台南「牛肉湯」のおすすめをご紹介！人気＆おいしい有名店も

成田から直行便で約4時間。台湾は観光やグルメ、温泉などが楽しめる定番人気のスポットです。台北で故宮博物院や台北101などの見どころを巡ったら、今度は台湾の地方都市に出かけてみませんか。台湾の南部に位置する台南市は、レトロな雰囲気の古都です。台南市内には、オランダ軍によって建てられた史跡の赤嵌樓や、ガジュマルの森の安平樹屋といった名所があります。

人気のグルメが各種そろう台湾の中でも、ここ台南でぜひおすすめしたい名物料理が「牛肉湯（ニュウロウタン）」です。台南市の周辺は台湾で有数の牛肉の産地です。台湾料理では牛肉がよく使われますが、「牛肉湯」はいわば牛肉をそのまま楽しむスープ。新鮮な牛肉を使っているので、牛肉のおいしい味をそのまま楽しめると人気です。今回は台南の「牛肉湯」のご紹介です。

「牛肉湯」は生の牛肉にあつあつのスープをかけていただく、台南名物の料理です。スープをかけた牛肉は、しゃぶしゃぶのような食感に変化します。今回は台南で「牛肉湯」がおいしいと高評価のお店を紹介します。どれも人気店と有名店ばかり。初めて台南を訪れる方も、すでに牛肉湯を食べた方も、早速食べたくなるおいしい情報ですよ！

こちらの特徴は、意外なほどあっさりと飲み干せるスープの味です。あっさりとした中に牛肉の旨みのコクが感じられると評判です。市街地からは少し離れていますが、いつでも行列ができている人気店です。注文票に記入してオーダーする仕組みなので、中国語がわからない人でも安心です。イートインの場合は注文票にテーブル番号を記入すれば出来立ての料理を運んできてもらえます。

牛肉湯は小サイズで100元（1元＝約3.5円）。まずはそのまま味わってから、卓上のショウガで味に変化を付けるのがおすすめです。こちらの文章牛肉湯は安平老街へ向かう途中の立地です。台南市の周辺は台湾を代表する牛肉産地なので、台南市内にはおいしい牛肉湯が食べられるお店がずらりとそろっています。文章牛肉湯はその中でも有名店です。

初めて訪れると行列に驚きますが、店内は意外と広くお客さんの回転スピードが早いので、さほど待ちません。レアで味わう牛肉の味はクセになると評判です。牛肉湯には白いご飯または「肉燥飯」が付き、お好みで選ぶことができます。ちなみに牛肉湯のルーツですが、台南に住む漁師たちが食べていた牛肉スープにあるそうです。

料金はおいしいと評判の「牛肉と青菜の炒めもの」も100元。メニューは均一価格でわかりやすいのが特徴です。牛肉湯には白いご飯または肉燥飯が付いてきますので、お好みでどうぞ。こちらの文章牛肉湯は早朝5時からの営業です。安平路の運河沿いに建つお店は、朝から晩までいつもにぎわっています。日本人観光客にも大人気の有名店です。

住所:台湾台南安平區安平路590號 電話番号:+886 6 228 4626

シンプルな調理法の牛肉湯は、牛肉の鮮度がそのままおいしい味につながります。こちらの府城牛肉湯では、注文を受けてから牛肉の塊を切り分けてくれるので、味は保証付きです。牛肉湯のほかにも、青菜炒めや煮物、炒飯など牛肉づくしのメニューを楽しめます。お店の中と外にテーブルと椅子が置かれていて、どちらでも好きな場所で食事ができます。

牛肉湯は110元、赤身の牛肉が色が変わればちょうどよい食べごろです。牛肉湯は生肉を使いますが、意外なほど臭みがありません。牛肉特有のくどさがないので、肉好きでない方にも好評だそうです。シャキシャキとした食感のショウガが味のアクセントになっています。なお、お箸やショウガ、卓上調味料などは自分で取るセルフサービス。気軽に立ち寄れる一軒です。

府城牛肉湯では一日に3回、さばきたての牛肉を仕入れているそうです。料理の味だけでなく、旅先ではお店の雰囲気も気になりますが、牛肉湯のお店はカジュアルな雰囲気なので大勢でも一人でも入りやすいのが特徴です。一人旅の場合でも安心ですね。ちなみにこちらの府城牛肉湯の隣には、羊肉湯の専門店があります。お腹に余裕があれば、牛肉と羊肉を食べ比べてみるのもおすすめです。

しっかりと食べたい方には、牛肉湯のほかに「牛肉の青菜炒め」や「牛肉炒飯」といったメニューが人気です。営業時間は16時から早朝5時まで。夜通し営業しているのでお酒を飲んだ後の〆にも十分に間に合います。夜中に小腹がすいた時にも気軽に立ち寄れますね。台南市の中心部で深夜でも牛肉湯を味わえる店として有名になっています。月曜定休です。

