吐竜の滝は山梨で人気のパワースポット！アクセス方法・駐車場は？

暑い夏にはエアコンが効いた部屋で涼んでいるのもいいけれど、滝に行ってエネルギーをもらいながら涼むのも人気です。山梨県北杜市にある「吐竜の滝（どりゅうのたき）」はパワースポットとも言われており、多くの方が訪れているおすすめの観光スポットです。そこで、今回は吐竜の滝についてご紹介します。

「吐竜の滝」は山梨では非常に人気が高いパワースポットとも言われています。滝の水から発生しているマイナスイオンを体中に浴びていると、日頃のストレスは浄化させていくような気分になるでしょう。美しく優雅な滝は見ているだけでも心も体も癒されていきます。そんな神秘的なパワースポットである吐竜の滝とは一体どのようなものなのでしょう。

吐竜の滝は非常に美しく、2002年度に放送されたNHK大河ドラマである「利家とまつ」のオープニングにも登場したことがあります。岩の間から細くまるで絹の糸のように流れ出る水が印象的な吐竜の滝は覚えているかたもいらっしゃるかもしれません。

ドラマ以降山梨県の観光スポットの中でも一躍人気となり、現在でもその人気は衰えることはありません。ドラマが放映されたときには、ドラマのファンも多く訪れました。吐竜の滝を見るためだけに山梨までいくという方もいたほどです。

多くの人を魅了し続けている吐竜の滝ですが、その魅力とは一体何なのでしょう。吐竜の滝の魅力を大きく分けて3点ご紹介していきましょう。まずは「神秘的な美しさ・パワースポット」ということです。

作られた美しさもいいけれど、人の手が入っていない自然の姿に多くの人間は惹かれます。吐竜の滝は、自然が作ったあるがままの姿が美しく、見ているだけでパワーがもらえるような気分になれるのです。

吐竜の滝は山梨県北杜市の清里エリア・川俣川渓谷の中にあります。春や夏は新緑に、秋は紅葉に彩られており、川俣川渓谷の中でも最も美しいと言われています。吐竜の滝を見るためには滝駐車場から遊歩道を少々歩いて行かなくてはいけませんが、美しい風景をみるためであれば歩いていくのも苦にならないというほどです。

川俣川渓谷には長さ2.8キロの遊歩道があります。その中でも吐竜の滝は見どころとしては一番ともいわれており、パワースポットとして癒されると人気が高いです。

吐竜の滝はその名の通り「竜が吐く滝」ということで名付けられています。吐竜の滝はいわゆる滝つぼになっているわけれはありません。山の斜面から川俣川に対して流れ落ちる滝であり、その高さは10メートル・幅は15メートルほどとなっています。

山の斜面から流れ落ちる滝は幾重にも分かれています。まるで岩の間から絹糸が流れ落ちるかのように見える吐竜の滝は絶景で、自然が作り出した美しい日本庭園のようです。繊細さの中にも風情が感じられ、何時間でも眺めていられるような美しさです。

勢いがあって大量の水が流れ出る滝も素敵ですが、吐竜の滝は水の勢いよりもその水が流れる様子の美しさを堪能するような形になっています。流れ出る水は水しぶきになるのではなくミストとなって周囲に降り注いでいます。

吐竜の滝の魅力、続いては「四季折々の自然美」です。吐竜の滝は特に春から秋にかけて美しい自然美を堪能できます。四季折々で姿を変えるため、春と夏と秋と一年に3回訪れるという方もいるほどです。歩けないほど混雑しているということもめったにないので、ゆったりと過ごすことができるのもポイントです。

まずは、「春の新緑」です。吐竜の滝の新緑は5月中旬頃からとなっていますので、GW明けから行かれるのがおすすめです。鮮やかな緑の木々と、白絹のような美しい水の流れのコントラストが映えてついつい写真を撮りたくなってしまいます。

