韓国岳の由来は?登山情報まとめ!初心者にピッタリなルートや登山時間は?

2017年5月3日 (2020年9月6日最終更新)

九州南部にお住いの方にはおなじみの山ですが、全国的にはまだまだ知名度の高くない韓国岳。実は鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連山最高峰の山なんです。今回は初心者に優しい登山ルートをはじめ、韓国岳からの眺望や野生動植物などの情報も交えて記事を進めて参ります。

目次

  1. 韓国岳ってどこにあるどんな山?
  2. 日本なのに韓国岳?
  3. 韓国岳の景色は最高
  4. まずは韓国岳メインルートから
  5. 大浪池ルート(韓国岳を鑑賞)
  6. 周回コースをとらず韓国岳を目指す
  7. 大浪池から韓国岳を目指す
  8. 硫黄山経由で韓国岳を目指す
  9. 鹿児島と言えど韓国岳は案外寒い
  10. 韓国岳登山、別のお楽しみ
  11. 最後に縦走ルートを
  12. 汗をかいたら韓国岳近くの温泉で
  13. 韓国岳は南九州のソウルマウンテン

韓国岳ってどこにあるどんな山?

鹿児島県霧島市、宮崎県えびの市、宮崎県小林市の境界にまたがる霧島連山の最高峰(1700m)です。標高900mを越えた部分からは1万5千年前以降に噴出した溶岩でできていますが、山体が完全に形成された後の爆発で西側の火口壁はえぐられてしまっています。つまり頂上部は普通の山の態はなしておらず、頂上はすり鉢状のヘリです。

日本なのに韓国岳?

まずは名称の由来から

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韓国岳は「からくにだけ」と読みます。霧島連山の最高峰というだけあって、その頂上からの見晴らしは絶景です。頂上から韓国まで見渡せるというのが由来の一つになっていますが、実際には韓国は見えません。そこでもう一つの由来が「山頂近くに草木が生えない」「人が行かない」つまり「空(虚)の国」の「からくに」という説です。

韓国岳の景色は最高

えびの高原側から

標高1200mのえびの高原から眺めた韓国岳。手前が山体形成後に爆発した際の噴火口です。韓国岳登山は少し特殊で、「霧島登山」といえば最高峰である韓国岳登山を指します。そして、韓国岳登山といえば眼下にある「大浪池」をめでるのをメインに登山される方が多数をしめます。したがって目的によって登山ルートも変わります。

まずは韓国岳メインルートから

えびの高原駐車場から

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2017年4月に行われた「えびの高原山開き」。韓国岳登山のメインルートだけあり、行政も交えてこのルートは盛り上げ方が違います。500円のお弁当が用意してあったり、ツアコン(女性ガイド)が一人付いて3つのコースを登ったりします。まだ今年が第一回なのでこれからどうなるのかは不明ですが、情報として案内を載せておきます。

主催:えびの市観光協会
問合せ先:0984-35-3838

えびの高原からの登山道入り口

この先からルートは二つに別れます。前述の「大浪池」を堪能するのならば右折をして大浪池に直接出る「大浪池コース」を取ります。このコースは大浪池淵の避難小屋までが一区切り片道約1時間のコースです。ここで道はまた二つに別れます。右折をして大浪池を周回するコースと左折して韓国岳山頂を目指すコースです。

大浪池ルート(韓国岳を鑑賞)

大浪池から韓国岳を望む

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大浪池を周回するコースを取った場合、半周したところで大浪池越しに韓国岳が望めます。分岐からここまで約40分です。登山口から1時間40分。そのまま池を周回し、元の避難小屋までが50分、登山口まで戻って合計3時間30分ほどの道程となります。初心者にはこのコースがおすすめです。あくまでも「韓国岳を感じるコース」ですが。

周回コースをとらず韓国岳を目指す

次は避難小屋から韓国岳山頂を目指すルートです。避難小屋から「階段地獄」と呼ばれる階段が山頂近くまで続きます。途中ガレ場のような道もありますが、おおむね整備された道を1時間ほどで山頂に到達します。ここまで駐車場から片道約2時間の道程となります。同じルートで下山する場合「階段天国」が始まります。

大浪池から韓国岳を目指す

初心者推奨ルート

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県道1号線「かごしまロマン街道」を走っていると画像の看板が出てきます。始めに紹介した大浪池に直接出るルートなのですが、ここは入り口に駐車場もトイレもあります。ここからの登山は大浪池と韓国岳を両方同時に楽しむ欲張りコースになっています。ある程度時間に余裕が無くとも韓国岳山頂を目指せる初心者用コースになります。

韓国岳避難小屋から階段地獄へ

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登山道入り口から約40分で「大浪池避難小屋」に到着します。ここですでに大浪池越しの韓国岳を望む場所に到着です。ここから東回りか西回りで大浪池を半周すると「韓国岳避難小屋」に到着です。所要時間は東回りが約50分、西回りが約40分となります。このあと階段地獄を1時間登り、山頂を目指します。

