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那智山青岸渡寺(和歌山)へのアクセスや駐車場まとめ!見どころもチェック!

那智山青岸渡寺(和歌山)へのアクセスや駐車場まとめ!見どころもチェック!
投稿日: 2018年9月15日最終更新日: 2020年10月8日

青岸渡寺は和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある天台宗の寺院で本尊は如意輪観世音菩薩です。青岸渡寺の本堂及び宝篋印塔は国の重要文化財にに指定されており、ユネスコの世界遺産の一部でもあります。また、本堂の後方にそびえる三重の塔からは、美しい那智の滝が眺められます。

和歌山・青岸渡寺にお参りしよう見出し

Photo by Nao Iizuka

和歌山県東牟婁郡(むろぐん)にある青岸渡寺は、花山法王によって西国三十三ヶ所一番札所と定められた由緒の深い天台宗の寺院です。国の重要文化財であり世界遺産の一部でもある本堂には、奈良時代の作と云われる如意輪観世音菩薩が祀られています。ここではそんな青岸渡寺について、アクセスや駐車場、御朱印、御朱印帳、石段などの情報を取り入れながら紹介します。

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紀伊半島にある和歌山県那智勝浦の、観光スポットをご紹介します。ユネスコ世界遺産にも指定された熊野古道を含む那智勝浦エリアは、古くから観光名所として、そして信仰の地として知られています。自然が豊かで温泉も楽しめる那智勝浦の見どころや観光スポットをまとめました。

和歌山・青岸渡寺へのアクセス見出し

Photo by x768

名古屋方面から電車とバスで青岸渡寺にアクセスする場合は、まず名古屋から関西本線に1時間15分ほど乗り、亀山駅で紀伊本線に乗り換え、紀伊勝浦駅に向かいます。津で特急に乗り換えれば亀山駅から紀伊勝浦駅まで3時間30分ほどでアクセスできます。紀伊勝浦駅からは熊野交通バス那智山行きに乗車します。

Photo by Nao Iizuka

紀伊勝浦駅から熊野交通バス那智山行きに30分ほど乗り、終点バス停で下車後、15分ほど石段を上り青岸渡寺にアクセスします。三重、名古屋方面から車でアクセスする場合は、伊勢自動車道、紀勢自動車道を走り、那智から43号線、46号線を経由して目的地にアクセスします。

和歌山・青岸渡寺の駐車場見出し

青岸渡寺付近には多くの駐車場があります。石段を上らなくて済む熊野那智大社が近くて便利ですが、その他にも那智の滝付近の駐車場や、お土産屋さんにある無料の駐車場、少し距離が離れていますが、熊野古道の入口にある大門坂駐車場など、数々の駐車場があります。

和歌山・青岸渡寺の駐車場1:熊野那智大社駐車場

Photo by mk_is_here

青岸渡寺周辺にはいくつもの駐車場があります。その中でも最も青岸渡寺に近い駐車場は熊野那智大社駐車場、別名青岸渡寺駐車場です。この駐車場から青岸渡寺までは徒歩約2分、熊野那智大社へも徒歩3分ほどで石段を上らずにアクセスできます。駐車場は無料ですが、防災道路の通行料800円が必要となります。営業時間は5時から16時30分、収容台数は30台です。

和歌山・青岸渡寺の駐車場2:熊野交通那智山観光センター駐車場

熊野交通那智山観光センター駐車場は、那智最大の休憩ポイント・観光センターの駐車場で、那智さん駐車場とも呼ばれています。基本的にはバスの発着所となっていますが一般の車も駐車できます。熊野那智大社から少し下った場所にあり、営業時間は8時30分から16時30分で、駐車料金は800円となります。

和歌山・青岸渡寺の駐車場3:那智の滝駐車場

Photo by Nao Iizuka

那智の滝付近にはお土産屋さんの駐車場がいくつかあり、「那智の滝駐車場」というネーミングが付けられています。お店により料金にはバラツキがありますが、1回の駐車が400円から500円です。また営業時間は6時から16時30分までとなっています。那智の滝や飛龍神社には近いですが、青岸渡寺までは石段を上る必要があり、20分近くかかります。

和歌山・青岸渡寺の駐車場4:和か屋本店駐車場

和か屋本店の正面が熊野那智大社と青岸渡寺に続く熊野古道の参道となっており、長い階段を上って青岸渡寺まで歩きます。営業は8時から17時までで、駐車台数は約50台、駐車料金はなんと無料です。ただし、お土産を販売しているため、何か買い物をすることをおすすめします。因みにこのお店のお滝もちは美味しいと評判で、那智の滝限定の那智黒あめも人気があります。

