串本町の観光おすすめスポットまとめ！人気グルメやホテルなどの情報あり！

和歌山県の串本は紀伊半島の先端にある町です。黒潮のおかげでダイナミックなダイビングが楽しめ、全国から多くのダイバーが訪れます。また、海に近い串本ならではのグルメも人気があり、珍しい地魚のお料理もおすすめです。ここではそんな串本の観光スポットやグルメ、ホテルなどを紹介しましょう。これを参考に、串本の旅を楽しんでください。

串本の潮岬(しおのみさき)は本州最南端に位置する岬です。潮岬観光タワーからは360度、何もさえぎるもののない大海原を望むことができ、「地球は丸い」と実感できる場所。観光タワーでは「本州最南端訪問証明書」を発行しています。夕日スポットとしても人気があり、ドライブの途中に立ち寄るのにもおすすめです。

潮岬には望楼(ぼうろう)の芝と呼ばれる広い芝生エリアがあります。旧海軍の望楼(物見櫓)があった場所で、芝生は手入れが行き届き、のんびりと散策するのにおすすめ。近くにキャンプ場があり、夏には多くの人で賑わいます。毎年1月の最終土曜日には「本州最南端の火祭り」として、芝焼きが盛大に行われます。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町潮岬
電話番号:0735-62－0810

潮岬灯台は和歌山県の潮岬に建つ白亜の美しい灯台です。本州最南端のシンボルとして、和歌山の人気観光スポットの1つ。潮岬灯台は明治初期に建設された8基の洋式灯台の1つで、1873年(明治6年)に初点灯以来、100年以上にわたって沖合の熊野灘を見守っています。歴史的価値も高く「日本の灯台50選」に選ばれています。

潮岬灯台は高さ30ｍの断崖の上に建てられています。灯台の高さは18ｍあり、らせん階段を上って展望台に出ると太平洋の絶景を見ることができ、ビュースポットして人気があります。階下には灯台資料展示室があり、灯台の歴史や機能についての資料や、2代目の灯台レンズなど貴重な展示物を見ることができます。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町潮岬2877
電話番号:0735-62-3171

樫野埼灯台(かしのざきとうだい)は、1870年に初点灯した日本最古の石造り灯台です。潮岬灯台と同じく、「日本の灯台の父」と呼ばれるスコットランド人のリチャード・ヘンリー・ブラントンによって設計されました。今も現役の無人灯台で、内部は一般公開されていませんが、フォトジェニックなスポットとして人気があります。

灯台の前には水仙が群生していて、春になると美しい花を咲かせ、訪れる人を楽しませてくれます。この水仙は、かつて串本に滞在していたイギリス人牧師が故郷を懐かしんで植えたものと言われています。歩いてすぐの場所にトルコ記念館があるので、合せて訪れてみるといいでしょう。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町樫野埼1006-1

和歌山県の串本海中公園は、1970年に日本で初めて作られた海中公園です。ラムサール条約にも登録された串本の海の魅力を伝える施設として、和歌山の人気観光スポットの1つになってます。水族館、ウミガメパーク、海中展望塔、海中観光船などがあり、子供から大人まで楽しく過ごすことができます。

水族館は串本の海に焦点を当ていて、串本近海で見られる魚など100種・800点を観察することができます。また沖合の海中展望塔からは、世界最北限といわれるサンゴ群落を見ることができます。子ガメのタッチング体験や水族館バックヤード・ツアー、魚の餌やり体験なども行われていて、家族揃って楽しめるスポットです。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町有田1157
電話番号:0735-62-1122

橋杭岩(はしぐいいわ)は、和歌山県・串本の絶景スポット。串本から大島まで約850mにわたって大小さまざまな奇石が40余り連なりなっています。まるで橋の杭のように一直線に並ぶ様子から「橋杭岩」と名付けられました。弘法大師が天邪鬼と競い、一夜で橋を架けたという言い伝えが残っています。

