焼津の釣り場はここがおすすめ！人気スポットを一挙ご紹介！

焼津周辺は良釣り場が多いだけでなく、バーベキューをするのに適した人気の場所も多数点在します。一挙ご紹介と銘打ちましたが、ご家族で週末に楽しめるおすすめの釣り場や釣り物の他にアウトドアの情報も一挙にご紹介いたしますので、ぜひ秋の釣行を考えられているご家族はこの記事を参考にして下さい。

例えば都心から釣りに行く場合、千葉や神奈川をまっさきに考えると思います。しかしもう一足距離を延ばしてみませんか、混雑する国道や県道を使って近場の釣り場を目指しても2時間近くのドライブは余儀なくされているでしょう。ところが2時間あれば東名を使い焼津まで行けてしまいます。焼津をマイ釣り場にすることは難しくありません。

中には到着時間が不確かなマイカー釣行があまりお好きでない方もおられます。東海道新幹線をうまく使えば東京から焼津までは1時間30分ほどで到着します。私の調べた最短は1時間26分でした。貴重な週末の休暇を有効に使う良い手かも知れません。他に高速バスもありますが、中継地点での待ち時間が長く、あまり現実的ではありません。

東京方面から焼津に入り、一番北の釣り場からの紹介になります。浜当目は「はまとうめ」と呼びます。こちらは低い堤防と砂浜からの竿出しになりますが、堤防（波止）釣りは満潮時や波の荒い時などはよほど気を付けて釣りをしなければ波をかぶります。釣り物はチヌやメジナなどになりますが、サビキでのアジなども数釣りができます。

海に向かって左側の堤防からぐるりとテトラが沖に並べられ、浜からの遠投はできませんが、内側にはキスやチヌが入ってきます。またテトラからの穴釣りでカサゴやメバルも狙えます。浜自体は広くきれいなので、海水浴、釣り、バーベキューとオールマイティーに遊べ、近くにトイレもあるためご家族での釣りにおすすめの釣り場です。

次は焼津漁港の紹介です。浜当目を416号線で少し南下し、当目大橋を渡ると焼津漁港があります。焼津漁港にはおすすめの釣り場が二か所ありますが、立ち入り禁止区域もありますので気を付けて下さい。広大な焼津漁港の中でも車で直接乗り付けられる「旧赤灯堤」と「旧白灯堤」が特に人気もありおすすめです。

対面している二つの釣り場はどちらもサビキとショアジギングがメインになりますが、サビキではアジやサッパ、ジギングではカマスなどが釣り物になります。エサ釣りではクロダイがかかることもあります。サヨリが回る事もありますので、ウキ釣りの簡単な仕掛けは持っておきましょう。新赤灯堤はフェンスで仕切られ立入禁止です。

焼津漁港を南に1㎞ほど下ると「ふぃしゅーな」があります。ここはいわゆる「釣り護岸」で、落下防止手すりがL字にぐるりと張られており、小さなお子さんでも安心して竿を出せる釣り場です。季節ごとに回ってくる様々な魚を狙えますが、特におすすめなのがサッパとイサキです。またサッパを追いかけてカマスの良型が入ってきます。

「ふぃしゅーな」のおすすめは釣りだけではありません。釣り場に隣接してある多目的広場ではビーチサッカーやビーチバレーなどが楽しめますし、「うみえーる焼津」というお土産物屋さんも隣接しています。85台停められる駐車場やトイレなども完備しており、家族のわがままを一挙に聞いてくれる焼津の超人気スポットです。

さて、ふぃしゅーなを更に600ｍほど南下すると「小川港」があります。こちらは北側の東海造船運輸側の岸壁と、向いの木屋川河口のどちらも良釣り場となっています。足場が良いので近所の子供の釣り場にもなっていますが、常夜灯が点いているので夜釣りがおすすめです。常夜灯に集まる豆アジを捕食するイカやカマスが釣り物になります。

東海造船運輸側には魚河岸食堂があり、安くてうまい焼津の魚介類が食べられます。おすすめは「海鮮丼1000円也」です。たっぷりのお魚が楽しめる人気のメニューです。駐車場のある木屋川河口側には外に大きく「石津堤防」が張り出していますが、残念ながらこちらは現在立ち入り禁止になっています。マナーを守って楽しい釣行を。

