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須磨アルプスの「馬の背」に行ってみよう!登山初心者でもトライできる名勝地!

須磨アルプスの「馬の背」に行ってみよう!登山初心者でもトライできる名勝地!
投稿日: 2017年11月22日最終更新日: 2020年10月8日

神戸で馴染みの深い山といえば六甲山ですが、その六甲山系の西端にあるのが須磨アルプス。「馬の背」と呼ばれる岩稜地帯があることから、アルプスとよばれています。登山初心者にとっても比較的トライしやすいと言われている須磨アルプスについて紹介します。

須磨アルプスは初心者にもおすすめ!見出し

六甲山といえば夜景のスポットとしても有名な神戸の山。その六甲山系の西端にある須磨アルプスは、電車で行けて市街地から近いという気軽さで初心者にも人気の登山ルートです。連なる山を登ったり下ったり、迫力ある馬の背もあったりと、決して楽な道中ではありませんが、美しい海と神戸の街を見下ろすこともできる魅力溢れるルートです。

須磨アルプスへのアクセス見出し

電車で気軽に行けることも人気の理由の一つである須磨アルプス。スタートは山陽電車の須磨浦公園駅、ゴールは山陽電車・市営地下鉄の板宿駅(ルートによっては妙法寺駅)となります。須磨浦公園には駐車場もありますので、車で来る場合はここに停めて、帰りは板宿駅か妙法寺駅から電車で須磨浦公園まで戻って来るという流れになります。

須磨浦公園は桜の名所としても知られており、桜の季節には美しい景色を楽しむお花見客で賑わいをみせます。また夏になると、須磨海岸での海水浴やバーベキューなどを楽しむ人も多くみられます。須磨浦公園駅のロータリーには、神戸の人気カフェ「トゥーストゥースシーサイドカフェ」もあり、海を望む人気のデートスポットともなっています。

須磨アルプスで登山のスタート見出し

須磨アルプスルートの所要時間は4時間ほど。歩行距離は約8キロメートル、最大標高差は312メートルと、全体的に低山の割にはアップダウンが激しいルートです。須磨浦公園駅を出発してしばらくは舗装された道路が続き、明石海峡大橋や神戸の街並みが広がる美しい景色を横目に30分ほど歩くと、鉢伏山(はちぶせやま)の山頂へ到着します。

須磨浦公園から最初の鉢伏山まではロープウェイが延びています。美しい景色を楽しむことができますので、鉢伏山まではロープウェイに乗るというのもおすすめです。特に桜の季節などはとても綺麗です。営業は10時からとなりますので、朝早くに出発する場合には利用することができません。料金は中学生以上が片道450円、小学生は230円です。

ロープウェイを降りた後は、山頂まで歩いてすぐなのですが、回転展望閣まで「カーレーター」に乗ることもできます。カーレーターは昭和41年に開通した、乗り心地の悪さが評判のちょっと変わった乗り物。日本で2ヶ所あったとのことですが、今は須磨浦山上遊園にのみ残っているそうです。これに乗るのもひとつの目的という人もいるようです。

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須磨アルプスのルート紹介1:鉢伏山見出し

須磨アルプスの最初の山である鉢伏山は標高246メートル。地元小学生の遠足などでも訪れる有名な山です。山頂付近には須磨浦山上遊園があり、明石海峡大橋から大阪湾までの景色を一望できる須磨浦展望閣もあります。須磨浦公園駅からは整備されたハイキングコースがありますが、先述の通りロープウェイとカーレーターで登ることもできます。

須磨アルプスのルート紹介2:旗振山見出し

鉢伏山の山頂からは約15分ほどの距離で、次の旗振山(はたふりやま)山頂に到着します。旗振山の標高は約253メートル。旗振山には、旧摂津の国(現神戸市須磨区)と播磨の国(現神戸市垂水区)の国境を示す道標があります。ちなみに「須磨」というのは、昔の畿内の西端にあることから「すみ(隅)」がなまった地名とも言われています。

ここには休憩所がありますので、ロープウェイやカーレーターに乗らずに登ってきた人は一旦休憩をとると良いかもしれません。旗振山は、江戸時代から大正初期までの間の電信が普及されるまで、大阪の堂島にあった堂島米会所(米の取引所)での相場を西国に知らせるための旗振り通信の中継地であったため、この名前が付けられたそうです。

須磨アルプスのルート紹介3:鉄拐山見出し

旗振山の山頂から約20分ほどの距離で、次の鉄拐山(てっかいさん)山頂に到着します。鉄拐山もまた須磨区と垂水区の境にあり、標高約234メートルの山です。平安時代末期の源平合戦における有名な一ノ谷の戦いで、源義経が「鵯越(ひよどりごえ)の逆落とし」で駆け下った断崖絶壁は、この鉄拐山の東南斜面だと言われています。

