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オクラホマ州の観光スポット10選!ネイティブアメリカンの歴史を辿ろう

オクラホマ州の観光スポット10選!ネイティブアメリカンの歴史を辿ろう
投稿日: 2017年8月25日最終更新日: 2020年10月7日

オクラホマ州の観光スポット10をご紹介します。広大な自然に恵まれたオクラホマ州には、スケールの大きな観光地が沢山あります。そしてその殆どがネイティブアメリカンの歴史と関わっています。史跡や美術館、文化センターをめぐりながら、彼らの歴史をたどってみましょう。

オクラホマ州とネイティブアメリカン見出し

「オクラホマ」は、ネイティブアメリカンの人々の言葉で「赤い人」という意味があるのだそうです。1834年に行われたアメリカ政府の強制移動政策により、現在でも、ここオクラホマには12万人以上のネイティブアメリカンの方々が生活しています。彼らの歴史を辿りつつ今を知る、見所満載のオクラホマ観光へ出発しませんか?

オクラホマ州観光スポット1:オクラホマルート66美術館見出し

ルート66発祥の地オクラホマ

1927年、オクラホマ州の事業家サイラス・アベリーは、古くからあった道を引き伸ばして「アメリカ・ルート66」を建設するという計画を、ここオクラホマを本拠地として始めました。サイラス・アベリーは「ルート66の父」と呼ばれ、オクラホマは「ルート66発祥の地」となりました。

「オクラホマルート66美術館」

オクラホマ州クリントンにある「オクラホマ・ルート66美術館」は車の展示が多く、美術館というよりアミューズメントに近いような雰囲気です。8州にまたがるルート66の地図や、点在する史跡や観光地の写真などとともに、かつて石油発掘に沸いたオクラホマ州の街の様子や当時のネイティブアメリカンの人々の生活が感じられる展示があります。

お食事は近くのイタリアンAdamo'sRoute66で

「ルート66ミュージアム」近くの「Adamo'sRoute66」は、家族で経営するアットホームな雰囲気が人気のイタリアンレストランです。おすすめは、ピザやボリュームたっぷりのホットドッグ、ポテトフライ、パスタなど、ジャンクフードを想像するようなメニューばかりですが、グルテンアレルギーなどにも、しっかり対応してくれます。

オクラホマ州観光スポット2:チカソー文化センター見出し

ネイティブアメリカンの文化や歴史を紹介する総合施設

「チカソー文化センター」は、アメリカで最も大きくて広い種族文化センターの1つです。ネイティブアメリカン「チカソー族」に関する様々な公演や再演、デモンストレーション、コレクション、展覧会を見学し、チカソー族の人々との交流を体験することができます。

広大な敷地にある野外施設

広大な敷地内には、この地の植物と石造りの建築物で美しく作られた庭があります。そこに面した水のエリアには池の上にひろがるデッキがあり、噴水の眺めを楽しむことができます。アメリカのインディアンアートで有名なチカソーアーティスト、マイク・ラーセンによる「到着」と題するブロンズ像も見ることができます。

320名を収容できるアンフィシアターでは、野外舞踊、生活史公演、コンサート、カルチャー・プレゼンテーションなどの興味深い催しの数々が行われます。また、アバ・アアノワ・スカイパビリオンからの眺めは最高!と人気で、敷地内の「伝統的な村」エリアや近くのチカソー国立レクリエーションエリアの自然を眺めることもできます。

アニオールシアターでは映画を上映

「アニオールシアター」は350のシートがあり、迫力のサラウンドサウンド、2Kハイビジョンプロジェクターによる美しい画面でチカソー族の文化や歴史に関する作品が上映されます。ストンプダンスの実演ほか、様々な教育的イベントも行われているので、ぜひご家族で楽しまれることをおすすめします。

「アニオールシアター」に併設する「Aaimpaカフェ」には伝統的なアメリカンインディアンフードのメニューがあります。バッファローバーガーとフライドポテトが人気でおすすめです。他にはインディアンタコスや伝統的なチカソー族のコーンスープなど。デザートもあるので、フィルムを見たあとのおやつタイムにもおすすめです。

