明治神宮外苑でスケートを！オールシーズン滑れるおすすめリンク！

神宮外苑といえば、入口のいちょう並木が多くのドラマなどの撮影場所になったり、近隣の青山や表参道の人気ブティックが並ぶお洒落な街並みが近くにあります。そのため、休日には家族でのお散歩やデートなどにもおすすめのスポットです。こちらではそんな神宮外苑にある「神宮アイススケート場」に関する様々な情報をご紹介していきます。

神宮外苑アイススケート場は明治神宮外苑の敷地内にあります。明治神宮外苑が造られた目的は明治天皇の業績を後世にまで残そうという趣旨のもので1926年(大正15年)に完成しました。明治神宮(内苑)に対して、この洋風庭園を外苑と呼びます。入口のいちょう並木はテレビドラマの撮影などで良く使用されるほど美しくデートスポットや休日の散策スポットとしても有名です。

敷地内にある国立競技場は1964年の東京オリンピックのメインスタジアムであり、オリンピック中には様々なドラマを生んだ会場としても有名です。また2020年に開催予定の東京オリンピックでもメインスタジアムとして使用するために、現在工事が進められています。

神宮外苑アイススケート場はそんな神宮外苑で1963年に営業を開始しました。当時は通年営業ではなかったようですが、半世紀以上続くこのスケート場は現存する日本のスケート場の中でも歴史のあるスケート場です。

その後1900年代後半から伊藤みどり選手を筆頭とする日本人のフィギュアスケーターの活躍により、マイナースポーツであったスケートが脚光を浴びる様になり、また、空調は製氷技術の向上等によって、1994年に神宮外苑アイススケート場は通年営業を開始しました。現在でも休日になると多くの家族連れやデートをする若者たちで賑わいます。

マイナースポーツだったフィギュアスケートが一躍人気スポーツになるきっかけとなったのは、伊藤みどり選手の存在でしょう。優雅で芸術的なフィギュアスケート競技に「トリプルアクセル」という大技を入れることにより、よりスポーツとしての要素を盛り込み、フィギュアスケート界を驚愕させた天才スケーターです。

その後2006年のトリノオリンピックの荒川静香選手の金メダルや、国民的なアイドルスケーターである浅田真央選手や高橋大輔選手の出現により、スケートを始める子供はどんどん増え続け、現在ではソチオリンピックの羽生結弦選手をはじめフィギュアスケート界トップレベルの選手に、日本人が名を連ねることが多くなりました。

そのような世界レベルの選手の演技を見て、多くの子供たちが家族と共に神宮外苑アイススケート場を訪れます。休日の家族のレジャーとしてたまたま訪れた神宮外苑アイススケート場が、将来のオリンピックチャンピョンの原点となるということも十分にあり得ます。

神宮外苑アイススケート場は1994年より通年営業をしています。営業時間は月曜日から金曜日までの平日の間は午後1時から午後6時まで(最終入場は午後5時)で、土曜日、日曜日、祝日などの休日は午前10時から午後6時まで(最終入場は午後5時）です。

平日は比較的すいていますが、土曜日や日曜日などの休日は家族連れや子供、デートなどで混雑する傾向があります。また、フィギュアスケートの試合がテレビで放送された後も混雑しますのでお気を付けください。また、フィギュアスケートの競技会などに使用されていて使えない場合もありますので、お出かけ前に公式サイトなどで営業状況を確認するのがおすすめです。

神宮外苑アイススケート場利用料金は、目的に合わせていくつか設定があるのもおすすめポイントです。スケート場の入り口を入ると右側に自動販売機がありますので、こちらでチケットを購入します。

滑走料金はオープンから終了まで(午後6時まで)滑り放題の1日券で大人1340円、子供(中学生以下)が930円です。もし休日に行くとしたら8時間は滑り放題ですので、家族の休日のレジャーとしてもデートに利用してもリーズナブルな料金設定です。平日も休日も同じ料金設定ですので、休日だからと言って休日料金がないところもおすすめポイントです。

