大崎上島は観光穴場スポット！アクセスや絶景スポット・グルメ情報を紹介！

疲れを癒す旅がしたいなら大崎上島が良いでしょう。アクセスはフェリーのみで派手なテーマパークも有名文化財も有りません。巨大な温泉街が有るわけでもないです。大崎上島の魅力はそういったベタな観光旅行的な所ではなく、現実から切り離されたような空気の中でゆっくりと体と心を休める所に有るのです。それでは大崎上島の見所をチェックしてみましょう。

大崎上島は瀬戸内海芸予諸島の一島です。広島県の豊田郡に位置します。美しい瀬戸内の海と自然が豊富な島内が、その素晴らしい雰囲気を作ります。この土地柄、海鮮料理の質は際立っており大崎上島に来たなら海鮮料理は絶対に外せないメニューです。交通量が少なく見晴らしも良くサイクリングにも人気のスポットとなっています。

本州から大崎上島へのアクセスはフェリーのみです。その為か旅行者に取っては現実社会から切り取られたような雰囲気を感じられ、日頃の労を癒す目的の旅行にはもってこいのスポットでしょう。方々を遊びまわる旅ではなく大崎上島でのんびりと時間を過ごす。それはそれで刺激的です。矛盾するようですが不思議とそう感じられるはずです。

何と言っても大崎上島の最大の見所は景色の美しさです。物静かな離島で眺める絶景はきっと心に刺さる事でしょう。これだけでもフェリーに乗って大崎上島を訪れる価値が有ります。日中、夕暮れ時、夜と違った表情で旅行者を癒してくれる大崎上島の絶景は忘れがたい旅の思い出となること間違いなしです。しっかりと目に焼き付けてください。

大崎上島へのアクセス方法はフェリーです。竹原や安芸津の港湾からフェリーに乗船し大崎上島を目指します。本来の感覚で言えばこれ程アクセスが不便な話は無いのですが旅行となれば1つの楽しみ変わってしまいます。アクセスが不便だからこその大崎上島の雰囲気です。普段は乗る事の少ないフェリーでの旅を存分に楽しみましょう。

毎年8月13日の「ひがしの住吉祭」では大崎上島伝統の櫂伝馬競漕(かいでんまきょうそう)を見る事ができます。これは無形民俗文化財や島の宝100景に選ばれていて観光客に人気です。祭り中は観光客向けの試乗会が有るので体験したい方は事前に調べておきましょう。祭りの終盤には海上から打ち上げる花火大会が催されます。そちらも迫力満点です。

西暦1400年頃の大崎上島にはたびたび海賊が出没していたそうです。それを撃退すべく弓矢の名手であった小早川冬平が、この岩に弓の弦を取り付け矢を放ったという歴史が有ります。一見すると変わった形の岩がポツンと有るだけですが、歴史的背景を知る事で愛おしさが芽生えてきます。大崎上島観光では見逃せないスポットの1つです。

大崎上島の観光には自転車が便利でしょう。おもにフェリーの港で自転車の貸し出しを行っていますが台数に限りがあるので大人数でのレンタルを予定している方は事前に観光案内所に相談しておく事をおすすめします。その他にも小型電気自動車の貸し出しも有ります。自慢の絶景を眺めながら自転車で観光名所めぐりに出かけましょう。

大崎上島には絶景スポットが沢山有りますが、その中でも海上に浮かぶ二子島に沈む夕日は誰もが魅了される美しさです。絶景と呼ぶに相応しい姿は必ず見ておきましょう。全国の有名絶景スポットに引けを取らない二子島の夕日は写真家からも人気の撮影スポットになっています。あなたも写真撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

大崎上島の小高い「神峰山」(かんのみねやま)に登ってみましょう。山中にはいくつかの展望台が有ります。そこからの眺めは正しく絶景です。夕日を山上から見たい方には車を利用しての登山推奨です。下山に時間がかかる為、夕刻の絶景を見た後に徒歩で下山すると途中で日没を迎えてしまうかもしれません。安全第一で絶景を堪能しましょう。

