ラ・メゾン・デュ・ショコラのケーキやチョコが人気！老舗名店のおすすめ情報

いわゆるショコラティエと呼ばれる高級チョコレートブティックは、今や日本でもバレンタインシーズンだけにとどまらずプチ贅沢なスイーツを楽しむお店として定着してきました。パリ発の名店「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」もそのひとつです。今回は、ラ・メゾン・デュ・ショコラのおすすめチョコレートやケーキをたっぷりご紹介するとともに、日本国内とパリの店舗の情報もお伝えします。

「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」とは、1977年からパリのフォブール・サントノレに店舗を構える老舗のショコラティエです。チョコレートといえばイースターやクリスマスのプレゼント用お菓子であった時代に、ダークチョコレートの味わい深いガナッシュを携えたラ・メゾン・デュ・ショコラの登場は、パリのスイーツ界に多大な影響を与えたと言われています。

ラ・メゾン・デュ・ショコラの人気はパリから世界に広がり、各国の一流ホテルや百貨店に店舗を展開するようになりました。ラ・メゾン・デュ・ショコラのブティックにはサロンを併設する店舗もあり、チョコレートだけでなくケーキやアイスクリームなどのスイーツやコーヒーなどのドリンクも楽しむことができます。

ラ・メゾン・ド・ショコラの創始者はロベール・ランクス氏。1929年にフランスのバイヨンヌで生まれたランクス氏は、18歳でパティシエの道を志すことを決意し、スイスのバーゼル国際チョコレート学校でチョコレート作りの修業をします。自身を「生まれながらの完璧主義者」と表現するランクス氏は独自の技や味を磨き上げ、28歳でパリに初めて自分の店をオープン。この店舗はデリカショップとして20数年続きました。

そしてランクス氏はいよいよ、48歳で自身の夢であったチョコレート専門店「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」をオープンさせます。ランクス氏の作り出す繊細にしてモダンなチョコレートは一躍パリで人気に。彼自身も「ガナッシュの魔術師」と賞され、パリだけでなく世界有数のショコラティエとしての地位を確固たるものにしました。

ロベール・ランクス氏は2014年に惜しまれながら逝去していますが、ランクス氏の後を受け継いでラ・メゾン・デュ・ショコラのシェフとなったのは、晩年まで彼の右腕として活躍してきたニコラ・クロワゾー氏です。クロワゾー氏もランクス氏に劣らず、フランス国家最優秀職人章、通称「MOF」の称号を持つ一流のパティシエです。

クロワゾー氏が作り出すチョコレートは、ランクス氏が築き上げてきた熟練の技と繊細な味わいを受け継ぎつつ、それでいて決して単なる真似ではないクリエイティブな作品です。ラ・メゾン・デュ・ショコラは、シェフが交代しても変わらないブランド哲学と味でファンを魅了し続けています。ニコラ・クロワゾー氏は日本のチョコレートのイベントなどに来日することもあるのでお見逃しなく。

ラ・メゾン・デュ・ショコラの代表的なチョコレートは、柔らかく口溶けの良いガナッシュを使ったボンボンショコラです。フルーツやミルクなど様々なフレーバーのガナッシュやナッツを使ったプラリネのラインナップは数十種類にのぼり、一つ一つ異なる味わいはショコラの奥深い世界を感じさせます。種類を選んで購入することもできますが、ラ・メゾン・デュ・ショコラおすすめのセットもたくさんあります。

「アタンション」はラ・メゾン・デュ・ショコラで人気の高いおすすめガナッシュのセットです。値段は、2粒入りが1080円、6粒入りが2700円、10粒入りが3996円、16粒入りが5400円です。「イニシアッション」はラ・メゾン・デュ・ショコラの代表的なフレーバーのチョコを集めたセット。値段は20粒入りで8694円です。また、香り高いナッツの「プラリネ」もおすすめ。値段は4粒入りが1944円、16粒入りが5400円です。

