw4Lc pic.twitter.com/d09iBcAauZ
— Elena Neu (@elena_neust) August 26, 2017
日本との時差は採用している標準時によっても、またサマータイム期間中かどうかによっても異なってきます。デンマーク、ノルウェー、スウェーデンは通常であれば日本と8時間時差があるので8時間マイナスします。サマータイム期間中になるとこれがマイナス7時間になります。
#summertime #north #summer #night #cityscape #water #boats #finland #suomi #kesä https://t.co/BZoF7Raaer pic.twitter.com/VrlnEce2wT
— Elena Neu (@elena_neust) August 17, 2017
ヨーロッパではすでにサマータイムとよばれる、春から秋にかけて時計の針を1時間だけ進めて、日照時間を有効に使おうという事で導入された制度があります。アメリカやニュージーランドではデイライト・セイビング・タイムとよばれ、北欧でこれを採用しているのはデンマーク、ノルウェー、スウェーデンとフィンランド。グリーンランドとアイスランドは使用していません。
飛行機でフィンランド!時差ボケや夏時間対策3:サマータイム
It hasn't been the best of summers in #Finland but the sunsets are still amazing. #visitFinland #naturelovers #summertime pic.twitter.com/CLAee7YW9F
— Liisa Kajaste (@LiisaKajaste) July 29, 2017
サマータイムを使用していないアイスランドと日本との時差はそのままマイナス9時間となります。サマータイム時のフィンランドと日本の時差はマイナス6時間。通常3月末の日曜日から10月末の日曜日までがサマータイム期間になっていて、期間中は日本との時差が1時間短くなります。
Summertime can be tough on a polar bear, but a zoo in Finland got some help to keep its bears nice and cool. That's at 5:49. pic.twitter.com/NwnHvdxLLB
— Andrew Harrison WJTV (@AndrewWJTV) July 27, 2017
そのため、旅行中や特にヨーロッパ各国とスカンジナビア半島の数カ所の都市を周遊される方は空港での移動中、時間帯に気をつける必要があります。日本とフィンランドのみであれば時差は7時間ですが、フィンランドとデンマーク、ノルウェー、スウェーデンの間には同じ北欧であっても1時間の時差があるということをおさえておきましょう。
飛行機でフィンランド!時差ボケや夏時間対策4:夏と冬
針葉樹林が多く国土の3分の1が北極圏に入っている高緯度の地域があるフィンランドでは、夏に太陽が沈まない地域もあるほど日照時間が長くなり冬は太陽が地平線に全く顔を出さないほど日照時間が極端に短くなります。これらは、白夜・極夜としてよく知られ、この2種類の現象は北のラップランドの地域で体験することができます。
特に白夜やオーロラなどの不思議な現象は、限りなく澄んだフィンランドの空気や環境と合わさり素晴らしい光景を私達に見せてくれますね。首都ヘルシンキ付近では夏至でも夜はきちんとあり、冬至でも数時間は太陽がでているので大丈夫ですが日本とは大きく違い、季節によって日照時間が違うと体内時計が狂ってしまいがちになるため過ごし方には十分注意しましょう。
飛行機でフィンランド!時差ボケや夏時間対策5:航空会社
【成田空港就航エアライン】
— 成田空港見学ツアー運営 (@nrt_tour) September 18, 2017
フィンエアー (AY) Finnair
ヘルシンキ・ヴァンター空港をハブ空港とするフィンランドのフラッグキャリア。直行便の無い西欧各都市へは、同空港乗継ぎが日本からの最短ルートとなる場合が多い。pic.twitter.com/0GKzkrnKzM
日本からフィンランドへ飛行機で旅行する場合、直行便のフィンエアーAYと日本航空のJALがあります。フィンエアーは成田国際空港、関西国際空港、中部国際空港の3空港から首都のヘルシンキまで発着していて、日本航空は毎日成田空港から出ています。気流の向きにもよりますが9時間半でフィンランドに到着、10時間掛からず到着できるのは長旅をする側にとってありがたいです。
