田貫湖キャンプ場情報まとめ！予約の有無や混雑・バンガローの利用状況も紹介

静岡県富士宮市にある田貫湖キャンプ場は、富士山を眺めながらキャンプのできるキャンプ場のひとつです。キャンプ場が隣接する田貫湖では釣りやボート遊び、サイクリングなどが楽しめます。ここでは田貫湖キャンプ場の値段・アクセス・予約についてなどの基本情報のほか、気になる場内設備やバンガローの有無、混雑状況、また周辺の観光・温泉・買い物情報もチェックしていきましょう。

田貫湖キャンプ場は、富士宮市観光協会が運営するキャンプ場です。東京や名古屋など都市部からもアクセスの良い、静岡県富士宮市の朝霧高原にあります。田貫湖キャンプ場の一番の魅力は、何と言ってもその眺望。目の前に大きくそびえる富士山とそれを映す湖と、広大な芝生が印象的な、開放的なキャンプサイトです。

田貫湖キャンプ場は、デイキャンプ専用の「北側デイキャンプエリア」とテント泊のできる「南側テントサイト」の2つのエリアに分かれています。トイレや炊事棟などの場内施設は手入れが行き届いており、とても清潔感のある使いやすいキャンプ場だと評判です。

近隣には日帰り温泉施設がいくつかあるので、田貫湖で思いっきり遊んだ後にゆっくり温泉につかることも可能。また車での利用であれば、田貫湖キャンプ場周辺には陣馬の滝や白糸の滝といった観光スポットやハイキングコース、お土産や食材の調達に便利な道の駅や観光牧場、パラグライダーなどのアクティビティができるスポットなどを巡ることもでき、子どもから大人まで存分に休日を楽しむことができます。

田貫湖北岸に面した北側デイキャンプサイトは、バーベキューなどを楽しめる日帰り専用のキャンプサイトです。炊事棟やバーベキュースペースがあり、またバーベキューグリルやテーブル、チェア、調理用具などのレンタルも充実しているので、道具を持っていない場合でも食材さえあれば気軽にバーベキューを楽しむことができます。

北側デイキャンプサイトでは、バーベキューの他にもボート遊びや魚釣り、サイクリングなどのアクティビティも楽しめます。ペットの同伴は可能ですが、必ずリードをつけて他のお客さんの迷惑にならないよう利用しましょう。ちなみにバンガローが建っていますが、こちらは2018年9月現在利用することは出来ません。

アクティブに湖の遊びを満喫してもよし、自然の中で何もせずにのんびりとエネルギーを充電しても良し。自由にのびのびと休暇を堪能しましょう。

南側テントサイトは、全面的に宿泊可能なテントサイトとなっています。田貫湖キャンプ場はAサイトとBサイトに分けられていて、区画分けされておらず全てフリーサイトです。両サイトとも、それぞれに整備された炊事棟、トイレ・シャワー棟があります。バンガローなどの建物宿泊施設はありません。

また、犬などのペットは同伴可能ですが、リードに繋ぐなどして周りの人に迷惑のかからないように心掛けましょう。尚、キャンプ場内への車の乗り入れは出来ません。管理棟前の駐車場に車を停めて荷物を運ぶわけですが、管理棟にリアカーが何台か用意してありますので、こちらをお借りして荷物を運ぶことができます。混雑時にはリアカーも混み合いますのでご注意を！

湖側で景色の良いAサイトは人気のテントサイトです。田貫湖にせり出したデッキもあり湖を近くに感じることができて、湖岸でのキャンプを存分に楽しむことができます。管理棟や駐車場からのアクセスも良く、荷物の運搬にも便利な場所です。

そしてAサイトからの富士山の眺めは最高！天気が良ければ、朝起きてテントの外に出れば富士山と水をたたえた田貫湖を眺めることができます。Aサイトは人気のサイトなので、混雑する繁忙期は早めに予約を入れたいものです。

管理棟から少し奥まったところにあるBサイトは、静かに過ごせるテントサイトです。富士山は見えず管理棟からのアクセスも少し遠いのですが、その分人気のAサイトよりも比較的人も少ないため落ち着いてキャンプを楽しめるでしょう。また、Aサイトよりも地面の傾斜が少なく、テントを張る場所も見つけやすいです。ゆっくりと大人キャンプを楽しみたい場合には、おすすめのテントサイトです。

田貫湖キャンプ場では、ボート遊びやサイクリング、魚釣りといったアクティビティを楽しむことができます。これらのアクティビティはキャンプ場の管理棟で申し込みが可能です。いずれも有料で、ボートは1隻1時間お値段1000円（6〜11月）、サイクリングは自転車1台お値段30分300円、1時間500円、魚釣りはお値段高校生以上1日700円、子ども1日100円（日の出〜日没）となっています。

