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階段国道は青森の有名観光スポット!339号線にあるというその場所は?

階段国道は青森の有名観光スポット!339号線にあるというその場所は?
投稿日: 2017年11月23日最終更新日: 2020年10月8日

皆さんは「階段国道」をご存知でしょうか。青森県にある「階段国道」ですが、「国道」にもかかわらずなぜか「階段」があるという、大変珍しい「国道」とあって日本中から多くの観光客がやってきます。今回はそんな日本で唯一と言われている「階段国道」をご紹介します。

車が通れない!青森県にある「階段国道」とは見出し

皆さんは国道と聞けばどんなイメージがありますか。各地を結ぶ幹線道路の事を国道と呼びますが、日本には国道ならぬ酷道と言われる、とんでもない道路も存在します。また、そんな酷道を訪れるファンもいるのも事実です。しかし、今回は車が通行止めで通れないという酷道どころの話ではない道路をご紹介します。

皆さんは車では通れない国道をご存知でしょうか。それは青森県にある国道339号線にある、別名「階段国道」と呼ばれている道路です。この国道339号線を訪れる観光客が後を絶ちません。なぜ、こんな道路が国道になったのか、「階段国道」とはどのようなものか、などその魅力についてご紹介してまいります。

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日本で唯一の階段国道!「階段国道」と呼ばれる区間はこちら!見出し

車が通行止めで通れないという国道339号線ですが、339号線は青森県弘前市から東津軽郡外ヶ浜町まで125.1kmあります。その中で、実際に「階段国道」と呼ばれている場所は、竜飛灯台付近から帯島付近、またそれに続く歩道区間のことを指します。「階段国道」は全長は388.2m、階段数は362段あります。

諸説あり!なぜ「階段国道」が国道になったのか見出し

車やバイクすら通れない国道339号線ですが、そもそもなぜそんな道路が国道となったのか、と疑問に思う方もいるでしょう。これには諸説あり、役人が現場を見ずに地図だけ見て国道にした、青函トンネルの工事でバイパス道路を通す計画があって階段があると知りながら国道にした、という説もありますが、真相は違うようです。

昭和49年(1974年)にこの道路が国道に指定されました。その時はただの坂道でしたが、この地域に住む子供達が安全に通学できるようにと階段が作られました。その後、テレビなどの取材により「階段国道」が青森県の一つの観光スポットとなり、今でもなぜか国道指定のままになっています。

日本唯一の「階段国道」を歩いてみよう!見出し

それでは、実際に「階段国道」を歩いてみましょう。「階段国道」と呼ばれている場所は、国道339号線の中の竜飛灯台付近から帯島付近、またそれに続く歩道区間です。歩き始めると、所々国道339号線と書かれた逆三角形の道路標識があり、この道が立派な「国道」であることを証明しています。

「階段国道」を歩いてみると、観光地として整備されており、センターラインはなく、その代わりに手すりが付けられています。道幅は狭いですが、綺麗な道路となっています。また、両端には紫陽花が植えられており、8月頃に満開を迎えます。満開の紫陽花を眺めながらのウォーキングをするのもいいでしょう。

「階段国道」の高低差は約70m!歩く際はご注意を!見出し

この「階段国道」は全長388.2m、階段が362段もあります。さらに高低差も約70mもあるとあって、油断していると大変なことになります。また、往路ともなれば普段歩かない方にとっては、苦痛になること必至の「酷道」です。「階段国道」を歩く際は、是非歩きやすい服装と運動靴でお越しになることを強くおすすめします。

しかし、歩いていくと、随所に素晴らしい景色が現れます。階段を下りると陸奥湾と津軽海峡を眺めることができて写真撮影の場所にピッタリです。運が良ければ海の向こう側から北海道を望むこともできちゃいます。きっと素晴らしい景色が私達を勇気づけてくれることでしょう。竜飛漁港に差し掛かってくると辺りには民家が見えてきます。

「階段国道」を訪れた記念にスタンプを押そう!見出し

「階段国道」の中間点に位置する所には、ここを訪れた記念としてスタンプを押すことができます。竜飛崎と書かれ、「階段国道」のイラストが描かれているスタンプとなっています。是非、「階段国道」を訪れた際には記念にスタンプを押してみてください。ちなみに、記念スタンプを押す場所の近くには竜飛中学校跡地があります。

こんな場所も国道!生活感あふれる民家の間も歩ける!見出し

「階段国道」には、なぜこんな道路が国道に指定されているのか、と疑ってしまう場所がもう一つあります。それは国道にもかかわらず民家の前を通らなければいけないという点です。階段を降りると民家の路地に入るのですが、ここも立派な国道となっています。さらに道幅も恐ろしく狭いです。