展示センターでチカソー族を知ろう

「展示センター」は6つのエリアにわかれていて、ネイティブアメリカン「チカソー族」の歴史と文化を伝えています。中でも、精霊と共存する森を表現している「精霊の森(スピリット・フォレスト)」は、ビジターに人気のエリアで、足を踏み入れた瞬間に安らぎを感じるといった声が聞かれます。

「ストンプ・ダンス」エリアは、チカソー族の民族的な踊りを再現する人気アトラクションです。この、足を踏み鳴らす独特の踊りは現在もダンスの原型として様々なダンスの潮流を生み出すものとなっています。野外の「アンフィシアター」でも、毎日ライブでストンプダンスを見たり体験したりすることができて人気です。

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アメリカの世界遺産11選!絶景から歴史文化までスケールの大きさを体感! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
アメリカは歴史の浅い国と言われますが、それはアメリカ合衆国を基準にした話です。早くから住むネイティブアメリカンには長い歴史と文化があり、世界遺産もあります。今回は日本ユネスコ協会連盟訳による世界遺産一覧の中からおすすめを自然の絶景なども含め選んでお届けします。

オクラホマ州観光スポット3:チカソービジターセンター見出し

チカソー文化センターのすぐ近くにあるビジターセンター

国立公園の前に位置するビジターセンターです。この付近を訪れるビジターのために地図や史跡案内のブックレットなどが用意されています。居心地のよい椅子に座って、チョッと旅の計画の練り直しなどできそうです。コーヒーが無料というのも嬉しいところです。もちろんトイレもあり、レンタルバイクが建物南側に用意されています。

近くにあるオススメのレストラン「スプリングス」

アルテシアンホテルのダイニング「スプリングス」は、料理が美味しくて、ご覧のとおり店内の雰囲気もなかなか落ち着いていて良いと人気です。典型的なビストロメニューで、ステーキも魚のソテーもおすすめです。パンプディングが美味しいそうです。こちらもグルテンフリーメニューが用意されているお店です。

オクラホマ州観光スポット4:チカリー国立レクリエーションエリア見出し

自然を味わうレクリエーションエリア

岩の間から湧き出て小川となっている天然温泉や、リトルナイアガラと呼ばれる美しい滝など、素晴らしい環境が良く管理されていて誰もが楽しめる自然のレクリエーションエリアとなっています。ナイアガラの滝周辺は泳ぐことができるスイミングエリアです。キャンプ場もあり、家族におすすめのオクラホマ州立公園です。

区域内のいたるところで動物たちに出会います。餌を食べに近づいてきたりするのではなく、写真のように自由に生き生きと走る姿を見ることができるのは嬉しいですね。ふと木の枝を見上げると、ふくろうやリスと目が合ったりして、それがまた自然でホッとできる楽園です。

Kitchin117でおみやげをget

「kitchin117」では、瓶詰めのソース類やジャム、コーヒーなどの美味しそうな食べ物や飲み物のほか、エプロンやキッチンシートなど、なかなかかわいらしいキッチン小物などが販売されていて、お土産におすすめです。キャンプの際に利用できる道具などもいくつかそろっているようです。

オクラホマ州の観光スポット5:国立史跡ワシタ戦場あと見出し

まずはビジターセンターヘ

上の写真は「国立史跡ワシタ戦場あと」のビジターセンターです。ここでは、ワシタ史跡に関する映画を見て歴史的な出来事について学ぶことができます。その後、センター内の博物館を見たり、西国立公園協会書店の本を閲覧して資料を探すこともできます。

ビジターセンターから「国立史跡ワシタ戦場あと」までは、約1.6kmあります。歩いて約20分ほどです。予約をすればパークレンジャーの一人がプレゼンテーションやガイドをしてくれるツアーに申し込むことができます。トレイルガイドフックはビジターセンターかトレイルヘッドにあります。

「ワシタの戦場あと」は1868年11月27日、アメリカ軍のジョージ・アームストロング・カスター中佐率いる第7騎兵隊が、ブラック・ケトルを酋長とするネイティブアメリカンのシャイアン族の一団を奇襲し、虐殺した場所です。この悲しみの歴史を正しく捉えて伝えるために、このオクラホマ州に史跡を残し、今も記念日にはイベントが開かれます。

