祖谷渓の観光は秘境を満喫！おすすめスポットや宿泊情報も満載！

全長10kmもの長く続く「祖谷渓」には各所に見所の観光スポットが存在します。美しい滝にスリル満点の橋、秘境に現れる小便小僧などなど、各所で足を止めたくなるスポットが盛りだくさんです！

徳島県三好市の吉野川支流にあるV字に深く切り込んだ全長10kmにも渡る渓谷『祖谷渓』。日本三大秘境の一つとも言われており、また「とくしま88景」に選定されている祖谷渓は徳島を訪れたならば必見のスポットです！降水量の多い地域なため、渓谷は深い緑色に彩られた自然溢れる場所です。また祖谷渓一体は平家の隠れ家としても知られており、歴史好きの人々にも人気を集めるスポットです。

見渡す限り大自然の壮大な景観を望むことができる秘境「祖谷渓」は、秋には山の上から下まで美しく紅葉で色づく紅葉の観光名所でもあるんです。四季折々の表情を見せる日本三大秘境の祖谷渓は、その美しい絶景で多くの観光客を魅了し続けます。

まずは「祖谷渓」の見所スポットの中でも特に有名で人気のある『かずら橋』です。国指定の重要文化財にも指定されているこのかずら橋は、なんと野生のしらくちかずら(サルナシ)などの植物を使用して編み上げられた原始的な作りの吊り橋なんです。「日本三奇橋」の一つともされる、このかずら橋。安全性を考慮して、３年に一度かけ替えを行っているとのことなので安心してくださいね。

この『かずら橋』は2本並んでかかっており、長さ45m×幅2m×川面からの高さ14mの「祖谷のかずら橋」と「奥祖谷二重かずら橋」が存在します。この2本のかずら橋は、その昔約800年前に起こった源平の戦いで敗北した平家一族の訓練に通うための交通手段として架けられた橋と言われています。かずら橋が2本並んで架かっていることから、別名「夫婦(みょうと)橋」や「男橋(おばし)女橋(めばし)」という名でも呼ばれています。

「かずら橋」の野生の植物で編まれた木の間は約10cmの隙間があり、足元の隙間からははっきりと川面が見えるようになっているんです！橋を渡っている間はキシキシと軋む音も聞こえ、足元をみれば川面を覗き込めるというスリル満点のかずら橋。祖谷渓に観光に訪れたならばぜひ挑戦してほしいおすすめのスポットです。

『祖谷渓』の人気者といえば、そう、断崖に突き出た岩にいる「小便小僧」です。秘境の中に突如現れるこの小便小僧は祖谷渓の中でも人気の観光スポットで、このちょっとミスマッチ感のある独特な光景をみようと多くの観光客で賑わいを見せる場所なんです！ちなみに小便小僧が立っている岩は自然が作り出したものではなく、祖谷街道の開設工事で残った岩なんですよ。

なんでも、かつて三好市の地元の子供達や祖谷渓を訪れた旅人が、度胸試しをしにこの断崖に突き出た岩に立ったという逸話をもとにこの小便小僧が作られたんだそうです。地上から高さ200mのこの岩からは、祖谷渓の深く切り込まれた美しい渓谷を眺望することができ、フォトスポットとしても人気のある場所です。

人気観光地『祖谷渓』の迫力ある大自然を堪能したいのであれば、「琵琶の滝」がおすすめです。その昔、平家の落人が京の都を離れ、琵琶を奏でながらこの滝を訪れたと言い伝えられている琵琶の滝。高さ50mと他の滝と比べてサイズはそこまで大きくないものの、秘境ならではの透明度抜群の水が心地の良い音を奏でながら流れ落ちる様は、心癒される光景の観光スポットです。

『祖谷渓』の渓谷は、皮結晶片岩が水蝕されてできた砂質片岩(さしつへんがん)という物質で形成されています。この渓谷を「大歩危峡・小歩危峡」と言い、大歩危峡の下流約3kmが小歩危峡となっています。春の桜に秋の紅葉と、四季折々の美しさを見ることができるこの秘境の渓谷は、自然の作り出した壮大で幻想的な美しさを堪能することができる人気の観光スポットです。

2014年3月18日には「大歩危」は国指定の天然記念物に指定され、その1年後の10月7日には国指定の名勝にも指定された場所なんですよ！祖谷渓に観光に来たならば、必見のおすすめスポットです。