須磨アルプス「心臓破りの階段」とは?見出し

鉄拐山の険しい道からまた少し整備された道へ進むと、公園のような「おらが山」があります。ここへは車でのアクセスが可能で、駐車場もあります。元々は神戸ポートアイランドの埋め立てに使われた高倉山の残ったところを、おらが山と呼ぶようになったそうです。おらが山には「おらが茶屋」という、カレーライスが評判の休憩所があります。

おらが茶屋にはトイレもあり、屋上が展望台になっているので、ここで休憩をする人が多いようです。この後に名物の階段が待っているので、特に登山初心者の方はここでしっかり休むことをおすすめします。おらが茶屋を超えると、階段を下り歩道橋をわたり、住宅地エリアである高倉台に到着するまでに、しばらくの間は住宅街の中を歩きます。

静かな住宅街である高倉台団地を抜けると、ここから須磨アルプス名物の「心臓破りの階段」が登場!階段は約400段と言われていますが、途中ベンチもありますので無理せず休みながら登ることをおすすめします。階段を登るとまた階段。夏場は結構辛いです。ひたすら階段を登って再び登山道に入り、次の栂尾山(とがおやま)を目指します。

須磨アルプスのルート紹介4:栂尾山見出し

鉄拐山山頂から約1時間ほど、階段地獄を乗り切ればまもなく栂尾山山頂へ到着です。栂尾山は標高約274メートルの山です。栂尾山には丸太で組まれた展望台があり、これまで歩いてきた山々などを見渡すことができます。また栂尾山からの景色の良さは評判で、明石海峡大橋や淡路島、神戸の街並みも一望できる夜景スポットでもあります。

須磨アルプスのルート紹介5:横尾山見出し

栂尾山山頂から約10分程歩くと、次の横尾山(よこおさん)山頂に到着します。標高は約312メートル。この辺りから岩場の道が増え「馬の背」が近いことを実感します。朝出発した場合はそろそろランチタイム。横尾山山頂にはあまり広い場所はないのですが、馬の背に向けての休憩を兼ねて、このあたりで昼食をとる人も多いようです。

須磨アルプスで馬の背に挑戦!見出し

横尾山頂から東に少し進むと、山肌が露出した急な岩場が見えてきます。 ここが須磨アルプスの最大のポイント「馬の背」です。馬の背とは、その名の通り馬の背のように両側が深い谷となって落ち込んでいる山の尾根伝いの道のことをいいます。初心者には怖い馬の背も、登山愛好家には斜面の先に広がる神戸の景色を満喫できる最高のスポットです。

風化が進んだ馬の背の足場には注意が必要です。なんといっても両端が切れ落ちている状態なので、油断は禁物。それだけに乗り切った後には素晴らしい達成感が待っています!馬の背の途中で景色を楽しめる余裕がなかったという人も、越えたあとで歩んできた馬の背を振り返ると、かなり険しいところを通ってきたことに感動するはずです。

須磨アルプスのルート紹介6:東山見出し

馬の背をクリアして少しホッとした後は、須磨アルプスの最後の山、東山(ひがしやま)の山頂へ到着です。東山の標高は約253メートル。須磨アルプスの東の端にあり、これまで歩んできた山々を一望することができます。この後は山をどんどん降りて行き、再び住宅街を通り、終了です。初心者にとっては十分な達成感が得られるルートです。

東山山頂から帰りのルートとして板宿駅を目指す場合は、板宿八幡神社を経由して約20分程。また東山山頂から徒歩15分程度で妙法寺駅にもアクセスできます。板宿八幡神社にも参拝したくて立ち寄るつもりで妙法寺駅に着いてしまった、という人もいるようなので、東山山頂からの道は標識などを頼りに見逃さないように気をつけましょう。

東山には面白い昔話があります。横尾山天狗と鷹取山天狗が縄張り争いをして、綱引きで決着をつけることになりました。ところが酒に酔った横尾山天狗が岩に足をかけて踏ん張ったところ、山がちぎれて今の場所に引き寄せられてできたのが東山だとか。元々は天狗山と呼ばれていましたが、横尾山の東にあるので東山と呼ぶことになったそうです。

須磨アルプスで登山を楽しもう!見出し

神戸の市街地からすぐにアクセスできる須磨アルプス。須磨の山々を登ったり下ったりしながら進むルートは、アップダウンの差や馬の背などもあるものの、初心者にも比較的登りやすいコースです。紹介したコースの逆パターンで登る人も多くいます。明石海峡大橋や神戸の街並みなど、景色もゆっくり眺めながらの登山を楽しんでみて下さい。

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投稿日: 2017年11月22日最終更新日: 2020年10月8日

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