和歌山・青岸渡寺の駐車場5:大門坂駐車場

青岸渡寺や熊野那智大社は山の上にありますが、大門坂駐車場はかなり下方の熊野古道入口である大門坂にある駐車場で、見どころの多い那智の観光名所に入る最初のスポットでもあります。大門坂の入口から熊野古道を登ってゆくと、苔むした石段や樹齢800年とも言われる杉の古木などが茂り、熊野古道の雰囲気が存分に味わえます

大門坂駐車場は無料で駐車でき、24時間営業で100台の車が停められます。この駐車場から青岸渡寺までは約40分ほど坂や石段を上りますので、足に自信の無い人は、200メートルほど熊野古道の雰囲気を楽しんでから駐車場に戻り、青岸渡寺の駐車場に停め直す方法をおすすめします。

和歌山・青岸渡寺の営業時間見出し

Photo by km058

青岸渡寺の営業時間は早朝5時から16時30分までとなっており、拝観料金は無料です。ただし、三重の塔の拝観料金は300円が必要で、営業時間は8時30分から16時までとなっています。障害者は障害者手帳を提示すれば本人のみ無料で拝観できます。青岸渡寺を訪れる人は、熊野那智大社、飛龍(ひろう)神社も併せて参拝するのが一般的です。

和歌山・青岸渡寺の歴史見出し

Photo by Nao Iizuka

青岸渡寺は一千日の滝籠りをされた花山法王が988年に行幸され、西国三十三ヶ所第一番札所と定めた由来ある寺院で、多くの信者や参詣者が全国から訪れます。如意輪観世音像は、4世紀の仁徳天皇の時代に、インドから那智に渡った裸形上人が、那智の滝の滝つぼで発見し、本尊として安置したと言われています。

Photo by Tetsuhiro Terada

如意輪観世音像を祀る本堂は、1590年に豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の特徴が随所に残されているこのお寺の本堂及び宝篋印塔(ほうきょういんとう)は、国の文化財であり、また、2004年にユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としても登録されています。宝篋印塔は鎌倉時代の後期・1322年に流紋岩で作られた高さ4.4メートルほどの塔です。

Photo by Nao Iizuka

もともとこの辺りは那智の滝を中心にした神仏習合の大修験道場だったのですが、明治初期に、青岸渡寺と熊野那智大社は二つに分離しました。現在でも、青岸渡寺と熊野那智大社は隣接しており、両寺社、二つのスポットを参拝する人がほとんどです。この那智周辺は神聖な雰囲気のただよう一大パワースポットです。

和歌山・青岸渡寺の本堂見出し

Photo by Nao Iizuka

青岸渡寺の本堂である如意輪堂は、広さ742平方メートル、棟高18メートルの入母屋造りの建物で、推古天皇の時代から6回ほど改築されており、1590年に豊臣秀吉の要請により再建されました。桃山時代の特徴が残る本堂は南紀でも最も古い建築物となっており、国の重要文化財に指定されています。また、ユネスコ世界遺産の一部にもなっています。

和歌山・青岸渡寺の本堂1:如意輪観世音菩薩

本堂に祀られる本尊の如意輪観世音菩薩は、奈良時代に作られたと云われる像高39センチメートルほどの小ぶりな像ですが、秘伝のため一般公開されておらず、年に3回ほどのみの公開となります。この菩薩は意のままに無数の珍宝を出すと云われ、富や知恵、勢力などの願い事を叶えてくれると信じられています。

和歌山・青岸渡寺の本堂2:金剛界曼荼羅

青岸渡寺本堂には金剛界曼荼羅(まんだら)が安置されています。この金剛界曼荼羅は「金経文縁起」によれば、沙門行誉(しゃもんぎょうよ)が、1130年に那智の浄土に再生することを願って納めたものだそうです。この金剛界三昧耶形(ざんまいやけい)と呼ばれる曼荼羅は、日本で唯一の立体的に表現された曼荼羅で、国の重要文化財にも指定されています。

