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王家の谷は岩窟墓!ツタンカーメンも眠っていた?場所や入場料まとめ!

王家の谷は岩窟墓!ツタンカーメンも眠っていた?場所や入場料まとめ!
投稿日: 2017年8月3日最終更新日: 2020年10月7日

古代エジプトの新王国時代の王たちが眠る「王家の谷」。王家の谷は岩窟墓となっており、大変貴重な遺跡です。かの有名なツタンカーメンの墓もあるという王家の谷、ぜひ一度行ってみたいですよね。王家の谷の岩窟墓や壁画、また場所や入場料などの情報をまとめました。

ツタンカーメンも眠る!「王家の谷」へ行こう見出し

エジプトのルクソールの町に、古代エジプトの新王国時代の王家たちの墓が集まっている「王家の谷」という場所があります。王家の谷は岩窟墓となっており、大変貴重な遺跡です。かの有名なツタンカーメンの墓もあるという王家の谷、ぜひ一度行ってみたいですよね。王家の谷の岩窟墓や壁画、また場所や入場料など、王家の谷の情報をまとめました。

王家が眠る岩窟墓「王家の谷」とは?見出し

ルクソールという場所にある貴重な遺跡「王家の谷」は一体どんなところなのでしょうか。王家の谷があるルクソールという場所は、かつて首都となったこともあるほど栄えた古代都市「テーベ」という街でした。テーベには数多くの古代エジプト遺跡が残されていますが、その中でも大注目なのが王家の谷。古代エジプト時代の王家が眠る岩窟墓です。

王家の谷では、現在までで64もの墓が発見されています。しかし、現在公開されているのはそのうちのわずか12の墓のみ。なんと、1922年にハワード・カーターによって発見されたツタンカーメンの墓以外は、全て盗掘に遭っているのです。非常に残念なことに、古代エジプト時代から眠ってきた貴重な財宝たちは闇に葬られてしまいました。

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王家の谷発掘!「忘れ去られた王」とは?見出し

1922年、当時から3000年も前のものとなるツタンカーメンの墓が発掘されました。イギリスのエジプト考古学者であるハワード・カーターが、王家の谷でツタンカーメンの墓へと続く階段を発見したのです。これは世紀の大発見だと称えられました。しかも、3000年も前のものでありながら盗掘を受けておらず、ほぼ完全な墓であったといいます。

ツタンカーメンの墓を発見したハワード・カーターは、王家の谷で未盗掘の墓を探しながらも「ツタンカーメンの墓を発見する」という具体的な目標を掲げていました。ツタンカーメンは謎に包まれており「考古学者泣かせ」とまで言われていました。それでも「忘れ去られた王」の発掘は、考古学者たちにとっては一度は夢見るロマンだったのです。

ツタンカーメンは王家の谷で眠っていた見出し

ツタンカーメンは、「歴代の王名リスト」にもその名が挙げられていませんでした。しかし、それにも関わらずツタンカーメンの印章が刻まれた指輪などが時折単独で発見されていました。しかし、ツタンカーメンが実在した人物なのかどうかも確かではなく、実在していたとしても在位が短く歴史上の重要人物ではなかったと推測されるようになりました。

それでもツタンカーメンが実在したことを信じ、ツタンカーメンの墓を発見することを夢見た考古学者たちは多くいたものの、みんながその夢に破れ諦めていきました。そんな中、最後までツタンカーメンの墓があることを信じ、それを見つけるのは自分だと信じ切ったのがハワード・カーター。王家の谷に存在すると推測し、発見に至ったのです。

謎の「ツタンカーメンの呪い」の真相とは?見出し

ツタンカーメンで有名なのが、「ツタンカーメンの呪い」ではないでしょうか。世紀の大発見といわれたツタンカーメンの墓発見でしたが、それと引き換えに怪死事件が次々と発生しました。1930年までにツタンカーメン発掘に関わった22人が死亡したそうです。封印されていたツタンカーメンの墓の入り口には呪いの碑文があったといいます。

この止まらない死の連鎖に、人々は「ツタンカーメンの呪い」であると言いました。しかし真相はデタラメと誇張の数々で埋めつくされていました。そもそも、ツタンカーメンの呪いといわれる発端となった呪いの碑文ですが、そのようなものは存在しなかったそうです。22人死亡したというのもデタラメで、実際に死亡したのは1人。原因も明らかでした。

王家の谷のツタンカーメンの墓に隠し部屋?見出し

ツタンカーメンの呪いの真相はデタラメであったと明らかになりましたが、ツタンカーメンの墓でまた大変興味深い疑問が生まれたのです。ツタンカーメンの墓の発見から1世紀以上が経ちますが、この場所に再び考古学者たちが押し寄せました。2015年2月に行われたこの墓のスキャン画像解析から、壁の奥に隠し部屋がある可能性が浮上したのです。

