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サーリセルカでオーロラを堪能しよう
サーリセルカはフィンランドの北部にある街のことで、サーリセルカ発のオーロラ観光ツアーやガラスイグルーという外に出ずに夜空を眺めることのできる施設が用意されています。さらにレストランやホテルも充実しており、治安が良いためオーロラ観光に人気が高いです。今回はサーリセルカでのオーロラ観光の情報についてご紹介します。
そもそもオーロラとは?
そもそもオーロラというのは、「太陽風のプラズマが地球の磁力線に沿って高速で降下し大気の酸素原子や窒素原子を励起することによって発光する現象」とのことですが、まだ完全に解明されていない現象です。発生する場所は北極点と南極点では見られずらく、オーロラ帯という楕円上の地域で見られやすいとされています。
オーロラというのは、近年に探検家からその存在を知られるようになり、電磁気学が進歩したことによって解明が進められています。解明が進み出現位置や期間が分かっていく中で、その神秘的な光景を目にしたいという人も増えて、今ではカナダやアラスカ、フィンランドなどオーロラを見れる観光スポットも増えてきました。
サーリセルカってどんな街?
フィンランドのサーリセルカに来ました!
— レイキ (@ganomatsu) November 11, 2017
最大の目的は真夜中のオーロラ観測! pic.twitter.com/GieGoTwfef
サーリセルカはフィンランドの最北の行政区であるラップランドのさらに最北にある観光保養地です。サーリセルカは小さな町で、1時間もあれば1周できるほどの規模です。オーロラを見ることができ、小さな町ですが、スーパーやレストランも充実しており、治安も良いといわれているので過ごしやすい街です。
サーリセルカは冬にはオーロラの観光だけでなく、近くにスキー場もあるため多くに人でにぎわっており、現地の人にはリゾート地として人気があります。スキーやオーロラの他にも犬ぞりやトナカイぞりのアクティビティも用意してあり、さらに日本人観光客も多く、日本人のツアーガイドもいるので、気軽に訪れることができます。
サーリセルカはオーロラ観光に最適
サーリセルカではオーロラを見ることのできる期間が、空が暗い8月後半から4月までの間と長い街です。サーリセルカの街の中からでもオーロラを見ることができますが、街の明かりが気になる場合は少し歩けば町から出て暗い場所に出れます。さらにオーロラを見るためのツアーも用意されており、オーロラを見れる可能性が高いです。
サーリセルカへの空港アクセス
日本からサーリセルカに向かうにはフィンランド航空を利用するのが一般的です。成田空港・名古屋空港・関西空港からヘルシンキ空港まで10時間程度で、ヘルシンキ空港から1度国内線に乗り換えてイヴァロ空港まで2時間程度で就航しています。そこからエアポートバスの運行があり、サーリセルカのホテルに停車します。
ヘルシンキ空港内は比較的シンプルな作りになっており、乗り換えの場所は少し遠いですが、日本語表記も多く、字が大きいため迷わずに移動できるので安心です。ヘルシンキ空港からイヴァロ空港への移動が終わってからはリムジンバスで30分かけてサーリセルカまで移動します。
サーリセルカのオーロラ観賞ツアー
【キートス号のご紹介】https://t.co/Q4wcWCj5bo
— 北欧旅行フィンツアー (@finntour) October 29, 2015
オーロラ観測地として人気のフィンランド・サーリセルカとレヴィでは、「キートス号 オーロラハンティングツアー」が11月中旬より3月末まで運行しています。 pic.twitter.com/3xv8McX3Mr
サーリセルカは街中やガラスイグルーのあるホテルでもオーロラを見れる可能性がありますが、オーロラ観賞のツアーも用意されています。一般的に多いのはキートス号というバスに乗り込み、サーリセルカの街からオーロラが見れそうな場所を探して移動するというツアーです。日本語のガイドさんがついてくれるので安心して参加できます。
サーリセルカで、現地のオーロラツアーに参加し、さらに北東のネリム付近まで行ってきた。前日の曇りから運良く晴れて北斗七星、天の川、オリオン座がでかくはっきり見える満天の空で、オーロラも地平線にかけて肉眼で視認できた。写真はネリムのホテルとツアーに含まれる鮭とジャガイモのスープ。 pic.twitter.com/FjRyLKRy4u
— ちー@ガハマさん推し (@noble2064) December 30, 2016
オーロライナー『サーリィ』でサーリセルカの北にある、オーロラの観光地として有名なネリムという村に訪れるツアーもあります。ネリムについてからはネリム・ウィルダネス・ホテルで待機したり休憩したりしながら、温かいスープやパンを食べることができます。3日に1回は見れるといわれているのでオーロラを見れる可能性は高いです。