住所:台南市中西區府前路二段173-2號 電話番号:+886-6-229-5210

こちらの石精臼牛肉湯も行列の絶えない人気店です。赤崁楼近くの屋台街の真ん中あたりに位置します。まずはそのままで牛肉湯を味わい、食べ進んだら卓上の米酢やオリジナルのタレを足していくのがおすすめの食べ方です。牛肉湯の牛肉は想像以上に柔らかく、口の中で溶けていく感覚がわかるほど。お肉の旨みが凝縮されています。

こちらの石精臼牛肉湯では、牛肉が品切れになり、肉の到着を待つこともあるそうです。さばいたばかりの新鮮な牛肉を使っているのが、おいしい理由です。しゃぶしゃぶのように牛肉がヒラヒラと踊る様子を楽しめます。常連さんおすすめの食べ方では、牛肉が半生のうちに急いで味わうそうです。牛肉の旨みが出たスープは甘く感じます。

台南の有名な観光名所、赤嵌楼から徒歩5分なので、地元の人たちに加えて台湾内外からの観光客でいつもにぎわっています。営業時間は深夜1時30分から11時まで、一旦閉まった後に夜は17時から23時まで営業しています。営業時間が変則的なので、食べに行く際には注意が必要です。月曜日の夜と火曜日の朝の時間帯が定休になっています。

住所:台南市中西區民族路二段246號 電話番号:+886-6-223-2266

ほとんどのお客さんが牛肉湯と白飯をオーダーするという、台南の有名店です。オーダーを済ませたら、セルフサービスのショウガとタレを取ってテーブルで待ちましょう。スープには牛テールの旨みがたっぷり。レアの牛肉は赤身の旨みを堪能できます。牛肉湯はスープのおかわりが自由なので、食いしん坊の方も大満足できます。お腹をすかせて向かいたい一軒です。

店内には4人がけのテーブルが10卓ほど並びます。牛肉湯のお店は、いずれも地元に溶け込む飾らない雰囲気が魅力です。こちらの六千牛肉湯でも気軽にリーズナブルに滋養たっぷりの味を楽しめます。比較的若いお客さんが多いのも特徴です。常連さんはスープだけをおかわりする人も多いそうです。

早朝からバイクで訪れるお客さんが多い六千牛肉湯。赤いテントが目印です。六千牛肉湯ではその日の朝にさばいた牛肉を時間を置かずに調理しています。鮮度のよい牛肉には特有の臭みがなく、特に肉好きの方でなくてもするりと食べられるおいしさです。牛肉湯は一杯120元です。

営業時間は朝のみ、5時から8時までですが、売り切れ次第終了の有名店なので早めの到着がおすすめです。また、注意したいのが営業日。六千牛肉湯は金曜から月曜までのみの営業です。ここでしか味わえないおいしい朝食を求めて早朝から行列のできる人気店ですが、並ぶ価値ありですよ。地元の常連さんに混ざって順番を待ちましょう。

住所:台南市中西區海安路一段63號 電話番号:+886-6-222-7603

牛肉湯のおいしいスープは、豚骨と牛骨に野菜を混ぜて約10時間煮込んで作るそうです。ひと口スープを飲んでから、甘みのある柔らかな牛肉を味わいます。メニューでは牛肉湯と合わせて「肉燥飯」をオーダーする常連さんが多いそうです。こちらの「肉燥飯」は赤身の肉を使っているのが特徴です。台南駅からは車で約10分のアクセスです。

やや厚めに切った赤身肉は歯応えがあります。営業時間は明け方の4時30分から13時までと16時30分から24時までです。活気にあふれた早朝もおすすめですが、ゆったりと静かな店内で牛肉湯を楽しめる夕食の時間帯もおすすめです。メニューには瓶ビールもあります。定休日は火曜日です。

住所:台南市康楽街325號 電話番号:+886-6-227-0579

創業から約40年、水仙宮市場の近くにある牛肉湯の有名店です。牛肉湯のほかに牛肉炒飯も人気。にんにくたっぷりのスタミナメニューです。牛肉湯と牛肉炒飯はいずれも100元です。牛肉湯には甘辛いしょうゆ味のタレとショウガが付いてくるので、ご飯が進みます。水仙宮市場で働く人たちの朝食スポットとして台南で有名な一軒です。

半生の牛肉と澄んだスープの牛肉湯は、あっさりとした味わいのおいしい料理です。こちらの阿村第二代牛肉湯では牛肉湯に加えてもう一品を加えるのもおすすめ。比較的こってりとした味付けの牛肉炒飯や牛肉の炒め物をオーダーする人が多いそうです。こじんまりとして見える店内ですが、奥側にイートインスペースあり。お店の奥では冷房の効いた席で食べることができます。