和歌山・青岸渡寺の宝篋印塔見出し

Photo by senngokujidai4434

青岸渡寺の境内にある宝篋印塔は、墓塔、供養塔などに使われる仏塔の一種で、1322年に作られています。高さ4.3メートルほどで、蓮花(れんげ)付きの台座上に台石が置かれ、作られた年度が刻まれています。また、4面に蓬莱座(ほうらいざ)付きの月輪が刻まれ、種を含む四字・種子四字(しゅじよんじ)が記されており、この塔も国から重要文化財の指定を受けています。

和歌山・青岸渡寺の三重の塔見出し

Photo by Tetsuhiro Terada

青岸渡寺の三重塔は1581年に戦国領主や社家の対立に基づく争いにより焼失しており、1972年に再建されています。塔の高さは25メートルで、各層は美しい格天井(ごうてんじょう)と板壁画で装飾が施されています。この塔の2階、3階は那智の滝の展望スポットになっています。

青岸渡寺の三重塔の三層目には飛龍権現の本地仏(ほんじぶつ)が、二層目には阿弥陀如来像が、一層目には不動堂に祀られていた不動明王が安置されています。また、この朱色に輝く三重塔と那智の滝のコントラストが絶妙と言われ、インスタ映えのする撮影スポットにもなっています。

和歌山・青岸渡寺の御朱印見出し

青岸渡寺にはいろいろな種類の御朱印があります。中でも最も一般的な御朱印は西国三十三所の御朱印で、中央に「普照殿」と墨書きされ、右上に「西国第一番」の押印があります。御朱印の拝受できる場所は本堂内の納経所で、時間は5時から16時半までです。どれも300円で拝受できます。また、三重塔の御朱印には「円通殿」と丸味を帯びた力強い墨書きで書かれています。

西国三十三所のご詠歌の御朱印は、「保陀洛や岸打つ波は三熊野の那智のお山にひびく滝津瀬」と書かれたページと「普照殿」が中央に墨書され、「西国第一番」の押印が右上に押されたページの両方にまたがるものです。この他にも大黒天の御朱印を大国天堂で拝受できます。大黒天堂は本堂の奥にあり、那智七福神が鎮座しています。

1300年記念の特別御朱印は、青岸渡寺のシンボルである三重塔と那智の滝がデザインされたスタンプが押印されている限定の御朱印です。また、青岸渡寺のの御朱印を拝受すると青岸渡寺の散華(さんげ)がもらえるのも特徴の一つです。この散華専用の散華台紙も販売されており、好きなデザインを選んで貼ることができます。

和歌山・青岸渡寺の御朱印帳見出し

青岸渡寺の御朱印帳は緑色の表紙に金色のデザインで三重塔と那智の滝が描かれており、プラスチックのカバーが付いています。また、表紙の裏側には本尊の如意輪観世音菩薩が印刷されており、シンプルですが味わいの深い落ち着いたデザインの御朱印帳が拝受できます。

青岸渡寺には西国三十三所納経帳があります。コンパクト紐でバインダー式の納経帳は紺色と黄色があり、税抜き価格1800円で拝受できます。また、西国三十三所観音霊場納経帳は、寺院水彩入りで1500円となっており、御朱印帳ともども人気があります。

西国三十三所の納経帳は、紺金襴表紙と赤金襴表紙があり、どちらも税抜き価格が2000円、その蛇腹タイプが紺、赤どちらも1400円となっています。すべての御朱印帳や納経帳が青岸渡寺に揃っているとは限らないため、どうしても手に入れたい場合は、あらかじめアマゾンなど、インターネットで購入する方法もあります。

和歌山・青岸渡寺隣接の熊野那智大社見出し

Photo by hirotomo

熊野那智大社は青岸渡寺の隣にある神社で、青岸渡寺とともに熊野信仰の中心地として、古より人々の信仰を集めてきました。また、新宮市の熊野速玉大社、田辺市の熊野本営大社と並び、熊野三山の一つとしても崇敬されている神社です。熊野那智大社は、全国に4000社あると言われる熊野神社の本社でもあります。

那智の滝・熊野那智大社へ行こう!ヤタガラスのお守り・御朱印・アクセスをご紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
那智の滝・熊野那智大社へ行こう!ヤタガラスのお守り・御朱印・アクセスをご紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
熊野古道が結ぶ那智山の神域に熊野三山の一つ熊野那智大社と那智の滝があります。参拝者が途切れない信仰の山はヤタガラスの神話も残る、若者にも人気のパワースポットです。原始林からあふれる出る名瀑と社殿に宿る神の領域を体感する、那智の滝・熊野那智大社のご紹介です。