大崎上島はサイクリングにぴったりな場所です。その中に「とびしま絶景ロード」というコースが有って人気を博しています。ちょうど島の南西に位置していて少々アップダウンの激しいコースですから、普段サイクリングをしない人はスローペースで楽しみましょう。心地よい風を感じながら絶景を味わえる魅力的なサイクリングコースです。

広島と言えば最初に思い浮かぶのはお好み焼きです。大崎上島にも人気のおいしいお好み焼き店が沢山有ります。広島のお好み焼きは具にソバが入っているのが特徴です。せっかくですからお好み焼き屋さん巡りをするのもよいでしょう。ランチやお酒のお供にもおすすめのお好み焼きです。大崎上島に来たら必ず食べておきましょう。

瀬戸内海のおいしい海鮮を大崎上島では取れたてぴちぴちの状態でいただく事ができます。これも旅行の醍醐味の1つですよね。海が近いからこそ味わえる旅ならではのグルメです。大崎上島では旅館の食事でも必ずと言っていい程、海鮮料理が提供されますし街中には海鮮料理の人気店が多く営業しています。

お好み焼きを食べるのなら「ほていや」というお店がおすすめです。海鮮料理ならば「海舟櫓」が人気の名店です。両者ともにお店の外観は田舎の食堂という感じですが、提供される料理は間違いなく大崎上島のグルメを堪能出来うるクオリティです。観光地の飲食店は夜の営業が短かったり平日に定休日が有ったりするので確認の上、来店しましょう。

大崎上島には「きのえ温泉」という名の温泉が有ります。規模は有名温泉街に比べれば小さな物ですが泉質と、浴場からの絶景は決して他の温泉に引けを取りません。観光で疲れた体を眺めの良い温泉に浸かって、ゆっくり癒しましょう。夕日を温泉から眺めるというのも良いかもしれません。

温泉からの景色ももちろん、夜と日中で違った表情を見せます。旅館でゆっくり休んだ翌朝に、もう1度温泉に入ってみてください。夜に見たのとは一味違う大崎上島の景色を見る事が出来ます。早朝の澄んだ空気の中で入る温泉は気持ちいいですよね。それに大崎上島の絶景が加わるのですから感動もひとしおです。

大崎上島最大の宿泊施設が「清風館」です。ここで先述の「きのえ温泉」に入浴する事が出来ます。食事は大崎上島自慢の海鮮を中心とした懐石料理です。館内には宴会場やスナック、お土産屋等が有ります。客室数も多いので団体で大崎上島を訪れる際は、自ずと「清風館」が選択肢に挙がる事でしょう。

2泊以上の旅行プランなら温泉と絶景の大崎上島を拠点に広島の色々な観光スポットを巡る事も可能でしょう。例えば初日に竹原を観光し夕方に大崎上島に移動。2日目は大崎上島でのんびり過ごし、3日目の朝に尾道に移動し名物の尾道ラーメンを堪能するなど。旅のスタイルはそれぞれですが、1泊で終えるより長く滞在するプランに向いた場所かもしれません。

その他にも大崎上島には民宿が多く有ります。高級ホテルに泊まるのも素敵ですが、長閑な離島の雰囲気を味わうなら素朴な民宿を選ぶというのも良い選択かもしれません。民宿特有の空気感が旅行にいつもと違った楽しみを与えてくれます。想像しているより多数の民宿が有るので検討される方はよく調べましょう。

広島は国産レモンのシェアの大半を占め、大崎上島もレモンの名産地となっています。その為に当地でのお土産はレモンを使用した物が中心になっています。大崎上島旅行のお土産には是非ともレモン関連の物を持ち帰りましょう。絶景の思い出話とともに名産のレモンを使用したお土産を渡せば、きっと喜んでもらえるはずです。

本記事で取り上げた項目以外にも大崎上島には様々な見所が溢れています。ここまで紹介した情報を参考に大崎上島の旅行を想像してみてください。それは日常を忘れ癒しの時間に浸れる素晴らしい旅となる事でしょう。確かにアクセスは不便です。それでも大崎上島に行く価値があるというのが、本記事を通して伝えられる事を願います。