下りは天国

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階段天国を50分かけて降りたら、往路と復路を変えて帰路につくのがおすすめです。大浪池を西回りで回ってきたのであれば、帰りは東回りとかです。往復で約4時間の道程ですが、韓国岳の魅力がすべて詰まっている良いルートだと思います。ただし登山口までバスで来た場合はバスの本数が少ないので時間には気を付けて下さい。

硫黄山経由で韓国岳を目指す

事前に情報を確かめて

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県道1号線のえびの高原登山口から入った場合、左折をするとすぐに硫黄山を左手に見ての登山が始まります。こちらは1合目からずっとガレ場が続くちょっと本格的な登山の雰囲気を醸し出します。1合目から山頂まで1合ごとに目印を表示してくれるので目標ができてとても歩きやすい登山道となっています。

時には入山規制も

硫黄山ルートを取る場合には、入山情報を確かめる事が必要です。人体に影響のあるガスが多量に噴出していて入山規制が掛かっている場合があります。霧の出易い地域の為視界が悪い事もあります。たいがい5合目辺りで視界は開けますが気を付けましょう。所要時間は5合目までが約40分、山頂までが約70分位になります。

鹿児島と言えど韓国岳は案外寒い

樹氷

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初心者用のルートということでずっとご紹介しておりますが、実は韓国岳は天気さえ良ければ全行程初心者向けの山です。時間さえかければかなりの高齢者でも登頂可能です。しかし冬の寒さには気を付けて下さい。慣れた方は「雪が降ると楽しい」とさえ言いながら登るのですが、冬の山は絶対に気を緩めてはいけません。

これからの季節でも最低限の装備は

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どの季節の登山であろうとヤッケとブーツくらいは装備しておきたいものです。トレッキングシューズや、天候に恵まれさえすればスニーカーでも登れるほどの初心者向けの山なのですが、「転ばぬ先の杖」は考えておきましょう。急な天候不良や気温低下などは、情報収集時に判らない事もあります。

韓国岳登山、別のお楽しみ

キリシマミズキ

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4月頃から見頃を迎えるキリシマミズキは、5~6個の花を一房として垂れ下がります。ミズキの名前の由来は「枝を折るとそこから水が浸みだす」からと言われていますが、実はキリシマミズキはミズキ科の植物ではありません。絶滅危惧種でもあるので、間違った情報を元に手折ったりしませんように。

ミヤマキリシマ

九州各地の高山に生息するツツジの仲間ですが、火山活動の活発な山でのみ優先種として生きられる不思議なツツジです。特に霧島山中に多く生息している事から「キリシマ」の名前がついていますが、「ミヤマ」の由来は深い山「深山(みやま)」からきているそうです。

まんさく

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日本全国に分布しているマンサクですが、霧島連峰では大浪池周辺が特に有名で、「大浪池マンサク探訪ツアー」なるものが組まれるくらいです。春をまず知らせてくれる、「まず咲く」が名前の由来らしいのですが、急な寒波などで氷をまとった姿もまた見ものです。ツアーの情報を載せておきます。

場所:霧島市ふるさとガイドクラブ事務局
問合せ先:0995-57-1588

野生のシカ

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霧島連峰をトレッキングしていると野生のシカに出っくわすことが多々あります。ところどころ「野生動物にエサを与えないで下さい」の看板がある通り、エサやりは控えて下さい。可愛いから何とか友達になりたくなる気持ちは判りますが、食害でイヌツゲの木など丸裸にされています。ルールやマナーを守って楽しい登山をしましょう。

最後に縦走ルートを

硫黄山~韓国岳~大浪池

今までは出発地点から出発地点に戻るルートを紹介して参りましたが、最後は縦走ルートです。県道1号線の硫黄山より少し手前からスタートして、「不動池」を回り、「硫黄山」を左に見、「韓国岳」山頂を経て「大浪池」まで降り、大浪池口の県道1号線をゴールとします。約5時間の行程は初心者ではギリギリでしょうが、挑戦の価値アリです。

汗をかいたら韓国岳近くの温泉で

30分しか入れません

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韓国岳から一番近い温泉を紹介しておきます。500円で入れるこの温泉はどんな皮膚病にも効くと言われている最高泉質の温泉です。ただし入浴時間は30分以内と決められています。硫化水素の濃度が高く、長湯は命の危険があるからです。事実お亡くなりになった方も出ています。登山の疲れをさっと落として帰宅しましょう。

この温泉のもう一つの顔

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この新湯温泉は「バスタオル巻」が義務の温泉です。なぜならば「混浴」だからです。興味が湧いてきましたか?登山疲れなのか、熱いお湯のせいなのか、混浴だからなのか、はたまた硫化水素のせいなのか。なぜかフラフラしてしまう温泉です。

場所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂3968
問合せ先: 0995-78-2255

韓国岳は南九州のソウルマウンテン

地元では遠足コース

春から秋にかけては近隣の小中高校の遠足によく使われます。それほど地域に密着した山であるとともに登山初心者に優しい山だと言えます。トレッキングの延長として、時間が許せば由来となっている韓国が見えるかどうかの確認がてら登られてはいかがでしょうか?ありがとうございました。

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この記事のライター
kuma10
バイクで日本中を駆け回る不良オヤジです。

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