橋杭海水浴場から眺める橋杭岩は絶景で、特に岩の間から昇る朝日は有名。撮影スポットとして人気があり、多くのカメラマンや観光客が訪れます。見る位置によって景色が変わり、様々な光景が楽しめるのもポイントです。朝日だけではなく夕暮れも美しく、デートスポットとしてもおすすめです。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町くじの川

海金剛(うみこんごう)は和歌山県・串本町にある景勝地。吉野熊野国立公園に含まれ、朝日新聞社の「21世紀に残したい日本の自然100選」にも選ばれています。断崖絶壁が続く海岸線の沖合に、まるでピラミッドのように尖った奇石が点在している様子は圧巻。紀伊大島で一番迫力がある景観とも言われています。

この奇石群は南海トラフの巨大地震の際に隆起してできたもので、朝鮮半島の名勝地・金剛山(クムガンサン)に似ていることから、海金剛と名付けられました。日米修好記念館から鷹ノ巣園地まで遊歩道が整備されていて、絶景を見ながら散策が楽しめます。亜熱帯の植物が生い茂り、南国ムードも味わえます。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町樫野

1890年(明治23年)に日本を訪れたオスマン帝国の巡洋艦「エルトゥールル号」が、その帰路に串本の沖合で遭難し、地元住民が献身的な救助活動を行いました。これをきっかけに串本とトルコの友好関係が始まり、現在まで続いています。トルコ記念館は串本とトルコの有効の証として建てられたもので、トルコ政府から寄贈された品々を展示しています。

遭難の翌年の1891年(明治24年)には遭難慰霊碑が建てられ併せて追悼祭が行われました。その後、昭和になって慰霊碑が建て替えられ、現在に至っています。1985年のイラン・イラク戦争の際、テヘランに残された日本人救助のためトルコ政府が救援機を飛ばし救助をしてくれたのは、この遭難事件の恩返しと伝えられています。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町樫野1025-26
電話番号:0735-65-0628

樫野釣公園センターは和歌山県・串本にある海釣り公園です。樫野漁港の入り口を仕切り、定置網で獲れた魚を放流し、家族で釣りが楽しめるスポットになっています。釣り場はコンクリートの堤防になっているので子供でも安全。エサ付きの貸し竿もあり、手ぶらで楽しめます。

釣り初心者には「釣り体験&バーベキュー」のプログラムがおすすめ。インストラクターが仕掛けの作り方など丁寧に説明してくれます。釣った魚はその場でさばいてお刺身やバーベキューに。また、隣接する釣公園レストランでは、期間限定で名物の伊勢海老やアワビメニューも。地元の海で育った新鮮な魚を使った定食も人気があります。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町樫野1022-10
電話番号:0735-65-0002

古座街道は和歌山県・上富田町から串本町を結ぶ山間部を通る約80kmの道のりで、江戸時代から明治時代には行商人や西国巡礼などで多くの人が行き交いました。司馬遼太郎の「街道をゆく」シリーズでも取り上げられ、実際に街道を歩く人の姿も見られます。古座街道の見どころは多く、滝や奇石群の景観や温泉などが楽しめます。

古座川の河口に位置する串本町古座地区は、古座街道と熊野古道大辺路が交わる要所として栄えたエリアです。今も当時の面影を残す建物が見られ、ノスタルジックな佇まいを楽しめます。熊野水軍の水軍城があった古城山や16世紀に建立された善照寺、古座流獅子舞の「古座青年会館」などの見どころもあります。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町古座

世界遺産の熊野古道大辺路は、熊野三山と言われる熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社へ通じる参詣道・熊野古道の1つです。紀伊田辺駅から海岸沿いを通り串本を抜け、那智勝浦町まで続く約120kmの道。熊野参詣のルートとしては中辺路が多く使われ、大辺路は時間に余裕のある人や文人墨客が風景を楽しみながら歩いたと言われています。

江戸時代初期には一里塚が建てられ、藩主や三宝院門跡の大行列も通ったそうです。四十八坂とも呼ばれるほど坂道や難所が多く、そのため市街化や道路開発を免れた部分が残されていて、往来の姿を楽しむことができます。大辺路は見どころが多く、ハイキングが楽しめます。人里離れた場所もあるので、訪れる際には十分気を付けてください。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町

