エジプト観光！おすすめ世界遺産・名所11選！現地のお土産も！

エジプトの正式な国名はエジプト･アラブ共和国と言います。首都はカイロで、西にリビア、南にスーダン、北東にイスラエルと隣接し、北は地中海、東は紅海に面しています。｢エジプトはナイルの賜物｣と言われるように、5000年の歴史を誇るエジプト文明は、正にナイルの恵みそのものなのです。ここでは、世界遺産に登録された都市が多数あるこのエジプトの観光スポットを中心にご紹介します。

カイロ国際空港は市内中心部から約22キロメートル北東に位置します。タクシーで市内へ行く場合、空港が認可している白いタクシーと数少ない黄色い車体のシティキャブは共にメーター制ですが、実際には事前交渉が必要なケースも多々あります。法外なチップを要求される場合もありますので、事前にきちんと金額を確認して下さい。

カイロ国際空港からバスで市内の主要スポットやホテルに搬送してくれる乗り合いのシャトルバスは、車体に｢19970｣と書かれています。事前に予約を入れていない場合は、各ターミナル到着ロビーのサービスカウンターで行き先を告げてチケットを購入して下さい。市バスの場合は、ターミナル1を出て駐車場に向かって歩いた先にバスターミナルがあります。さあ、エジプト観光に出かけましょう。

カイロの観光は、砂嵐の吹き荒れる3月から5月と、40度から50度を越える6月から8月の酷暑のシーズンを避けた方が無難です。カイロ観光のベストシーズンは11月から2月です。この時期は日中25度から30度以下となることが多く、乾燥しているため爽やかで過ごしやすくなります。ただ、朝夕は冷えますので、セーターやジャケットが必要です。世界遺産に溢れたカイロの街で観光をしたりお土産を探してみましょう。

エジプトにあるピラミッドと言えば、世界遺産の中でも群を抜く人気を誇ります。カイロにあるピラミッドの中で最も完成度が高いのがギザの3つのピラミッドです。クフ王の第一ピラミッドは四角水の各面が正確に東西南北を向いています。カフラー王の第二ピラミッド、メンカウラー王の第三ピラミッドとともに3つのピラミッドが並ぶ雄姿は圧巻です。ベストシーズンを選んで行きましょう。

ピラミッドを仰ぐように鎮座するギザのスフインクスは、世界最古の巨大石像彫刻と言われています。人面獣身のスフィンクスは高さ20メートル、全長57メートルと、エジプト各地に残るスフィンクスの中で最大級のものです。スフインクスについては、どのファラオ(王）が、いつ、何の目的で建造したのか、その鼻をそぎ落としたのは誰かなど、今でもこれらの謎は残されたままです。

エジプト考古学博物館は首都カイロにある国立の博物館で、通称カイロ博物館と呼ばれています。二階建てで100以上の部屋があり、20万点を越える文化的遺物が収められています。館内にはツタンカーメンの王基から発掘された黄金のマスクや王座を始め、カフラー王座像、ラムセス2世のミイラなど、古代エジプトの貴重な遺物が多数展示されています。ここでお土産のはがきや写真を探すこともできます。

カイロのシタデル(城塞の意）はエジプトの世界遺産｢カイロ歴史地区｣のモカッタムの丘にあります。十字軍の進行に備えて12世紀後半に建造されたシタデルは、周囲を高さ10メートル、厚さ3メートルの城塞に囲まれています。中には軍事博物館やモスクなどがあり、中庭からカイロの街並みを見渡すことができます。ベストシーズンを選んで観光をしましょう。

ルクソールには中王国時代のBC2000年頃から数度に渡ってエジプトの首都が置かれました。ルクソールはエジプト帝国のテーベ(首都)と呼ばれ、何世紀もの間栄華の中心として存在した都市なのです。現在は｢古代都市テーベとその墓地遺跡」として世界遺産にも登録されています。このルクソール東岸にあるカルナック神殿は、アモン神(空気の神)を祀った壮大な神殿で、世界最大の神殿建造物と言われています。

ルクソール市東岸にあるルクソール神殿は、カルナック神殿の副神殿として作られたものです。ルクソール神殿はアメン神を祀るもので、オベトの祭礼を行なうために造られたものです。オベトというのは、毎年ナイルの増水期に行なわれるアメン神と妻ムトの結婚の祭礼のことです。べストシーズンは秋から冬にかけてです。祭礼時の服装を想像してみるだけでも楽しくなりますね。

王家の谷は、ルクソールのナイル川西岸にある岩山の中に集中する岩窟墓群のことを言います。古代エジプト、新王国時代の王達の墓がまとまって存在することからこの名称がつけられたようです。24の王墓を含む64の墓が今までに発見されています。当時の王様達の服装はどんなだったでしょうか?今すぐにでも観光して見たいスポットですよね。

アブシンベル大神殿は、エジプト南部のアスワンに位置しスーダンとの国境付近にあるヌビア遺跡のことを言います。建造主は新王国時代第19王朝ラムセス２世です。大神殿は太陽神ラーを、小神殿はハトホル女神を祭神としています。アスワンハイダム建設に際し、水没の危機にあった神殿は国際的な援助活動の結果、大々的な移設工事により生き残ったものです。この一帯も世界遺産に登録されています。