サーリセルカのホテル1:Holiday Club
ウィンタースポーツやアクティビティから徒歩15分圏内にあるホテルです。全室に無料のWi-Fiサービスに有線のインターネットアクセスサービスも行っており、ノートパソコンなども使用できます。朝食はビュッフェスタイルでワッフルやチーズ、ハムなどを無料で食べることができます。
HolidayClubにはアングリーバードアクティビティーパークという子ども向けの遊具やゲームが用意されている施設があります。さらに地下には大きなスパがあり、プールやジャグジーやスライダー、そしてサウナが用意されているので水着を持ってくるのも良いでしょう。子ども連れの人にもおすすめです。
サーリセルカのホテル2:Hotel&Igloo Village Kakslauttanen
『カクシラウッタネンホテル』(フィンランド)
— 後藤@旅行部 (@Ryokoubu) November 22, 2017
ウィンターリゾート地サーリセルカに位置するホテルです。
ガラスイグルーという部屋は天井がガラスで、室内から快適な室温の中、ベッドで寝ながらオーロラ観測ができるようになっています。 pic.twitter.com/IivpNCmTsJ
ガラス状のドームの形をしている特殊なホテルです。ガラスイグルーと呼ばれる構造で、ベッドで寝たままの姿勢で夜空の星や稀に見ることができます。中は暖かく過ごせるようになっており、ベッドは電動式で動かせるようになっています。お風呂は用意されていないのでシャワーとサウナ併設の施設に移動して使用することになります。
サーリセルカのホテル3:Northern Lights Village
オーロラを見ることのできる夜になるまでスキーを行う人が多いですが、このホテルではスキー装着のままアクセス可能です。このホテルには前述したガラスイグルーの構造が寝室のベッドの上にのみ施されており、寝たままの姿勢で夜空の星やオーロラを堪能できます。
サービスもレストラン、バー、無料Wi-Fiが用意されています。トナカイファームも備わっているので、トナカイに触れてみたり、一緒に写真をとることも可能です。ガラスイグルーのある寝室にはミニバー、電気ポット、専用バスルームが取り揃えてあります。
ガラスイグルーとは?
ガラスイグルーのイグルーとは北極圏で作られていた居住スペースのことを言います。建築に使用する木材の乏しい北極圏では、雪を煉瓦のように積み重ねて、保温のために内側から毛皮を張り付け、中に生活に必要なものを入れます。日本でいうかまくらに近いものです。近年ではあまり使われません。
ガラスイグルーというのは前述したイグルーをガラスによって作られたものです。ガラスイグルーはガラスのドーム状の施設で中から星や運が良ければその場でオーロラを見ることができます。中は冬でも暖かく過ごせるようになっており、トイレと洗面所もついています。落ち着いた中でオーロラを見たい人にはガラスイグルーがおすすめです。
サーリセルカのレストラン1:Laanilan kievari
サーリセルカの街の中心からは少し離れた位置にあるものの、サーリセルカの中で最も人気のあるレストランです。内装は民家のような落ち着いた雰囲気で素敵な暖炉があります。フィンランドの料理やワインも人気が高いですが、ベリーを使用したデザートやスイーツの人気も高いです。
サーリセルカのレストラン2:Teerenpesa
水も飲み放題で、店員の対応も評価が良く、さらに日本語のメニューも用意してあるので、日本人観光客に人気の高いレストランです。落ち着いた内装の中でトナカイやポテトを使用したフィンランドのメジャーな料理の他にも、牛肉のステーキやフライドポテトと普段食べなれているものも用意されています。
このレストランではフィンランドの郷土料理を食べる事ができ、中でも人気なのはトナカイのステーキとサーモンスプです。トナカイのステーキは油が少なく、獣臭さもないので美味しく食べられます。サーモンスープは中にサーモンやポテトが入っていて、具は大きすぎず食べやすく、味もクリームベースだがあっさり食べられます。
サーリセルカのレストラン3:Restaurant Pirkon Pirtti
スーパーマーケットの近くにあり、欧州料理, スカンジナビア料理, ベジタリアン料理を食べられるレストランです。食べられる素材も多く、フィンランドで多く食べられているトナカイやポテトやサーモンはもちろんのことベアー肉やエスカルゴなどの変わり種も食べられます、スタッフは親切だと口コミでも多く書かれています。
このレストランでは、トナカイ料理が多くあります。トナカイ肉を使ったステーキに加えて、トナカイのピザにトナカイのサンドイッチ、トナカイのハンバーガー、トナカイのカルパッチョを食べることができます。このレストランのトナカイ料理は、日本人観光客に限らず、多くの国の人に愛されています。
サーリセルカにはアクティビティが豊富