そこに埋葬されていると推測された人物が、ツタンカーメンの母、謎多き古代エジプトの王妃「ネフェルティティ」です。ついにネフェルティティの墓を発見かと一時期騒がれましたが、数年前に行われたDNA鑑定により、現在カイロの博物館に眠るミイラのうちの1体がネフェルティティという見方もあるそうで、真相は謎に包まれたままなのです。

王家の谷の彩色壁画が素晴らしすぎる見出し

王家の谷の見どころの一つとして、「壁画」が挙げられます。王家の谷で見ることのできる壁画には、なんと彩色が残っているんです。エジプトにはたくさんの遺跡があり、壁画も共に残されていますが、その中でも王家の谷の壁画ほど彩色がはっきりと残っているものはないんだそう。王家の谷の壁画が歴史的にいかに貴重なものなのかが分かりますね。

王家の谷で見ることのできる色鮮やかで美しい壁画は、ここに多くの観光客が訪れる理由の一つでもあるのです。王家の谷でしか見れない唯一無二の大変希少な壁画なのです。王家の墓を訪れる際は、古代エジプトの人々が残したこの美しい壁画をぜひお見逃しなく。また墓によって壁画の様子も違うので、スタッフに内部の違いを聞いてから入るのがおすすめです。

王家の谷に残された古代文字も必見!見出し

壁画同様、とても希少であり王家の谷の見どころでもあるのが「古代文字」です。王家の墓で見られる壁画には、「ヒエログリフ」という古代文字が書かれており、古代エジプト時代に伝えられいた様々な知恵が伝承されています。その中の一つで特に有名なのが「冥界の書」です。冥界の書は大変貴重な古代文章として現代に存在しているのです。

冥界の書には、古代エジプト当時の風習や、唱えるべき呪文、死者をいかにして葬るか、そして故人があの世で迷わないよう進むべき方向を示すなどの内容が書かれています。ここでしか実物を見ることができない貴重な文書です。冥界の書の中には、「冥界にあるものの書」や「門の書」、「太陽神ラーへの連祷書」、「口開きの書」などがあります。

王家の谷はどこにある?アクセスもご紹介見出し

王家の谷は、エジプトの古代都市「テーベ」現在のルクソールという町に位置しています。ここでご紹介するのは王家の谷がある場所、ルクソール西岸からのアクセス方法です。王家の谷への行き方は主に三種類です。タクシー、ロバ、そしてレンタルサイクルです。タクシーとロバは高いので、暑くなければレンタルサイクルをおすすめします。

ルクソールの町のレンタルサイクルショップに行き、まずは交渉してみましょう。1日のレンタル料を聞くと、ほとんどの場合上乗せした料金を告げられるはずです。本来なら20EGPから30EGPほど(日本円で200円弱)でレンタルできるはずなので、なんとか粘って交渉するようにしましょう。西岸から約8.5キロ、1時間半程度のサイクリングで到着です。

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世界的に有名な歴史地区、世界遺産の宝庫である「エジプト」は、世界中から多くの観光客が集まる大人気観光地です。特にエジプトの首都である「カイロ」やその近郊には見応えのある世界遺産が満載。エジプトの歴史地区、首都カイロで世界遺産を堪能してみてはいかがでしょう。

王家の谷の入場料金は?見出し

最後に、王家の谷の入場料金について見ていきましょう。王家の谷への入場料金は、一般料金と学生料金に分かれています。一般の入場料金は80EGP。2017年8月時点では日本円で約500円程度になります。また、学生の入場料金は40EGPと、一般の入場料金の半額となり、日本円でいうと約250円程度になります。身分証を持って行きましょう。

王家の谷の入場料金とツタンカーメンの墓の入場料金は別で支払う必要があります。ツタンカーメンの墓の入場料金についても併せてご紹介します。ツタンカーメンの墓の入場料金も、王家の谷の入場料金と同じく、一般料金と学生料金に分かれています。一般の入場料金は100EGPで日本円で約620円、学生の入場料金は半額の50EGP、日本円で約310円です。

古代エジプト遺跡!王家の谷へ行ってみよう見出し

いかがでしたでしょうか。エジプトのルクソールの町で、古代エジプトの新王国時代の王たちの墓が集まる「王家の谷」。かの有名なツタンカーメンをはじめ、多くの王家の人々が眠る岩窟墓、王家の谷の見どころや場所、入場料金などをご紹介しました。死者の復活再生を願って造られた、かつての王家の墓をぜひ一度見に行ってみてはいかがでしょう。

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