アレキサンドリアはカイロに次ぐエジプト第二の都市です。地中海に面した海辺の街アレキサンドリアは、イメージ通りの古代エジプトと、ヨーロッパ風の美しい街並が見事に融和した都市です。この街では、モダンな建築美を誇るアレキサンドリア図書館、美しい湾を望むことができるカーイトゥーベの要塞、少し中心地区から離れていますが西郊外にある世界遺産、コプト時代の巡礼地アブ･ミーナなどがお勧めの観光スポットです。

砂漠の都市ルクソールからバスで走ること4時間。突然真っ青な海が視界に入ってきます。このスポットが紅海リゾート、ハルガダです。紅海は、流入河川がなく海水の透明度が高いため、200種類ものサンゴが生息するなどダイバーにとって憧れの海と言われています。ハルガダでは、スノーケリングや体験ダイビングを楽しむことができます。エジプトの暑過ぎる夏を避けベストシーズンを選んで行ってみて下さい。

カイロから南西の方向へバスで5時間ほど行ったところにバハレイヤオアシスがあります。玄武岩が広がり、ピラミッドのような黒い山が連なる一帯が黒砂漠と呼ばれる場所です。一方、白砂漠には、小さいものから数メートルに及ぶ巨大なものまで、チョーク岩という白亜色の石灰岩の連なりを見ることができます。砂漠の夜に見る無数の星の輝きは例えようもない美しさです。

｢クジラの谷｣を意味するワディ･アル･ヒタンは、カイロから南西に150キロメートルほどの所にあり、約4000万年前に生息したクジラの祖先｢バシロサウルス｣の化石が発見された場所です。この場所はもともと海の底だったのが、海面の低下で陸地となりました。取り残されたクジラ類やマングローブの化石が砂漠の中に点在しており、屋外の博物館ともいえます。ユネスコの世界遺産にも登録されています。

ナイル川クルーズを体験する場合、カイロ、ルクソール、アスワンなど、主要な都市や遺跡群のほとんどがナイル川流域に点在していますので、客船で移動しながらゆったりと観光を楽しむことができます。日中は遺跡観光やナイル川からの風景を見ながら優雅なひと時を過ごし、夜は時間を気にせずのんびりと美味しいディナーを楽しむことができます。ベストシーズンを選んでクルーズ観光を楽しみましょう。

ハーン･ハリーリは、14世紀末ブルジー･マムルーク朝時代に開かれたスーク(市場)で、エジプトで最も神聖な場所と言われる｢アル･フセインモスク｣の西側一帯を指します。世界遺産、カイロ歴史地区の中にあり、当時の姿のまま保存されています。現在はカイロを訪れる観光客がお土産を探すために立ち寄る観光スポットになっています。ベストシーズンは11月から2月です。

ハーン･ハリーリのスーク内は、細く曲がりくねった道が幾つにも分かれており、まるで迷路に迷い込んだような錯覚に陥ります。道の両側は、宝石類や金銀銅などの細工、アンティーク、民俗衣装、象牙細工などが売られており、お土産を探すには一番の人気の観光スポットとなっています。時間の経つのを忘れるほど魅力的なこの場所でいろいろなお土産を探してみましょう。

古代エジプトの服装とは、紀元前3000年から紀元前341年までの、現在のエジプト周辺にあたる地域での服装を指します。材質は基本的に亜麻(リネン)です。絹や綿は古代エジプト王国の時代にはまだ渡来していません。亜麻は通気性が良く汗にも強いため、暑さが厳しいエジプトではこの素材を使った服装が大変重用されたようです。

カイロで人気のレストランを3つほどご紹介しましょう。1番目は、｢アブ･エル･シード｣と言って古き良きエジプトの雰囲気を持ち伝統的な料理とお酒が楽しめるレストランです。2番目は、｢フェルフェラ｣と言い、地元の人々に愛されているカイロでも有名なレストランで、エジプトの伝統料理が楽しめます。そして3番目は｢ファラハト｣と言って、エジプトの高級料理、ハト料理を食べることができるレストランです。

コシャリはエジプトの国民食です。米、マカロニ、スパゲティ、豆、ニンニクフライなどが入ったごちゃ混ぜ料理で、レストランによって味や食材の組み合わせが違うため、色々な味が楽しめます。日本のラーメンのような存在と言っていいでしょう。気軽な服装で観光を兼ねてお出かけ下さい。

カイロにあるお勧めホテルをご紹介します。グランドピラミッズホテルは、ピラミッドまで徒歩30分で行けるプール付きのホテルです。JWマリオットカイロは空港から車で10分、波のプールが2つあり庭も広く総合力で評価の高いホテルです。コンラッドカイロは、ナイル川沿いなので眺めが良く清潔感、高級感に溢れたホテルです。他にもホテルは多数ありますが、目的に合ったホテルを選ぶことをお勧めします。

エジプトは気軽に行ける国ではありませんが、一生に一度は行きたい国として名前が挙がるほど人気のある観光地です。至る所に世界遺産に登録された歴史的建造物が点在し、人気のある市場へ行けば、エジプト特有の服装やお土産品を見たり探したりすることができます。是非、ベストシーズンを選び、観光地エジプトに足を運んでみて下さい。