オクラホマ州観光スポット6:国立カウボーイ&西洋文化博物館見出し

「国立カウボーイ&西洋文化博物館」は、アメリカ西部の様々な人々や文化、歴史的流れを反映したたくさんの資料を収集している美術館です。ここには、いくつものテーマ別ギャラリーがあり、「ジャックとフィーベック・クック・アメリカン・カウボーイ・ギャラリー」には有名なカウボーイの資料があります。

「ロバート・スチュアート・ネイティブ・アメリカン・ギャラリー」はネイティブアメリカンに関する情報と展示物があるギャラリーです。アメリカ西部の遺産を保存して解釈するという使命をもつ「国立カウボーイ&西洋文化博物館」にとって、とても大切なエリアです。

オクラホマ州観光スポット7:オクラホマシティー国立記念碑&博物館見出し

「オクラホマシティー国立記念碑&博物館」は、1995年4月19日に起きたテロで犠牲者となった人々の記録を残し、さらにこの博物館を中心に行われる活動やその後の取り組みによって、国の霊性を高めることが提案された博物館です。写真は野外の記念碑で、ライトアップされて、ほんのりとした光が広がると、とても美しい光景です。

テロの後、すぐに敷地を守るためにフェンスが設けられました。すると、被害者を追悼しようと訪れた人々が、次から次へとフェンスに平和と愛のメッセージを残し始めたのです。現在60000本以上あるのでアーカイブされていますが、200フィートのフェンスは新しいメッセージのために開けられています。

オクラホマ州観光スポット8:ウラロック博物館&野生動物保護区見出し

フィリップ石油会社の創設者であるフランク・フィリップスが、この施設を作りました。広大な敷地に美術館、博物館、野生動物保護区があり、そこには30種類以上の動物が生息しています。フィリップが当初住むために作った簡素なロッジも大切に残されています。

ウラロック美術館は、展示物のラインナップがユニークなことで有名です。ネイティブアメリカンの陶器やバスケット、ビーズ、毛布、文化芸術や 歴史的な展示品などを、それぞれの種族と人間の文化発展の経過に関連付けて展示しています。コレクションには約40種族の資料が揃っています。

オクラホマ州観光スポット9:ギレクレアーズ美術館見出し

数奇な運命から生まれた美術館

トーマス・ギルクレアーズは、母がネイティブアメリカンの女性で、土地の取得に関して不利だったにも関わらず、得た土地から石油が出て大富豪となり、ギレクレアーズ美術館を創設しました。世界のネイティブアメリカン文化から、最も包括的な芸術品と美術品のコレクションを集めたことで評価されています。

「ギレクレアーズ美術館」には、美しい庭園もあります。それだけではなく、様々なイベントやプログラムがあり、それに伴ってたくさんの人気ツアーがあります。平日に毎日行われているツアーは予約なしで参加できますが、自分にあったツアーを事前に予約しておくなら有意義な旅になりそうですね。

オクラホマ州観光スポット10:フィルブルック美術館見出し

家が美術館に

「フィルブルック美術館」は、歴史的な家が美術館になっており、広い庭園も、堅苦しい雰囲気のものではありません。ビジターは、オクラホマ州のネイティブな植物を庭に見ることができます。彫刻が並ぶ道や橋の散歩をたのしみ、整備された小川のせせらぎをゆっくりと観察することができます。

「フィルブルック美術館」のコレクションはその分野が多岐に渡っています。アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ、アジア美術、時代も古美術、現代美術、装飾美術にペーパーワークという具合です。そして、ネイティブアメリカンアートもコレクションに入っています。

広大な自然と歴史に出会えるオクラホマ州へ行こう見出し

オクラホマ州の観光スポット10選をお届けしました。いかがでしたか?広大な自然に触れるたび、いたるところでネイティブアメリカンの人々の歴史に遭遇するオクラホマ州は、訪れる人に今の平和の大切さを伝え続けているのかもしれません。今だからこそ、おすすめしたいオクラホマ州への旅です。

投稿日: 2017年8月25日最終更新日: 2020年10月7日

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