また、運動不足解消のために頻繁に通いたいと言う方には、お得な回数券も販売しています。回数券は大人が12枚で13370円ですから、通常の12回分16080円と比べると2回分近くお得です。さらに子供の回数券は13枚で9260円ですので、通常の13回分12090円と比べると、3回分近くお得になります。ご家族での利用にも便利です。

神宮外苑アイススケート場は都心にあり、さらにはほぼ手ぶらで行ける手軽さが一番のポイントでしょう。デートの最中に思いつきで行くこともできます。スケート場では1日510円でスケート靴を貸してくれるサービスがあります。靴のサイズは15cmから31cmと豊富なサイズの靴がそろっています。普段の靴より1cmほど大きいサイズがおすすめです。

アイスリンクはもちろん氷でできていますので、少し寒いです。しかしながら、一生懸命スケートを楽しんでいると気が付けば汗だくになりますので、特に防寒用に厚着を用意する必要はないかと思いますが、汗をかいたシャツを着ていると風邪をひきやすいので、汗かきの方は着替えのシャツを用意しても良いかもしれません。

そして絶対に忘れてはいけないのは手袋です。スケートリンクでは手袋をしていないと滑ることができません。なぜなら、スケート靴の歯は鋭く、スケート中に足を滑らせて転んだり、人にぶつかって転んだりしたときにスケートの歯で手を傷つけてしまったり、スケート靴の歯に削られた氷に鋭利は削り跡がついていて、転んだ時にその削り跡で手を切ってしまうことがあるからです。

大人ももちろんですが、子供の肌は特に柔らかくとても切れやすいので、大けがにつながってしまう場合があります。ご家族などに小さな子供がいる場合は洋服も動きやすい長袖や長ズボンなどをおすすめします。また、もし手袋を忘れてしまったら、現地で購入することもできます。

陸上競技場のトラックのような長方形のスケートリンクですが、神宮外苑アイススケート場のリンクは長い辺は60m、短い辺は30mあります。世界大会が行える世界基準のスケートリンクの大きさが長い辺が最低56mから最大60m、短い辺が最低26mから最大30mですので、世界大会企画に準じた大きなスケートリンクです。

神宮外苑アイススケート場ではメンテナンスが行き届いており、製氷作業も定期的に行うため、氷のコンディションもレベルが高いです。スケートに興味を持ち始めたばかりの子供やデートなどにもおすすめですし、選手を目指す人の要求レベルにも適しています。

スケートリンクの脇にはヒーティングルームという空調が聞いている部屋があり、リンクで冷えた体やちょっとした休憩などにも使えるスペースがあります。ここで飲食をすることもできますので、1日中スケートをしたいと言う方は、こちらで昼食をとることもできます。

また、ヒーティングルームにはスケートリンクに面して透明な窓がついており、スケートリンクの様子を一望できます。自分はスケートをしなくても、子供がスケート教室で滑っている様子を見学するご家族も多く見かけます。こちらのヒーティングル―ムの利用(付き添い見学)は1回310円で、12回分のお得な回数券は3090円で購入できます。

ヒーティングルームにはソファーベンチや椅子、カウンターテーブルなどがあり、食事をとることができますが、ベンチのすぐ脇には売店や自動販売機があり、飲み物や簡単な軽食を買うこともできます。これなら長い時間でも子供連れでも安心です。

こちらは本格的にフィギュアスケートを習う人やアイスホッケーをされる人のスケート靴やウェアなどを中心に扱うお店です。店頭に飾られたスケート靴や衣装を見ていると、自分がフィギュアスケーターになったような気分になってわくわくします。また、スケート競技独特のグッズなども見ているだけでも楽しいです。お買い物だけの利用もできます。

神宮外苑アイススケート場にはロッカーが完備されています。物を持ちながらスケートするのは危険ですし、どこかに置きっぱなしにして盗難にあってもスケート場は責任を取ってくれません。必ずコインロッカーを使用しましょう。コインロッカーは3種類あり、荷物の大きさにより選ぶことができます。小さいものから100円、200円、300円です。