フィンエアーで嬉しいのはやはりお魚かな。サーモンはなかった。あのお味噌(^^)で食べたかった。 (@ Finnair Premium Lounge in Vantaa) https://t.co/6mbG2YfX0j pic.twitter.com/CUGCtBoHXu
— Shuichi H. (@holyberg) September 19, 2017
空港からヘルシンキ市内にある中央駅までは、国際線ターミナルを出ると左側にフィン・エアーシティーターミナルが見えるのでそこからバスで向かうことができます。フィンエアー・バスは20分間隔で運行。市内までは35分で到着します。路線バス625も中央駅前広場まで行き時間は40分。1時間の本数は2か5便、値段は1.90ユーロ前者より安いです。
飛行機でフィンランド!時差ボケや夏時間対策6:バルト海クルーズ
その他のルートとしては船でフィンランドへ入る方法もあります。南に位置するバルト海は9ヵ国に面しているため、毎日様々なタイプのクルーズ船が行き来しています。船だと時間がかかり退屈なメージがありますが、バルト海クルーズは日本からでも気軽に予約をとることができます。
タリンクシリアラインとよばれる、フィンランドのヘルシンキとスウェーデンのストックホルムを結んでいる路線がそれにあたります。夕方出発して、翌日到着するという約18時間の船旅なのですが、その分料金が手頃になります。船でゆったりとした移動や過ごし方を楽しみたい方やレストラン、雄大な景色、カジノを満喫しながら北欧周遊を考えている方にはおすすめです!
飛行機でフィンランド!時差ボケや夏時間対策7:街歩き
航路であるシリア・ラインでストックホルムから入ると、市の南オリンピア・ターミナルに上陸します。正面から出て右へ少し歩き、NO3Tの市電に乗りましょう。また、列車できた場合は中央駅のRautatieasemaに到着します。フィンランドの主要ターミナルは港のオリンピア・ターミナルとヘルシンキ中央駅になります。
観光ポイントは街の中心に集中しているので歩いてまわるのがおすすめです。インフォメーションのあるポホヨイスエスプラナーディ通りとそれに平行するアレクサンテリン通り、エテラエスプラナーディ通りは何度となく通る事になります。歴史が漂うこの街の最大のみどころは、大聖堂や図書館、大学やマーケット広場や公園です!
飛行機でフィンランド!時差ボケや夏時間対策8:時差ボケ
飛行機で旅行をする際に時差ボケ対策として一般的によく知られている方法と過ごし方は、機内で無理をしない範囲でできるだけ起きているという方法です。機内にいる間は現地の情報を調べたり映画を見たり、通路を歩き水分をとるなどして過ごすことができます。起きている時間を長くすることにより現地についても現地時間の夜に眠ることが可能です。
飛行機に搭乗した際は現地の時間をできるだけチェックしておいて、それに合わせてあちらが朝なら寝ないようにし現地が就寝時間を過ぎているなら機内で寝ないという過ごし方が出来るとよいですね。アイマスクやピロー、スリッパなど便利なものも持参すると楽でしょう。
飛行機でフィンランド!時差ボケや夏時間対策9:対策
現地に着いた翌日の朝はもしかすると、早朝に目が冷めてしまう方も多いかもしれませんが、初日は体力が奪われずに体内時計が現地の時間に慣れていけるよう旅行のスケジュールには余裕をもたせ、過酷な長距離移動や多くの見所スケジュールは入れない過ごし方をするのがが無難でしょう。
機内はとても乾燥していたり、現地の空港に着いた際にはかなりの温度差がある場合もあるので、現地の気候に合わせた防寒や羽織れるものなど機内で途中着替えられるような過ごし方や工夫をしたり、栄養の取り方や乾燥が防げる工夫をしておけると良いでしょう。飛行機を降りて急な自然光に目や体内時計が対応できるようサングラスをするという方法もあります。
時差や飛行機での過ごし方についてしっかり把握
フィンランドへ旅行をする際にしっておくと役に立つ時差やサマータイム、飛行機での過ごし方を紹介してきましたがいかがでしたか?日本とは文化も習慣も気候も大きく違うヨーロッパでは様々な場所での過ごし方に対応・適応していくことが大切になってきますね。皆さんの旅行がスムーズにはこぶよう参考になれば幸いです。
RELATED
関連記事
RELATED
- ヘルシンキの観光人気スポット紹介!おすすめの旅行土産も!