なぜここが国道に指定されているんだ、と思ってしまいますが、ここも国道なので思い切って通ってしまいましょう。車どころかバイクすらも通れない場所とあって、恐らく日本で最も狭い国道といえるでしょう。こんな体験ができるのも、日本でこの「階段国道」と呼ばれる国道339号線だけです。

「階段国道」だけじゃない!周辺の観光地もご紹介!見出し

「階段国道」がある青森・津軽周辺には観光スポットが多く存在します。そんな中で「階段国道」だけ訪れて帰ってしまうのも、なんとももったいないことです。ここでは「階段国道」の後に訪れてほしい観光スポット5選をご紹介してまいります。「階段国道」を訪れたついでに参考にしていただければ幸いです。

竜飛埼灯台

まず、ご紹介するのは「階段国道」の近くにある龍飛埼灯台です。竜飛崎は津軽半島最北端に位置しており、津軽海峡に突き出た岬も見所の一つです。その岬に白く巨大な灯台が龍飛埼灯台です。日本の灯台50選にも選ばれており、天候が良ければ北海道まで望むことができるなど景色は抜群です。

竜飛崎観光案内所

次にご紹介するのは、「竜飛崎観光案内所」です。元は「奥谷旅館」でした。文人・太宰治が訪れた場所とされており、案内所の壁には太宰の「津軽」の一節が記されています。建物は当時の面影を残したままとなっており、味わい深いものとなっています。太宰の「津軽」を読みながら、竜飛崎を観光してみるのもいいでしょう。

「竜飛崎観光案内所」には、他にも竜飛岬の写真や絵画などが展示されており、竜飛岬の魅力を知ることができます。営業時間は9時から16時までとなっていますが、最終入館は15時までです。休館日は、毎週水曜日と年末年始となっています。是非、太宰治が訪れた旧・奥谷旅館の当時の雰囲気を味わってみてください。

住所:青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜59-12 電話番号:0174-31-8025

青函トンネル記念館

次にご紹介するのは、「青函トンネル記念館」です。数々の困難と多くの殉職者を出しながらも建設され、今も日本一の長さを誇る青函トンネル。ここでは当時の資料などが展示されており、音・映像・立体モデルなどを交えながら青函トンネルがいかに完成したのかを追体験できます。

また、「青函トンネル記念館」のもう一つの見所は「体験坑道」です。「体験坑道」は海底140mの世界を実際に体験できます。移動の際は日本一短い私鉄と呼ばれる「もぐら号」に乗車し、当時の現場の様子を知ることができます。日本が世界に誇れる大事業を肌で感じてみてください!

住所:青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩龍浜99 電話番号:0174-38-2301

青函トンネル入り口広場

次にご紹介するのは、「青函トンネル入り口広場」です。北海道と本州を繋ぐ青函トンネルの入り口となっており、平成28年(2016年)に開業した北海道新幹線がこの青函トンネルから出てくる様子を見ることができるとあって人気のスポットとなっています。ただ、12月中旬から3月中旬までの期間は閉鎖となっていますのでご注意ください。

ホテル竜飛

最後にご紹介するのは、宿泊のみならず、日帰りでもゆっくり温泉を楽しめる「ホテル竜飛」です。ここでは、露天風呂に浸かりながら津軽海峡を一望することができます。また天候が良ければ北海道まで望むことができます。「階段国道」で歩き疲れた身体をここで癒やしてみてはいかがでしょうか。

龍飛崎温泉 ホテル竜飛

住所:
青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜54-274
アクセス:
車/東北自動車道~青森IC~R280、県道12・14号線、R339を竜飛方面へ
料金の目安:
サイトでご確認ください
宿泊時間:
宿泊時間: 15:00 (IN) 〜 10:00 (OUT)
提供:

「階段国道」は冬季期間中通行止めになるのでご注意を!見出し

車も通行止めで通れない「階段国道」ですが、11月中旬から4月下旬までの冬季期間中は通行止めとなっています。通行止め区間は、外ヶ浜町三厩竜飛の「階段国道」の区間とされている388.2m全てが通行止めとなりますので、ご注意ください。周辺にある道の駅も通行止めで営業していないこともありますので、事前にご確認ください。

日本唯一の「階段国道」を是非一度訪れよう!見出し

今回は、青森県にある「国道」にもかかわらずなぜか「階段」がある「階段国道」をご紹介しました。日本唯一と言われている「階段国道」は、景色が良く、高低差があり、民家の前を通れるなどバラエティ豊富な遊歩道となっています。是非、日本唯一の「階段国道」を訪れてお話のネタにされてみてはいかがでしょうか。

投稿日: 2017年11月23日最終更新日: 2020年10月8日

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