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エジプトの壁画!神話の神や謎の文字!実物を見に行く前の予備知識!

エジプトの壁画!神話の神や謎の文字!実物を見に行く前の予備知識!
投稿日: 2017年8月10日最終更新日: 2020年10月7日

エジプトと聞いて誰しもが思い浮かべるのが、ピラミッド。そのピラミッドや遺跡に遺る、古代エジプト文明の謎を紐解く鍵となる数々の壁画には、たくさんの神話が描かれています。神話の知識を備えて実物の壁画を見ると、より深くエジプトを知れ、より充実した旅行になりますよ。

謎に惹きつけられるエジプトの壁画の魅力見出し

エジプトと聞いて思い浮かぶのはピラミッドやスフィンクスという人が多いのではないでしょうか。四大文明の一つ、エジプト文明が栄えたこの地には古代文明の遺跡が多く残っていて、遺跡の壁画には文字や絵で神話や古代の神、風習が描かれています。謎も多く、見る人を引き付けるエジプトの壁画の不思議な魅力を紹介してきます。

日本からエジプトへ直行便は出ているのか?見出し

かつては日本からも直行便が出ていましたが、残念ながら現在は運休中です。日本からは成田や羽田、関空からドバイ経由でカイロ空港に行くことができ、フライト時間は11時間17分とされています。他にもアジアやヨーロッパ、中東経由でエジプトへ入国することができます。ちなみに、時差は7時間で日本の方が進んでいます。

エジプト航空は2013年以来運休している首都カイロと東京を結ぶ直行便を2017年秋から再開すると発表しました。直行便の再開は嬉しいニュースです。さて、エジプト観光、特に遺跡や王家の谷をメインにと考えている場合は、カイロから更に飛行機で一時間程のルクソール空港を目指しましょう。ルクソールはナイル川を挟んで東西に見どころがあり、全ての遺跡が世界遺産という、歴史遺産好きには夢のような地区です。

エジプトの首都カイロ観光おすすめ7選!歴史地区で世界遺産を堪能! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
エジプトの首都カイロ観光おすすめ7選!歴史地区で世界遺産を堪能! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
世界的に有名な歴史地区、世界遺産の宝庫である「エジプト」は、世界中から多くの観光客が集まる大人気観光地です。特にエジプトの首都である「カイロ」やその近郊には見応えのある世界遺産が満載。エジプトの歴史地区、首都カイロで世界遺産を堪能してみてはいかがでしょう。

神話と神秘の古代遺跡とピラミッド見出し

ピラミッドが王の墓という事実は誰もが知る有名な話ですが、エジプトにはピラミッド以外にも古代遺跡が多く、その全てに神話に基づいた壁画が描かれています。古代エジプト人の生活がいかに神や神話を重んじて生活していたのかがよく分かりますね。そんな古代遺跡には人々を惹きつける謎が多く、未だに研究対象となっています。

エジプトのピラミッドの場所は?謎の古代遺跡を見に行こう!その行き方は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
エジプトのピラミッドの場所は?謎の古代遺跡を見に行こう!その行き方は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
エジプトの首都カイロ近郊のギザには有名な三大ピラミットがあり、エジプトのシンボルになっています。エジプトには、約140基のピラミッドが発見されており、世界遺産になっています。謎に満ちた古代遺跡である 巨大建造物ピラミッドの場所や行き方について、ご紹介します。

神々が織りなす古代エジプト神話見出し

エジプト神話

エジプト神話は自然を神とする多神教の世界観で、およそ3000年の間に何度も変容を繰り返したとされます。一般的にはヘリオポリス神話をもとに語られることが多く、地区によって信仰の対象となる神に違いが出るという特色があります。日本神話やギリシャ神話同様、神々同士が婚姻を結び、新たな神となる子を生み増やしたり、愛情や嫉妬など感情で行動する神々が多く描かれています。

エジプトの神話の九柱

エジプト神話では創世神話に関わる神と女神合わせて九神をエジプト九柱と呼びます。特に原初の丘ヌンより出たアトゥム神は神々の筆頭格で、天地創造の神とされ、アトゥム神が大気の神と湿気の神を生み、更にその2神から大地の神と天空の女神が生まれ、天地が想像されたといわれています。

太陽神ラーや女神イシスの名は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ラーもヌンから生まれたとされ、後にエジプト九柱のアトゥムと習合し、エジプトにおいて最も重要な神として崇められるようになりました。イシスはラー・アトゥムの子孫で豊穣の女神であり、又、玉座を神格化した女神ともされています。

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アスワンハイダム(エジプト)は世界遺産発祥の地!周辺観光スポット紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
かつて、エジプトのナイル川の洪水をコントロールするため「アスワンハイダム」が造られました。これにより多くの貴重な遺跡が水没の危機に陥りましたが、ユネスコなどによってその危機を免れました。世界遺産発祥となったアスワンハイダムと周辺の観光名所をご紹介します。

壁画に綴られた文字ヒエログリフ見出し

壁画に刻まれる文字はエジプトの古代象形文字、ヒエログリフです。古代エジプトではヒエラティック、デモティック、ヒエログリフといった3種類のエジプト文字がありましたが、エジプトの遺跡に多く使われているのはヒエログリフです。19世紀にロゼッタ・ストーンが解読されたことで壁画の文字も読めるようになりました。

