「おいしい学校」は廃校をリノベしたリゾート施設！宿泊や給食体験を楽しもう！

「おいしい学校」は、山梨県北杜市にある、廃校になった明治、大正、昭和の三代の小学校をリノベーションして、見事に複合型リゾート施設として生まれ変わった「三代校舎ふれあいの里」のひとつです。今日は八ヶ岳の南麓という美味しい空気と水に恵まれ、自然の地の利を最大限に生かした楽しさいっぱいのリゾート施設「おいしい学校」のアクセスや営業時間などいろいろご紹介します。

山梨のリゾート施設「おいしい学校」は、昔懐かしい昭和の小学校を再利用して給食のランチを食べたり、学校の教室の雰囲気が漂う客室に宿泊したり、また手作りパンの体験ができたり、お土産などの買い物も楽しめ、明治時代の校舎を改装したカフェなどもある、盛りだくさんの体験ができる複合型リゾート施設です。子どもたちだけでなく大人も思い切り楽しめる、人気急上昇中の施設です。

「おいしい学校」までのアクセスで鉄道をご利用の場合、JR中央本線韮崎駅で降りて増富温泉郷行きのバスに乗り須玉町百観音というバス停で下車、そして北杜市民バスに乗り換え津金御所公民館で降ります。駅からバスの乗り換えが2回あるので、あまり便利なアクセスとは言えませんが、韮崎駅からは富士山の絶景が眺められますし、のんびりと路線バスでのアクセスもたまには良いものです。

レンタカーなどをお考えでしたら、JR小海線の清里駅からは車で20分ほどのアクセスです。標高1160メートルの清里駅には、かつて小海線で活躍した「高原のポニー」というニックネームで親しまれたSLが保存されています。また清里自体もポピュラーなリゾート地ですから見どころもたくさんありますので、目的地へのアクセス途中に組み入れても良いでしょう。

車でのアクセスは中央自動車道長坂、もしくは須玉インターチェンジから国道141号線を15分ほどのドライブです。「おいしい学校」までのアクセスは、途中看板が出ていますのでお見落としなく。景色を楽しみながらの目的地までのアクセスは、それ自体も楽しいものです。須玉インターチェンジからは、時間とタイミングが合えば素晴らしい富士山の姿を臨むことができる素敵なアクセス方法です。

こちらが山梨のリゾート施設「おいしい学校」の食堂です。テーブルとして使われているのは、小学校で使われていた木製の机です。椅子も当時のままの物を使っています。クラスのみんなとおしゃべりしながら食べた、楽しかった給食の時間がそのまま再現されていて、思わず手を合わせて「いただきます」と言ってしまいます。給食の営業時間は11時30分から14時30分、17時30分から20時です。

お天気の良い日には、テラスでランチも良いものです。「おいしい学校」にはオープンテラスもありますので、テラス席で給食を食べることができます。特に桜の季節のオープンテラスは最高です。どこの学校にも必ずあった、淡いピンクの美しい桜を眺めながらの給食ランチをぜひお楽しみください。ランチタイムの前後は、パンカフェとして営業しています。営業時間は10時から11時30分、14時30分から20時までです。

給食メニューでも大人気のカレーライス給食です。特筆すべきはこのアルマイトの食器です。今ではもう見ることのできないレトロな食器と先割れスプーンで食べる給食は、昭和の小学校の給食そのままの懐かしいランチです。野菜たっぷりの美味しいカレーライス給食には、副菜にポテトサラダも付いてコロッケには野菜サラダも添えられています。

こちらの給食は冬のお楽しみ、シチュー給食です。ご飯の代わりにコッペパンが付いています。コッペパンも昭和の給食には欠かせないものでした。今ではあまり見かけなくなりましたが、とても素朴な味わいのパンです。学校を欠席した子の家にコッペパンを届けてあげることもありました。副菜には子供の大好きなハンバーグが付いた、ぜひランチで食べてみたい給食です。

