毛無山の登山ガイド！おすすめのコース・所要時間・アクセス・駐車場など！

山梨県には様々な魅力溢れる観光スポットがありますが、今回はアクティブな方におすすめの山梨の人気登山スポット「毛無山」をご紹介いたします。元々登山が好きな方にも、これから登山を始めたい初心者の方にもおすすめのコースが揃っていますので、自分にあったコースを選んでチャレンジしてみましょう。では、山梨県の「毛無山」の魅力に迫ります！

山梨県の人気登山スポット「毛無山」は、様々なコースがあり、それぞれのレベルにあったコースを選ぶ事ができるのもおすすめのポイントです。

その「毛無山」で登山を楽しむ際にかかるおおよそのコースごとの所要時間やアクセス方法、そして駐車場情報なども事前に確認して万全の体制で思い切り「毛無山」登山を楽しんでください！

今回ご紹介する「毛無山」は、標高1964mの一年を通して登山客に人気のある山です。富士山周辺には3つの毛無山がありますが、今回ご紹介するのは、その中でも一等三角点を山頂に持つ、麓に朝霧高原がある毛無山です。

この「毛無山」という名前はなんとも不思議な名前ですが、説が2つあり、その名の通り「木が無い」というものと、木が沢山生い茂っている、つまり「木成し」という真逆の説があるのだそうです。

山梨県は自然溢れる魅力的な件ですが、その中でも人気の登山スポット「毛無山」は、なぜそんなに多くの登山者を魅了するのでしょうか？

まずは、その「毛無山」の魅力と、「毛無山」で登山を楽しんだ際の見逃したくないおすすめのポイントをご紹介いたします。

山梨県の「毛無山」の魅力のまず一つめは、何と言っても近郊の都市からも近くアクセスがしやすいので、多くの方が日帰りで登山を楽しめるという事でしょう。

登山というと初心者の方にはなんだかハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、日帰りで登山ができると言われれば、もっと身近に感じられるのではないでしょうか？

山梨県で登山者に人気の「毛無山」は、日本の代名詞とも言える「富士山」と20kmも離れていない場所にあるため、山頂まで行くと素晴らしい景色を望む事ができます。

富士山と「毛無山」の間には遮るものがないので、「毛無山」の山頂からは、富士山のすそ野まで見渡せるのです。ぜひ晴れた日に登山をして、その美しい富士山の雄大な姿を心ゆくまで眺めてみてください。

登山客が最も多いとも言われる紅葉の季節には、「毛無山」でも美しく木々が色づいた紅葉を楽しむ事ができます。

登山で紅葉を見る、と聞くと何時間もかけないと見る事が出来ないのでは、と感じるかもしれません。しかし、山梨県の「毛無山」では、頂上まで行かなくても登山開始およそ40分ほどで、美しい紅葉と一緒に「不動の滝」を楽しむ事ができるのです。

2段落差の100mの滝を堪能したい方は、秋の紅葉の季節にぜひ山梨県の「毛無山」へアクセスして見てください。カメラが好きな方は、カメラを持参するのがおすすめです。

では続いては、山梨県の「毛無山」で楽しむ事ができるおすすめの登山コースをご紹介いたします。それぞれのコースで所要時間などご紹介しますので、自分にあったコースを選んでみてください。

また、行きと帰りで違ったコースを選択して登山を楽しむのもおすすめです。コースによっては斜面が急だったりする場合がありますので、初心者の方は自分の体力と照らし合わせて選ぶのがおすすめです。

まず初めにおすすめする「毛無山」の登山コースは、不動の滝コースです。こちらのコースは、朝霧高原側の麓にある登山口駐車場から登山を開始します。

ただし、こちらは急斜面を稜線まで登ることになりますので、初心者の方や体力に自信がないという方は自分の体と相談するのがおすすめです。

登山の途中途中には、「何合目」という標識が置かれていますので、それをみながら「もう少し、もう少し」と自分を奮い立たさせる事ができるかもしれません。

こちらの「不動の滝コース」を選択して登山した場合、標準的な所要時間は登りが3時間10分程度、下りが2時間10分程度となっています。

この不動の滝コースの名前にもある通り、2合目をすぎて30分弱で見る事ができる「不動の滝」がまず初めの見所となっています。

その後にも続く急斜面を登って行くと、木々の間から富士山の美しい姿を眺める事が出来ます。そして頂上に着いた暁には、その富士山の全貌と南アルプスの山々を見渡す事ができるのです。それまでの辛い気持ちも吹き飛ぶような美しい景色を眺める事ができるでしょう。

続いては、「地蔵峠コース」と言われている「毛無山」の登山コースをご紹介いたします。こちらもスタートは不動の滝コースと同じ「登山口駐車場」からスタートします。

登山口駐車場から登山入り口へ向かい、まずは不動の滝コースと同じルートで進みます。そして途中看板に「地蔵峠」と「毛無山」と書かれた標識が出てきますので、その看板の示す通り「地蔵峠」の方へ進んでください。

大きな岩の急斜面をロープを掴みながら登る地蔵峠コースは、不動の滝コースよりも時間がかかりますので、体力に時間がある方におすすめです。

こちらの「地蔵峠コース」の所要時間は、おおよそ登りで4時間弱かかります。そのため、登りは不動の滝コースで登って、下山ルートをこちらの地蔵峠コースにする、という方も多いようです。

見所は、登山開始してまずはじめに見る事ができる「比丘尼の滝」です。こちらの滝の落差は20から30mと、さほど大きくはありませんが、3段落ちになっているため見応えは十分です。