1799年、ナポレオンがエジプト遠征中にフランス軍兵士がエジプトのロゼッタで発見したロゼッタストーン。ヒエログリフとデモティック、ギリシャ文字の3種類の文字でほぼ同一の文章が書かれていると推測され、1822年に解読されました。現在は大英博物館で展示され、最も人を集める展示品とされています。

壁画に描かれたエジプトの神話見出し

ピラミッド内部や遺跡の壁画には文字と共に鮮やかな色彩で神々の姿が描かれています。自然崇拝の多神教である為、生活の全て、生命の全ては神の恩恵という考えから、様々な神々がその力を表現している様子が細かく記されています。それだけ当時の人々にとって、神という存在は近く、絶対であったのです。

現地エジプトでは知名度が低いにも拘らず、なぜか日本で人気が出ているエジプト神話の神がいます。それが、オシリス神の敵を排除する役目のメジェド神。不思議なことに数多いる神の中、この神だけが唯一正面の構図で描かれています。他の神とは異色の様相は一部のネットユーザーの目を引き、今やゆるキャラ扱いとなっています。

壁画に描かれたエジプトの生と死見出し

アヌビス神の神話

ジャッカルの頭部をもった半獣の神、アヌビス神は冥界の神です。ミイラづくりの神とも言われ、ピラミッドの壁画には必ず描かれています。アヌビス神は母の不義によって身ごもったとされ、父であるオシリス神が義父セト神に殺された際はオシリス神に防腐処理を施しミイラにしたという神話が残っています。

セトとオシリスの神話

セト神とオシリス神は兄弟で、どちらも力の強い神として信仰されてきました。オシリス神は生産や穀物を育てる豊饒の神として人々から絶大な支持を得ましたが、それを妬んだ弟のセト神に殺害され、遺体をバラバラにされてナイル川に流されました。それを女神イシスが拾い集め、アヌビス神と共にミイラにして復活させたという神話があります。

神話から見る死と再生

神話において、最初にミイラとして復活したのはオシリス神です。古代エジプトでは、オシリス神が復活したように、死者は甦るという考えからミイラが作られました。もちろん、誰もが復活できるということではなく、復活を許されたのは王や権力者のみ。死を経験し、再び甦ることでオシリス神の復活をなぞり、その力を得られるという考え方から、当時は神話と歴史が混同していたということが分かります。

復活をテーマにした壁画には必ず描かれる昆虫があります。それが、ふんころがしです。ふんころがしが自分の卵の入った糞を転がし、その卵が孵化する様子が太陽が昇って沈むサイクルと似ているとされ、太陽は生命という概念から、ふんころがしが死と再生の象徴となったのです。ふんころがしのスカラベは古代エジプトで幸運の護符として人気があったそうです。

なぜエジプト人は壁画を描いたのか見出し

単に、当時は紙が貴重で、紙に書いて残すという術がなかったという理由もありますが、巨大なピラミッドや遺跡細部に渡って、事細かに描かれた壁画には権力者の力を誇示すると同時に、神々やその教え、当時の生活を後世に伝える役目があったとされています。確かに私たちは、壁画を解読することでエジプトの神話や歴史を知ることができています。

壁画に描かれたオーパーツ見出し

ピラミッドや古代遺跡に謎の壁画が描かれているというニュースを耳にしたことはありませんか。実はエジプトの壁画にはオーパーツと噂される図形がいくつも見つかっていて、中には発見を機に封鎖された遺跡もあるそうです。有名な物を挙げればホトハル神殿の電球の壁画や、アビドス遺跡の戦闘機などがあります。3000年以上も前になぜ電球や戦闘機が描かれていたのか、その謎は未だに解明されていません。

研究者によれば、このアビドス遺跡の壁画はただのヒエログリフで、度重なる書き直しによって戦闘機のように見えているだけだというのですが、本当にそうでしょうか。書き直しによる重なりや、自然による浸食によって欠けた影響で、偶然とはいえこんなにも酷似した図形になったのは不思議でしかありません。

謎の壁画は宇宙人からのコンタクトか見出し

壁画の中にはゴジラやリトルグレイと認識される物や、先に挙げたオーパーツに見える物も多く発見されています。ロゼッタ・ストーン解読後、壁画に描かれた内容も解読されてきてはいますが、これら不可解な図形や絵も多く、ネットでは古代エジプトと宇宙人との接触を推測する書き込みも多くみられます。

エジプトの壁画、オーパーツと検索すると、必ず宇宙人というキーワードが上位に上がってきます。古代遺跡に宇宙人の接触の痕跡が残っていたとしたら、今までの私たちの歴史の常識が全て覆されることでしょう。ネットで騒ぐ反面、研究者や政府の否定的公式見解がはっきりとしないだけに、想像が大きく膨らみます。件の壁画をこの目で見たくなりますね。

壁画に描かれた古代エジプトに夢を馳せて見出し

以上、エジプトの壁画について調べてみましたがいかがでしたか。歴史に神話が深くかかわっていたからこその文化がそこに描かれています。更に、古代エジプト人が祈りと願いを込めて刻み綴った壁画には、神話や当時の様子の他に、不思議な図形も多く残されていることが分かりました。古代エジプト人の遺した謎を、ぜひその目で確かめてみて下さい。

投稿日: 2017年8月10日最終更新日: 2020年10月7日

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