金山展望台は和歌山県の絶景ポイントとして有名。金山の頂上付近にある標高90mの展望台で、串本の町並みや潮岬を望むことができます。天気がよければ那智山や大島港方面まで一望でき、気持ちのいい風景が広がります。金山登山口まではバスで行くことができます。そこから展望台までは遊歩道があり約1km、20分ほどです。

金山展望台からは海に一直線に並ぶ橋杭岩を見ることもでき、撮影スポットとしても人気。遊歩道はアップダウンも少なく比較的平坦な道なので、安心して歩くことができます。天気のいい日に歩いてみるといいでしょう。風景を楽しみながらハイキングができます。ドライブの途中に立ち寄るのもおすすめです。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町大島

本州最南端の潮岬は日本で最も黒潮の接岸する場所です。串本は小笠原や座間味と並ぶホエールウォッチングのメッカで、4月から6月にかけて黒潮に乗ってやってくるクジラを見ることができます。マッコウ、ザトウ、ミンククジラ、そしてシャチと種類も多く、ダイナミックな光景を楽しむことができます。串本ダイビングパークなどでツアーを行っています。

クジラが黒潮に乗って北上するのは、捕食と子育てが目的と言われています。春に見られるクジラの多くが子供のクジラを伴っていて、親子で泳ぐ姿を見ることができるかもしれません。運がよければ豪快に潮を吹き上げるマッコウクジラの群れを見ることも。海上にはトビウオが飛び交い、海の風景も楽しめます。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町有田1157 串本ダイビングパーク
電話番号:0735-62-6091

和歌山県・串本といえばダイビング。黒潮が接岸する串本では、温帯と熱帯の生物が入り交じる独特な水中世界を楽しむことができ、全国から多くのダイバーが集まります。真冬でも水温が15度以下になることがなく、豊かなサンゴ礁と100種類を超える魚に出逢えます。流れの速い外洋では回遊魚を見ることができ、ダイナミックなダイビングが魅力です。

串本ダイビングセンターではさまざまなプログラムを用意しています。ボートダイビングやビーチダイビング、期間限定のナイトダイビング、ライセンス取得コース、体験ダイビングなど初心者から上級者まで楽しめます。またスノーケルやホエールウォッチングなどもあり、ダイバーでなくてもアクテイビティに参加することができます。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町有田1157
電話番号:0735-62-6091

ここからは串本のグルメを紹介しましょう。まず最初に紹介する料理萬口は「カツオ茶漬け」で有名な料理屋。串本駅から徒歩2分と便利なロケーションにあります。古くからある人気店で、串本では必ずこのお店に立ち寄るというファンもたくさん。最近リニューアルされ、きれいなお店になりました。

看板メニューの「カツオ茶漬け」は、まず特製のタレに漬け込まれたカツオをご飯と一緒に食べます。半分くらい食べたらお茶をかけて残りを食べます。異なった味を2度味わえると、グルメ通にも好評。満腹コースはこの後に、卵かけご飯にして食べます。この他にもまぐろ丼や定食、夜は一品料理もあり、昼も夜も満腹感を味わえるお店です。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町串本42-17
電話番号:0735-62-0344

次に紹介するグルメのお店は、本町海洋施設・紀州なぎさの駅にある水門(みなと)まつりです。新鮮な魚介をリーズナブルなお値段で食べられるお店として人気があります。中でもまぐろを使った丼物は評判がよく、まぐろ丼、まぐろ醤油麹漬丼、ネギトロ丼などが揃っています。その他、釜揚げしらす丼や飛び子丼などのグルメメニューもおすすめ。

レストランはランチのみの営業となっています。1階はお土産コーナーになっていて、串本ならではの魚介類がお得なお値段で手に入ります。伊勢海老やアワビ、サザエなどはグルメ通にはたまりません。また、串本ブランドの「しょらさん鰹」は鮮度がよくお刺身にすると抜群の味。グルメもショッピングも楽しめるスポットです。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町串本1557-20
電話番号:0735-62-7787
 

