ヘルシンキってどんなところ?
ヘルシンキがあるフィンランドと聞くと、パッと思い浮かぶのはサンタクロースがいる国、ムーミンの生まれた場所、そして北欧の国の一つ、と言ったざっくりとした情報だけと言う方も少なくないでしょう。今回はそんなフィンランドの首都「ヘルシンキ」にスポットを当てて、旅行の際に気になる時差の計算の仕方やサマータイム情報などをご紹介いたします!
北欧・フィンランドの首都
今回ご紹介する「ヘルシンキ」は、フィンランドの首都です。そして日本から一番近いヨーロッパの国とも言われ親しまれています。
最近では北欧デザインといった言葉を身近に聞く事ができますが、そういったクリエイティブな面でも注目を集めている場所でもあるのです。
ヘルシンキの言語
ヘルシンキはフィンランドの首都ですので、ヘルシンキの言語というよりはフィンランドの言語ということになります。
フィンランドで使用される言語は「フィンランド語」と「スウェーデン語」の2言語です。これは11世紀から1809年までフィンランドがスウェーデンの一部だったことに由来するそうです。
ヘルシンキの気候
ヘルシンキはとても寒い国ということを念頭に置いておくと旅行の際に役立つかもしれません。ヘルシンキの北緯は60度と、北のほうに位置しています。
日本で一番北にある北海道ですら北緯は45度ですので、どれぐらい寒いのか、というのが北緯をみると理解できるかもしれません。
ヘルシンキの治安
平和な日本にいると、旅行の際に他の国の治安が気になるものですが、ヘルシンキがあるフィンランドは非常に穏やかな時間が流れる平和な国と言われています。
日本でも無くした荷物や財布が戻ってくる確率は非常に高いと言われていますが、フィンランドの実験に夜と、置き忘れた財布12個中、11個が無事に本人の手元まで戻ってきたそうです。
しかし軽犯罪はどこの国にも付き物ですから、決して油断してはいけません。自分の荷物をその辺に放置してその場を離れたりするのは良い考えとは言えないでしょう。
ヘルシンキの時差情報
では、フィンランドの首都ヘルシンキに旅行へ行く事を決めた場合に必要になる時差の情報をご紹介していきましょう。
日本からフィンランドのヘルシンキへ行くためには、直行便でも約10時間ほどかかります。日本を出発する場所によって10時間半、もしくは10時間弱のフライトになります。
ヘルシンキの位置とタイムゾーン
ヘルシンキは日本と同じ北半球にある場所です。そのため、季節の反転はなく、日本が冬の場合はヘルシンキも冬となります。
そしてヘルシンキのあるフィンランドでは通常はEET東ヨーロッパ時刻、サマータイム時はEEST東ヨーロッパ夏時刻というタイムゾーンが採用されています。
ヘルシンキと日本の時差
フィンランドの首都ヘルシンキに旅行へ行く際に気になる時差ですが、日本との時差は通常の場合7時間の時差があり、日本の方がヘルシンキよりも7時間進んでいる計算になります。
時差が7時間もありますので、旅行の最中に日本にいる友達や家族などに連絡を取りたい場合は、日本時刻を計算して連絡するのがおすすめです。
ヘルシンキの時差はサマータイムで変わる!
日本ではサマータイムという言葉は馴染みがありませんが、他の国ではサマータイムが採用されている場所がたくさんあるのです。
ヘルシンキのあるフィンランドでもサマータイムが採用されており、そのサマータイムの季節になると、日本との時差にも変化が起きるのです。
サマータイムとは
サマータイムとは、日照時間の長い夏の季節に行うもので、簡単に言うとできるだけ電気を使わない明るい時間を長く過ごそう、というものです。
日の入りと日の出の時間を1時間遅らせるために、時計の時刻自体を1時間遅らせてしまうと言う行事なのです。色々と細かい日本ではなかなか浸透しずらい行事なのも頷けます。
日本とヘルシンキの夏時間の時差・計算方法
日本とヘルシンキの時差は、サマータイム時には6時間の時差となります。6時間日本の方が早く進んでいると言う計算になります。
計算の仕方は、単純に日本時間からマイナス6時間した時刻が、ヘルシンキの現地時刻となります。慣れてしまえばそんなに難しいことはありません。
日本とヘルシンキの冬時間の時差・計算方法
続いては、サマータイム終了後の冬時間の日本とヘルシンキの時差の計算方法です。冬時間になると日本とヘルシンキの間の時差は7時間に増えます。
そのため、日本がヘルシンキよりも7時間早く進んでいると言うことですので、日本時間が朝の7時だったら、ヘルシンキは日が変わったばかりの同日深夜0時と言う計算になります。
ヘルシンキのサマータイムの開始&終了時期
では、ヘルシンキのあるフィンランドでは、サマータイムがいつ始まっていつ終わるかと言う事ですが、通常サマータイムの切り替えは、日曜日の早朝に行われます。
次回のサマータイム開始びは2020年3月29日(日)の3時0分に切り替わるそうです。そして終了日は2020年10月25日(日)4時0分となっています。いずれも寝ている間に切り替わってしまうので、実感がないと言う方も少なくないでしょう。
フィンランドはサマータイムが廃止される!?