小川港の駐車場から防潮堤を越えて外海に出るとそこは焼津の超人気釣りスポット「石津浜」です。ここは富士山を目の前にいただき、広い砂浜が開放的に広がっている風光明媚な釣り場です。その人気のバロメーターは釣り人の数にあらわれます。数キロも続く砂浜に夜明け前から釣り人が等間隔に並んで竿を出している姿は壮観です。

ここでのおすすめの釣りはズバリ「ショアジギング」です。水深があり潮周りも良いため探りどころが難しいですが、カンパチやイナダなど人気の青物やナイトゲームでのタチウオ、時にはヒラメまで出ます。季節によってはエギングでのイカ釣りも有望ですからエギの用意は忘れずに。軽いキャンプ道具などを持ち込めば浜が広いため快適です。

石津浜から約8㎞南下し、大河大井川の手前にあるのが「大井川港」です。こちらはファミリーフィッシングのメッカとしてよく紹介されていますが、おすすめの釣り物は玄人好みの冬場のイシモチやサヨリです。お子さんにアジやサッパ、イワシなどをまかせ大人はシーバスやイシモチを狙う。一挙両得の狙える好釣り場です。

港内には立ち入り禁止場所もありますから気を付けて頂きたいですが、漁港の南側には砂浜があり、しかもサーフのすぐ近くに駐車場がありますから、そのままサーフゲームが楽しめます。ショアジギングもいいですが、シーバスとヒラメを一挙に狙うためにシンキングミノーなどを使いこなせれば、また一段上の楽しみができると思います。

今度は焼津の管理釣り場の紹介です。こちらは2017年10月現在「フィッシングリゾートジュネス」として営業していますが、21日から「アルクスポンド焼津」として再出発いたします。まだ新料金などの詳細な情報は入ってきていませんが、「大型魚」「多数」のみ情報が洩れてきています。ワクワクしますね。

ジュネスのルールを踏襲しているとすれば釣り方はスプーン中心のルアー釣りになると思いますが、幻の巨魚「イトウ」や「ブラウン」「レインボー」などの大型魚は元々居たので期待は大です。以前は土曜日の午前中放流が決まりでしたが、新体制になってどうなるのかわかりません。下記に問合せ先を載せておきます。

場所:静岡県焼津市利右衛門115 問合せ先:054-622-7123

焼津の釣り場一挙ご紹介の最後は「瀬戸川」です。焼津の釣り場で「川」は意外だったのではないでしょうか。しかしこの瀬戸川は焼津市民の中では本当に古くからの憩いの釣り場なんです。場所は最初にご紹介させていただいた「浜当目」のすぐ南。いわゆる緑地帯沿いの河川敷。トイレも駐車場もあるのでご家族連れでも安心の釣り場です。

さて釣りの支度ですが、河口ではシーバスやキビレ（チヌ）なども狙えますがおすすめはハゼ釣りです。のべ竿での立ちこみ釣りでも充分な釣果は得られますが、チョイ投げ仕掛けを持って行けばサイズも狙えます。細仕掛けでやりとりを楽しみましょう。ハゼに飽きたらエビタモでテナガエビすくいなども楽しいですよ。どちらもうまいですし。

もし仮に思ったような釣果が得られなくてもがっかりすることはありません。焼津には「焼津おさかなセンター」があります。こちらは鮮魚の販売だけでなく、市場の雰囲気そのままに様々な焼津のグルメに出逢えます。レトロな造りのセンター内は「カニ街道」や「マグロ街道」と仕切られており、釣りとは別にでも訪れて損はありません。

場所:静岡県焼津市八楠4丁目13番地の7 問合せ先:0120-82-1137/054-628-1137

焼津の有望釣り場を一挙に紹介してまいりましたが、まだまだ語り尽くせない魅力が焼津の釣り場にはあります。究極の釣りの楽しみは釣れた魚をおいしくいただくことだと思いますが、焼津周辺の釣り物は食べておいしいものばかりです。これから釣りには良い季節がやってきます。ぜひ焼津で釣りとグルメを楽しんでください。