営業時間が早朝4時からと夜18時から。長めの営業時間ですが、牛肉が売り切れ次第終了なので早めの到着がおすすめです。開店前にはすでに行列ができている人気店ですが、並び価値ありですよ。月曜日の午後と火曜日の午前が定休となっています。台南中心部からのアクセスは台南火車站からバスの利用が便利。小西門バス停から徒歩3分です。

住所:台南市中西區保安路41號 電話番号:+886-6-229-3908

安平路に建つ牛肉湯の有名店です。牛肉湯は小100元、大150元です。ご飯と卓上調味料はセルフサービスのスタイル。たくさん食べたい方はご飯を大盛りでどうぞ。スープもおかわりができます。ショウガをたっぷり添えると身体が温まり、ヘルシーな食事ができます。営業時間は朝4時30分から午後2時まで、夜は午後5時から材料がなくなり次第終了です。

冷房の効いた店内は快適に食事ができます。地元の人たちでにぎわう朝食の時間帯に比べると、夜はゆっくりとした時間が流れます。長めの台湾旅行の際には、朝食と夕食を食べ比べてみるのもいいですね。食べ方やメニューについてわからないことがあったら店員さんに尋ねてみましょう。女将さんや店員さんとの会話も楽しめる、フレンドリーな一軒です。

住所:台南市安平区安平路624號 電話番号:+886-6-241-0201

最後にご紹介するお店は、台南市の勝利國小の目の前にある長榮牛肉湯です。アットホームでこじんまりとした雰囲気の一軒です。牛肉湯のスープは牛骨に牛の内臓、野菜やサトウキビなどを煮て作っています。見た目は半透明のスープですが、とても味わい深いと評判です。また、牛肉湯と並んで定番人気の「肉燥飯」は豚の三枚肉を甘く煮込んだご飯が進む一品です。

牛肉湯のスープには優しい甘みがあります。中に入った赤身の牛肉は、とろけるような柔らかさが評判です。ご飯や牛肉に添えたいオリジナルのタレとショウガの千切りはセルフサービスで。常連さんにはショウガをたっぷりの食べ方が人気だそうです。朝食に食べれば一日の始まりにパワーチャージ。充実した活動ができますね。

牛肉湯は台湾ではおなじみのテイクアウトもできます。可愛らしい容器にたっぷりの量が盛り付けられ、好きな場所で台南名物の味を楽しめます。アクセスですが台南駅から長榮牛肉湯までは歩くと20分以上かかります。タクシーの利用がおすすめです。営業時間は朝5時から11時まで。定休日は毎月3日と17日となっています。

住所:台南市東區長榮路二段88號 電話番号:+886-6-275-4190

花園夜市は海安路と和緯路の交差点に開設される、台南で最も大規模な夜市です。花園夜市にも牛肉湯のお店はあります。朝食のイメージが強い牛肉湯ですが、大勢の人でにぎわう夜市の熱気の中で味わうのもおすすめ。朝とはまた違った雰囲気で新鮮な牛肉を味わうことができます。牛肉湯の専門店ほど並ばなくても済むところもおすすめの理由です。

住所:海安路三段と和緯路三段の交差点

台南市の善化にある善化牛墟は牛の売買が行なわれる市場です。さばきたての牛肉が手に入るので、牛肉湯の味も保証付き。こちらの牛肉湯を目当てに遠方から訪れるお客さんも多くいるそうです。さっぱりとした風味がおいしい牛肉湯は100元です。市場の開設は毎月9日間のみ。最後が2、5、8の数字の日にちに開設されます。

住所:台南市善化区

Robin’sは台南で人気の大型ホテル、台南晶英酒店の1階にあります。鉄板焼きの専門店ですが、ビュッフェスタイルの朝食の時間帯には牛肉湯が登場します。ご飯と合わせて味わうのが本来の牛肉湯ですが、パンやサラダバーと合わせていただく牛肉湯も新鮮ですよ。牛肉湯はシェフがその場で盛り付けてくれます。

住所:台南市中西区和意路1號 電話番号:+886-6-213-6290

牛肉の旨みが凝縮されていながらあっさりとした風味の牛肉湯は、お肉好きの方にもそうでない方も必ず気に入る名物料理です。多彩にそろった台湾グルメの中でも、台南の牛肉湯は日本人の口に合いやすいと言われています。今回ご紹介した11軒はいずれも台南の有名店ばかりです。皆さんもぜひ今度の台湾旅行では、台南で新鮮な牛肉を使った牛肉湯を味わってみてくださいね。