吐竜の滝の周辺は多くのコケが生えています。このコケも自然の緑にプラスされて滝の美しさを引き立てています。透明度が高い水が流れていく様子と新緑の組み合わせは最高の自然美を感じられるでしょう。

続いては真夏の吐竜の滝です。滝といえば清涼を求めていくという方も多いでしょう。吐竜の滝に観光客が訪れるのもやはり夏場が多いです。

近年猛暑が続いており、少しでも涼しい場所を求めているという方も多いことでしょう。そういったときにおすすめなのが吐竜の滝です。吐竜の滝で流れている水はひんやりと冷たくて、透明感があって非常に美しいです。

吐竜の滝の水滴は、まるで霧のような細かいミストとなり近くによると体中に浴びることができます。吐竜の滝一帯が癒しのパワースポットとなっています。夏の暑い日には吐竜の滝で、マイナスイオンをたっぷりと浴びてすっきりとした気分を味わうのもおすすめです。

パワースポットとも呼ばれている吐竜の滝ですが、特に夏場になるとエアコンを使わずに涼しく過ごすことができるということで多くの方が訪れています。カップルの姿も多く、デートスポットとしても人気が高いです。

駐車場にある車には山梨ナンバー以外も多数見られます。山梨に旅行に行く際に、パワースポットとして人気の吐竜の滝へ訪れる方も多いのでしょう。観光地として人気が高まっており、駐車場にトイレが置かれたりと年々設備が整っています。

最後は「秋の紅葉」です。春も夏も吐竜の滝は素敵な空間となっていますが、秋ももちろん素敵です。10月中旬あたりから周辺の木々の葉が赤く色づいていきます。滝の近くには大きな紅葉の木がしなだれており、滝の周辺を赤く染めています。

10月下旬から11月上旬にかけては、秋の紅葉に映える吐竜の滝を見るために多くの方が訪れています。紅葉狩りにもぴったりで、山梨県の紅葉スポットの中でも人気が高いです。春の新緑と秋の紅葉、お好みはどちらでしょうか。

吐竜の滝の魅力、最後は「清流沿いの遊歩道」です。駐車場から吐竜の滝へは徒歩で15分ほどかかります。その間は遊歩道を歩いていくこととなりますが、この遊歩道を歩くのも非常に楽しいと好評です。「川俣東沢渓谷自然観察園遊歩道」といった名前がついており、トレッキングにぴったりです。

「川俣東沢渓谷自然観察園遊歩道」は八ヶ岳で有名なビュースポットである東沢大橋から吐竜の滝まで伸びており、全長が2.8メートルとなっています。普段あまり運動をしないという方でも気軽に挑戦できる距離となっており、天気が良い日には多くの方がこの遊歩道を歩いている姿を見かけます。

遊歩道にはなっていますが、しっかりと整備されている道ばかりではありません。岩がゴロゴロしていたり、段差になっている場所も多数あります。そのため、しっかりとした登山用の靴や歩きやすい靴で行くのがおすすめです。

普段から登山が趣味だという方は、この遊歩道を足慣らしとして利用される方も多いです。気軽に歩ける遊歩道はどのような方でも楽しめる山梨でもおすすめのスポットなんです。

川俣東沢渓谷自然観察園遊歩道を歩くと、その景色の美しさに何度も足をとめることがあるでしょう。川俣渓谷の美しさはつい写真におさめたくなるので、ぜひカメラ片手に出かけるのがおすすめです。

川俣渓谷では水の流れと新緑や紅葉、後ろに見える鉄橋などとのコントラストが美しいです。長靴を履いている場合には、水の中に入ることができるので臨場感あふれる写真が撮影できることでしょう。

また、頭上には小海線（八ヶ岳高原線）が走っています。時間帯が合えば真上を電車が走っている姿を見ることができるでしょう。雄大な自然の中を走る電車は見ているだけでもワクワクしてきます。

