幕張海浜公園のアクセスや駐車場情報！日本庭園や茶室なども！

幕張海浜公園は、千葉県のベイエリアの憩いの場として人気があります。都心の雰囲気を感じられながらも海に面しており、自然を存分に味わえる海浜公園として知られています。ここでは、そんな幕張海浜公園の魅力やアクセス方法、そして幕張海浜公園で開催される人気イベントをご紹介したいと思います。

千葉県千葉市の美浜区にある幕張海浜公園は、県立の海浜公園です。もともと海浜幕張エリアは埋め立て地で、オフィスビル、アウトレット、ZOZOマリンスタジアム（旧千葉マリンスタジアム）、幕張メッセなどの施設が多く建てられたのですが、そんな都心化した海浜幕張に自然をいうことで設立されたのが、この幕張海浜公園なのです。

またこの幕張海浜公園は、JR京葉線をまたがるほど敷地が広い公園として知られています。Aブロック、Bブロック、Cブロックの3つに分かれ、全部で13の広場と駐車場が設置されています。入園料は無料で終日開放しており、休園日もありません（公園管理デーを除く）。

2013年には大型ショッピングモール「イオンモール幕張新都心」がオープンし、海浜幕張エリアの主要駅であるJR海浜幕張駅と隣の駅・新習志野駅の間に、新しい駅の建設が予定されているなど、海浜幕張はますます発展都市へと成長しています。そんな海浜幕張にとって幕張海浜公園は、自然と緑を感じられる貴重な場所となっているのです。

幕張海浜公園で感じられる自然と緑は、日本庭園で見ることができます。この日本庭園は「見浜園」と呼ばれ、歩きながら庭園の雰囲気を味わえる「回遊式庭園」の作りになっています。近年幕張には、外国人居住者や観光客も増えていることから、この庭園が地元の人との交流の場となり、日本文化を学べる場所ともなっているようです。

幕張海浜公園の日本庭園・見浜園には、なんと茶室があります。「松籟亭（しょうらいてい）」と呼ばれ、抹茶とその季節に合った和菓子を楽しむことができます。和菓子込みで、一杯500円から頂けます。周りにはビルなどの施設が立ち並びますが、そんな中で抹茶を飲みながらほっと一息、ゆっくり落ち着いた時間を過ごせるところが魅力です。

またこの松籟亭では、茶道教室も開催されています。4月から12月まで、月2回のペースで開かれ、初心者でも参加できるようになっています。茶道の流派の中でも最大とされる「裏千家」の先生を招いて、本格的な茶道を学ぶことができるそうです。海浜幕張は外国人居住者や観光客が増えていますから、ここで国際交流ができるかもしれませんね。

見浜園での茶道教室の他、幕張海浜公園の様々な施設でイベントが開催されています。たとえば、子供向けの工作教室、新米ママ向けのベビーマッサージ教室、デジカメ教室など、趣味と教養を深めるためのイベントが充実しています。イベント情報は幕張海浜公園の公式ページに記載されているので、気になるイベントがあったら参加してみてはいかがでしょう。

そんな趣味と教養を深めるイベントだけでなく、時にはフェスのような大規模なイベントが開かれることもあります。このようなイベントの中には特に人気があって盛り上がるものもあるので、次の項目から幕張海浜公園で開催される大規模な人気のイベントをご紹介していきたいと思います。

レッドブル・エアレースとは、エナジードリンクでお馴染みの「レッドブル」が企画し、航空機を使ったスポーツやレース（スカイスポーツ）を管轄している「国際航空連盟」が公認している飛行機レースのことです。世界のスカイスポーツの中でトップとされるパイロットを招いて、レースが繰り広げられます。

このエアレースは2003年に始まり世界各国で開催されているのですが、日本では幕張海浜公園で行われているのです。2015年から日本も開催地のひとつとして加わり、開催場所として幕張海浜公園が選ばれ、翌年の2016年、そして今年2017年も幕張海浜公園でレースが予定され、3年連続でレース地として選出されているのです。

レースは予選と決勝に分かれています。パイロットは予選では2回フライトして速い記録を出した人が決勝に進みます。決勝では予選勝ちしたパイロットが1対1で1回レースをして、記録が速い人が勝ち進むシステムになっています。今年2017年の予選は6月3日（土）、決勝は6月4日（日）に開催予定です。