和歌山・青岸渡寺隣接の熊野那智大社へのアクセス見出し

Photo by Nao Iizuka

熊野那智大社は青岸渡寺の隣にあるため、アクセス方法は青岸渡寺と同様です。熊野那智大社の駐車場に停めれば467段の石段を上らなくても神社に行けますので、年配者や足に自信の無い人には最良の方法です。ただ、神社目指して石段を上り切った後の達成感は得難いものがあるため、健脚の人には石段を上って神社に行くことををおすすめします。

和歌山・青岸渡寺隣接の熊野那智大社の歴史見出し

Photo by hirotomo

熊野那智大社の社殿は、仁徳天皇の時代である317年に現在の場所に創建され、平重盛が改築し、やがて織田信長の焼き討ちにより消滅しましたが、豊臣秀吉が再建しました。そして江戸中期には、八大将軍吉宗の尽力により大幅な改修が行われています。境内には八咫烏(やたがらす)の烏石や樹齢約850年の大樟(おおくす)があります。

和歌山・青岸渡寺隣接の熊野那智大社の社殿見出し

熊野那智大社の社殿は467段の石段の上に建ち、6棟で構成されています。主祭神は伊弉冉尊(いざなみのみこと)とも言われる熊野夫須美神(ふすみのかみ)が祀られており、農林、水産、漁業の守護神として、また縁結びの神、諸願成就の神として人々の深い信仰を集めています。社殿及び境内地はユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されています。

和歌山・青岸渡寺隣接の熊野那智大社の八咫烏見出し

熊野那智大社の境内には末社の御縣彦社(みあがたひこしゃ)があり、神様のお使いである三本足の八咫烏(やたがらす)の銅像があります。八咫烏は、初代天皇となる神日本磐余産命(かむやまといわれびこのすめらみこと)、つまり後の神武天皇を奈良の橿原まで道案内したと言われ、その後この那智山で烏石に姿を変えて休息していると伝わる「烏石」もあります。

和歌山・青岸渡寺隣接の熊野那智大社の御神木見出し

熊野那智大社の末社の一つ樟霊社は、樹齢850年と言われる樟を御神木として祀っています。平重盛が自ら植樹したとされるこの樟の幹は空洞となっており、300円の護摩木を持ちながら通り抜けるとご利益があると言われています。また、同じ境内には後白河法皇が植樹したと伝えられる枝垂桜もあり、この桜は県の文化財に指定されています。

和歌山・青岸渡寺隣接の熊野那智大社の御朱印見出し

熊野那智大社の御朱印は2種類あります。一つは熊野那智大社の御朱印、もう一つは末社御縣彦社の御朱印です。どちらの御朱印も熊野那智大社の拝殿近くにある授与所で拝受できます。熊野那智大社の御朱印は、創建1700年の記念スタンプ入りのものが拝受できます。

熊野那智大社の末社である御縣彦社の御朱印はサッカー日本代表のトレードマークでもある八咫烏のスタンプが押されています。御朱印はどちらも初穂料300円で、8時から15時30分の間に拝受できます。また、熊野那智大社から15分ほど下った場所にある飛瀧(ひろう)神社の、「那智御瀧」と墨書きされた御朱印も受領することをおすすめします。

和歌山・青岸渡寺隣接の熊野那智大社の御朱印帳見出し

熊野那智大社の御朱印帳は2種類あります。一つは那智の火祭りの御朱印帳で、真っ赤の燃える松明と黒の八咫烏、白装束の修験者たちが生き生きと描かれているデザインなど、2つのデザインの御朱印帳があり初穂料1500円で受領できます。もう一つの御朱印帳は社殿と那智の滝の御朱印帳で、裏側にはグレー地に八咫烏が入っており、初穂料1500円で拝受できます。

和歌山・青岸渡寺への旅を楽しもう見出し

Photo by senngokujidai4434

青岸渡寺は和歌山県東牟婁郡那智勝浦にある天台宗の寺院で、本堂には本尊の如意輪観世音菩薩が祀られています。青岸渡寺は熊野三山の一つ熊野那智大社にも隣接しており、背後には那智の滝の雄大な景色を眺望することができます。ここではそんな青岸渡寺について、アクセスや駐車場、御朱印、御朱印帳、石段の数などの情報を交えて説明してみました。

投稿日: 2018年9月15日最終更新日: 2020年10月8日

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