そして大きな見所は地蔵峠です。こちらは天気の良い日には、富士山のすそ野まで見渡す事が出来ます。そして地蔵峠に祀られた双体地蔵様にも忘れずに挨拶しましょう。

もしも往復5時間程度の登山では満足できない、もっと長い時間楽しみたい、という方はぜひ「周遊コース」にチャレンジしてみてください。

もちろん初心者で自信がない方は初めは短いコースで試してみて、慣れてきてから周遊コースというのがおすすめです。

スタートは、不動の滝、地蔵峠コースと同じく、駐車場からスタートするか、もしくは「道の駅朝霧公園」からスタートします。

そして不動の滝コースのルートで「毛無山」山頂まで登り、そこから「タカデッキ」方面へ向かいます。タカデッキまでの道のりは平坦なので、美しい景色をのんびり楽しむ事ができます。その後「雨ヶ丘」「端足峠」を通り戻ってくるという、健脚者向けのコースになっています。

こちらの所要時間は、往復で約9時間20分ほどと、日帰りで楽しめる登山ですが初心者には少しハードな内容になっています。

見所は不動の滝、毛無山山頂から眺める景色の他に、尾根道を歩く際に見る事ができる南アルプスの山々や、雨ヶ丘から、毛無山山頂から見る富士山とはまた違った富士山を眺められておすすめです。

では、都心からもアクセスしやすく、日帰り登山にもおすすめな山梨県の「毛無山」へのアクセス方法と駐車場情報をご紹介いたします。

山梨県「毛無山」は、車でも電車でも、または高速バスでもアクセスする事が出来ますので、それぞれのスタイルにあった方法を選んでみてください。

まずは、都心からもアクセスしやすいという事で、都心から電車でアクセスする方法をご紹介いたします。

品川駅で東海道新幹線に乗車して、JR東海道本線の三島駅まで行きます。そしてJR身延線の富士で乗り換えて、富士宮で下車してください。

富士宮からは、富士山駅行きの路線バスがありますので、そちらに乗車して、朝霧グリーンパーク入口で下車してください。

電車であまり乗り換えをしたくない、という方におすすめのアクセス方法は、「高速バス」です。こちらは　乗り継ぎなしで簡単にアクセス出来ておすすめです。

東京駅から富士宮駅、河口湖駅へ乗り換えなしでアクセス出来ますので、登山で疲れた帰りの際に利用するのもおすすめです。

バスの時間や電車の時間に合わせて行動するのは少し大変、という方は、車でのアクセスがおすすめです。車なら、自分の都合に合わせて行動する事が出来ますので自由度が上がります。

東京からアクセスする場合は、調布ICから中央自動車道を利用して河口湖ICで降り、国道139号線を進んで毛無山駐車場、もしくは道の駅朝霧高原までアクセスしてください。

毛無山駐車場は、1日500円で停めることが出来ます。台数は約40台で、臨時駐車場も10台分用意されています。

また、道の駅朝霧高原駐車場へ停める際は、無料で停めることが可能です。台数は小型車で72台ほど停められますので、ご自身の都合の良い駐車場を選ぶといいでしょう。

せっかく山梨県まで足を伸ばしたら、周りの観光スポットにも立ち寄りたいという方も多いでしょう。そんな方におすすめの観光スポットをご紹介いたします。

登山で疲れた体を癒したり、登山前に美味しい食事を楽しんだりと、自分の心地よいスタイルで立ち寄ってみてはいかがでしょうか？

山梨県の人気登山スポット「毛無山」の登山スタートポイントでもあるこちらの「道の駅 朝霧高原」は、美味しい食事を楽しんだり、休憩するのにもおすすめの場所です。

レストランで食事を楽しんだり美味しいアイスクリームを食べられたり、そしてお土産や産地野菜などを購入することも出来ますので、ぜひ立ち寄るのがおすすめです。

山梨県の「毛無山」のふもとには、朝霧高原があります。朝霧高原は大きな草原となっており、標高700～1000mの富士山西麓に広がっています。

ここから眺める富士山はとても綺麗に見えるので、小さなお子さんを連れた方でも富士山を手軽に楽しむことが出来ておすすめです。

続いては、日本屈指の名瀑と言われている「白糸の滝」です。こちらもせっかく足を伸ばして「毛無山」まで行ったのなら、ぜひとも見ておきたい美しい滝です。

絶壁から流れ落ちる富士山の雪解け水が、まるで絹糸を垂らしたように見えることからこの名前がついたそうです。高さ20m、幅150mにも及ぶこの滝では、優雅さを感じる美しい景色を楽しめます。

続いては、風のない水面がなだらかな時ほどおすすめな「田貫湖」です。その理由は、水面に富士山の全景を映し出してくれる「逆さ富士」を楽しむことができるからです。

その田貫湖の湖畔では、釣りを楽しんだり、サイクリングを楽しんだりすることができるだけではなく、併設されたキャンプ場でキャンプを楽しむこともできます。

せっかく富士山を眺められる場所に行ったのなら、登山で疲れた体を美しい富士山を眺めながら温泉で癒すというのもおすすめです。

「富士眺望の湯 ゆらり」では、富士山を見ながら入浴できるパノラマ風呂や露天風呂などがあり、風景と温泉を一緒に楽しむことができます。

そのほかにも計16種類もの温泉を楽しむことができますので、ゆっくりと味わいたい方は、一泊二日で登山と温泉旅行を計画するのもおすすめです。

登山を初めてみたい初心者の方にも、登山に慣れている方にもおすすめの「毛無山」は、美しい景色を味わえるおすすめの山です。急斜面を登らなくてはいけない場所もありますが、自分のぺースで登ることが出来れば、初心者の方でも美しい富士山を楽しんで眺められます。ゆっくりと休憩を取りながら、ぜひ「毛無山」で美しい景色を堪能してください！