一番好きだった小学生の時の給食、と聞かれると必ずと言って良いほど名前が挙がるソフト麺と揚げパン。こちらはその一番人気の給食メニューが両方入った贅沢な給食ランチです。ソフト面の下にはカレーではなく、ポークシチューが隠れています。デザートの八ヶ岳ヨーグルトも一緒に美味しく完食できそうです。

こちらは夏のお楽しみ給食、梅シラスご飯の給食です。さっぱりとした梅とシラスのご飯に冷たいかけうどん、副菜にはハムカツが付いています。やはりポテトサラダが添えられたランチにぴったりの給食です。給食のときの飲み物はいつも牛乳でした。パックではなく瓶の牛乳も当時を懐かしく思い出させてくれることでしょう。

もうひとつのお楽しみ給食、サーモンご飯もおすすめの給食です。こちらの給食もポテトサラダ、ハンバーグの副菜とわかめスープが付いています。さっぱりしたわかめスープは暑い夏にも美味しく飲める、ランチに良く合うスープです。デザートには、ヨーグルトの代わりにみかんのゼリーが付くこともあります。どちらも美味しくいただきましょう。

「おいしい学校」のパン工房では、地元産の小麦を使った手作りパンの数々を販売しています。小麦の他にも米粉やそば粉、たまご、使用する果物などの素材にもこだわりを持っていて、もちろん天然酵母を使っています。営業時間は10時から20時までです。早朝から心を込めて焼き上げた美味しいパンをぜひお試しください。水曜日は定休日となります。　

「おいしい学校」のパン工房では、手作りパン教室を開催しています。特におすすめは親子パン教室で、親子二人が協力して一人分のパンを作ります。料金は一組あたり3600円ですので、とてもお得で楽しいイベントです。他にも団体パン教室なども開催しています。パン教室の営業時間は10時と10時30分があり、2日前までに予約が必要です。手作りパンはもちろん持ち帰りできます。

「おいしい学校」の自慢は給食ランチだけではありません。イタリアンレストラン「ぼのボ~ノ」でも美味しいランチをいただけます。ディナーは完全予約制ですが、ランチは普通にお出かけいただいて大丈夫です。ランチの営業時間は11時30分から14時30分で、ディナーの営業時間は17時30分から20時となっています。こちらも水曜日は定休日です。

「おいしい学校」のイタリアンレストラン「ぼのボ~ノ」では、地元の素材にこだわった四季の彩り感満載の創作イタリアンを提供しています。壮大な八ヶ岳の大自然の中で味わうランチはまた格別です。イタリアンビュッフェの歓送迎会プランなど、各種パーティープランも料金3500円からいろいろ用意してありますので、ぜひご利用ください。飲み放題プランもあります。

新鮮な地元産の野菜たっぷりのベジタブルカレーもぜひお試しいただきたい一品です。素揚げしたカボチャやナス、ズッキーニなどの野菜にゆでトウモロコシも付いた、ボリュームいっぱいでヘルシーなカレーです。給食ランチとはまた違ったカレーもランチにうってつけの美味しさです。

「おいしい学校」では、日帰りで美味しい給食ランチを楽しむ方も多いですが、宿泊施設も整っています。建物の2階にやはり懐かしい小学校の教室を思わせる、ウッドテラス付きの洋室一部屋と和室5部屋の宿泊施設があり、南アルプスと八ヶ岳の絶景を眺めることができます。せっかく訪れた「おいしい学校」で宿泊してゆっくりと楽しんでみるのも良い思い出になるでしょう。

「おいしい学校」での宿泊は、朝食付きまたは2食付きの宿泊プランがあります。2食付きで宿泊される場合は、夕食を和食レストラン「古宮」か洋食レストラン「ぼのボ~ノ」から好きな方を選べます。和食の「古宮」の営業時間は11時30分から14時30分、17時30分から20時です。宿泊翌朝の朝食は、パン工房の焼きたてのパンを食べ放題で楽しむことができます。