レース当日は混雑するほど人気なのですが、2016年大会では約9万人もの見物客が訪れたそうです。世界トップクラスのパイロットが集まり、普段あまり観られないスポーツを観戦できるわけですから、人気のイベントになるのも納得です。エアレースファンだったり、子供が飛行機好きだったら、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

幕張ビーチ花火フェスタは、夏に幕張海浜公園で開催されるイベントです。もともとは「千葉市民花火大会」と称されていましたが、現在は「幕張ビーチ花火フェスタ」が主流となっているようです。毎年8月の第一土曜日に開催され、15,000発もの花火が打ち上げられ、この打ち上げ数は千葉県内で最大級だそうです。

壮大でキレイな花火を間近で観るには、有料観覧席チケットを購入すると良いです。全部で4つのゾーンからなる席が用意されているのですが、おすすめは「ビーチ席A」という花火の打ち上げ場所に最も近く、花火を正面で観られる席です。前売り券も販売されていますし、当日席が空いていれば当日券も買うことも可能です。

そして幕張ビーチ花火フェスタは、単なる花火大会ではありません。花火が上がるのは19時30分からなのですが、開催日当日は昼間から様々なイベントが開催されています。たとえば、お笑いライブ、アーティストによるライブが開催され、ちょっとしたフェス気分を味わうことができるのです。

また、海浜幕張まつりという「幕張ベイタウン商店街」と「幕張新都心賑わいづくり研究会」という団体が主催しているお祭りも開かれています。お祭りお馴染みの屋台が並んだり、路上パフォーマーによるショー、和太鼓集団による演奏など、子供でも楽しめるイベントが目白押しです。

今年2017年の幕張ビーチ花火フェスタは、8月5日（土）に開催が予定されているようです。花火の有料観覧席チケット情報やイベント情報は、千葉市観光協会が公開している公式ページ「千葉市観光ガイド」にアップされるので、今夏の花火は海浜幕張で観たいという人は、チェックしてみてくださいね。

幕張海浜公園へアクセスするには、JR京葉線・海浜幕張駅を下車すると便利です。訪れるブロックにも寄りますが、駅から歩いて約10分程で到着し、アクセスしやすい立地にあります。松籟亭がある見浜園へは、三井アウトレットパーク幕張とホテル・マンハッタン沿いにある道路に沿って歩くと、アクセスしやすいです。

レッドブル・エアレース会場へのアクセス方法は、見浜園と同じです。幕張ビーチ花火フェスタに関しては、幕張海浜公園から少し離れた幕張メッセとZOZOマリンスタジアム方面へ歩くと、アクセスしやすいです。それぞれのイベントの公式ページで詳しいアクセス方法が記載されているので、行きたいイベントのページをチェックしてみてくださいね。

幕張海浜公園には、ブロックごとに駐車場があります。ブロックによって駐車できる数や営業時間が異なるのですが、見浜園やレッドブル・エアレースが開催されるCブロックは、7時30分から21時30分まで駐車でき、入場は21時までです。休場日はありません。駐車場料金は、8時間以内の駐車であれば600円、8時間過ぎると1時間につき100円加算されます。

見浜園を訪れるだけであれば、Cブロックの駐車場で十分かと思いますが、レッドブル・エアレースの開催日当日に関しては、ラウンジ席を確保している見物客と運営車両しか利用できないそうです。このため、幕張海浜公園周辺の三井アウトレットパーク幕張などの施設の駐車場に停めたほうがいいでしょう。

また、幕張ビーチ花火フェスタに関しては、臨時駐車場は設けられるようですが、かなりの混雑が予想されます。このため、会場周辺の施設の駐車場を利用することも考えたほうがよさそうですが、人気のイベントなので周辺の駐車場も混雑しそうです。電車やバスなどの公共機関を使って来たほうが無難かもしれません。

いかがでしたか？幕張海浜公園は、都心にいながらも自然を味わうことができ、ゆっくり落ち着いた時間を過ごせる場所です。イベントもたくさん開催されていますし、都心からも近いので、お休みを利用してぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。魅力いっぱいの幕張海浜公園で、ぜひ楽しい時間をお過ごしください！