それでは最後に吐竜の滝への交通アクセスについてご紹介します。吐竜の滝へは公共交通機関や車を使ってのアクセスとなります。そう便利な場所というわけではありませんので、車があるのであれば車でのアクセスの方をおすすめします。併せて駐車場に関してもご紹介しておきましょう。

まずは、電車を使っての吐竜の滝へのアクセス方法です。まずはJR小海線「清里駅」を利用してのアクセスの場合には、期間限定の清里ピクニックバスをご利用ください。吐竜の滝入口で下車し、そこからは徒歩で25分ほどで到着します。

JR小海線「甲斐大泉駅」もしくは「清里駅」を利用してのアクセスの場合には、そこからタクシーで約10分、駐車場からは徒歩で約15分で到着します。

ただし、バスの本数は少なく、タクシーを利用される場合には断れることもあるようです。そのため、電車を利用して吐竜の滝へ行かれる場合にはしっかりと前もってチェックしておくことをおすすめします。到着する時間が前もってわかっている場合には、タクシーの予約をしておくとスムーズにいくでしょう。

続いては、車を使っての吐竜の滝へのアクセス方法についてです。中央自動車道須玉ICを利用される場合にはそこから車で約30分、中央自動車道長坂ICを利用される場合にはそこから車で約20分ほどで駐車場に到着します。

清里駅近くからのアクセス方法ですが、県道28号線を南下していきます。八ヶ岳高原の線路を超えるところでジャンクションを左折しましょう。そして県道28号線の下を通る形で東側へ進んでいきます。鉄道と並行するようにどんどん進んでいくと、左手に駐車場が見えてきます。

吐竜の滝へ車でアクセスされるという場合に気になるのが駐車場のことでしょう。吐竜の滝では駐車場が完備されており、普通車で20台停めることができます。

駐車場には仮設トイレが2つ設置されています。吐竜の滝の周辺にはトイレがありませんので、気になる方はこちらですませておきましょう。駐車場には吐竜の滝への案内板が出ていますので、そちらを参考にして遊歩道を進んでいくと吐竜の滝に到着します。

駐車場から吐竜の滝へのアクセス方法ですが、徒歩のみとなっています。遊歩道が設けられているのでその道に沿って歩いていくこととなります。駐車場から吐竜の滝へは徒歩で約10分ほどとなります。

駐車場から吐竜の滝への道のりですが、アップダウンは少ない歩きやすい道となっています。そのため、小さいお子さん連れでも気軽に挑戦することができます。

ただし、駐車場から吐竜の滝までは遊歩道にはなっていますがしっかりと舗装されていない道もあります。そのため、高いヒールがあるような靴ではなく歩きやすいスニーカーなどで行くのがおすすめです。また、夕方以降になると暗くなり足元も見えにくくなりますので、できるだけ明るい時間帯にいくようにしましょう。

吐竜の滝は基本的にはそこまで混んでいるということはありません。ただし、5月下旬の新緑が美しい季節や10月下旬頃からの紅葉が見頃の季節の週末は他の時期と比較すると混んでいることが多いです。

駐車場は20台分停めることができるようになっていますが、それが全て埋まっているということも少なくありません。そのため、駐車場に停めるために渋滞になっているということもあります。

吐竜の滝へ向かう道は、道幅がそう広くないために混雑しているからといってなかなかUターンも難しい状況となっています。そのため、混雑していても結局並ぶことになってしまいます。ただし、吐竜の滝が目当てできているという方ばかりなので回転も早くそう待つことはないでしょう。

気候が良く景色も美しいであろうと予想される日に行かれる場合に、混雑を避けたいのであれば、できれば午前中に行かれるのがおすすめします。

いかがでしたか。山梨で人気のパワースポットでもある吐竜の滝についてご紹介しました。まるで竜が水を吐くかのように見えるという吐竜の滝。実際に見てみると、美しい絹糸のような水が流れ出ている姿はまさに竜から出ている水のよう。神秘的な美しさに魅了される方も多いです。ぜひ山梨に行かれる際には吐竜の滝に足を運んでみてはいかがでしょう。