台南「玉井」はマンゴーが人気！おすすめかき氷やマンゴー狩りも

台鉄台南駅（在来線）前からバス（興南客運）で1時間半から2時間で行けるマンゴーの故郷「玉井」は、四方を山に囲まれた天然盆地にあり、年間の気候は、夏の時期は台湾全土の主要都市同様に暑いですが、冬の時期には比較的温暖で過ごしやすいのが特徴です。この気候が、マンゴーの栽培に最も適しているのでしょう。マンゴーの主要生産地として注目を浴びています。では、おすすめのカキ氷をご紹介いたしましょう。

玉井地区に入ると、路面でマンゴーを販売する光景が多く見られます。一口にマンゴーと言っても種類が多いです。よく知られているのは表面が赤い愛文芒果（アップルマンゴー）、緑色の土芒果（トゥマンゴー）は台湾の土着種、黄色がかった金煌（きんこうマンゴー）などが所狭しと並んでいます。販売単位は、かご一杯（20から30個）または、１斤当たり（約600グラム）いくらかで売っています。

台南市玉井区は、まさにマンゴー天国。玉井老街に入ると超有名店が軒を並べています。どこのお店に入ろうかと迷わないように、多くの人々の人気が集中しているおすすめのマンゴーかき氷店を抜粋（6選）してご紹介することにしましょう。せっかく玉井まで来たのだから、この際、マンゴーかき氷のハシゴと行きましょうか。

「阿月古早味芒果冰」お店の名前が長いので「阿月」と呼びましょう。阿月は、20年の歴史を持つ老舗かき氷屋さんで、夏の看板メニューは、もちろんマンゴーかき氷です。その中でも、おすすめは、「芒果雪花冰」で、かき氷なのですが、綿菓子のように「ふわふわ」で口の中でとろけるかき氷です。最近では、色んなお店が出している台湾名物のスイーツです。

細かく削った氷の上に山盛りの愛文芒果（アップルマンゴー）、そしてお店特製のマンゴーソース、練乳、マンゴーアイス、最後に緑色の土芒果（トゥマンゴー）を砂糖漬けにした「情人果（チンレンクォー）」が添えられます。このおいしいマンゴーかき氷を食べるために、たくさんのお客さんが訪れます。マンゴーは、このお店が直営する農園から毎日届く採れたてです。8時から21時30分まで営業。さあ、行ってみましょう。

住所:台南市玉井区中正路135號 電話番号:06-574-1798

台南の玉井老街に入るとマンゴーかき氷の店が立ち並んでいます。その中でも、向かい合わせの２軒に拡張した20年の歴史を誇る創始店と7年前にもう一軒増やしたお店があります。これが、有間冰舗というお店で日本でも口コミで超おいしいと評判のメニュー「芒果無雙」がおすすめです。お値段は、小100元（370円）大150元（555円）特大160元（595円）となっています。他に並ぶものがない絶妙の味で人気商品です。

更におすすめは、「果醸芒果冰」。氷は普通のシャリシャリのかき氷ですが、氷の上に自家製のドライマンゴーを散らしているのが特徴で、更に看板商品の「芒果無雙」と同じく、新鮮な愛文マンゴーのカタマリの上に土芒果（トゥマンゴー）の情人果と、さらに濃厚なマンゴーペーストが、かけられトップにはマンゴーアイスが載っています。なんと豪華でしょう。10時から20時まで営業・年中無休。早速行って見ましょう。

住所:台南市玉井区中正路152號、154號 電話番号:06-574-7130,9360

2011年に愛文マンゴーの産地である台南の玉井区で農協が主体となってマンゴーかき氷店がオープンしました。座席数は、びっくり500席もあるんです。かなり大きなスペースなので、お客さんで一杯。ここのおすすめは、このお店の看板メニュー「熱情小子芒果実冰」が120元（450円）と「夏日迷情雪花冰」が140元（520円）で色合いもよく味も申し分ないので好評です。

このお店は、約60軒の農家と契約して、農家から直送された新鮮なマンゴーを、かき氷をはじめジュースや料理など様々な商品に加工しています。メニューには、マンゴーのアイスクリームやジュ―ス、マンゴーケーキや大福にプリン。びっくりメニューとしてはマンゴーカレーなんてのもあります。おみやげも売っていて、マンゴパン、マンゴパイ、ドライマンゴーなど、マンゴーかき氷を食べたあとは、買って帰りましょう。

住所:台南市玉井区中正路139號 電話番号:06-574-8552

玉井青果市場の中にあります。この市場には、何軒か同じようなお店がありますが、このお店はクチコミでも評判がよく、お店のスタッフの対応もよく、マンゴーかき氷のお値段も安く観光客だけではなく地元の人たちで賑わっています。今までに食べた全てのマンゴーの中で、香りと甘さが最高で、マンゴーの量も多いと評判のお店です。