続いて紹介する松すしは、串本で人気がある寿司屋。旬の地魚を使った寿司が評判です。カウンターの横に水槽があり、活きのいい魚を調理してもらえます。他の場所ではあまり見かけない、串本ならではの珍しい魚も並び、グルメ通にも高評価のお店。地元の人からも観光客からも親しまれています。

マグロもいろいろな部位を食べ比べすることができ、お寿司が好きな人におすすめのお店。お寿司の他、お刺身や煮魚など何を食べてもおいしく、箸が進みます。お酒も種類が揃っていて、地酒と一緒に楽しむのもおすすめ。串本でおいしいお寿司を食べたいときに、おすすめのお店です。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町串本1735-91
電話番号:0735-62-0728

串本のグルメと言えば魚ですが、パンが食べたくなった時におすすめなのが「パンとカフェ nagi」す。串本町紀伊大島に2007年にオープン。口コミで人気が広がり、今では遠方から訪れる人お多い評判のお店です。休日にはお気に入りのパンが売り切れてしまうことがあるので、早目の来店がおすすめです。

自然に囲まれたところにあり、併設されているカフェではゆっくりと過ごすことができます。ベーカリーは種類も豊富で、お値段も良心的。ハード系のパンから惣菜パン、スイーツ系までたくさんあるので、ここでいろいろかってドライブの途中に食べるのもおすすめです。週末は行列ができることもあるので、時間に余裕をもって来店してください。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町大島1158
電話番号:0735-65-0065

ここからは串本のおすすめのホテルを紹介します。まず最初に紹介するのは、アウトドアリゾートの「リゾート大島」です。キャンプ場をベースとしたリゾートで、広い敷地の中にはコテージが並びます。設備の多くは、オーナーがコツコツと作って来たもので、温かみの感じられるリゾートです。夏には多くの人が訪れ、自然を楽しみます。

リゾート大島は、ホテルのような設備が整っているわけではありませんが、自然の中で過ごしたい人にぴったりの場所です。キャンプの他、バーベキュー、露天風呂、カヤックなどが楽しめ、家族やグループで楽しく過ごすことができます。手ぶらでバーベキューをすることもでき、気軽に利用できます。

続いて紹介するHotel & Resorts WAKAYAMA-KUSHIMOTO(ホテル＆リゾーツ 和歌山 串本)は、2018年4月に串本ロイヤルホテルから名称を変更しました。太平洋を一望できる高台にあり、リゾート気分を満喫できるホテルです。太平洋を望む展望露天風呂、夏休みにオープンするプールなど充実した施設が自慢です。

ホテルから車で5分のところに橋杭海水浴場があり、海水浴やシーカヤックを楽しむことも。また潮岬観光タワーや串本ダイビングパークにも近く、串本の観光を満喫することができるホテルです。ホテルの客室もいろいろなタイプが揃っていて、人数に合せて選ぶことができます。和食会席とフレンチの両方が楽しめるお食事も評判です。

Resort Hotel＆Spa Blue Mermaid(串本ブルーマーメイド)は、高さ60mの断崖の上に建つ大人のリゾートホテルです。全部で8室の客室は全て専用温泉露天風呂が付いていて、プライベート感を大切にしたカップルに人気。全てのお部屋からオーシャンビューが楽しめ、優雅な時間を過ごすことができます。

コテージタイプの客室はそれぞれ独立しているので、まるで自分の家にいるような気分に浸れます。どの客室も広々としていて、非日常を味わうことができます。新しく天然温泉が設置され、海を見ながらリラックスすることも。観光スポットにも近く、使い勝手のいい人気のホテルです。

住所:和歌山県東牟婁郡串本町和深20-2
電話番号:0735-67-8500

串本は海も山も楽しめる観光地です。ダイビングの他、海水浴やシーカヤックなどのマリンスポーツ、キャンプ、ハイキング、ドライブなどいろいろな楽しみ方ができます。また、港町串本ならではのグルメもおすすめ。ここでしか食べられない地魚の刺身を堪能してください。ここで紹介したスポットにもぜひ訪れて、串本の旅を満喫してください。