四季折々の深いV字に切り込んだ『祖谷渓』の川を渡ることのできる「大歩危遊覧船」は、秘境・祖谷渓に観光に来たならばぜひ体験していただきたいおすすめのスポットです。大歩危峡の峡谷美に囲まれて、川の上ゆったりのんびり進む心地よい遊覧船からは、祖谷渓の絶景を堪能することができますよ。また、遊覧船からは国指定天然記念物の「含礫片岩(がんれきへんがん)」も身近に楽しむことができちゃうんです！

観光客に大人気の観光船「大歩危遊覧船」は天候によって変動はあるものの、年中無休で運航しています。運航時間は9：00～17：00で大人1080円・小人540円です。遊覧船乗船の際は安全のため救命胴衣着用が義務付けられており、救命胴衣着用を拒否する方の乗船はできませんのでご注意ください。

『祖谷渓』に観光に来たならば、「剣山」も必見のスポットです。標高1955ｍのこの剣山は、安徳天皇の剣を山中に隠したという伝説からこの名が付いたと伝えられます。神秘の雲海や瀬戸内海、足摺岬(あしずりみさき)までも見渡すことができる剣山は、山岳信仰の霊山としても知られているおすすめの観光スポットです。

『祖谷渓』へのアクセス方法は、土讃線阿波池田駅より四国交通バスで約40分、その後祖谷のかずら橋より四国交通バスで約30分でアクセスすることができます。お車でお越しの場合は、徳島自動車道井川池田ICより約50分、国道32号線で高知方面より県道32号線を進むとアクセスできます。

『祖谷のかずら橋』へのアクセス方法は、土讃線阿波池田駅または大歩危駅より四国交通バスで約1時間、祖谷のかずら橋で下車しすぐです。『奥祖谷二重かずら橋』へは土讃線阿波池田駅または大歩危駅より四国交通バスで約2時間、久保で下車し三好市営バスに乗り換えそこからまた1時間、二重かずら橋駅で下車してアクセスすることができます。

『小便小僧』へのアクセス方法は、JR阿波池田駅から四国交通バスかずら橋行に乗車。風呂ノ谷で下車し徒歩すぐです。またお車でお越しの場合は、徳島自動車道井川池田ICより約50分 です。

『琵琶の滝』へのアクセス方法は、JR大歩危駅より四国交通バスかずら橋又は久保行き乗車。かずら橋バス停で下車し徒歩約5分でアクセスできます。お車でお越しの場合は、徳島自動車道井川池田ICより約1時間、国道32号線で高知方面へ進み、その後市道へ出てアクセスすることが可能です。

『大歩危峡・小歩危峡』へのアクセス方法は、JR大歩危駅を下車し徒歩約30分～1時間です。また車でお越しの場合は、徳島自動車道井川池田ICより国道32号高知方面へ約35分でアクセスすることができます。

『大歩危遊覧船』へのアクセス方法は、JR大歩危駅で下車し徒歩約30分です。また車でお越しの場合は、徳島自動車道井川池田ICより国道32号線高知方面へ進み約35分でアクセス可能です。

『剣山』へのアクセス方法は、JR大歩危駅より四国交通バス久保行きに乗車し久保バス停で下車。市営バス剣山行きに乗り換え、見ノ越で下車しアクセスすることができます。剣山行きの市営バスは4月中旬～11終旬の土日祝祭日、ゴールデンウィーク、夏休み期間と紅葉期間、毎日運行しています。お車でお越しの場合は、徳島自動車道川池田ICより国道32号高知方面へ進み、国道439号剣山方面へ約2時間50分です。

徳島の秘境「祖谷渓」に観光に来たならば、祖谷渓の絶景を楽しめるお宿に宿泊することをおすすめします。祖谷渓の周辺には人気のお宿もたくさん！今回はそんなお宿情報をちょっとだけご紹介します。

徳島県三好市西祖谷山村尾井ノ内に佇む「大歩危峡・小歩危峡」のすぐ近くのホテル『祖谷渓温泉ホテル 秘境の湯』。大自然に囲まれた露天風呂や地産の美味しい食材を使用した絶品料理を堪能できるおすすめの人気ホテルです。

徳島県三好市池田町松尾松本に佇む『秘境祖谷渓の一軒宿 ホテル祖谷温泉』は、日本三大秘境「祖谷渓」の絶景を眺望できる、ケーブルカーを利用して行く源泉かけ流しの露天風呂で人気のお宿です。露天風呂の他にも祖谷の大自然で育てられた地産野菜をふんだんに使用した料理を堪能することもできる、おすすめのお宿です。

いかがでした？日本三大秘境で人気の観光地「祖谷渓」は美しい自然が豊富で、その光景に心奪われる超絶景のスポットですよね。人生で一度は訪れたい祖谷渓、ぜひ徳島に訪れた際は祖谷渓まで足を運んでみてください！