とろけるような食感が人気のトリュフチョコレートは、ラ・メゾン・デュ・ショコラならではの滑らかなガナッシュをパリッとしたダークチョコレートでコーティング。ベーシックな「トリュフプレーン」の値段は、2粒入り1080円からラインナップ。カシスとキャラメルのフレーバーが加わった「トリュフパルフメ」は、30粒入りで値段は7452円。また、コニャックで香りをつけた大人味の「トリュフ コニャック」の値段も30粒入り7452円です。

ラ・メゾン・デュ・ショコラにはデイリーに楽しみやすい板チョコもあります。ダークチョコレートはカカオ60%から100%まで5種類あり、値段は1080円から。また、小麦パフが入ったクリーミーなミルクチョコレートは甘めのチョコレートが好きな人におすすめです。また、バレンタインシーズンには製菓用ダークチョコレートも人気です。カカオ分は60%でバランスの取れた味わい。値段は250gで2106円です。

ラ・メゾン・デュ・ショコラには、チョコレートの他にも焼菓子やケーキなど色々なスイーツが揃っています。人気のマカロンは、香ばしいアーモンド生地にガナッシュクリームを挟んだカラフルなスイーツ。ギフトボックスの値段は2個入りが972円、6個入りが2268円、12個入りが4320円、24個入りは8424円です。消費期限は2日間なのでギフトにする際には気をつけましょう。

濃厚なガナッシュをさくさく食感のタルト生地にたっぷり流し込んだ「タルトショコラ」も、ラ・メゾン・デュ・ショコラで人気のケーキです。テイクアウトもサロンで味わうこともでき、細長い1人用は値段は1個702円。正方形のいわゆるホールケーキは予約が必要で、値段は2835円です。ガナッシュが溶けやすいので、持ち帰ったら冷蔵庫に入れましょう。

「エクレール」は、外側はサクサク、中はもっちりとしたシュー生地が特徴。定番フレーバーのショコラには濃厚なガナッシュクリームがたっぷり詰まっています。定番フレーバーは他にキャラメルとカフェがあり、季節限定でフランボワーズやプラリネといったフレーバーも登場します。値段は1本702円です。また、期間限定で販売されたチョコレートシュークリームの「シュー・オー・ショコラ」も人気でした。

ラ・メゾン・デュ・ショコラのチョコレートは様々なスイーツに変身します。テイクアウトでもサロンの人気メニューでもある「ティラミス」は、軽い食感ながらコク深い味わいのマスカルポーネをチョコレートで蓋をしたスイーツ。チョコレートは薄い板状になっていて、割りながら食べるのだそうです。よく冷やして食べるのがおすすめ。値段は593円です。

滑らかでありながら重厚な食感の「ムース・オ・ショコラ」は、ラ・メゾン・デュ・ショコラのチョコレートの味を思う存分堪能できるスイーツです。苦みと甘さのバランスが絶妙で、もっと食べたくなると評判のおいしさ。コーヒーとの相性もぴったりです。値段は593円です。

ラ・メゾン・デュ・ショコラのアイスクリームはリッチな気分になれるスイーツです。カップ入りでテイクアウトができ、値段は1個550円。冷凍便で配送できるので、遠方の人へのギフトにもおすすめです。フレーバーは定番のショコラ、キャラメル、カフェ、フランボワーズの他、バニラのような甘い香りが特徴のトンカ豆を使ったショコラトンカもあります。

ラ・メゾン・デュ・ショコラのブティックにはサロンを併設している店舗があります。クラシック音楽が流れる高級感溢れる店内では、チョコレートを使ったケーキやスイーツが味わえます。ケーキだけでなく、自慢のボンボンショコラはシャンパンとのセットで大人の楽しみ方ができます。また、チョコレートドリンクの「ショコラショオ」や「ショコラグラッセ」が飲めるのはサロンならではです。

サロンの人気メニューの一つは期間限定で登場するパフェです。チョコレートのアイスクリームの他に生クリームやケーキ生地が入ってボリューム感たっぷりのスイーツ。サロンのレギュラーメニューにはアイスクリームの盛り合わせもあり、2種類のアイスクリームにたっぷりの生クリームがかかって値段は1296円です。また、バニラアイスにエスプレッソ入りのショコラショオグワキヤルをかけた「アフォガードショコラ」も人気です。