サーリセルカの見どころはオーロラだけではありません。観光地リゾート地といわれるだけあってアクティビティも豊富に取り揃えてあります。犬ぞり、トナカイそり、スキー、クロスカントリーなどが挙げられます。日本でも行われているアクティビティですが、サーリセルカの白銀の世界ではまた違った感覚を味わえます。
サーリセルカのアクティビティ1:犬ぞり体験
ハスキーサファリとは犬ぞり体験のことです。バスでハスキーファームまで移動し、犬ぞりの乗り方について教わります。犬ぞりの乗り方を教わり次第、ペアになって犬ぞりに乗って出発します。その後には犬と一緒に写真を撮ったり、トレーナーから北極圏に暮らす動物について話を聞くことができます。
犬ぞりは乗ってみると想像以上の速さで動くため大きなスリルを感じることができます。鍛えられた犬たちはしかりと統制のとれた動きをしてくれる上、トレーナーから講義を受けてから乗ることになるので、初心者でも安心して利用できます。特に犬好きの人におすすめです。
サーリセルカのアクティビティ2:スノーモービル
サーリセルカ周辺の雪景色の中をスノーモービルで走るアクティビティです。雪をかき分けながらスノーモービルで疾走していくのは爽快です。途中で温かいベリージュースをいただけます。スノーモービルに乗るためには、運転免許証が必要になるのでしっかり用意しましょう。
スノーモービルに乗ってトナカイファームに向かうツアーもあります。トナカイファームはサーミ人という先住民族によって管理されており、ファームではサーミの文化についてのお話を聞いたり、トナカイぞりの乗り方や、トナカイを捕まえるためのラップランド式投げ縄の使い方について教えてもらいます。
サーリセルカのアクティビティ3:クロスカントリー
サーリセルカのアクティビティはクロスカントリーも人気です。雪の積もった野山をスキー板を付けて滑っていく雪の多い北欧ならではのアクティビティです。雪に覆われている野原に木々が作る白銀の世界を、静寂の中を駆けていきます。初心者でもクロスカントリーの基礎を指導してもらえるので気軽に参加できます。
知っておきたいサーリセルカのスーパーマーケット
@finntour もしや、クーッケリですか?
— ニューロティカ (@NEWROTEeKA) October 29, 2014
シウラかな? pic.twitter.com/UzIWZXeFns
オーロラ観光が目的になれば、3日間以上は滞在することになりますが、その場合はどのような場所で買い物ができるかも重要なポイントになります。サーリセルカには代表的なスーパーマーケットがあり、「サーリセルカで買い物をするならばここ」というお店があります。
サーリセルカのスーパーマーケット1:クーッケリ(KUUKKELI)
クーッケリなつかしー!
— ニューロティカ (@NEWROTEeKA) December 10, 2016
シウラも楽しいですよね! pic.twitter.com/4wDhesc6SC
サーリセルカの中で最も大きなスーパーマーケットです。食材や衣料品が豊富に取り揃えてあり、その他にもサンタクロースやクリスマス、そしてムーミンのグッズなども置いてあるので、おみあげを購入するのにもおすすめです。中にはアルコール専門店もあります。
サーリセルカのスーパーマーケット2:シウラ(siula)
siulaもサーリセルカを代表するスーパーマーケットの1つです。中には観光案内所も設置してあるので、サーリセルカについた際には先ず訪れて、情報をまとめることをおすすめします。その他にもレストランやカフェもあり、安値で食べられると人気も高いです。お土産も販売されているので、様々な用途で利用されています。
サーリセルカのお土産はデザインセンターがおすすめ
サーリセルカ唯一のデザインショップ。オーナーのピルヨさんはデザイナーで画像の服もご自身でデザインされたもの。マリメッコの品揃えはサーリセルカ随一です。先週まで日本を2週間旅行するぐらい日本大好きな彼女のお店はデザインセンター。 pic.twitter.com/ehUXLPgwkU
— 北欧旅行フィンツアー (@finntour) November 28, 2016
サーリセルカのお土産を買う場所として人気なのが、デザインセンターです。マリメッコやアラビアの食器類、バッグや服などのデザイングッズが販売されており、免税手続きもしてくれます。ちなみにこのお店のオーナーは日本が好きな日本びいきな方だそうです。
オーロラを見たいならサーリセルカに行こう
サーリセルカには料理もおいしく親切なスタッフのいるレストランや、ガラスイグルーによって寝ながらオーロラを堪能できるホテルもあり、観光スポットも今回紹介していませんが1面真っ白の「カウニスパの丘」もあり、多くのアクティビティや観光スポットもあるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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