台南の玉井が、まさにマンゴーの故郷と言われているので、その知名度に恥じないこのお店の名前「芒果の故郷」を名乗るだけあって、マンゴーの味は断然おいしいと評判。マンゴーかき氷の大サイズでも100元（370円）は、超安くて美味しいです。マンゴー以外のかき氷も揃えてあります。早く食べたいですね。

住所:台南市玉井區中正路27號（玉井青果市場内）

このお店は、フランチャイズのお店で、本店の玉井店は台南市玉井區豐里里60-19號にあります。ここの青果市場にあるお店は複合経営をしています。温かい食べ物と冷たい食べ物の両方を販売しています。空腹を満たしたい時は、暖かい食べ物、また、暑さを凌ぎたい時には冷たいものを食べて顧客のニーズに答えています。よく考えていますね。

店内のマンゴーかき氷は人気のメニューで、（大）が130元（480円）、（小）が80元（300円）その他、緑色の土芒果（トゥマンゴー）の情人果で作るシャーベット、アイスキャンデー、アイスクリーム、パイなどもあり、客に喜ばれています。マンゴー以外に、色んなメニューをいただくのもいいですね。是非、お味を試してみましょう。

住所:台南市玉井區中正路27號（玉井青果市場内）

2013年に開店したばかりのお店です。おすすめは、芒果雪花冰（小）100元（370円）、御用芒果冰皇150元（555円）。このお店の名物は、器がマンゴーのアイスで出来ていて器ごと食べられるのがすごいです。マンゴーのカットが大きいので、一口で食べるのが大変で、嬉しい悲鳴です。氷の下にもマンゴーがゴロゴロ入っていてマンゴーがめちゃくちゃ甘くてジューシーと評判です。10時から18時まで営業。

住所:台南市玉井区樹糖街26巷20號 電話番号:06-574-7800

玉井区のどこのお店にも、ドライフルーツを中心に他の加工品も置いてあり、お店の前を通りかかると、ドライマンゴーの試食をさせてくれます。日本で販売されている物とは全く違って玉井で売っているドライマンゴーは、食べた時の肉厚感、歯ごたえ、ジューシーさが比べ物にならないくらい美味しいです。本場だけに物が新鮮なのでしょう。砂糖ありと無糖がありますが、日本人にはやはり無糖が人気です。

ドライマンゴーは、中国語で『芒果乾』といいます。日本で販売されているドライマンゴーは、小さい、薄い、旨味が足らないと言った調子で左程、人気はありませんが、台南玉井で販売しているドライマンゴーは、大きい、分厚い、旨味がある、新鮮なのでカスカス状態ではなく、まだ水分が残っているかのようにふっくらしています。マンゴーは、日本に持ち帰れないので、このドライマンゴーを沢山持ち帰る方が多いようです。

「情人果（チンレンクゥオー）」の情人は、中国語では恋人のことです。昔、台南マンゴーが “愛情の果実”とも呼ばれていたことで 、未成熟な青マンゴーのことをを“情人果”というようになったそうです。 これは「土芒果（トゥマンゴー）」という種類の台湾原生種です。台湾の人々は、 未成熟な「土芒果」を細く切って砂糖漬けにし、「情人果」を作ります。青マンゴーの 甘酸っぱい味は、まさに恋の味のようです。

「情人果」は、おみやげにも大変人気があります。台湾での食事の後に、よく出されます。食事の後に食べるとお口がさっぱりするからです。通常、台湾の習慣では、これを凍らせて少し融け始めたころに食べるのが、おすすめで一番美味しいといいます。熱い緑茶と一緒に食べるのも美味しいとか。因みに、台湾ではバレンタインデーのことを中国語で「情人節（チンレンチエ）」といいます。

日本では、沖縄、宮崎、鹿児島などで、マンゴー狩りというイベントをやっているのを見かけますが、台湾では、あまり聞き慣れないイベントです。チャイナエアーライン（日本）が、台湾旅行情報サイトとタイアップして「マンゴー狩り」の参加者を募集しているようです。これからの企画次第では、各社がしのぎを削って「マンゴー狩り」ブームを過熱化させる予兆が出ています。

このお店には、広々とした庭園があり、ご主人は、イケメンで果樹の栽培農場を経営。因みに奥様は、美人の日本人だとか。緑菓子Cafeは、オシャレなお店で評判が高く、日本からの「マンゴー狩り」とタイアップしてツアーを組んでいます。大好評です。お店は、10時から21時まで営業。毎週木曜日が休日です。今がマンゴーの旬です。「マンゴー狩りツアー」に参加しましょう。

住所:台南市楠西区照興里122號 電話番号:06-575-4933

台湾におけるマンゴーの歴史は400年ほど前にオランダ人がインドネシアから持ち込んで始まったと言われています。台南市は台湾を代表するマンゴーの生産地域であり台湾の総生産量の50.2%を占め最大のマンゴー産地です。マンゴーの故郷で最高に美味しいかき氷を楽しみましょう。台南の玉井に行ける日が待ち遠しいですね。