このように田貫湖ではボートや魚釣りはできますが、遊泳は出来ませんのでご注意ください。こういったアクティビティ以外にも、空いている場所でボール遊びや鬼ごっこなどの遊びもできますしキャンプ場内に遊具施設もあるので、子どもたちも飽きずに楽しめます。お友達をつくる良い機会にもなるでしょう。

田貫湖キャンプ場では、四季折々の自然の姿を間近に楽しむことができます。中でもおすすめしたいのが田貫湖から望むダイヤモンド富士です。田貫湖では、キラキラと輝く富士山の山頂から昇る太陽が田貫湖の湖面に映し出された逆さダイヤモンド富士までも望むことができます。ダイヤモンド富士の狙い目は4/20と8/20の前後1週間の午前6時前後とのことです。

田貫湖では、運が良ければアオサギやオシドリ、キジバトなど季節ごとに様々な野鳥に会うこともできます。早朝に散歩がてら、野鳥観察をしてみるのもいいかもしれません。また、6月下旬から7月上旬の初夏の時期は、湖畔でホタルをみることも出来ます。日々の喧騒から離れて、ゆったりと自然の中に身を置いて五感を委ねてみてはいかがでしょうか。

炊事棟とトイレ棟は、北側デイキャンプサイトには1箇所づつ、南側テントサイトには、各サイトに1〜2箇所づつ完備されています。トイレは清潔感があり水洗ですので、子どもも怖がらずに使えるのではないでしょうか。

また、テント泊のできる南側テントサイトには温水シャワーも設置されているのも嬉しいポイント。シャワーは5分でお値段200円で利用できます。

北側デイキャンプサイトではバーベキューのできる最低限の道具のレンタルを行なっています。バーベキューのグリルは人数に応じてお値段1000円から、また、チェア300円、テーブル600円、簡易テント1000円、調理器具50円〜で貸し出しています。全て予約が必要で在庫に限りがありますので、デイキャンプを予約するときによく確認しましょう。

南側テントサイトのレンタル品についてですが、田貫湖キャンプ場のオンライン予約ページを見るとレンタル品は無いという記載があります。ですので、レンタル品に頼らず用意して行くようにしましょう。

田貫湖キャンプ場の周りには、富士山麓の自然や食を満喫できる観光スポットがいっぱい！絶景を望める自然歩道や幻想的な滝、富士西麓ならではの食を楽しめる施設など、魅力的なスポットが点在しています。キャンプ場でゆっくりとキャンプ生活を楽しむのも良いですが、足を伸ばして周辺を色々回ってみてはいかがでしょうか。

東海自然歩道とは、東京・八王子から大阪を結ぶ全長1697.2kmの自然歩道。そのうちの割石峠から天子ヶ岳の間の「富士展望コース」が、田貫湖キャンプ場北側デイキャンプサイト周辺を通っています。

田貫湖北側に位置する、富士山麓唯一の湿原「小田貫湿原」や源頼朝とゆかりのある「陣馬の滝」、最高の景色を望める長者ヶ岳、天子ヶ岳などを巡り、自然を満喫しましょう！

田貫湖キャンプ場の周辺には、「まかいの牧場」や「ミルクランド」などの観光牧場もいくつかあります。動物とのふれあいや様々な手作り体験教室、遊具施設などもあり、子供達も大喜びすること間違いなし！レストランや地元で獲れた材料を使った乳製品やハム・ソーセージなどの加工品の販売コーナーもあり、食材の調達にも便利。大人も満足できる観光スポットです。

田貫湖キャンプ場から約7〜8kmほど離れますが、「朝霧フードパーク」と「道の駅 朝霧高原」があります。ここでは富士山の麓・朝霧高原ならではの食を楽しめるレストランや売店、さらには工場見学も楽しむことができます。

道の駅では地元の獲れたての美味しい産直野菜を購入することもでき、キャンプの食材にも最適！また、道の駅の自家製アイスクリームも人気の一品です。

田貫湖キャンプ場周辺には、嬉しいことに温泉施設がいくつか点在しています。徒歩圏内で行ける温泉施設もあるので、車がなかったり小さい子どもがいてもお散歩がてらお風呂に行くことができてとても便利です。田貫湖キャンプ場には温水シャワーも完備されていますが、せっかくなら温泉で広々のびのびとゆっくり汗を流してみてはいかがでしょうか。

「休暇村 富士」は、田貫湖畔にある宿泊施設で日帰り入浴も受け付けています。お値段は平日大人800円・子ども400円、土日祝日大人1000円・子ども500円。露天風呂はありませんが、大きな窓から富士山を一望できる天然温泉です。

アメニティーも充実。田貫湖キャンプ場から歩いて行くことも出来て便利ですが、利用可能時間が11:00から14:00（入場は13:30まで）と短いので注意しましょう。

