勝浦漁港は釣りやにぎわい市場の海鮮が人気！朝市やランチのおすすめは？

和歌山の那智勝浦は紀の松島として人気の観光スポットですが、勝浦漁港も家族が一緒に楽しめる観光スポットです。毎週日曜日に開催される「にぎわい市場」や温泉も楽しめます。何よりも水揚げされたばかりのおいしいマグロをいただけます。勝浦漁港のおすすめの楽しみ方を丸ごとご紹介します。

勝浦漁港は和歌山県の南にあり三重県に近い場所にあります。太平洋に面していることから、マグロの水揚げ拠点として知られています。勝浦漁港に行くには、JRきのくに線紀伊勝浦駅から5分の徒歩圏内にあります。車利用の場合は駐車場がありませんご注意ください。

勝浦漁港近くには駐車場が少ないので、電車利用がおすすめです。紀伊勝浦駅近くに那智勝浦町駐車場があります。駐車場料金は1時間400円から12時間1200円です。周辺のお店も駐車場の無いお店が多いですが、日曜日は観光客だけが無料利用できる臨時駐車場があります。短時間の駐車場として利用できます。

勝浦漁港は生マグロの水揚げが日本一のマグロ基地です。本マグロやキハダマグロ、ビンチョウマグロなどマグロの種類も多いです。量だけでなくサイズにもビックリです。2017年には446kgの大物が水揚げされ、これまでの記録を更新しました。運がよければ400kg級のマグロに出会えるかもしれません。

勝浦漁港の朝は早いです。できれば早起きして朝早く出かけてみませんか。マグロ船が寄港して水揚げする光景を見ることができるかもしれません。重いマグロをクレーンで高く吊り上げて、ブルーシートの上に慎重におろしています。UFOキャッチャーのようでおもしろいです。

水揚げされたマグロは漁港内の広いセリ場に種類ごとに並べられます。どれだけのマグロが並べられているのか、何度数えても最後には諦めてしまいます。そのスケールには圧倒されます。セリが始まる一瞬の静寂と仲買人の真剣な顔つきは、より緊張感を高めてくれます。

マグロの水揚げを見たら、次はセリを見てみましょう。近くで見ることはできませんが、2階の見学デッキで見学が可能です。どのようにセリが行われるのか遠くからではわかりませんが、仲買人達の威勢の良い声が飛び交います。数百匹が並ぶマグロが次々とセリ落とされる様子は圧巻です。

勝浦漁港では毎週日曜日に、にぎわい市場が開催されます。漁協関係者が作る地元の料理や漁港ならではの料理が作られます。マグロのカマからとった出汁で作る「潮汁」は寒い日には温まります。トロのスタミナ焼きやマグロのつみれなど、おいしいにおいが漂ってお祭の屋台のような風景です。

にぎわい市場では、毎年1月の最終土曜日に「まぐろ祭」が開催されます。マグロの解体やゲーム感覚の即売など楽しいイベントもあります。もちろんマグロの料理も堪能できます。普段食べることの出ない勝浦漁港ならではの地元料理や漁師料理が食べられます。スケジュールを合わせて訪れてみてください。

にぎわい市場ではマグロの解体ショーがあります。開始前には場内アナウンスがありますので、食べ歩きに夢中にならないでよく聞いていてください。手際よく次々と解体されていき、部位ごとに分けられます。解体されたマグロは即売されます。重さ当てクイズもあるまさにショーです。

早起きでお腹が空いたら、漁港にある「ヤマサ脇口水産」のお店で朝ごはんやランチが食べられます。水揚げされたばかりの新鮮な生マグロをいただけるおすすめのお店です。本マグロを含む5種類のマグロが乗った熊野灘上鉄火丼や漁師茶漬けがおすすめのメニューです。

勝浦漁港で人気のスポットが「まぐろ体験CAN」です。勝浦漁港で水揚げされた生マグロのツナを缶詰にできる体験です。ツナ缶を作る手順を教えてもらいながら、蒸したマグロから缶に詰めるまでを体験します。オリジナルラベルも付けられます。「思い出缶」というタイムカプセルを作るサービスもあります。