スカンジナビア半島の一国フィンランドの首都ヘルシンキの観光スポットを探してみましょう。ヘルシンキの海辺のオーロラが話題を呼...
堀井千恵子
- フィンランド観光おすすめスポットは?人気観光地の見どころはココ!
フィンランドと言えば、何をイメージされるでしょうか。北欧デザインの雑貨、美しい自然美、オーロラやムーミンをイメージされる方...
HanaSmith
- フィンランドでオーロラを見る時期や確率にベストシーズンは?ツアーも人気
「オーロラ」といえばアラスカやカナダが有名ですが、フィンランドで見るオーロラの素晴らしさも負けていません。フィンランドでオ...
rikorea
- フィンランドの通貨はユーロで物価も高い!日本円をお得に両替して節約を!
フィンランド旅行を計画中ですか?旅行の準備で通貨に両替するとき、ユーロなのか気になりますよね。また、北欧は物価が高いといわ...
Ishikawa Miws
- フィンランド流サウナの入り方は?混浴で湖に飛び込む?本場で体験したい
フィンランドはサウナの発祥地で現在でも本場です。その入り方や混浴のスタイルは日本の温泉に通じるよいうな伝統的なものとなって...
Ishikawa Miws
- フィンランドでは英語が通じる!公用語以外も上手!発音は訛りに注意
雄大に広がるどこまでも透き通った風景。森と湖に囲まれた白夜の国フィンランドでは、PISA国際学力テストで1位を獲得して以来...
Eine kleine
- フィンランドの美味しい料理!トナカイの肉の味付けは?おすすめや伝統料理
世界中から多くの観光客が集まるフィンランドですが、フィンランドの魅力は観光スポットだけではありません。実は、フィンランドは...
rikorea
- フィンランドのムーミンワールドの見所は?ムーミン谷の人気スポット紹介
フィンランドはムーミンでとても有名です。そんなフィンランドにあるムーミンワールドのご紹介をいたします。ムーミンは日本でも愛...
ちーみん
- サンタクロース村で本物サンタに会えるフィンランド!注目のお土産やアクセス
フィンランドのロヴァ二エミ市には、「サンタクロース村」と呼ばれるワクワクする様なテーマパークが有ります。どの様なテーマパー...
HanaSmith
- サーリセルカでオーロラ観光!幻想的なガラスイグルーや空港の情報も調査!
テレビや広告なのできれいなオーロラについて見ますが、実際に見に行くとしたらどこで見たいですか。色々な場所で見られるオーロラ...
竹内道弘
- マリメッコアウトレットは日本の半額以下?ヘルシンキの人気ブランドを紹介
マリメッコアウトレット店は日本の半額以下の安い価格でアイテムが購入できる人気のお店です。ヘルシンキ観光でも気軽に立ち寄れる...
nyaokaka
- ヘルシンキヴァンター空港まとめ!過ごし方や市内へのアクセスも紹介!
日本からヨーロッパへと旅行に訪れる際に玄関口にもなるヘルシンキヴァンター空港についてご紹介します。ヘルシンキのヴァンター空...
LOOK
- フィンランド旅行に行く前にチェック!おすすめの時期や予算・持ち物は?
フィンランドは北欧雑貨やオーロラなどいつか行ってみたい国ではないでしょうか。寒くて遠い国というイメージがありますが、実はそ...
Kate