また、更衣室はリンク再度に設置されています。動きやすい服装に着替えたり、汗だくのシャツを着替えたりするときはこちらの更衣室がおすすめです。無料で使用することができますが、更衣室は3部屋しかありませんので、他の人の迷惑にならないように利用は素早く済ませましょう。

神宮外苑アイススケート場は基本的にどなたでも利用することができますが、入場ができない場合もあります。それは、お酒を飲んだ人、ペットを連れている人、他の人に迷惑や不快感を与える恐れがある人です。飲酒後は店頭の恐れがあり危険ですし、ご家族でレジャーとしていらっしゃる方もいますので、注意しましょう。またスケート場内での営業行為も禁止です。

アイスホッケーの道具などを一般営業時間内に使用することはできません。リンクを横切ったり、流れと逆に滑ったり、スピードを出したり、急停止したりすることも禁止です。また、せっかく美しく製氷されたリンクの表面に故意に傷をつける行為も禁止です。デートなどで2人で手をつないで滑るのは問題ありませんが、友達同士(4人以上)で手をつないで滑ったり、イヤホンをしての滑走も危険ですので禁止です。

また一番気を付けたいのが、リンクの中にいる間はスマホやカメラなどの撮影は禁止ということです。家族との楽しい時間やデートの楽しい思い出を写真に残したいのは理解できますが、みんなが安全に滑るためですので協力しましょう。

スケート場内では安全のためスタッフが常に監視をしていますが、万が一けがをしてしまった場合は応急処置は受けられますがその後の治療などの責任はとれませんので、子供連れのご家族はお子様から目を離さないようにしてください。また、貴重品などの管理にも気を付けましょう。事故やけがを防ぐためにも必ず手袋をしましょう。

神宮外苑アイススケート場ではスケートのスクールレッスンも行っています。初心者の方から上級者までレベルに合わせて様々なレッスンやスクールが開催されています。また、本格的なフィギュアスケーターの方でも、熟練の有名インストラクターが多数在籍していますので満足のレッスンが受けられます。レッスンやスクールは、主に常設教室、個人レッスン、特別教室の3つです。

単発のスケートスクールなどは先着順ですが、現在の高騰するスケート人気の為に、正式にクラブ会員にになり定期的にレッスンをするためには入会までに数年待たなくてはならないという場合もあるそうです。そのため本格的に練習を希望する子供は神奈川や名古屋の方のスケートリンクに練習に行ったり、関西圏に引っ越してしまうこともあるのだそうです。

都心にある神宮外苑アイススケート場は都営大江戸線「国立競技場駅」から徒歩1分、JR中央・総武線「千駄ヶ谷駅」または「信濃町駅」から徒歩5分という好立地にあります。また、外苑内は緑が多くお散歩コースのようになっていますので、デートで散策するのもおすすめです。

最寄りの駐車場はアイススケート場駐車場とレストラン「水明亭」の駐車場の2か所で収容台数も合計44台と少ないので、公共の交通機関の利用がおすすめですが、車で来場するのであれば「首都高速4号新宿線外苑出口」が最寄りのICです。スケートの初心者だと、ちょっとスケートしただけでも想像以上に疲れますので、お帰りの車の運転には十分ご注意ください。

アイススケート場駐車場とレストラン「水明亭」の駐車場は24時間営業ですが休日には交通規制があります。両方とも午前9時から午後8時までは30分ごとに260円(※アイススケート場、フットサル千駄ヶ谷コート、水明亭、フィットネスクラブの利用者は、サービス券にて2時間まで210円。以後30分ごとに260円)で、午後8時から翌朝9時までは1時間100円です。

神宮外苑アイススケート場は2017年の夏に改修工事が実施されました。よって、リンクも新しく張り替えられましたので、現在は新リンクとなります。オリンピックの開幕に備え、家族連れやデートでより多くの方が来場するでしょう。日本選手の活躍も楽しみです。

いかがでしたでしょうか。空前のスケートブームが到来している日本ですが、家族のレジャーやデートのついでに、気軽にスケートリンク行くのもおすすめです。フィギュアスケートのテレビ観戦もより一層興味深く観られるようになるでしょう。是非神宮外苑にスケートをしに行ってみましょう。