勝浦漁港は和歌山でも人気の釣りスポットです。鯵やカマスなどからムツなどの大物までの釣りができます。堤防釣りや船釣りなど思いのままです。堤防釣りは子供でも安全な場所ですので、家族揃って釣りを楽しむ事ができます。さわやかな潮風を受けながら家族で釣りを楽しんでみましょう。

にぎわい市場を訪れたら買っておきたいお土産があります。和歌山ではみかんが有名ですが「じゃばら」という柑橘も名産です。みかんより酸味が強くさわやかな香りがします。飴やサプリなどにも加工されてお土産になっています。他にもおすすめをご紹介します。

海の生ハム？と首を傾げてしまいそうな名前ですが、カジキマグロを低温でじっくりと燻製にした食べ物です。生臭さも無くハムのような食感と燻製にした良い香りがするおいしい生ハムです。サラダやお酒のつまみに最適です。にぎわい市場で食べることもできますが、お土産にしても喜ばれます。

和歌山の名産品で作ったお酒です。みかんの味と柚子の香りを併せ持った、ほのかな酸味とさわやかな香りがするじゃばらを使った「和歌山じゃばらうめ酒」が人気です。他にも和歌山特産品を使ったお酒が売られています。「海の生ハム」一緒にお土産として贈るといいでしょう。

勝浦には焼酎好きから、幻と言われている焼酎があります。米焼酎の「熊野水軍」です。勇ましい名前が付いていますが、米焼酎独特のまろやかでフルーティな味わいです。720mlで1180円です。お土産にするには少し重いかもしれませんが、焼酎好きの友人からは喜ばれること間違いなしです。

勝浦漁港から最寄り駅の紀伊勝浦駅までの間にはたくさんのマグロのお店が並び、まぐろ街道と呼ばれています。どのお店も漁港で水揚げされた新鮮な生マグロを食べさせてくれます。お店ごとに工夫したメニューがあります。そんな中からランチにおすすめのお店をご紹介します。

JR紀伊勝浦駅から徒歩3分にあるマグロ料理のお店です。マグロメニューの豊富さでは他店を圧倒しています。このお店のマグロの厚みには驚きです。やはり勝浦のお店ならではの料理です。人気のランチメニューは「まぐろ定食」です。まぐろタタキの酢の物とまぐろ刺身です。

JR紀伊勝浦駅から徒歩5分にある蕎麦屋です。蕎麦屋ですが勝浦のお店らしくおいしいまぐろメニューがたくさんあります。まぐろ丼や刺身、お寿司などの単品メニューもありますが、蕎麦とのセットになったまぐろ丼やお寿司があるのは、さすがに勝浦のお蕎麦屋さんです。駐車場は5台分あります。

JR紀伊勝浦駅から徒歩5分にある海鮮料理のお店です。フレンチシェフが作るおいしいまぐろ料理がいただけます。マグロと言えば和食を思いますが、シェフの手に掛かれば立派なフレンチになります。ランチにはまぐろ丼やまぐろユッケ、まぐろのお刺身もありますので安心してください。

JR紀伊勝浦駅から徒歩1分にある海鮮料理のお店です。メニューにはまぐろの料理がいっぱいに並んでいます。本マグロやキハダ、メバチなどたくさんの種類のマグロが食べられるお店です。ランチには「ミックス丼」や「ほんまもんマグロ丼」がおすすめです。いろいろなマグロをまとめて食べられます。

JR紀伊勝浦駅から徒歩5分にある郷土料理のお店です。マグロだけでこれだけの料理があるのかと思わせてくれるお店です。ランチでは定食やコース料理がいただけます。また、桂城では、マグロの内臓の料理もあります。生マグロの勝浦ならではの料理です。お酒の肴にはピッタリです。

勝浦漁港の楽しみ方をご紹介しました。見る、食べる、体験するをまとめて楽しめる勝浦漁港は、マグロのテーマパークと言ってもいいでしょう。家族揃って一日楽しく遊べます。また、生マグロの水揚げ日本一の漁港だからこそ食べられるおいしいまぐろランチもあります。早起きして勝浦漁港に行ってみませんか。