パリにあるラ・メゾン・デュ・ショコラの本店は、エトワール凱旋門から程近いフォブール・サン=トノレ通り沿いにあります。パリの中心地8区ではありますが、観光客向けの店舗よりも地元の人向けの飲食店やマーケットが立ち並ぶおしゃれなエリアで、まるでパリに住んでいるような気分が味わえます。シャンゼリゼ通りからのアクセスも良く、お土産を購入するのに立ち寄りやすい立地です。

パリ本店に並ぶチョコレートやケーキの品揃えは日本のブティックと同じですが、値段はパリの店舗の方が安いのだとか。購入予定のギフトなどが決まっている場合には旅行の際にパリで購入するのがおすすめです。

住所:225 rue du Faubourg Saint Honoré 75008 Paris 電話番号:01-42-27-39-44

ラ・メゾン・デュ・ショコラの日本1号店は青山店です。以前はハナエモリビル内にありましたが、2009年に現在の青山通り沿いに移転しています。1階はブティック、2階がサロンとなっています。サロンはショコラを連想させるブラウンを基調とした落ち着いた雰囲気で、ゆっくりケーキやドリンクを楽しめます。営業時間は12時から20時までです。

場所は、東京メトロ表参道駅B2出口の階段を上ってすぐの場所にあるケンタッキーフライドチキンの右側の角です。車でのアクセスの場合、お店が角地にあるため正面の青山通りには駐車できません。近隣のコインパーキングを利用しましょう。

住所:東京都港区北青山3-10-8 電話番号:03-3499-2168

ラ・メゾン・デュ・ショコラ丸の内店は、高級ブランドショップが立ち並ぶ丸の内仲通りの近くにあります。ブティックの奥にはカウンター席の小さなサロンがあり、一人でも入りやすい雰囲気。バレンタインシーズンは混雑するため、サロンでの飲食はお休みとなります。営業時間は11時から20時までです。

ラ・メゾン・デュ・ショコラ丸の内店の最寄り駅は東京メトロ有楽町駅または日比谷駅のD3出口。階段を上って右に進むと見つかります。車の場合は、同じ新国際ビルに駐車場がありますが駐車料金のサービスはないようです。

住所:東京都千代田区丸の内3-4-1新国際ビル1階 電話番号:03-3201-6006

ショッピングビルの中にもラ・メゾン・デュ・ショコラのブティックはあります。六本木ヒルズ店は、六本木ヒルズ66プラザからウエストウォークに入ってすぐの場所にあり、明るく立ち寄りやすい雰囲気のサロンです。営業時間は11時から21時となっています。ショコラショオをテイクアウトして、六本木ヒルズや毛利庭園を散歩しながら楽しむのもおすすめ。

新宿南口の新名所「NEWoMan新宿」にもブティックがあります。2016年に新しいインテリアデザインでオープンしたラ・メゾン・デュ・ショコラNEWoMan新宿店は、サロンはありませんがケーキやボンボンショコラの品揃えは充実しています。営業時間は11時から21時30分までです。また、同じ新宿エリアでは西口の小田急百貨店内にもブティックがあります。営業時間は百貨店に準じます。

続々と新しいショップがオープンする銀座エリアでは、松屋銀座の地下1階にブティックがあります。ラ・メゾン・デュ・ショコラは、東京都内でも感度の高いエリアに6つの店舗を構えています。各店舗では、アニバーサリーなどのタイミングで独自の限定メニューが販売されることがあるのでチェックしてみましょう。

大阪エリアのラ・メゾン・デュ・ショコラのブティックは、梅田阪急と大阪タカシマヤの中の2店舗です。梅田阪急店にはアトリエがあり、その場でケーキを作っているのだとか。営業時間や定休日は各百貨店に準じます。また、これらの店舗の他にもバレンタインシーズンのショコラ催事に出店することがあるそうです。

パリの老舗ショコラティエ「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」をご紹介しました。ガナッシュの魔術師と呼ばれたロベール・ランクス氏が磨き上げ、ニコラ・クロワゾー氏が受け継いだ至高のショコラの味。サロンや自宅でじっくり堪能してみてはいかがでしょうか。