日本では馴染みの薄い行事、サマータイムですが、フィンランドでもサマータイムが廃止されるかもしれません。
長年浸透してきたサマータイムですが、戦後とは違い日照時間1時間ほどの差は消費エネルギーにそこまで大きな違いは無くなってきたと言う事が大きな要因だそうです。
それよりもサマータイムを導入するためにかかるコストや、年に2回の時刻のずれで生じる健康被害の方が問題視されているのだそうです。
電子機器の時計は勝手に変わる!
多くの方は、スマートフォンやパソコン、タブレットなどを持って旅行に出かけるでしょう。もしもサマータイム開始や終了の日程と被ったら、時刻はどうなるの?と思うかもしれません。
実はそういった電子機器は電波を受信して勝手に時刻を変えてくれるのです。そのため寝ている間に時間が遅れたり元に戻ったりするので、実感がないかもしれません。
もしも時刻変更の瞬間を目で確かめたい、という方は頑張ってその変更時間に起きてスマートフォンを眺めてみるといいでしょう。
ヘルシンキ旅行の時差ボケ防止対策
日本からヘルシンキへ旅行へ行く際に、時差ボケが気になるという方も少なくないでしょう。時差ボケがあると、せっかくのヘルシンキ旅行初日を一日寝て過ごしてしまった、という事にもなりかねません。
そこで、ヘルシンキと日本の時差を計算して、旅行までに体調管理をしておくのがおすすめのポイントです。
【出発1週間前】徐々に準備を開始
時差ボケを極力起こさないようにするためには、ゆっくり時間をかけて体調を現地時刻に合わせて行くのがおすすめです。
もし可能ならば、現地の時間を計算して、毎日1〜2時間ずつ眠る時間を遅らせて行くといいかもしれません。
【出発2~3日前】強い日差しを避けて体内時計をコントロール
人間の体は、太陽の光で体内調節されていますので、強い日差しをあまり浴びない方がいいようです。
そうする事により、ヘルシンキに着いた時に体内時計を調節しやすくなりますので、時差ボケの原因を少し解消する事ができるでしょう。
【飛行機に搭乗後すぐ】現地時刻に自分の時計を合わせる
もしも時計を持って飛行機に搭乗した方は、飛行機に搭乗したらすぐに時計を現地時間に合わせてしまうと現地時刻がわかりやすくて体内時計をコントロールしやすいでしょう。
ヘルシンキが今この時刻だからこの辺で少し寝ておこうなどと、飛行機の中で計画を建てられておすすめです。
【フライト中】到着時刻に合わせて睡眠を調整
ヘルシンキへ向かう飛行機の中では、現地に到着する時刻に合わせて睡眠の調節をするといいでしょう。
もしも朝に着くのであれば睡眠を搭乗している時間の後半部分に持って来ればいいですし、もしも夜に着く便なのであれば、着いてから眠れるように飛行機の中ではあまり寝ない、もしくは前半に仮眠しておくなどがおすすめです。
【現地到着後】食事で体内時計をコントロール
実は時差ボケには、体内時計が狂ってしまう理由には、睡眠の他にメラトニンというホルモンの分泌が関係しているのだそうです。
このメラトニンの分泌が多いと眠くなってしまうのだそうです。分泌を抑えるためには、タンパク質を沢山取るのがいいそうです。そのため、到着してからの朝や昼はお肉やお魚、そして卵などを積極的に摂取しましょう。
時差情報をチェックしてヘルシンキ旅行を楽しもう!
海外旅行に行くと、時差ボケはつきものですが、せっかくの旅行ですから時差ボケに悩まされる事なく全ての日程を全力で楽しみたいものです。美しい都市ヘルシンキを心ゆくまで楽しんで、素敵な思い出を心に刻んでください。時差は約7時間ですが、意外に7時間という時差は大きいものです。ぜひ、体調管理を万全にしてお出かけしてください!
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