明治、大正、昭和の三代の学校の校舎を再利用して造られた複合リゾート施設の「おいしい学校」ですが、その中の大正時代の建物、旧津金学校大正校舎は「大正館」と名付けられ、須玉町農業体験施設として生まれ変わりました。近くの農地を利用して田植えや稲刈りなど、いろいろな農業体験などのイベントを開催しています。

「大正館」館内では、甲州の特産品のほうとうを打ったり、そば打ちなどの体験イベントも開催されます。子どもたちの学校行事として使われることも多いです。各種体験の営業時間は9時からになります。当時の学校には体育館はなく、雨の日にはこの長い廊下で朝礼などが行われていました。解体前の廊下をそっくりに再現したこの長廊下も見どころの一つです。

住所：山梨県北杜市須玉町下津金2961-3 電話番号：0551-20-7200

「おいしい学校」のすぐそばには、明治時代の学校をリノベーションしたその名も「明治學校」というカフェがあります。「おいしい学校」を訪れた方は、こちらのカフェにも足を延ばしています。最近、古民家カフェなども各地で増えてきていますが、さすがに明治時代の建物を使ったカフェはまだ珍しいのではないでしょうか。こちらもぜひお訪ねいただきたい素敵な場所です。

「明治學校」のブルーのドアを開け中に入っていくと、懐かしいレトロなオルガンが置いてあり、弾いてみることもできます。昔の小学校の教室には足踏みオルガンがありました。どこからか子どもたちの元気な歌声が聞こえてくるようです。木枠の窓も古びた廊下も、さすが明治時代のものらしく素朴な、でもどこか重厚な趣を感じます。

カフェの入り口には小さな鐘が置いてありますので、まずはこれを鳴らしてみましょう。室内の調度品も、ゆったりとしたソファや長テーブルがとても良い雰囲気で素敵です。営業時間は、9時から17時で、定休日は水曜日です。カフェにエアコンはありませんが、夏には扇風機と八ヶ岳からの風が涼しさを運びます。

モーニングセットの定番中の定番、トーストセットもシンプルですがとても美味しい朝食です。厚切りトーストに熱いコーヒーは、いつでも元気な一日を約束してくれます。ずっしりとしたテーブルでレトロな木枠の窓からの景色を眺めながら、ゆっくりと朝食を楽しんでください。

「明治學校」の夏のお楽しみメニュー、天然水のかき氷です。美味しい水からできる氷の自然な美味しさを、いちごやブルーベリー、桃やすもも、甘夏などの様々なフレーバーのシロップで味わうことができます。かき氷とシロップは別々に出されるので、お好みで好きなだけかけて召しあがって下さい。

住所：山梨県北杜市須玉町下津金2963（須玉歴史資料館1Ｆ） 電話番号：0551-20-7100

「おいしい学校」では、特産品の販売もしています。地元の食材にこだわる「おいしい学校」のレストランで使われる新鮮な野菜を買いに来る地元の人も多く、もちろん宿泊のお客さんもたくさん買って帰ります。水の美味しい山梨は美味しい新鮮野菜でも有名です。ぜひ手に取ってご覧になってください。

ぶどうを始め様々な種類の果物の生産も盛んな山梨は、フルーツ王国の別名を持つほどです。さすがにこの大粒の巨峰は美味しそうです。また地場産の果物を使った「おいしい学校」自慢のジュースやオリジナルジャム、そしてドライフルーツなどもお土産にぴったりの人気商品です。

美味しいぶどうが収穫できる山梨には、もうひとつワイン王国というニックネームもあります。「おいしい学校」では、本当に美味しいと思える商品だけを選んで置いています。ワインの他に日本酒などもいろいろ扱っていますので、特産品売り場を見て歩くのも楽しみです。営業時間は10時から20時となっています。こちらも水曜日は定休日です。

山梨の廃校になった小学校を見事にリノベーションして、人気のリゾート施設に生まれ変わった「おいしい学校」を、アクセスや営業時間なども併せて盛りだくさんでご紹介しました。いかがでしたか？食べ物も水も空気も美味しい山梨へお出かけの時には、ぜひこの記事を参考に「おいしい学校」を訪れてみてください。