田貫湖キャンプ場から3〜4kmのところにある「あさぎり温泉 風の湯」は、富士山の深層水「バナジウム水」を使った温泉です。

お値段は10:00〜17:00の昼の部で大人900円・子ども500円、17:00〜22:00の夜の部で大人600円・子ども300円で、岩盤浴もこのお値段の中に含まれます。お食事処も併設している日帰り専門の温泉施設で、利用可能時間も長く便利です。

「富士山 天母の湯」は、田貫湖キャンプ場から10kmほどのところにあります。薬湯やヒノキの露天風呂と、ジェットバスなどの内湯があり、キャンプで1日遊び疲れた身体を癒すにはもってこいの温泉です。

お値段は、1時間券なら大人410円・子ども200円ととってもお得！手頃なお値段の上に、施設は広くて清潔感がありとても気持ちよく使えますので、おすすめの温泉施設です。

田貫湖キャンプ場から車で富士宮方面に向かうと、2〜30分圏内に「スーパーぎんこう」や「スーパーマルシュウ」といった地元のスーパーやJA、24時間営業の「マックスバリュ富士宮宮原店」などのスーパーがあります。また、「まかいの牧場」などの観光牧場や「あさぎりフードパーク」や道の駅で地元のものを仕入れるのもキャンプの楽しみのひとつです。

田貫湖キャンプ場のバンガロー事情ですが、北側エリアにバンガローの建物はあるのですが、残念ながらデイキャンプ、宿泊ともに現在はバンガローを利用できない状態です。バンガローの老朽化、また北側エリアは土砂災害警戒区域に指定されたこともあり、現在、バンガローの利用と北側での宿泊ができなくなっているようです。ですので、田貫湖キャンプ場での宿泊は南側エリアでのテント泊となります。

ちなみに、「バンガローなら泊まりたいけどテント泊はちょっと」という方は、隣接する「休暇村 富士」ならホテル泊が出来ます。また、バンガローではありませんがコテージもありますので、別荘のような開放感もあり、快適に過ごせるでしょう。田貫湖から「休暇村 富士」は歩いて1〜2分とアクセスも簡単です。

田貫湖キャンプ場の混雑する時期ですが、やはり多くの人がレジャーに出掛けるGWや海の日の連休、9・10月の連休が混雑して希望通りのサイトの確保が難しくなるようです。HP上で過去3年間の混雑状況を確認することができますので、キャンプ場の利用を考えている場合は希望日の混雑状況をチェックしてみましょう。また、当日の混雑具合はHP上のライブカメラで確認することも出来ます。

田貫湖キャンプ場の予約についてですが、南側テントサイトは平日および通常の土日は予約不要です。直接現地に行ってサイトを確保しましょう。チェックインは午前8時からですので、希望の場所にテントを張れるよう頑張りましょう！

GWやお盆など、3連休以上の大型連休に関してのみHPよりオンライン予約が可能です。また、北側デイキャンプサイトはいつでも事前の電話予約が必要です。

田貫湖キャンプ場を利用する際の値段についてですが、ハイシーズンでもオフシーズンでも年間通して同一料金です。この良心的な値段設定も田貫湖キャンプ場の魅力のひとつです。

北側デイキャンプサイトは、4名までの場合サイト使用料としてお値段3000円、1人増えるごとに大人800円・子ども400円発生します。このほか、レンタル品を借りる場合は別途レンタル料金がかかってきます。

南側テントサイトはサイト使用料として大人も子どもも1名1泊お値段200円、テント1張1泊でお値段2500円、タープは1000円とリーズナブルにキャンプを楽しめます。また、「帰る日もゆっくりしたい！」という場合は、大人300円・子ども100円ほどの延長料金でチェックアウトを15時まで延長できます。

田貫湖キャンプ場は東名・新東名・中央の各高速道路からのアクセスが可能なので、東京方面や名古屋方面からも利用できます。最寄りのICは、東名高速道路の場合は富士IC、新東名高速道路の場合は新富士IC、中央高速道路の場合は河口湖、もしくは甲府南ICです。各ICから下道で約4〜50分ほどで田貫湖キャンプ場へアクセス出来ます。

電車や高速バスを利用の場合は身延線の富士宮駅で下車し、富士宮駅より「休暇村行き」の路線バスで約45分でアクセス可能。時間はかかりますが、車なしでもアクセス出来ます。

東京や名古屋など都市部からもアクセスがよく、テントの外には富士山の絶景を眺められる田貫湖キャンプ場。キャンプ場の環境はもちろん、周辺にも食や観光、温泉など魅力がいっぱいです。混雑期を外せば広々のびのびとキャンプを楽しむことができるでしょう。日々の生活の喧騒から抜け出し、朝霧高原のきれいな空気と美味しい食材を楽しみに、田貫湖キャンプ場へ足を伸ばしてみませんか。